カテゴリー「 外岩⑤その他」の31件の記事

2023年10月 9日 (月)

初!甲府幕岩 23年10/7-8

I根くんと初めましての岩場、甲府幕岩へ。

金曜日の夜7時半に出発、岩場近くの道の駅でテン泊。翌朝6時過ぎに出発して岩場到着が7時頃。

ほとんどアプローチがないのが本当に助かる。

土日祝の3連休だが、天気予報では日曜日の午後から後はずっと雨予報。つまり1日中ゆっくりクライミングができるのは、この土曜日だけ。


まず最初に1番奥の“山椒王国”エリアへ。岩場はとても寒かった。今季初めてカイロを使った。

アップで“森であそぼう5.10cd”を登る。これが意外と悪い。岩も冷たい。途中テンション入れよう思ったけど、遠征最初からテンションもなんなのでがんばって登った。

次はI根くんの宿題、“トカゲ北上中5.11bc”。

こちらもがんばってMOS。体も温まってきたし、気温も上がってきた。


さて、いよいよこの遠征、目標の一本“爆弾低気圧5.12a”。

めっちゃドキドキしながら登ったけど得意系やった。無事マスターオンサイト!やった!

11bcと12aのオンサイトという出来過ぎのスタート。しかし快進撃もここまで。同じエリアの“パストラル5.12a”をトライしたが、左の人差し指が割れて血まみれに…

“パストラル”は出だし苦手なボルダーだったので早々に敗退…

I根くんも宿題の“トカゲ北上中”をRPしたので場所変更、“メルヘンランド”エリアへ移動。この頃はもう日が出て寒くはなく、登っているとむしろ暑いくらい。


メルヘンランドでは“アフリカ象が好き5.12a”をトライ。このルートも来る前から登ってみたいと思っていた。

もちろん、オンサイトを狙っていたがさすがに二匹目のどじょうとはいかず、下部核心でフォール。

上部も難しく、1便目はテンテンになった。

2便目は結構順番待ち。人気ルートらしく3人ほどトライしているし、隣の12cルートともかぶっている。2便目も登れず。

3便目を出そうとルート下に行ってみると、はて、誰もいない。あれ?さっきは混んでたのに?まあいいや、これ幸いとトライ開始。

登り始めてなんで誰もいないのか解った。午後の太陽に照らされてめちゃ暑やった。安定してない下部を3回くらいやり直してようやくRP。

いや〜暑かった…登れて良かった。


この後“ジューンブライド5.11c”をMOSし、隣の“豊穣の森”エリアへ移動。

もう午後も遅い。私は“ナイトミュージック5.12a”をトライ。

オンサイトは逃したが手応えは掴めた。

薄暗い中2便目、ラストトライ。ワンデイで12aを3本、と目論んだが、ルートミスした上、やはりもう腕も指も終わっていてフォール。残念!


その頃には他のクライマーはあらかた帰ってしまっていた。16時半、撤収。

夕食をトンカツ屋で済ませ、コンビニで買い出しをして宿へ。一泊4000円くらいでリーズナブル。おっちゃんは話し好き。


翌8日、日曜日。

予報では午後3時頃から雨。この日も早くから出発。かなり早く(7時半)に到着したが、駐車場は結構埋まっていた。

やはりみんな今日の午後と明日は雨で登れないとみこしてのことだろう。

この日は昨日の続き、“豊穣の森”エリアに荷物を置く。

アップで“WORK ON 11a”を登ったがこれがまた意外と悪くいきなりフォール。左手指の爪の下を擦りむいてしまった。これで左手指は腹側ぱっくり、背側擦り傷で両面血まみれである。

悔しいのでヌンチャクは回収せず2便目でRP。


そういえばこの後くらいにSNS繋がりのMiyukiさんが声掛けしてくれた。少しだけやったけどお話しできて良かった。


さて、昨日の宿題“ナイトミュージック 5.12a”へ。

これが拍子抜けするくらいあっさりとRP。やはり昨日の夕方はかなりヨレてたんやと思う。

これで12aが3本登れ、この遠征での目標は達成。

すぐ隣で陽気な方がトライしていた“ア・ラ・ポテト5.13a”を勧めてくれたので記念におさわり。

もちろんテンテンやったけど、面白かった。


この後は“甲府の軟派師12ab”をトライしたが、長いルートの割に実質最後の3手だけ、もちろんその3手は割れた指にはとても厳しく敗退。

ヌンチャクの掛かっていた“安近短5.12ab”をトライ。

こちらも出だしボルダーだが、先ほどの軟派師よりはマイルドでしかも左手酷使率が低い。

なんとか3便かかってRP。

最後に“ジベリングス5.11d”をトライしたが登れず。む〜悔しい…!

3時、予報通り雨が振ってきて撤収。


クライミング後は焼肉店に行ったが混んでいて結局前日と同じカツ屋さんへ。

翌朝、やっぱり雨だったけど、未練たらしく岩場へ向かう。しかし雨脚がどんどん強くなり、ダート路に入る所で諦めて帰ることに。


帰りは時間がたっぷりあるのでのんびりドライブ。I根くんとおしゃべりしもってゆっくり帰りました。

I根くん、ありがとね。とても楽しかった。また行きましょう!

 


10/7

森であそぼう5.10cd MOS

トカゲ北上中5.11bc MOS

爆弾低気圧5.12a MOS

パストラル5.12a☓

アフリカ象が好き5.12a RP

ジューンブライド5.11c MOS

ナイトミュージック5.12a☓

10/8

WORK ON 5.11a RP

ナイトミュージック5.12a RP

ア・ラ・ポテト5.13a☓

甲府の軟派師5.12ab☓

安近短5.12ab RP

ジベリングス5.11d☓

2023年9月 4日 (月)

瑞牆山カサメリ沢 23年9/1-2

山岳会の合宿で瑞牆山へ。

会の合宿なんてめっちゃ久しぶり!何年ぶりやろ?企画・取りまとめしていただいたI田さんには本当に感謝!

久々の合宿に多数参加。先述のI田さんに会長mayumiさん。秀さん、K西さん、N川さん、谷やん、みゆさん、N田くん。あと新人のI根くん、会員外やけど名誉顧問?のKさん。私チョリオを含めて総勢11名。

車3台に分かれて大阪を夜中に出発。

現地キャンプ場に朝6時頃に到着。今回の合宿は各々が高い目標と志を持って、各々のエリアへ。

フェイスクライミング、ボルダリング、トラッドクライミング、登山。

…まあ…まとまりがない、とも言えるけどな、、、


私は当然、カサメリ沢へ。コセロックの10台でアップした後、秀さん、N田くん、チョリオはオランジュ岩へ。I根くんとKさんはコートダジュールへ。K西さんは…残念ながらアプローチ敗退となってしまった。

カサメリ沢は2度目だが、オランジュ岩は初めて。このエリアを選んだのは“ギャラクシアン5.12a”をトライしたかったため。

1ヶ月半程前に膝の手術をして、まだ外岩で12のトライをしていないのと、先日星田でギックリ腰になってしまい、まだなんとなく怪しい感じ?というわけで、ホントは強度を落としていっぱい登る、にしようかとも考えていたのだが、せっかくのカサメリ沢、恐らく年に一度くらいしか来れないのだから12もトライしてみたい。

そんなことを思いながらトポを眺めていると「ギャラクシアン5.12a・35mのロングルート」というのが目に入った。長〜いルートなら核心部もたぶんそんなにキツくないかも?でコレに決めたのである。


オランジュ岩に着いてルートを見る。我々以外誰も居らず尋ねることができないので、N田くんとトポを見ながら同定、たぶんコレがギャラクシアン、だろう、と。とりあえず登ってみる。

ヌンチャクをいっぱい持って登り始める。最初はカンタン。気温も私にとっては肌寒いくらいだったので長袖を着ていたが、登ってるうちに暑くなってきた。

ボルトが2つ打ってある中間点に到達。35mのルートだと終了点から60mロープで降りられないのでここで結びかえるんやろな。

中間点は大レストできるので休みながら振り返って朝の景色を眺める。(ああ、やっぱ山はいいな)とか思いながら、先程からの不安が頭をよぎる。

(このルートはギャラクシアンではなくて隣の10cではないか?)

たしかギャラクシアンの右隣のルートが“ちちくりマンボウ5.10c”。別に10cでもええねんけど、しかしまあ、なんてルート名や…

どんどん登る。ちょっと難しいとこも出てくるけど(10c言われたら10cくらい?)な感じ。とうとう終了点が見えてきた。あと2ピンくらい。

さすがにオンサイトを意識する。12aのオンサイトはまだ2回(やったかな?)、13のRPより少ないのだ。

しかし意識の片隅では(この後めっさ簡単やったらたぶんちちくりマンボウ)って考えてた。

が、その考えは杞憂に終わる。フツーにフォールした。しばし呆然とした後、落ちた箇所をまたやってみる。(うん、ちゃんと難しい。)オンサイトを逃した悔しさと10cではなかった安堵が入り混じった複雑な気分だった。

その核心部のムーブを作り、2回練習してできそうなのでそのまま登る。その後終了点までは大丈夫、いや、アンダーがちょっと腰に悪そうやったな。


2便目。たぶんRPできそうな手応えはあったけど、なにぶん外岩の12RPは蝙蝠谷のカンテ以来。加えて年に一度しか来られない遠征とあってガラにもなく緊張しているのが自分でも分かった。ハイ、核心でフォール…

1便目と同じ所で落ちた。ちょっとムーブの確率が悪そうなので他に試してみるとすごく簡単に行けるムーブが見つかった。(コレが1便目に解っていたら…)なんて思うがこれが私の実力。


3便目。もう行ける、の思いがさらに身体を固くする。さっきまで問題なくクリアしていた箇所で落ちそうになる。しかも2度。(丁寧に丁寧に)の思いでゆっくりレストするが、それがリズムを狂わせているような…それでもなんとか核心部までたどり着くが、三たび、核心でフォール…

(なんでやねん!?)

さっきあんなに簡単なムーブやったのに!?

やってみるがやはりカンタンだった。なんでできんかったんやろう?腕が張った状態でやっても余裕でできた。


4便目。本日のラストトライ。

もうなんだか登るのがイヤだった。なんやワカランけど、たぶんまた登れない、の思いがあった。

それでもコレしか登るのがないので登り始める。さっきは丁寧に、と思ってたがそんなことを考えずグイグイ登った。

レストできる所でもほとんど休まずどんどん登る。アホな私でもさすがに3回登ってるのでだいたい覚えている。

核心部手前に着いた。ここはレストもできる。フゥと息をつく。腕はまあまあ張っているがパンパンな程ではない。6割ほど。

(また落ちるやろな)3回同じ所で落ちてるので全然自信がない。が、さっきあんなに簡単にできたことも思い出す。

もう、なんやわからん。(エイッ)とムーブを繰り出す。

やっぱり簡単やった。ほぼノーダメージでクリア。(やったで!?)後は楽、なハズ…


さっきまでグイグイ登ってたのに急にまた緊張してきた。

核心の上は簡単だったのと腰に悪そうだったので、最初の一回しかやってない。加えて終了点まで登ると1回のロワーダウンで降りられないので面倒だったのだ。

腰に悪そうなアンダーをこなしてガバを掴んだ。ああ、終了点に着いた!

やった〜!登れたで〜!!

嬉しいのはもちろんだが安堵の気持ちの方が勝っていた。


1日目のクライミングはこれで終了。撤収後、ナナーズで買い出し、その後にお風呂。

お風呂屋さんでは意外な方からのお声掛けがあった。初めましてだったのだが会えて良かった。


キャンプ場に戻って宴会!我々が一番最後だった。

久しぶりの会の宴会は本当に楽しかった。改めて参加できて良かった!



翌朝は5時に寒さで起きた。昨晩は気持ち良かったのでテントに入らずにそのまま外で寝たのである。

しばらくもぞもぞして、出発準備。6時過ぎに出発して再びカサメリ沢、オランジュ岩へ。

ギャラクシアンにヌンチャクが掛かったままだったので、アップがてら回収。

アップなので休み休み登るはずだったが、ノーテンで登れた。しかもほとんど力を使わずに。

思えばやはり、前日は知らず知らずのうちにかなり力んでいたのだと思う。RPのプレッシャーがなくなるとこんなに力が抜けるとは。

そういえば近年クライミングで筋肉痛はほとんどならないのだが、この日の朝は久しぶりにあちこち筋肉痛だった。


幸先良いスタートでこの日はこの後、I根くんに付き合ってコートダジュールへ。

私は初めてのエリアだが、I根くんはここの“怒涛のレイバック5.11b ”という課題が宿題らしい。

曰く(カサメリで一番面白いイレブン)だそうで、それはやるしかないやろ。

弟子のI根くんが先ずトライ。何度かトライしているだけあってムーブが洗練されている。

あれよあれよと登っていき、見えなくなったと思ったら「テンション!」のコールがあったので「おお〜!ナイス〜!」と返したのだが、実はゴール手前でヌンチャクを掴んでしまったとのこと。

降りてきてすごく悔しそうだったが、次の便で登れるやろ、思ったら本当にRPした。

弟子の成長は私も嬉しい。少し前後するが、師匠としてもええところを見せないと。

11bならオンサイト、と意気込んだが中間部でフォール…2便目は出だしで早々フォールしてビレイヤーのI根くんを驚かせてしまった…ゴメン。

ええところは見せられへんかったけど3便目でRP。たしかに面白いルートだった。


この後コセロックへ移動。会員のみんなもいた。この日は全員カサメリ沢だったようだ。

私は“医者の娘”というルートをやってみたかったが混んでいるようなので、“ワニワニワニ5.11b”にトライ。

ヌンチャクの持ち主はなんとNヤさんだった。こんな所で会うなんて。他にもトライされる方がいるらしく、待っている間に空いている“なべおさみ5.11a”をトライ。

エリアの端っこにあって4ピンの短いルート。

少し悩ましい箇所があったけどクリアして無事にMOS。

隣のルートが“なべやかん5.12a”だそうで、俄然欲が出てきた。

降りしなにヌンチャクを掛けてホールドを確認。

少し休んでトライすると登れてしまった。

1便目だがオンサイトとかいうのはおこがましいな…2便目ってことにしとこかな。


ひょんなことで2本目の12aが登れてホクホク、この調子で“ワニワニワニ”もオンサイト!

と意気込んでトライしたもののゴール直前でフォール…やっぱりオンサイトは難しい。あと5cmくらいやってんけどな…

2便目で完登し、この日の〆となった。他のメンバーはほとんど戻ってしまっていて、我々もテント場へ戻った。

テントを撤収し、昼過ぎに出発。大阪には8時頃に帰れた。


今回は久しぶりの合宿で、人数も多く取りまとめが大変だったと思います。企画のI田さん、ありがとうございました!参加のみなさんもお疲れさまでした。ありがとうございました!

またぜひ行きましょうね!


トータルリコール5.10b MOS

ギャラクシアン5.12a RP(4便)

怒涛のレイバック5.11b RP(3便)

なべおさみ5.11a MOS

なべやかん5.12a RP(2便)

ワニワニワニ5.11b RP(2便)


2023年5月15日 (月)

初!佐久志賀の岩場 23年5/13-14

天気予報は雨。ダメ元で行ってみた。

初めましての岩場、佐久志賀の岩場。

大阪を0時に出発、6時過ぎに到着。

受付で料金を支払い、一番奥の「たそがれエリア」へ。


パートナーと運転を交代しながら、少しは助手席で眠ったけれど、ほとんど徹夜。

それでも予報で昼から雨だったので無理やりテンションを上げる。

“道しるべ5.10a”と“万華鏡5.11a”でアップ。

お目当ての“ブラックバード5.12a”へ。

大阪ではかなり暖かくなってきたが長野県の朝はまだかなり寒く、分厚いスエットが脱げず。また身体もまだまだ固い。

膝の調子も悪いし腰をやってしまって土日をフイにしてしまうのも馬鹿らしいので、ヌンチャク掛けを優先で。

出だしの悪いのを抜けて、クリップを重ねるうちにスイッチが入り、徐々にエンジンがかかり出す。

ルートの半分を過ぎた頃には、気楽にヌンがけ、なんて気持ちは消し飛んでオンサイトモードに。

結局最後まで登り切り、無事MOS!

(おお!?マジか?いきなり出来過ぎやな)

パートナーもマサカと思ったらしく油断して動画撮り損ねました、とのこと。本人がびっくりしてるんやからそらそうやろな。


次は“誰そ彼 5.12a”をトライ。

こちらは3ピン目でフォール、オンサイト失敗。

2便目できっちりRP。面白いルートだった。

この“誰そ彼”とさっきの“ブラックバード”が今回、私の目標だったのだか、早々に登れてしまった。出来過ぎもいいところ、運を使い果たして帰り運転で事故るんちゃうか?思ってしまう。


次は“スパイシーキャロット5.12b”。

“ブラックバード”の隣のルートで、ブラックバード回収時にヌンチャクを掛けている。

そしてなんとこの“スパイシーキャロット”もオンサイト!核心部で文字通り右往左往したのだが、粘りに粘っての完登。すごく嬉しい!

12bは私のオンサイトグレード、今回で二度目。


1日で12を3本も登れるなんて。嬉しい反面、傷めている左膝がだいぶ痛くなってきた。

グレードを落として看板ルートという“イエローキャット5.11c”にトライ。

順調に高度を上げてもうすぐOS、という時にフォール。左足で乗り込む時に膝の力が“フニャ”っと抜けてしまった。

2便目で確実にRP。左足での乗り込みは一切使わず。人気ルートというのもうなずける楽しいルートだった。


この時点で13時半頃。先程から小雨が降り出してきていてこの頃には雨脚が強くなってきた。また二人共ほぼ徹夜でそろそろ限界。撤収することに。

予約しておいた宿に入り、私はすぐにベッドで眠ってしまった。

18時に目が覚め、近くのラーメン屋さんで夕食、ドラッグストアで買い出し。

翌日も予報では雨だが、それほど強くは降らなさそう。雨の時はカサメリ沢へ転戦を考えているが、明日の朝に決めることにした。


翌朝6時。曇っているが雨は降っていない。地面もそれほど濡れておらず、アメダスで確認したら夜の間の降水量は2mmだけだった。

これなら登れそうなので再び佐久志賀の岩場へ。

前日とは別の「奥の奥の院エリア」へ。壁は乾いている。やった!

“不対5.10c”と“ただしいおじさん5.11a”でアップ。

“ドリームパーソン5.12b”へ。出だし難しく、何度もやり直して抜けたのだが、その上も難しい上に左足での乗り込みが連続で出てきてギブアップ。

前日の酷使で左足への荷重がほとんどできない。


隣の“花もも5.12b”をやってみると、こちらも出だしが難しいけれどなんとか登れそう。

出だしを何度か練習し、その上はヌンチャクを掛けながらそのままRP。登れて良かった!

私の気力はこの時にほとんど売り切れ、隣の「奥の院エリア」を見学。

そこで“君といつまでも5.11c”はMOSできたが、隣の“ケイジ1 5.11d”は気持ちも入らずフォール。

ここでクライミング終了。

片付けて一路大阪へ。もちろん事故らないように安全運転で。

今回は雨で登れないかもしれない、ダメ元での遠征だったが、結局2日間いっぱい登れたし、二人共お土産もいっぱいもらえた。

付き合ってくれたパートナーには本当に感謝。ありがとうございました!またよろしくお願いします!


5/13

道しるべ10a MOS

万華鏡11a MOS

ブラックバード12a MOS

誰そ彼12a RP(2便)

スパイシーキャロット12b OS

イエローキャット11cRP(2便)


5/14

不対10c OS

ただしいおじさん11a OS

ドリームパーソン 12b☓

花もも 12b RP

君といつまでも 11c MOS

ケイジ1 11d☓


2023年1月23日 (月)

初!鷲頭山 23年1/21-22

温故知新。
古きをたずねて新しきを知る。
この国のフリークライミングの黎明期、初めて“5.12”のグレードがつけられたルート、“ジェット”。
初登は1984年の1月らしい。ちょうど40年前。
それを知って登ってみたくなった。いにしえのクライマーが感じたことを、私も少しだけでも、断片でもいいので感じてみたい!
そんなわけで“ジェット”のある伊豆・鷲頭山へ!


お付き合いいただいたのは秀さんとI根くん。

土曜日の夜中に出発して岩場に9時到着。

早速“マンボウ5.10a”でアップ。MOSできたが、出だしから気持ち悪く、ちょっと危なかった。

もう一本アップで“ETハング5.11a”。こちらは人気課題なのかホールドが分かりやすくて登りやすかった。楽しいルート。MOS。
さて、いよいよ“ジェット5.12a”にトライ。(オンサイトしたる!)と内心思っていたけど、3ピン目であえなくフォール。
なんとなくムーブとホールドを決めながらヌンチャクを掛けたけど、(スラブ難しい…)心の中ではかなり後悔していた(やっぱり城ヶ崎にしとけば良かった…)
ジムで一週間「垂壁強化週間」とかバランシーな課題ばっかり登ってたけど所詮付け焼き刃。
先人恐るべし。2便目も核心でフォール。上部の核心もムーブ変えた。
久しぶりのカチ持ち連続で指が痛い。時間的にも何便も出せない。次の便で決めたい。決めないと…という感情はやはりマイナス。気負い過ぎて早々にフォール。指温存のためにすぐに降りる。
夕刻。他の二人はもうクライミング終了。私のラストトライ。
出だしからちょっとおかしい。指の疲労で距離が出にくい。危うくフォールしそうになった。
でも逆になんだか吹っ切れた。大事に慎重に、は捨てて大胆に攻める。核心は本当に落ちたかと思ったが不思議と耐えていた。

でかいアンダーでレスト。ここから上部。少し進んで上部核心。さっき変えたムーブがはまり突破。(やった!)後は簡単。

ふう、と息を吐き、左を向くと夕暮れの海が見えた。すごく綺麗だった。なぜか不意に涙が出そうになった。
今回の遠征も休みの調整やパートナーの確保、宿の手配やら車の手配。他様々な調整。秀さんが参加してくれたらとても助かる。ほとんどのことは解決する。
普段はそんなことは思わない。むしろ楽しんでさえいるのに何故かこの時、急に(大変だったな)という思考が巡った。
たぶん、こういうことは、純粋に“5.12aのルートを登る”ことよりも大変なのかもしれない。いや、私の場合(他の人も?)こういうことも全部ひっくるめて“5.12aのRP”なのだろう。
ごちゃごちゃいろいろ考えてしまったが、さっさと登ってメシ行こう、と切り替える。が、しかし。なんということ、さっきまでの思い切りはどこへやら、急に大事に慎重に思考に変わり、しかも思っている以上に指と足が疲労していてなかなか進めない。

カンタンな箇所のはずが(落ちたくない)の気持ちが強すぎ、這々の体でようやく終了点。先人の苦労が少しだけ味わえたような気がした。いや〜疲れた…


クライミングを終え、やたら陽気なおばさんのいる宿で宿泊。3人で少し宴会。秀さんもI根くんもイレブンが登れて上機嫌。


翌日は8時に岩場へ。土曜日は我々の他は2パーティだけだったが、この日はかなり混雑していた。
前日の“マンボウ”が気持ち悪かったので、アップルート(グレード?)でアップを済ます。
秀さんが“ギヴ・マインド・トゥ5.11a”にトライというので私もやってみる。が、これが難しく、2ピン目で早々にテンション。その上も難しい上に最上部は超ランナウト。11cくらいでは…?

ちなみに秀さんはこの後ギヴマインドトゥを見事RPしていた。すごい!


さて、私はこの日の目標“コズミックダンサー5.12a”へ。

下部4ピン目までは前日の“ジェット”と同じ。ジェットはそこから右上するが、コズミックダンサーは直上する。
相変わらず核心は難しく、フォールしかけた。アブネ…。上部のオンサイト部分も細かく難しかったけどなんとか落ちずに登りきれた。1便目でRP!(さすがにオンサイトとは言えない)


次に“スーパージェット5.12a”。こちらは上部がジェットと同じ、下部を右カンテを使って登るルート。
こちらは1便では登れず2便かかったけど、無事にRP!


昨日の朝はスラブが難しくてあまり楽しくなかったのに、いつの間にか楽しくなってた。時間の経つのも早い。もうラストトライ。I根くんがRPした“ETハングダイレクト5.11c”をやってみる。

核心までは前日のETハングと同じ。ハング部を直上が核心。最後の1手まで迫ったがあえなくフォール!有終の美を飾ることはできなかった。でも大満足の2日間だった。

今回も車を出していただいた秀さんにはすごくお世話になりました。感謝。I根くんもいろいろ気を遣ってくれた。ありがとう。

本当に楽しい2日間だった。また行きましょう!

2023年1月10日 (火)

初!城ヶ崎・シーサイドロック 23年1/7〜9

みなさま、明けましておめでとうございます。今年の初投稿ですね。今年の正月は例年以上に厳しい勤務でした。それだけにこの三連休はとても楽しかったです。

例年なら城山に遠征なのですが、今年は同じ伊豆でも城ヶ崎に行ってみることにしました。

こちらも暖かく、また楽しい岩場だという噂。以前から是非とも訪れてみたかった。


その念願が叶い、秀さん、I田さん、みゆさん、谷やん、I根くん、チョリオの6人でいざ城ヶ崎へ!

7日の早朝に集合、6時間かかって伊豆へ。岩場に到着は昼の1時。

ものすごく混雑する、と聞いていたが、それほど混んでおらず、懸念していた懸垂下降もスムーズに済んだ。

さっそく先に岩場におられた方々に課題名を教えていただき、ルートの同定。まずは“ティンカーベル5.10b”でアップ。

10bにしては難しく感じたが(常連さん曰く派生の11bに寄り過ぎて難しくなったそう)初めましての岩場で印象を悪くするのも嫌だったので頑張ってMOS。

もう一本アップをしたかったが、あと2時間ほどしか時間がなかったので、今回の目標ルート“アイロンヘッド5.12a”へ。

やや緊張しながらOSトライ。1ピン目をかけたところでチムニーにヘルメットが挟まって抜けなくなり、敢なくトライ終了…

その後はヌンチャクを掛けながら登ったが、途中と最後が難しく、ヘルメットが挟まってなくてもオンサイトは無理だった思う。

2便目はもう4時前で、私以外のメンバーは片付け始めていた。

夕日の中でトライ。傾斜の強いルートだが、ガバなのでグイグイ登っていく。しかし最近強傾斜は登ってないのですごくしんどく感じる。なんとか最終ピンまでやってきた。

さっき解読したばかり、うろ覚えのムーブをなんとかこなしたかったのだが、右足が上がりきらずにフォール…残念。


岩場を後にし宿へ。今回は貸別荘を借りてみた。とてもいいところでしかもかなり安かった。I田さん、みゆさん、谷やんとは本当に久しぶり。とても楽しく過ごせた。


翌8日、9時頃岩場に着いた時にはかなりの人出だった。適当なアップルートが空いてなかったので、この日も“ティンカーベル”でアップ。

早速昨日ヌンチャクを掛けた“アイロンヘッド”を、と思ったが他の方に先を越された。1時間ほど待ってようやくトライ。

レストも十分でき、最後のムーブも余裕を持ってこなせた。無事にRP。目的が達成できて一安心。


次に“エアーダンス5.12a”をトライ。4ピンしかない短いルート。1便目は初っ端でフォール。ヌンチャク掛けできたが指が痛い。

2便目は中間部でフォール。3便目で無事にRP。

この時点でもう昼過ぎ。真冬なのにすごく暖かい。というより暑い。

寒がりの私が長袖シャツ一枚、それでも暑かった。下もパッチを脱ぎたかったが、さすがにパンツ一丁になるわけにもいかず我慢した。

寒いのよりは暑い方が大歓迎だが、頭がぼーっとして軽い熱中症のようになってしまった。そして水分不足からか、足や腿がすごく攣って困った。


そんなわけで少しグレードを落とし、“ホワイトシャーク5.11c”にトライ。途中で遭難してOSできず。2便目でRP。

2日目はここで終了。夕食はお寿司を食べて宿へ帰った。


9日、最終日。早めの7時半に岩場へ。懸垂下降も3度目で慣れてきた。

アップは前日I根くんが途中敗退した“タイトボーイ5.10d”へ。

このルートはホームジムであるバムで知り合った方のオススメで、是非登ってみたかった。トライしてみるとたしかに面白いルートだった。

その後、“風に吹かれて5.11a”をMOS。

少し離れたサンライズエリアへ。ここで“腰痛5.12b”にトライしてみる。

正直3日目なので12台のトライは止めておこうと思っていたのだが、課題名になんとなく親しみを覚えてやってみた。

途中まで簡単で(コレは超お買い得ルートでは!?)なんて思ったけど世の中そんなに甘いわけもなく、しっかりキツい核心があって普通にフォール。

核心はトリッキーで妙なムーブしか思いつかなかったけどなんとか解読。

2便目で足が上がらず、腰が痛くなって(コレが腰痛か!?)なんて思ったがなんとかクリアして無事に終了点へ。登れて良かった。

“腰痛”の後は隣の“NEW 5.11a”にトライ。無事MOS。

その後サンセットエリアに戻ってビレイしたらもう13時。駐車場に14時待ち合わせなので片付けようかと考えたが、目の前の“カルボナーラ5.11b”にヌンチャクが掛かっていて、しかも誰もトライしていない。慌ててロープを出してI根くんに頼んでビレイしてもらった。

このルートは初めに登った“ティンカーベル”の派生ルート。憧れの平山ユージさん初登課題だったので是非登ってみたかった。

ちょっと慌ただしいトライだったけれども、なんとかオンサイト。最後にもひとつお土産を加えることができた。


終わってみればあっという間の3日間だった。楽しい時間は早く過ぎるがそれにしてもすごく早く感じた。

今回、車の運転はずっと秀さんが引き受けてくださった。とても助かりました、ありがとうございました。

クライミング以外でも宿での宴会やおしゃべりも本当に楽しかった。久しぶりの懸垂下降や登り返しはちょっと緊張したけど、会のメンバーとそんなことをやってると昔練習したことや合宿を思い出してそれはそれで良かった。

参加のみなさん、どうもありがとうございました!また是非ご一緒しましょう!


2022年7月17日 (日)

初!赤岩青巌峡 22年7/15-17

行ってきました北海道!

北海道に行くのは生まれて初めて、出発前からワクワク・そわそわ。

ちなみに他のメンバーは15-19日の5日間、私のみ15-17日の3日間。ややこしいのに仲間に入れてもらえて感謝!

15日、神戸空港から朝イチの便で新千歳空港へ。現地は(平日やのに!?)観光客で混雑しており、レンタカーを借りて岩場に着いた時には既にお昼過ぎの2時。

私はお目当てルートのある“えらいこっちゃ岩”の10bでアップ。これがまあまあ怖かった…危うく落ちるとこやった、アブネ…


アップ?を済ませ、ようやく今回の目標、憧れのルート“天国列車5.12b”へ。

OSトライ、3ピン目まで登れたが、4ピン目でテンション。

ムーブを探るが分からない、できない…

とりあえず飛ばして5ピン目、ここも難しい…

その後の2ピンは大丈夫やったけど、当初の勢いはどこへやら、(登れなさそう…)と自信をなくしてしまった。

期間は3日間あるけれど、翌2日目の昼から3日目は雨予報で、実質登れるのはこの日の残り半日と、翌日の午前半日だけになりそう。

(せっかくなのでお土産は欲しい…早めに見限って登れそうなルートに換えようか…)なんて考える。(でも、せっかくやから…せめてもう一回トライしてから決めよう)

2便目。さっきつまった4ピン目でハングドッグ。あーだこーだしているうちにムーブが閃き、光が見えた。次のピンも難しいけど(たぶん繋げたらこっちが核心になりそう)なんとかなりそう。

初めての赤い岩にも少し慣れたようで、ちょっと登れそうな気がしてきた。

3便目。とりあえずRP狙い。4ピン目の核心でフォール。でもワンテンで抜けられた!明日は登れそう!いや、登る!!、この日はこれにて終了。


2日目。昼から雨予報、朝から曇っている。しかし涼しくてクライミングにはちょうどいい。

早朝4時半に起きて5時過ぎには岩場到着。アップから天国列車。しかし、昨日できたムーブ、右足が上がらない!なんてこった!

困っていると、ビレイヤーのイサミンが、1つフットホールドを教えてくれた。使ってみると…できた!しかもこっちのムーブの方が楽!

もう大丈夫。あとは落ち着いてRPするだけ。

しかし。この「落ち着いて」「失敗しないで」登るのが難しい。

いつ雨が降り出すか分からない天気。実際この日はたまにパラパラ雨が降ったり止んだり。

これを逃したら今度はいつ来れるか分からない。

苦手なミジカシイ系のルート。

この後続けて3便、しょうもないミスでRPを逃した。短い間隔でキツいルートを4便出して、だいぶヨレている。

やはりいつもより焦ってしまう。


そしてこの日の5便目(!)。これで登れなくても時間はまだある、と自分に言い聞かせる。(大丈夫。私の持久力ならまだまだイケる。こういう時のために日頃苦しいスタミナトレーニングをやってきたのだ)でも正直、もう身体が持たないのは感じていた。(これがラスト)

一番苦手な4ピン目の核心を抜ける。あまり消耗はしていない。さっきはこの後に落ちた。落ち着いて。呼吸を深く。遠いスローパーを抑え、左手サイドガバ、右手遠いガバ、つかんだ!

ここでレストできる、そしてこの上はもう難しくない!やった!いやがうえにもRPがチラつく。

片手ずつ休ませながら呼吸を整える。が、なんとガバホールドを持っているはずの右手が、少しずつズレてくるではないか!慌てて左手を出してマッチ。もう、ヨレ過ぎて指が開いてきて制御不能になっていた。

(ヤバい)

レストポイントは既に安全地帯ではなくなった。意を決して、残りの2ピンを登る。5.8くらいなのに本当に緊張した。慎重に、慎重に登って終了点は目前。ヌンチャクにロープを掛ける。RP!やったー!すごく嬉しい!

もう、本当に精も根も尽き果てた。まだ時間はあったけど、10台も登れない。後は仲間達のクライミングを眺めて過ごした。この日は結局夜まで雨は降らなかった。そんなに慌てんでも良かったな…

そういえばRPの時はいつものフリーレンジプロではなく、懐かしのドラゴンだった。せっかく持っていったので、ちょっと気分直しに、くらいやったけど、それも良かったのかも?


3日目は雨。クライミングはナシで観光。雨でなくてもクライミングができないくらい体はボロボロだった。筋肉痛であちこち痛い。

美味しいもんをいろいろ食べて、空港まで送ってもらった。そして一人で神戸から大阪に帰る電車でコレを書いている。

3日間はあっという間やったけど、すごく楽しかった。今日1日休んだだけやけど、もうクライミングしたくなってきた。明日、バムに行こうかな?

2022年5月 5日 (木)

城山 22年5/3・4

今年のゴールデンウィーク、珍しく私も連休がとれた。

せっかくなので少し遠征、城山へ行ってきた。

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昼前に岩場に到着。“オーバードライブ5.11d”でアップ。

あまり無理せずワンテンでトップアウト。

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今回のお目当ては“トップ・オブ・ザ・ワールド5.12d”。

前回登れそうで登れなかった宿題。


http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-6cf3f9.html

↑前回

ヌンチャクを掛けながら少しずつ思い出す。

(なんかアンダーがあったような…)

(アレ?難しっ?核心はもっと上やったような?)

なんかグダグダのままヌン掛け終了。ほとんど思い出せず…

(後で判ったけど、前回核心は1mほど左を登っていたと思う)

前回得た手応えは全くなく、また白紙から。しかも核心は前より難しい。

この後、核心取り失敗フォールを2度繰り返し、そろそろ夕方、疲れも出てきた。

核心部でぶら下がり、少しムーブを変えてみる。

(遠い右手取りがキビしいから、中継入れて左手取りにして…でもそうしたら次の右手が…)

ダメ元で探ると(あった!)夢のようなスーパーホールドが!

一気に目の前が明るくなり、次の4便目で無事RP!核心越えた後のスラブで落ちそうになったのはご愛嬌…アブネ…

宿題が終わってひと安心。

明日やるルートにヌンチャク掛けしておこうか、と思ったけど、なんだかめんどくさくなって本日のクライミングは終了。


翌4日。9時頃岩場到着。

またオーバードライブでアップ。前日より登れず。しんどい…

“Child's Play5.12b”をやってみようと思ったけど真上に太陽があってパス。

チューブロックの“小春日和5.12a”に決める。

かぶってるけど、3ピンだけの短いルート。

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“小春日和”。ほとんどボルダー。

ボルダーは苦手。触ってみてダメそうならすぐ諦めようと思ったけど、ガッツリ手応えをつかんで2便で落とす気満々。

しかし気持ちが空回りして2便目、3便目もフォール…

結局、5便?6便?かかってようやくRP。

いや〜予定外に時間がかかったけど、登れてよかった…安堵。

2便でぱぱっと終わらせて他の課題を…とか考えてたけどもちろん無理。体力的にも時間的にも。

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ヌンチャクの掛かっていた“生と死の分岐点5.12b”を、久々トライ。

この課題はとても好印象が残っており、しかも登った時より強くなっているハズなので、内心再RPを目論んでいたが2ピン目のクリップができずに早々にテンション。その後もテンテン。

(アレ?こんなに難しかったかな?)

自分の成長を感じて満足感を得たかったのだが、逆にコテンパンにされてしまった…

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/1911214-4f95.html

↑生と死の分岐点RPした時のブログ。

そして最後に三度、“オーバードライブ”。有終の美を飾りたかったけど、結局またワンテン。結構粘ったんやが…

こんな感じで今回の城山は終了。楽しかった!

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最後に、付き合ってくれたパートナー、ありがとうございました。またよろしく!

2022年1月11日 (火)

城山 22年1/8〜10

今年も城山に行ってきた。

今回で4度目かな?恒例になりつつある。

去年までは年に一度の大イベントなんで真剣にダイエットして60kgを切るようにしていた。

自分のブログを読み直してみてもすごい意気込みを感じる。

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前々回の城山ではコンニャクばかり食べて4kgダイエット。我ながらようやるわ思う。

ちなみに今回は正月から63kg、変わりナシ。

さて。夜中に出発して、朝9時頃にワイルドボアゴージに到着。

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秀さんが“ジャンバラヤ5.11c”をトライするので、アップを兼ねてヌン掛けに。しかし途中でテンション、再RPならず。

私の狙いは“トップオブザワールド5.12d”だったが、隣の人気ルート“ジゴロ”に近過ぎるため、ヤメておく。

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秀さんは初の城山。


私はロングルートの“スーパースター5.12a”に目標変更。

下部のボルダーで迷い、ソッコーテンション。ヌンチャク掛けに専念する。

半分アルパインみたいなルートでフリーっぽくない。次便でRP、降りしなに隣の“イエスタデイワンスモア5.12b”にヌンチャクを掛ける。

イエスタデイワンスモアは上部はとても良さそうなルートだが、下部がアルパインでしかも途中から木の枝でビレイヤーから見えなくなる、ちょっとコワいルートだったのでトライを途中で諦めて回収した。

そんなこんなで夕方、翌日の目標ルート“トゥウェルブモンキー5.12b”にヌン掛けだけして終了。

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N田くんは“ダスキン多摩5.12c”をトライ。

下山して、夕食は台湾料理。

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腹いっぱいなりました。

そして今回はテント泊ではなく、なんとホテルで宿泊。

おかげでぐっすり眠れ、疲れも最小限やった。


翌日9日。この日からAさん、M山さん、Y澤さんが加わり、より賑やかに。

“ジゴロ”でアップするもテンション。朝一はしんどい…

早速昨日ヌン掛けした“トゥウェルブモンキー”をトライ。

出だしから少々いやらしく、下部からキツめのボルダームーブが続く。普段ボルダリングをしない私にはとても難しく思える。

1便目ではトップアウトできず、とても今日明日ではクリアできそうにないので、回収しようかと考えたが、せめてもう1便出してから決めることにする。

2便目、さっきできなかった下部ボルダーが、足位置を変えたらできた。しかしその上も難しく、さらに本当の核心が待っていたのだか、なんとかトップアウト。一応、ムーブはバラせたのでトライはするけど、正直つながる気がしない。

3便目、一応本気トライ。気合いを入れて半袖シャツで。3ピン目のクリップで手繰り落ち。危なかった。ビレイヤーに感謝。

4便目。さっき落ちた3ピン目クリップを無事クリア。さらにツラい数手。核心の遠い遠いデッド。全部奇跡的に止まった。あとは落ちついて終了点へ。やった!RP!!

いや〜正月早々ツイてる。明らかに苦手な課題を4便で登れるとは。

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“トゥウェルブモンキー”。N田くんが撮ってくれた。


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N田くん、“ダスキン多摩5.12c”RP!さすがにやるねぇ。

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Aさん“ジャンバラヤ”RP。

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この後、秀さんも“ジャンバラヤ”RP。

2日目もたっぷり登ってヘッデン下山。

この日のホテルでの“反省会”はAさんチームも加わってより盛大に


3日目、10日。

アップ兼ヌンチャク掛けで“ジゴロ”。再RP。

この日は当初の目標、“トップオブザワールド5.12d”にトライ。

1便目でホールドとムーブを確認。

2便目から本気トライ。しかし核心最後のガバホールドを取り損ねてフォール。

そして結局、3便目も4便目も同じ個所でフォール。RPならず。ホントあと1手なのでとても悔しいが、これもクライミング。昨日いい思いしたのでこれでトントンかな?

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それでも3日連続の三日目でこれほどキツいクライミングができただけでも上出来。去年は3日目にはヨレヨレで12のトライができなかった。

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いや〜今回の城山も楽しかった!長距離運転の秀さん、お付き合いいただいたみなさん、ありがとうございました!また行きましょう!


2021年10月19日 (火)

鳳来・パラダイスロック 21年10/16〜17

久しぶりに鳳来・パラダイスロックへ行ってきた。メンバーは山秀さんとN田くん。

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すごくいい天気。途中、少し小雨が降ったけど、暑くも寒くもないクライミング日和。おまけに終日貸切だった。

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“ジャストミート10b”でアップ。

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私は“彼方へ5.12a”をトライ。

3便目でなんとかRP。ハング越えで足ブラになってめっさしんどかった。

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N田くん“ドルフィン5.12a”RP。前回スズメバチの巣があってトライできなかった。

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山秀さんも“ドルフィン”をトライ。ラスト便、かなり気合いが入っていたが、ラスト1手で惜しくもフォール…明日に持ち越し。

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夕食は台湾料理。やはり食べきれず…


翌日、かなり冷え込んだけど、この日もクライミング日和。そして貸切。

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この日は“レインマン5.12b”を。前日4便出して登れず。この日の1便目で中継入れてみたら核心がカンタンに。2便目でRP。計6便。

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“レインマン”RP。

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そして山秀さん、ドルフィントライ。

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渾身のクライミングで見事RP!本当にナイストライだった。見ていてすごく感動した。


ちなみに山秀さんは私より10以上年上である。クライミングを始めたのは私とだいたい同じなので50歳を過ぎている。今の私と同じ年くらい。

私も50になったので解かる、この身体の衰え。疲労が抜けない。ここからスタート…いやぁすごいと思う。しかも山秀さん、ほぼ毎日ジム行ってるし。故障したと聞いたことないし。きっとすごく頑丈なんだと思う。

さて。

3人共目的を達成してしまい、なんだかフヌケになってしまった。

まだお昼。時間もあるし、せっかくなので、治山水に行ってみる。

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初めて行ったけど、迷わずに行けた。

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なかなかの規模で面白そう。

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3人で“お散歩すえちゃん5.11a”をOSして終了。

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天気予報はイマイチやったけど、2日間いい天気だった。楽しい2日間をありがとうございました!

2021年1月15日 (金)

“ダスキン多摩 5.12c”RP 城山 21年1/9〜11

3連休で伊豆・城山に行ってきた。

城山は2年振り。去年は肘痛が酷くて来られなかった。

今回は谷やん、N田くん、たまちゃん、チョリオの4人。

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前夜発で夜中に到着。仮眠をとって早朝から岩場へ。

この日は晴天。ちょうど寒波と重なってすごく寒いのだが、陽が差しているところは暖かい。首都圏で緊急事態宣言が出たので空いているのかと思っていたが意外と賑わっていた。

まずチューブロックの10cでアップ。しかし上部でテンション…幸先悪し、思えばこの時既に悪い流れが始まっていたのかも…?

私の今回の狙いは“白壁の微瑕 5.12d”。

前回隣の“生と死の分岐点5.12b”が案外楽に登れたので(ひょっとして?)という思いがあったのだが、取り付いてすぐにその夢は打ち砕かれる。

2匹目のドジョウはいなかった。早々に諦めて次の候補に移る。

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ワイルドボアゴージに移動して暫し思案。3本程登ってみたいルートがあった。

ちょうど隣のルートを登っておられる方がいて、すぐにルートが判明した“ダスキン多摩5.12c”にトライしてみる。

ヌンチャクを掛けながらホールドやムーブを探ってみる。難しいけどできない箇所はなかったのでコレに決める。ルート名がちょっとアレやけどな。

しかし結局、この日4便出して登れず。3便目はホントに惜しかった…でも翌日にはきっと登れる手応えはつかんだ。

この日は谷やんが魅せてくれた。

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前回2年前の宿題、“パンクジャズ 5.12a”にトライ。

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この日のラストトライで見事RP!

クライミング終了後、下山して先ずお風呂。いつもの一二三荘の温泉へ。

体を温めた後は台湾料理で夕食、スーパーで買出ししてテン場に戻り、就寝。


2日目、10日。この日もいい天気。

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岩場に行く前に山頂へ寄って富士山を拝む。

ワイルドボアゴージに着いて早速クライミング。

5.9でアップし、やる気満々で“ダスキン多摩”へ。

昨日好感触だったのですぐに登れるやろ、と考えてたが登れない…

1便目、2便目、核心でフォール。3便目は核心前でフォール。疲れからか焦りからか、精度が落ちている。既に夕方。(ヤバい…ハマってる…)。昼過ぎには岩が陰り寒くなる。寒さや疲れもあるが、追い詰められるような気持ちが一番いけない。

15時、4便目。ラストトライ。だいぶ緊張していたと思う。さらにトライ前、N田くんが“生と死の分岐点”登りましたよ、という余計な情報を入れてきてプレッシャー増。

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N田くん“生と死の分岐点5.12b”RP。2年前は11aのRPがやっとだったそう。(一緒に行ってるハズだが全く覚えがない。)


で、私のラストトライ。登れた。ギリギリRP。はあ、良かった…

ホントにギリギリだった。核心を抜けて終了点直下、ここでは落ちたことなかったから大丈夫だろうと思ってたけど、下から繋げて登ったことはなかった。

すごいヨレていて引きつけができずに落ちそうになる。下のガバまで戻ってレストし直し、なんとか登れた。

危なかった。私もヒヤヒヤしたが、ビレイヤーの谷やんも下から見ていてヒヤヒヤしていたらしい。

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“ダスキン多摩”。困ったルート名。

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登れて良かった。

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また割れた。

谷やんは“心の愛5.11b”をRP。私もトライしたがフォール。

この日はヘッデン下山。お風呂の後はお寿司屋さんで夕食。


3日目、11日。この日は少し曇っていて寒い。

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谷やんは最終日は初心者向けのクッキングワールドを推していたが、私のワガママで二間バンドへ。

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チューブロックの先にあるニ間バンドへ。

あわよくばもう1本12を目論む。

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アップで11aを登ったが、岩がボロボロで危ない。そして登ってすぐに分かったが、私の身体もボロボロだった。

すぐにパンプし、体が動かない。

居心地の悪いニ間バンドを後にし、チューブロック・ワイルドボアで11bを2本トライするもどちらも全然ダメ。あわよくば12、どころか11もろくに登れず。

自分で感じている以上にヨレているようだ。

考えてみたら3連登自体キツいし、前日・前々日に強度の高いルートを4回ずつトライしている。身体が無事な訳がない。

昨日の宿題の“心の愛11b”をなんとかRPし、クライミング終了。

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11aを登るN田くん。

少し早いけど、昼過ぎに下山。

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帰りのSAで夕食。谷やん、長距離運転ご苦労さま。

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2年振りの城山。今回も楽しかった。

ちょうど強い寒波が来ていて寒かったけど、やはり城山は楽しい。でも寒い中でのテント泊は、もう私にはキツいな。来年は宿に泊まってもいいかも。

付き合ってくれた谷やん、N田くん、たまちゃん、ありがとうね!