カテゴリー「 外岩⑤その他」の7件の記事

2017年5月 9日 (火)

城山(4) 17年5/3~6

==城山4日目・ワイルドボアゴージ 5月6日==

いよいよ最終日。前日に、最後はワイルドボアに行くことに決めていた。
5時起床。テント撤収し、7時前には岩場に着いていた。当然、一番乗り。

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ワイルドボアゴージに到着。

まず“クロスロード5.10a”でアップ。
隣が“ドライブミーナッツ5.11b”というルートだったので、余ったヌンチャクを掛けて降りてくる。

この日は(何しよーかなー)といった感じだった。
疲れはほとんどない。昨日はあまり登っていないし、温泉でゆっくりできたし、指の状態も万全である。
しかし、1日目・2日目と比べて、意気込みがない。ガツガツしていない。
ワイルドボアゴージには面白いイレブンが多いよ、と聞いていたので、とりあえずイレブン何本か触ってみようか、と、それくらいの気持ちである。
私としては、かなり珍しいが、やはり連登していると“クライミング欲”が薄くなるのだろう。

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“クロスロード”

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そんな気持ちの入っていない私は、安直に取り付いた“ドライブミーナッツ”にコテンパンにされた。
2便出して、最初のハングも越えられない有様。
しかし、そんなに悔しくもない。どうしても登ってやる!という感情が湧いてこない。

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シャントくん、次に取り付いた“カルカッタ5.10c”では、1ピン目が掛けられずに敗退。

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次に、壁の左端にある“ファンタジーランド5.10b”にトライ。

“ファンタジーランド”のビレイをしていて、すぐ右のルートが気になった。
岩のでっぱりを越えるルート。かぶっているが、ポケットがいっぱいあって面白そう。
トポで確認してみると、“ラストショー5.12a”。
(12aかぁ~)ホールドがいっぱいありそうなので、もっとカンタンそうに思えたのだが。

最終日、難しい課題だとハマった挙句、登れないで悔しい思いをする可能性が高い。
それよかイレブン辺りのグレードを1~2本登って、気持ちよくこの城山遠征を終えたい、という気持ちが強い。
(とりあえず、ヌンチャク掛けてから考えよう)

MOSトライ。1ピン目が高く、それを掛けるだけでも緊張する。
2ピン目も掛けられたが、すぐ行き詰ってフォール。
ポケットがいっぱいあるけど、ほとんど使えないやつばかりだった。
A0で3ピン目を掛け、ハングドッグしてムーブを探る。
全然、分からない。私には使えるホールドが少なすぎる。
散々探りたおして、ようやく思いついたムーブは、悪いスローパーから、少し良いスローパーをデッドで取りに行くという、かなり確率の悪いものだった。

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“ラストショー5.12a”。

降りてきて、(どうしよう…)と思った。どうもハマる匂いがプンプンする。
(でも、面白いルートやな、登ってみたい)
そうか!そうやな、登れるかどうかは別にして、登りたいルートを登る。
クライミングの基本。

なんということだ。そんなことを忘れてしまっていたなんて。
ちょっと12aが何本か登れて、舞い上がってしまっていたのか。
所詮、オレは技術も力もない、気合だけの“昭和のド根性クライマー”(アキトくん命名)。
気合を入れろ、根性燃やせ、(絶対、登ってやる)。

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“ファンタジーランド5.10b”を登るシャントくん。右が“ラストショー5.12a”。

2便目。
2ピン目までは大丈夫。右手を出して、悪いスローパー。
が、さっきと違う。少しズレているみたい。探ってみるが、どんどんヨレてくる。
“悪いスローパー”が“すごく悪いスローパー”になってしまった。
(これで行くしかない)
さっきは上のピンにロープが掛かっていたが、今は掛かっていない。
(失敗したら…)
いや、そんなことは考えない!上を向き、目標ホールドを睨む。
(絶対、止める!)
気合の雄叫びとともに左手を出す。止まった!!

3ピン目をクリップし、あとは落ち着いて終了点へ。
おお~!登れた~!無事、RP。

降りながらヌンチャク回収とチョーク落としをしていると、左肩に違和感を感じた。
下に降りると、はっきり痛みへと変わった。
シャントくんにバンテリンを塗ってもらい、マシにはなったが、私のクライミングはどうやらこれまでのようである。
“ラストショー”の左手デッド、あのムーブが当に“ラストショー”になった。
有終の美を飾れて良かった。

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シャントくんも“ファンタジーランド”をRP!

“ドライブミーナッツ”のヌンチャク回収を済ませ、シャントくんはチューブロックの5.9と5.8でウォームダウン。

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“ドライブミーナッツ”終了点より。

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15時、少し早いけど、終了~!シャントくん、4日間お疲れ~!

下山し、一二三荘で入浴。ラーメン店みやこいちで夕食。
一路大阪へ、0時には帰阪。
「帰りいっぱい運転するで」と言っておいて爆睡してしまい、結局、シャントくん一人に運転を任せてしまった。ごめん、ありがとう。

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初めての岩場、城山での4日間。いや~楽しかった。
初心者から上級者まで楽しめる、すごくいい岩場だし、テン場、買出し、風呂も充実。
今回行けなかったエリアもまだまだあるし、マルチのリベンジもあるし、是非また行ってみたい岩場である。

それにしても、今回の遠征は上出来だった。
5.12aを5本、5.11cを1本、5.11aを4本。ちょっとデキ過ぎやな。
シャントくんも、マルチでは散々だったけど、5.11aを2本RP。よく頑張った。
また、私のビレイしていて、相当ヒヤヒヤしただろうけど、登っている本人は思い切ってトライできた。ありがとう。

シャントくん、また行こうな!

~おわり~

城山(3) 17年5/3~6

==城山3日目・南壁 5月5日==

3連登はさすがにキツい。なので、3日目は南壁でまったりマルチ、と決めていた。
起床時間も1時間遅らせ、6時に。ゆっくり準備し、南壁到着7時40分。
だいぶのんびりしたつもりだったが、それでも一番乗りだった。

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気持ちのいい朝。

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城山登山口。

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南壁到着。デカい!

この日は、シャントくんにリーダーをやってもらう。
他の日はフリーで、主導権は私だが、アルパイン主体のこの日は彼がリーダーをすることで、成長もできるのでは、と考えたからである。

私「リーダー、まずどこ登る?」
シャント「エキスカーション、登ります!」
私「最初のピッチのトップは?」
シャント「自分がいきます!」

(ほぉ…)
エキスカーションは6ピッチで、核心は3ピッチ目、10c。
1ピッチ目でトップの者が、核心もトップでいく、ということになる。
(昨日の11aRPで自信をつけたか)

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1ピッチ目をシャントくんがトップで登り、私がフォロー。
次のピッチを私がトップで登り、シャントくんに「登って~」と声を掛ける。

最初、少しロープが動いたが、その後なかなか動かない。
2ピッチ目の終了点は小ハングの上で、下が見えない。
下に向かって「どした~?登ってこ~い」と声をかけるも、返事がよく聞き取れない。
そのうちロープにテンションがかかり、「ロープアップ!」と悲鳴のような声が聞こえる。
ロープアップもなにも、ほぼテンションかかっとるんやが…

ようやく姿が見えてきた。
「もう登れんのやったらゴボウで登ってこい」と声をかける。
しかしゴボウでも、ずいぶんと遅い。(こらまた大変やな…)
ゴボウといえば、谷やんが見事なゴボウ使い(?)だが、ゴボウでもだいぶ上手い下手の差があるもんだな、と思ったりした。

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ゴボウで必死に登るシャントくん。

シャントくん、ようやく2ピッチ目の終了点へたどり着いた時には、へろへろになっていた。
一応、「この後カクシンやが、どうする?」と訊いてみる。
「……」
「敗退すっか?」と言うと、
待ってましたとばかり「そうですね、降りましょう」との答え。

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南壁、ロケーション最高。

懸垂下降で降り、しばし休憩の後、
私「リーダー、この後どうする?」
シャント「バトルランナー、登りましょう」
私「1ピッチ目のトップは?」
シャント「自分がいきます」

バトルランナーは4ピッチ、核心は2ピッチ目の10aで、そこを私に譲る形に。
さすがに先ほどのエキスカーションで自信をなくしたようである。

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11時。バトルランナー、スタート。
1ピッチ目の5.8をシャントくんがリード。
しかし2ピン目を掛けたところで止まってしまった。
そのうち、テンションがかかり、「降ろしてください」と小さな声が聞こえてきた。
ロワーダウンで降ろしてやる。

「トップ張るからには、なんとしてでも登らんかい!」という、昔ながらの山岳会風の台詞が頭をよぎる。
しかし、私は黙っていた。

しばらくして、「回収、どうする?」と訊くが、案の定、そこまで考えられないようで黙っている。
(ま、それもしゃあないか。)
私は2本のヌンチャクを回収し、彼を木陰へと誘った。

シャントくんは、だいぶショックを受けたようだった。
前日に11aが登れて、少し鼻が伸びたようだったが、“エキスカーション”でへし折られ、“バトルランナー”ではのめり込んでしまったみたいだ。
まあ、そううまくいかないのが、クライミングの難しいところ、
終始うなだれていたように見えたのは、眠気や疲労のせいだけではないだろう。

昼になった南壁は、灼熱だった。
とても登っていられるような状態ではないように思えたが、多くの人が普通に登っていた。
私はもう、とうに登りたいという気持ちは失せていたが、(せっかく来たのだから)という貧乏根性で、“ハートルート5.11a”と“ブラウンシュガー5.11a”の2本をRP。
13時半、南壁を後にした。

時間的には、まだ他のエリアに行ってクライミングできるのだが、私は高グレードのトライはできないし、シャントくんも気持ちが切れてしまっているので、ゆっくり休むことにした。

アピタで買出しの後、一二三荘温泉ではなく、湯~トピアかんなみへ。
一二三は400円でリーズナブルなのだが、いかんせん湯温が熱すぎてゆっくり浸かっていられない。
かんなみでゆっくり汗を流し、じっくりストレッチ。最終日の明日へ備える。

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シャントくんも元気を取り戻したようである。

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テン場に戻ると、テントもお疲れ、寝ていた。

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最後の宴会。

~つづく~

2017年5月 7日 (日)

城山(2) 17年5/3~6

==城山2日目・チューブロック、ワイルドターキーゴージ 5月4日==

4時50分、目が覚める。
起床時間は5時だが、どうやら身体がクライミングを求めているようである。
我ながら、この肉体の充実ぶりは素晴らしい。

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準備を済ませ、6時に駐車場着。6時半、チューブロックに到着。
まだ誰も来ていない。また一番乗り。

パートナーのシャントくん、朝からどうも表情が固い。言葉も少なめ。
“ミウラー”RPに賭ける意気込みが、ひしひしと感じられる。
彼にとっては初となる、“11a”というグレード。
私にも経験があるだけに、その気持ちはよく解る。

アップもなしに、ミウラーに取り付きたいと言う。
少しでも力を残したい、ということだろう。
アップはした方がええで、と言いたかったが、本人がそう決めたなら、やってみればいい。
ただ、私はアップしたいので、“ミウラー”に登ることにした。
ヌンチャク掛けもできて、一石二鳥。

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“ミウラー5.11a”に挑む前、緊張の面持ちのシャントくん。

さて、シャントくんの“ミウラー”トライ。
下部核心は、少々ぎこちなかったが、昨日散々練習したので、クリア。
この後の中部核心も、なんとかクリア。この後、大レストを経て、彼が一番苦手な上部核心。
実は私、下部の動きを見て、(ダメだコリャ)と思っていた。
しかし、ぼーっとした表情の彼だが、何かどことなく頼りない印象を受ける彼なのだが、“ここで”強さを見せてくれた。
それは気合の入った数手だった。
私もついコーフンし、「出せ、出せ!足あげろ!」と大声で応援していた。
そしてついに彼は“ミウラー”の終了点を足下にし、イレブンクライマーとなった。

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シャントくん、“ミウラー5.11a”RP!おめでとう!

本人は勿論、すごく喜んでいたが、私もとても嬉しかった。
RPできたことよりむしろ私は、彼がフォールを恐れずに手を出したことが、何より嬉しかったのである。
私も昨日の宿題“グレイシー5.11c”をさっさと終わらせ、チューブロックを後にした。

時間はまだ8時。城山頂上を経由してワイルドターキーゴージに着いた時は9時前だった。

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城山頂上。

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富士山がキレイに見える。

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頂上で出会った話好きなおじさん。

ワイルドターキーゴージは、城山の北壁にあり、100岩場には紹介されていない。
それでも、この岩場に行ってみたかったのは、30mや40mの長いルートがあるからだ。
今回、ネットで情報を得、トポを自作して行った。

いくつか登ってみたいルートがあったが、最初に確認できたのが“カマドダイレクト5.12a”。
早速トライしてみる。出だし核心との情報だったが、その通りで、早くもフォール…
とりあえずヌンチャク掛けのために登る。上部はそんなに難しくない。
(ホントに12aなのかな?)と思ってしまうけど、眼下の景色と心地良い春の気候の中での快適クライミングは、グレードなんてどうでもええわ、と思えるくらい、すごく楽しい。

約30m上の終了点に着き、さらに上にルートが続いていたけど、傾斜がだいぶなくなり面白くなさそうなのと、懸垂で降りる煩わしさを考えて、ここからロワーダウンすることに。
60mロープでギリギリ降りれた。

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“カマドダイレクト”トライ中。

2便目。下部をなんとかこなし、あとは上へ、上へ。
少々しんどい箇所があるものの、要所要所でレストできる。
岩が落ち着いていない、という情報もあったので、テイスティングしながら。
景色も堪能しつつ、余裕を持ってRP。

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“カマドダイレクト5.12a”。ロングルート好きにはオススメ。

次は“ディザイア5.12a”にトライ。
取り付きにコンロがあるという情報、ホントにあって、分かりやすかったので。

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“ディザイア”取付きのコンロ。

デカい四角の岩をどう攻略するかがカギ。
立体的でジムチック。面白い。MOSトライは核心でフォール。

2便目、またも核心でフォール。
ムーブを探っていると、楽に行ける方法を発見。

3便目、核心突破するも、最後サイコロみたいな岩を右上してしまい、超ランナウト。
恐怖に耐えながら、なんとか終了点へ。無事、RP!

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“ディザイア5.12a”。立体的なムーブが楽しめる。

一方、パートナーのシャントくんは、“春の予感5.11a”にトライ。
2便目でRP、この日2本目のイレブンをゲット!

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“春の予感”のシャントくん。

私も登ってみた。核心は最後、カブリの乗っ越し。
かなり“お買い得感”はあるけど、“ミウラー”の時と違い、私の助けなしに、自分で全部解決して登れた、というのがエライ。

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“春の予感5.11a”RP!

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“春の予感”終了点より。

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17時半、クライミング終了。
この日も、メシ、フロ、宴会のゴールデン・コース。

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晩飯は台湾料理。安くて美味くて、ボリューム満点。

~つづく~

初!城山(1) 17年5/3~6

初めての城山クライミング。私は燃えていた。
直前、10日間連続クライミング、そして2日間の完全レスト。
想定通り、身体は万全に持っていけた。ただ、体重は目標の59.5kgまでは落とせなかったが、まあいい。

今回の城山行きのパートナーはシャントくん。
去年の4月に入会してきた、ちょっと頼りない感じもするヤツだが、貪欲に何でも学ぼうとする姿勢は非常に好感が持てる。

さて、前日の5月2日、19時に我が家に迎えに来てもらい、城山到着が2時頃。
テントを張って仮眠、5時起床。準備を済ませて6時半、チューブロックに到着。

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いよいよクライミング三昧の4日間が始まる!

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==城山1日目・チューブロック、ワイルドボアゴージ 5月3日==

6時半、チューブロックに到着。隣のワイルドボアゴージに比べるとこじんまりしているが、面白そう。
5.8、5.9のルートもあるので、まずはその辺でアップ。

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露出感満点、チューブロック。

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“イスタンブール5.8”でアップのシャントくん。

もう少しアップをしたい私は、“ミウラー5.11a”へ。シャントくんトライのヌンチャク掛けを兼ねて。
1P目が遠いので、右のルートから登ったら、下部で思いの外ヨレてしまい、MOSならず…2便目でRP。

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チューブロックの移動は、少々危険。

土産が1つできて、ちょっと気分も軽くなり、いよいよ本気トライ。
先ずは“パンクジャズ5.12a”と決めた。

MOSトライ。もう、だいぶ気負っていたと思う。
下部でジタバタし、フォール。幾分ふっ切れて、ホールド探しとムーブ探りに徹する。
ルートはテラスを挟んで下部と上部に分かれていて、それぞれ核心がある。
上部核心がキツ目。確率悪そう。

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“パンクジャズ5.12a”。

2便目。
ちょっと危なっかしかったけど、下部をクリア、テラスでレスト。
ホールドとムーブを確認。ビレイヤーのシャントくんに「行きます!」と声を掛け、後は気合一発!ムーブをこなす。
一本指ポケット、左手の人差し指がかなり痛いけど、なんとか次のスローパーに届いた。
後は落ち着いて終了点へ。

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“パンクジャズ”RP!

やった!2撃?12aを?
(ルート間違えてるんちゃうか?)ちょっと心配になって、降りてもう一度トポで確認したけど合っていた。
(城山で、できれば12aを1本か2本、RPできればええなぁ)と考えていたが、早くも目標達成である。
この余勢を駆って、次も12aを。隣のワイルドボアゴージにある“ヴァージンキラー5.12a”にトライすることにした。

1便目、MOSトライ。4ピン目後でフォール。
ホールド探し。5ピン目から最終ピンの6ピン目までが難しい。

2便目、5ピン目まで行けたが、その後でフォール。
もう少しホールドを探し、ムーブを考える。

3便目、同じく5ピン目でフォール。
最終ピンが離れており、フォールするとだいぶ振られて恐ろしい。
しかし、そこが核心。ハングドッグし、ムーブの改善。手応えを掴む。


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“ヴァージンキラー5.12a”トライ中。

4便目。
出だしは嫌な感じのフェイスである。
しかも取り付くには、泥っぽい道を少し降らないといけない。
1ピン目をプリクリップし、シャントくんにビレイしてもらって取り付きへ。
少し登って2ピン目クリップ、4回目ともなるとだいぶ慣れた。
あまり力を使わずにテラスへ。3ピン目クリップ。大レスト。
シャントくんに「行くで!」と声を掛け、少し乗り出して4ピン目クリップ。
少々バランシーだが、ガバを掴んで5ピン目。
腕を振りながら頭の中で復習。6ピン目まで一気に行くつもり。
気合を入れなおし、左手遠いカチへ。右手を右のカチへ送り、左手をマッチ気味に寄せる。
右手悪いスローパー、左手をカチへ送る。
右足をハイステップ気味に上げておいて、右手を奥のスローパーへ。
このムーブが、私の核心。
すでにさっきの5ピン目は足元よりも下。取り損なったらドカ落ち。
さすがに少し躊躇するも、“ここが勝負の分かれ目”と心を決め、気迫の雄叫びと共に右手を出す!

(取った!!)
再び声を上げ、6ピン目をクリップ。
はやる気持ちを落ち着かせて終了点へ。無事RP!
よっしゃー!やったー!うれし~!!

降りてきて、シャントくんの祝福を受ける。
「チョリオさん、すごい!1日で12aを2本ですよ!」
そうだ。
(ワンデイで12aを、2本も?このオレが?)
まったく夢のようなハナシである。

一方のシャントくんは、“ミウラー”に4便出すもRPならず、宿題に。
私もこの後、“グレイシー5.11c”にまんまとはまり、宿題に。
“グレイシー”は2ピンだけの短い課題で、遠いガバを実質4手でつなぐルート。
(すぐできるやろ)、とナメてろくにレストせずにトライ、3便出したがRPできず。

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シャントくんは最後に“椿の森の中で5.9”をMOSし、〆。

クライミング終了、18時半。朝の6時半から12時間、たっぷり遊んだ。
帰りはヘッデン下山。河川敷のテン場にテントを張りに行き、すき家で晩飯。
一二三荘で温泉に浸かり(400円、安い!)、テン場に戻って宴会。
隣がアピタで、買出しもすぐできる。なんとも恵まれた環境である。

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河川敷のテン場。

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すき家で晩めし。

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宴会。そして夜は更けていく。

~つづく~

2016年12月25日 (日)

“狼煙 5.11d” “ポケット・ア・ゴー・ゴー 5.11c”RP 鳳来パラダイスロック② 16年12/24

鳳来・パラダイスロック、2日目。
8時岩場到着、予報通り快晴。

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谷やん、引き続き“シャムロック5.11a”へ。

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私も引き続き“狼煙 5.11d”へ。
上部はだいぶ乾いたけど、まだまだ濡れている。けど、ガバ続きなのでいけそう。

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“狼煙”ズブ濡れゾーン。

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“狼煙”RP。この日2便目、計3便。もうヘトヘト…

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H井くんの“スーパームーブ”!青空にオレンジが映える!

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余裕なのか、ヤケなのか!?


私は次に、“ポケット・ア・ゴー・ゴー 5.11c”にトライ。
1便目、ヌンチャク掛け、ムーブ探り。
2便目、核心後でホールド見失ってフォール。
3便目、“気合”と“根性”でRP。

私としては珍しくクロスムーブを使ったり、色んなムーブが楽しめた。
★2つだし、人気ルートなのかな、面白いルートだった。
この日出会った、京都から来られた方もトライしていた。

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“ポケット・ア・ゴー・ゴー 5.11c”RP!疲れた…

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みゆさん“シャムロック5.11a”

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H井くんも“シャムロック”。
核心手前のホールドが持てずにテンション。
自称“ガバラー”の彼曰く、「納得のいくガバでないと、潔く墜ちます!」。
なんだかかっこよく聞こえるが、ちょっとおかしい?

そんな馬鹿げた会話をしたりと、楽しい時間は本当に早く過ぎる。既に14時。
クライミングができるのは、あと2時間、あと2便かな。


私は“セッコク 5.11a”にトライすることにした。
セッコクは2階部分にあり、先ず“ジャストミート10b”を登ってからのスタート。
下部は楽だったが、終了点直下が核心。
ホールド見つけられず、ヨレてフォール。
OS逃した…11aやしOSしたかったな…

気合を入れ直し、2便目。
最後はだいぶパンプしていて、かなり危なかったが、無事完登。
これが今回最後のクライミングだった。RPで終われて良かった。

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“セッコク 5.11a”RP。

今回のクライミングは1日目、12a・11aをRP。登った本数5本。
2日目、11d・11c・11aをRP。登った本数7本。
2日間でRP5本、私としてはかなりでき過ぎである。
しかし、課題も見つかった。もっと上手くなりたい、とも思った。
これからも、がんばろう。

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今回付き合ってくれた3人には本当に感謝。ありがとう!

“ドルフィン 5.12a”RP 鳳来パラダイスロック① 16年12/23

前回、初めて行った鳳来、パラダイスロック。
4便出して、登れそうで登れなかった“ドルフィン 5.12a”。
鳳来は寒い季節は登れない、とのことなので、今シーズンは一旦諦めた。
しかし、(パラダイスロックなら南面だし、冬でも大丈夫では)と思うと、(また行きたい)と想いが強くなっていった。
そんな私のワガママに付き合ってくれたのは、カワイイ後輩たち3人。
谷やん、みゆさん、H井くん。ほんとにありがとう。

あれから1ヶ月。
寝る前に必ず頭に浮かぶ、ドルフィンのムーブ。
しかし、日が経つにつれ、どんどんぼやけ、どちらかというと自分に都合よく変わっていった。
そもそも健忘症気味の私に、憶えていられるハズもない。

12月23日、夜中の2時に現地到着。車中で仮眠。7時起床、9時前に岩場到着。

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前日雨だったため、結構濡れていたけど、この日はいい天気。コンディションはそれほど悪くない。

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待ってろ、ドルフィン!

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谷やんとみゆさんは“ジャストミート5.10b”でアップ。というよりトライ?

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谷やん、カッチョええ。

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しかし先にRPしたのは、みゆさん…

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もちろん、谷やんもこの後RP。


さて、私は1本目から“ドルフィン5.12a”へ。
岩はしっとり湿っていたが、基本的にガバなので、あまり問題ナシ。
最初の核心。テンションを入れる。
前回デッドしていたが、今回、スタティックに取りにいくムーブに変更。
次の核心もスタティックにしたかったが、こちらは見つけられず。デッドのままでいくことにする。
3つ目の核心もデッドのまま。
(まあ、これでいってみよう)
ムーブを確認し、後はポケットを繋いでカブリ越えて終了点。
カブリの上はズブ濡れだったが、ガバなのでたぶん大丈夫。
大ポケットに水が溜まっており、タオルで吸い出したが、全く効果なし。

2便目。
深呼吸をしながらシューズを履く。
前夜は運転席の固いシートで寝たし、ストレッチも殆どしていないので、体が硬い感じ。
(ま、でも、まだ3便は出せるし、明日もあるし)
見上げると、空が青い。雲の流れが早い。風が強そうだが、ここは壁に遮られているせいか無風だ。
(とりあえず、楽しもう)
スタート。

壁はさっきよりも温かい感じ。簡単な下部をゆっくり登る。
最初の核心前でレストを入れる。
核心。(アレ?)なんかアッサリ取れた。核心ちゃうな?なんで前はデッドしてたんやろ?
次の核心。コレはちょっとキツい。声を上げて取りにいく。
(届いた!)
クリップして、またレスト。
最後の核心。デッド。届いたが、掛かりが浅い。慌てて持ち直す。
(アブネー…)
最後のクリップ。大丈夫、ヨレてない。まだまだいける。
カブリを越える。余裕がある。ちょっと声を出してみる。
大ポケットで左手は水浸し。(冷て)
右手スローパー。相変わらず濡れてて滑るが大丈夫。
目の前に終了点。無事RP!

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↓みゆさんが動画を撮っていてくれた。

https://www.youtube.com/watch?v=-TqUwMO-FZk

この日2便目、計6便でのRPだった。
この私が6便で登れたのだから、きっと“お買い得”なんだろうけど、やっぱり嬉しい。
それに、かなりホッとした。(あ~、登れてよかった)


今回のノルマを早々に達成し、後は気楽にクライミングを楽しむことにする。
パラダイスロックは11台がいっぱいある。とりあえず11aの“シャムロック5.11a”へ。

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MOSをもくろむも、核心でフォール。
ムーブを確認し、1便目終了。

(はあ、持久力ないなぁ…)いや、持久力の前に、そもそもクライミングが下手だ。
カブっている壁での体勢が分からない。
行ったことのある外岩の殆どがスラブか垂壁で、カブっているといえば日和佐くらいか。
それに通っているホームジムにカブリが少ないというのも、関係しているかもしれない。
技術もそうだが、(核心を越えたら、後は気合と根性で)とか考えてる時点でダメなのかも知れない。もっと考えて登らないと…

しかし2便目は、やはり“気合と根性”でなんとかRP。
(あ~、しんど。めっさヨレたし。)

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谷やんも“シャムロック”

最後に“狼煙 5.11d”をやってみる。
乾いているルートを選んだハズだが、あてが外れ、途中から染み出しゾーンのど真ん中へ突入。
ビショビショになってしまった。もちろん、OSできず。

16時終了、片付けて下山。
電車でやってくるH井くんを迎えに行く。
合流後、うめの湯でお風呂、コンビニで買い出し、夜は宴会。

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H井くん、合流。

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宴会!

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なんとみゆさん、ケーキ持参。


晴れ予報なのに、時折雨が降り、雨が強くなった22時、おひらき。就寝。
また明日!

(続く)

2016年11月30日 (水)

初!鳳来 16年11/26・27

初めての鳳来。ようやく行くことができた。
しかし、天気予報では、土曜が晴れで、日曜は雨。
1日しか登れないけど、どうする?となったが、それでも行ってみたい!とワガママを言ったのは私。
そしてそのワガママに付き合ってくれたのが、秀さんと、K本ちゃん。

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鳳来湖キャンプ場より。

26日、パラダイスロックへ。
アプローチが不安だったが、迷うことなく岩場に到着。

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アプローチ。結構急登。

アップは“ジャストミート5.10b”。

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“ジャストミート”を登る秀さん。

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同じく、チョリオ。

アップの後は、目当ての“ドルフィン5.12a”。

もう、前もって書いておこう。登れなかった。悔しい。
1便目、ヌンチャク掛けで触った時、(コレ、オレの得意系かも)と感じた。
2便目でムーブを確認。
3便目、落とす気満々だったが、最初の核心でフォール。
4便目、2つ目の核心でフォール。
4便目は回収のために上まで登ったが、だいぶヨレていて、フォールしなくても、登れていなかっただろう。
ま、実力不足。仕方ない。

K本ちゃんは、違う課題を登ると言うてたけど、結局私に付き合って“ドルフィン”。
私とは違うムーブで登っていた。

秀さんは“がんばれタイガース5.10d”にトライ。
3便は計算外?らしかったけど、見事RP。

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秀さん、“がんばれタイガース”。

最後は“ジャストミート”のヌンチャク回収ついでに、上部の“セッコク5.11a”のOSトライ。
登れなかったけど、惜しかった。

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“セッコク”を登る秀さん。

16時、悔しい想いを残して岩場を後にした。
駐車場に戻り、K本ちゃんが天気予報を確認。
雨予報から曇り予報に変わっている、とのこと。
とりあえず、後のことは風呂に行って考えることにした。

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風呂は“うめの湯”

風呂から上がって、改めて天気予報を確認。
今晩雨が降って、翌朝には止み、昼過ぎからまた雨。そんな予報だった。
私は「折角遠くまで来たんやから、残りたい」と提案。
そんなワガママに、二人とも賛成してくれた。ありがとうございます。

そうと決まれば、テントに戻って宴会。
だが、前日は4時間ほどしか寝ていないので、早々に就寝。
まだ20時くらいだったので(今から寝たら真夜中に目を覚ましそう)と心配したが、ドルフィンのムーブを頭の中で確認し(明日は必ず落とす)とか考えてたら、いつの間にやら眠っていた。

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予感的中。3時に目が覚めた。
雨が降っている。トイレに外へ出た。かなり降っている。
朝になって、雨は止んだが、パラダイスロックに行くのは止めにした。
たぶん、アプローチがだいぶヤバい。

アプローチが楽な鬼岩に行ってみることにした。
道は楽だったが、長くて1時間以上かかった。しんど…

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鬼岩へのアプローチは遊歩道。

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岩場に着いたが、鼻が詰まって頭が痛い。なにより寒い。
秀さんはやる気満々。
“桃太郎5.10a”の前で既に登る準備。

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いつも高いモチベーションの秀さん。見習わなくては。

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珍しく写真あり。いずれも“桃太郎”。

アップの後はメインウォールへ。

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秀さん、“鬼岩入門5.11a”OSトライ。

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秀さん“鬼岩入門”。

惜しくも途中でテンション。
(んー、しんどそう…)
私のFLトライ。
鼻が詰まって息苦しい。(もうアカン)と思ったけど、なんとか終了点へ。
無事FL。あー、疲れた…

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秀さんも2便目でRP!

“入門”が終わっているK本ちゃんは“留年5.11d”へ。

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私も1便、触らせてもらった。
疲れたけど、面白かった。次来た時、登れるかな?

14時になり、予報通り雨が降ってきた。
片付けた後、ハイカラ岩を見に行く。
さすがは高グレードの揃う岩場だけあって、カブリがハンパない。

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ハイカラ岩。

雨の中、駐車場に戻り、鳳来を後にした。
初めての岩場だったけど、楽しかった。
また、必ず行く。今度は風邪を治して…
今回、私のワガママに付き合ってくれた秀さん、K本ちゃん、本当にありがとう!