カテゴリー「 外岩①兵庫・大阪・京都」の137件の記事

2023年8月28日 (月)

堡塁岩 23年8/27

前日、星田でギックリ腰を再発。

今回は軽めのヤツだったので立って歩いたりはできるのだが、やはり痛い。

一晩寝たら治るかな、という儚い期待もあったが、やはりダメ。ちょっとマシになったかな、という程度。

この日は山岳会の登攀訓練、私が主催である。秀さんやI田さんも参加されるのでお任せできるのだが、歩けるので口だけ出しに行くことにした。

皆さんには申し訳ないけど重いロープとヌンチャクは家に置いてきた。


今回の参加者は、山秀さん、О村さん、I田さん、N村さん、みゆさん、F木さん、チョリオの7人。

О村さん、N村さん、F木さんは外岩かなり久しぶりだそう。

9時半、予定していた石切場の岩場に行ってみるとほぼ全面ビシャビシャ。

堡塁岩へ転戦。駐車場がいっぱいだったが、しばらくすると運良く一台空きが出た。


堡塁岩は今回3度目、前回は2015年6月、8年も前である。もうほとんどうっすらとしか記憶がない。私以外では秀さんが来たことがある(たぶん私と同じ時)らしいが全然覚えていないとのこと。他の方々は初めてだ。

すでに来られている方にエリアとルート名を教わり、課題を特定していく。

I田さんと秀さんがトップロープを張りに登ってくれた。


それでも私とあと2人、N川さんとF木さんが空いて手持ち無沙汰に。N川さんとF木さんは外岩どころかクライミングもごぶさたらしいので、簡単なルートでもリードはちょっと難しい。

目の前にあるハーケンのルート、トポと照らし合わせるとが“中央クラックルートⅤ+”とある。

(5級+か…5.8か5.9くらいなら登れるかな)

暇を持て余すのも何なので、その“中央クラックルート”にトップロープを張りに登る。

簡単なルートでも、やっぱりクライミングは楽しい。調子に乗って秀さんがヌンチャクを掛けてくれたルートにもトライする。

こちらは“檜のフェイス5.11cd”とある。デシマルグレードがついていて、支点もボルトでしっかりしている。

さすがに難しかったけど、なんとかボルトの打ってあるところはクリア。その上には何もなかったので、左にトラバース、さっき登ったルートを登って回収。


この後、“サルカニフェイスダイレクトⅥ+”をやってみたが全くできず、1ピンで敗退。12cくらい?(と言って欲しい…)

昼食を挟んで西稜に移動。この頃には少し記憶が蘇り、たしか“サラマン”や“コズミックライン”をトライして楽しかったような。

しかし、“サラマン”辺りのクラックはずぶ濡れ、“コズミックライン”辺りにはスズメバチの巣があって、残念ながらトライできず。

私は堡塁では珍しいフリールートの“スリーパーホールド5.11b”にトライ。オンサイトできなかったけど、2便目でRP。

他の方も秀さんがトップロープを張ってくれた長いルートを楽しんでおられた。


にわか雨が降って来そうなのと、駐車場が4時半までなのとで、早めに終了。みなさんは十分に満喫されたそう。良かった。

(ハッ!?)そういえば私はギックリ腰だった。せやのに(荷物も軽くしたのに)また一番楽しんでしまったようだ…秀さん、I田さん、他の参加のみなさん、こんな私ですが良かったら次回以降もよろしくお願いします。


2023年8月13日 (日)

北六甲の岩場 23年8/12

今日は谷やんとI根くんと北六甲の岩場へ。

この岩場は今年になって初めて訪れ、今回で4度目。

これまでは膝をかばってずっと10台以外は触らず、Aまさんや秀さん、I田さんにトップロープを張ってもらってのリハビリクライミング。

みなさんその節はありがとうございました。トップロープなんて何年ぶりやったやろ?


膝の調子もだいぶ良くなってきたので、今回は11台にトライしてみました。

10aと10bでアップしてまずは“猪鹿蝶5.11b”へ。

長いルートで見栄えも良く、この岩場の看板ルート。

久しぶりのオンサイトトライ。どきどきする。大きく息を吐く。ああ、ほんとに久しぶり。

いざ、スタート。時々“ん?”って感じの難しめの箇所が出てくるけど順調にクリア。なかなか緊張するけどレストできる所も多くてこれは助かる、持久力がすごく落ちてるので。

いよいよ最後の局面、ちょっとルートがわからなくなり、下におられたM田さんに訊く。大きな岩を乗っ込すとのこと、間違いなく核心。

レストしながら上をうかがうも全然見えない。もじもじしてても仕方ないので心を決めて手を出す。出たとこ勝負の現場処理、かなり苦しかったけどなんとか登れた。うれし〜!


次は“ともちゃん5.11c”。

こちらは短いけれどもかぶった壁でしんどそう。核心はリーチを活かしてなんとかオンサイト。やった!疲れた〜!しかしまあ、直前にM田さんの登りをガン見してたのでFL。


まだ時間があったので“まだだよ5.11b”。

これは難しかった。2便出して登れず。


この日、Hさん夫妻も来られていて、スズメバチの巣が近いにも関わらず果敢にも登られておられた。(ビレイされていた奥さんはイヤそうにされてましたが)

Hさんともいろいろお話しできて楽しかったです。


やっぱり外岩のオンサイトトライは楽しいけれど、知らん間に膝に負担をかけてしまいそう。気をつけよ。

2023年6月18日 (日)

蝙蝠谷“カンテ5.12c”RP 23年6/17

またまたこうもり谷へ。

今回はいつもの秀さんに、こうもり谷初めましてのAひさんご夫婦とI根くんも一緒。

先週の土曜日がかなりの賑わいだったので秀さんと話し合って1時間早くに岩場に到着。

しかし岩場は思いの外ガラガラだった。アップで“マーメイド5.10bc”。楽勝のハズが早々にテンション。岩熱すぎ。

この日は当に“梅雨の晴れ間”、すごくいい天気、はええねんけど良すぎて暑い。灼熱やった。


それでも宿題の“カンテ 5.12c”へ。

ヌンチャク掛けながらムーブのおさらい。

実は3日前の水曜日、仕事が休みだったので秀さんとKさんとでこうもり谷に来てカンテのトライもした。

しかしその日は雨後で染み出しが多くホールドが濡れて滑ってほとんどトライにならなかった。

その時怖い思いをしながらもホールドの確認とムーブの練習をしたので今回はかなり手応えを掴めた。

確かに暑いけど、水曜日のビシャビシャに比べたら全然登れる。


本気トライ。

下部は前回かなり怖い思いをしたので今回はだいぶ余裕をもってこなせた。

苦手な核心手前も間違わずにクリア。アンダーレストポイントへ。ほとんどノーダメージ。

ここで6割残ってたら登れるかなぁ、と思ってたけど今回はまだまだ8割以上残っている。ちなみに前回はここの時点で9割使い果たしていて、いくらレストしてもちっとも戻ってこなかった。

レストしながら核心部を見る。ルート名にもなっている“カンテ”だ。暑い。でも岩は乾いていてフリクションはそんなに悪くない。

指先がちょっと汗ばむ感じがするけどチョークをつければ問題ない。(アップでマーメイドを登った時はチョークバックをつけてなかった)

さてと。ビレイヤーのI根くんに声をかけて登り始める。核心部へ。左足のヒールフックや左足軸のフラッギングが使えればいいのだが、いちいち右足に踏み換えるので強度が上がるし非常に面倒くさい。

それでも、そのムーブの練習もしたので間違わずにこなせた。2ピン進んで大ガバでクリップ。

大ガバで手を入れ替えながらレスト。あと2ピン。やはり核心ムーブはしんどくて結構消耗したけれど、まだ5割は残っている。間違わなければ余裕で完登できる。

と考えると急に緊張してきた。思えばここまでノーテンで来たのも初めてやな。心臓の鼓動が落ち着くまで深く深呼吸。

強傾斜のガバを数手繋いでクリップ。ここからは垂壁。あと6手。

一度ずつ左右の手を振り、最後のムーブ。4手進んで最終クリップをするかちょっと悩んだけど飛ばすことにした。

右足ハイステップで右手カチ、左足上げて最後は左手ガバ…が、おお!?見えへんやん!

なんてこった、左上に太陽で視界は真っ白。しかし探るほどの余裕はない。練習した時の感覚を思い出し、思い切って左手を伸ばす…掴んだ!ガバだ!

終了点にクリップ、やった!登れた!!

いや〜最後の最後、なにも見えなくなった時はホンマ危なかった。でも登れて良かった。


お昼ごろ、RPの余韻に浸っていると、どんどん人がやってきた。ん?こんな時間に?さっきまでガラガラやったのにあっという間に混雑。

知り合いに聞くと、みんな午前中は日陰の対岸エリアにいて、昼からは正面壁が日陰になるので移動してくるのだそうな。

なるほど。それやったらあんな暑い中トライせんでも良かったんや…ちょっと待ってたら涼しくなるんやね…憶えとこう。そういえばAまさんもそんなこと言ってたっけ?


次は因縁の?“ロンググリーン5.11c”。こないだ登れた思たら終了点間違えてたルート。

ここは一発、マスターで登ったろって考えてたけど核心でフォール。やっぱり難しい。つーか前回のムーブ忘れててなかなか思い出せず。結局思い出せなかったけど違うムーブが見つかったのでそれで。

次の便で登れるハズがまたもや核心でフォールし、結局3便かかった。


この後“レインボー5.11c”(核心ムーブが謎・トップアウトするのも必死)と“復活5.11c”(2テン・再RPには程遠い)にトライし、「11c三部作」におさわりだけ済ましておいた。

17時頃終了。片付けて下山。お付き合いいただいた方々、ありがとうございました!


2023年6月 7日 (水)

蝙蝠谷 23年6/4

日曜日、こうもり谷へ。

Aまさん、トモちゃん、お久しぶりのK沢さんにI東さん。

現地で秀さんと合流。その秀さんと組んで登る。“アパガード5.10b”でアップ。

さて。今日はなに登ろう?

真っ先に宿題の“カンテ”を思いつくが、壁の中ほどは相変わらずの混み具合。

それに膝も痛い。膝の具合を書いておくと、左足を膝より上げての乗り込みが痛くてできない。もし上げないといけない場合はハンドホールドが良い場合は腕の力でなんとかする。ほとんどの場合は右足に置き換えて登る。

外岩だとフットホールドがいっぱいあるのでなんとかごまかして登れるけど、ジムでは“フットホールドはコレ”と限定されるので低グレード以外は登れない思う。ので、現在ジム(バム)は休会にしてもらっている。もちろん、ローカルくらいはできるやろうけど、ジム行ったらたぶんついつい登ってしまって手術前に本格的に壊しかねない。私の場合。


長くなった。この日は“鷲鼻ハング5.11d”にトライ。

下部は苦手な“マーメイド5.10bc”。落ちそうなりながらもなんとか上部のカブリへ。

しかし乗っ越しのムーブが分からずオンサイトトライ終了。

Aまさんにヒントをいただき、さっそく試してみる。なるほど、これならできそう、が2便目。

3回目ともなると“マーメイド”も楽に登れるようになった。

上部核心もそれほど力を使わずにクリア。無事にRP!楽しいルートだった。


次に“ロンググリーン5.11c”をトライ。パートナーの秀さんが下部が共用の“グリーンノート5.11a”をトライしていたので。

出だしから難しく、簡単になった思ったら核心。初見ではムリ、あえなくフォール。

かなり悩んでようやくクリア、しかし!その後も難しい。

私のリーチでギリギリ越えられたので核心ほどではなかったけどかなり難しいのでは?

終了点直下までなかなかの強度、ん〜難しい…これで11cかぁ。このルートよりも易しい12aが何本か思いつく。


次のトライの前にマメオさんとお話できた。ロンググリーンのことをうかがうと“蝙蝠谷3大?11c”のうちの一本で、しかも一番難しいんちゃうかな、とおっしゃっていた。

なるほど。でも楽しい。さっきの“鷲鼻ハング”といい、蝙蝠谷は面白いルート揃いである。

“ロンググリーン”の2便目。核心で落ちそうになったけどなんとか登り切れた!

…と思ったが、ヌンチャク回収時に「終了点が違う」という指摘があった。間違えて右隣のルートの終了点に行ってしまったようだ。ありゃりゃ…

RPはお預け、また今度改めてトライしよう。


最後に“復活5.11c”に再トライ。

何度もテンションかけてしまうグダグダぶり、持久力はすごく落ちていることを再確認。ヘトヘトなった。


今回はこれでおしまい。お付き合いいただいた方々、ありがとうございました!またよろしくお願いします!

2023年5月22日 (月)

蝙蝠谷 23年5/21

この日曜日はこうもり谷へ。

Aまさん、お久しぶりのトモちゃん。Y岡くんとは駐車場で待ち合わせ。

アップで“アパガード10b”を登って、宿題の“カンテ5.12c”にトライ。

またもきれいサッパリ忘れており、無理やりムーブの連発。

頭が悪いのは今に始まったことではないのだが、それを差し引いても全然ダメ。


実は先日、整形外科で診てもらった。長引く膝痛がクライミングだけでなく日常生活にも影響し始めたので。

診断の結果は半月板損傷。7月に手術を受けることになった。

それもあってジムには一ヶ月近く行っていない。ローカルエンデュランスやスタミナトレをやらなくなるとやっぱり持久力は落ちてしまう。

“カンテ”はなかなか空かないし、他のルートも空いていない。そうそう、この日の蝙蝠谷は大盛況。

顔見知りと多く会えてさながら同窓会みたいだった。

ふと、空いているルートがあり、確認すると“アクエリアス5.12a・B6”とある。

ボルト6本の短い薄被りルートで12aかぁ…前回似たような感じで11bcの“ハットトリック”でかなり手こずったからなぁ…

まあでも、他に空いていないのでトライすることに。

出だしから難しく、2ピン目から3ピン目が核心?結局1便目は3ピン目に掛けることができず。


2便目はプリクリ棒を使って3ピン目に掛けてからムーブを探る。左足での乗り込みができないのがツラい。

その次も難しいけど、4ピン目のガバを掴んだら実質終わり。確率悪いけど、なんとか行けそうかな?


3便目はRPトライ。ビレイヤーのY岡くんに、核心は2回。どっちも成功率4割くらい。なのでイチローがヒット2本連続で打つくらいの確率、という分かったようなワカランような説明をして、いざ!

それがうまく2本連続ヒットが出た。2箇所の核心をクリアしてガバをキャッチ!やった!もう登れたも同然。

なのだが、さっき簡単にできたガバのマッチができない。まあまあ。ガバ持ってるしなんとかなる、と自分を言い聞かせるもどんどんヨレてくる。

最近のトレーニング不足の悲しさ、なんとか無理やり上がりたかったけど無情にもフォール…ああ…

すると下からY山さんがホールドとムーブを教えてくださった。やってみるとめっちゃ楽。やっぱりクライミングはムーブやな。


Y岡くんの“活断層5.12a”RPビレイの後、“アクエリアス”の4便目。

4割やった核心は8割くらいになっててあまり落ちる気がしなくなった。さっき落ちたところも落ち着いて処理。後は終了点へ。

ふぅ、やった!登れた!!

膝は相変わらず痛いけど、なんとか登れるのが分かって一安心。もちろん無理はできないけれど。


お付き合いいただいたAまさん、トモちゃん、Y岡くん、ありがとうございました!またご一緒よろしくお願いします!


2023年5月 7日 (日)

蝙蝠谷 23年5/5

ゴールデンウイーク、2日間備中ニューエリアでクライミングの後は蝙蝠谷。ニューエリでも一緒だったAまさんと。

本当は1日レストするつもりだったが、翌日6日の天気予報が絶望的だったため、こうもりでエンクラしよう、ということになった。

本気トライ三日目というのは今までも何度かあったけれど、まあだいたいろくでもない。まともに登れた覚えは皆無である。


それでも、せっかくだからと私は以前トライして登れなかった“活断層 5.12a”を目標にした。


http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-c84473.html

↑コロナ前の4年前。暑かった。


今回は涼しい。体はちょっとボロいけど以前より持久力も上がっているハズ。

“アパガード 10b”でアップ、早速“活断層”へ。

あわよくばマスターで、と考えてたけどそんなに甘くなく核心前でテンション。

ホールドとムーブを確認して降りる。


2便目。さっき落ちた箇所まであまりヨレずに登れた。レストを入れながら上部を確認。

落ち着いてムーブを繰り出し、核心部をクリア。終了点にクリップしてRP!

登れた〜!良かった!!

4年越しで宿題を完登。この日の2便目、計7便でのRP。


目標は達成したけどまだまだ時間はあるのでAまさんがRPした“ハットトリック 5.11b/c”をやってみることにする。

Aまさんは私が“活断層”RPの直後に“ハットトリック”を完登された。

気迫溢れる登りで、ビレイしていてとてもイレブン台のクライミングには見えなかった。

やってみるとやっぱり難しい。いや、コレほんまにイレブンBCっすか?

普通にフォールした。


気合を入れ直して2便目。もうこれ以上この課題はやりたくない思いでかなり粘ったのだが核心でフォール。

3便目は出だしでフォール、すぐにトライし直した4便目でようやくRP。

いや〜難しい。私には“活断層”より難しく感じた。(実際便数も倍かかってるし)


この後はもう本当にヌケガラ。頑張って“カンテ5.12c”の確認。

最後に再登を狙って“復活 5.11c”のトライ。復活は以前マスターオンサイトしてるので絶対登ったる!と思ってたがやはり身体は正直、もう精も魂も尽き果てた私には半分登るのが精一杯、後はテンテンでヌンチャクの回収。


後半はボロボロやったけど、よく登った。楽しかった。Aまさん、連日ありがとうございました!




2023年4月30日 (日)

蝙蝠谷 23年4/30

ついにこうもり谷の許可証がきました。

早速Aさん、N田くんと行きました。大雨の後で結構濡れてましたがルートを選べば登れました。

他にも知り合いの方々も来られてました。半分濡れた“哲学の道5.10c”でアップ。

と言いつつアップにならずかなり本気で登りました。おかげで左脇腹がピキッてなりました。

前回の山田川清掃時に宿題になった“カンテ5.12c”をトライするつもりだったが、あいにく所々濡れている。あまり濡れていない“旅路郎5.12ab”をやってみることにした。

出だしから悪く、ソッコーでテンション。オンサイトトライ終了。

なんとか出だしを力ずくで登ったが、その後も悪い。そこも無理やり。後はしばらくカンタン。傾斜が強くなるところからが核心。テンテン。ヌンチャク掛けに専念。

一応はムーブ解読したけど、かなりの無理やり感。こりゃアカンな、と思いながらいったん降りる。

2便目は無理やりながらも傾斜の核心まで進んだが2本指ポッケでヌンチャクを掛けたところで終了。そんな悪いホールドでクリップしたらそらヨレるわな。

その後の核心部の練習を何度かして降りる。

3便目ともなると出だし、下部核心は簡単に越えられるようになった。ほとんどノーダメージで傾斜部の核心。

さっき練習した通り、間違えずに登れ、一番苦手な右手ガストンから左足ハイステップも余力を残してこなせた。後は終了点まで落ち着いて登り、クリップ!RP!

やった!登れた〜!嬉しい!

この後、N田くんもRP。さすが!


旅路郎RPの後は、“カンテ”の復習。Hモトさんのヌンチャクをお借りしてやってみたけど、やっぱり難しい。前回一応ムーブは作ったけど、無理やり過ぎ。改めてやってみて、とても下から繋げられない。

次にトライする時は焦らずじっくり最適ムーブを考えたい。


蝙蝠谷はやっぱり面白い。これからもルールを守って登らせたいただきます。

Aさん、N田くん、お付き合いありがとうございました!



2023年3月12日 (日)

山神社・獅子岩“WARABI 5.13-”RP 23年3/11

“WARABI”に初めてトライしたのは去年の年末だった。

一応トップアウトもできて自分でヌンチャク掛けができるのがわかったけど、全然繋がる気がしなかった。

それほど各パートのムーブが強烈で、まさに各駅停車だった。

パートナーとは「五カ年計画やな、こりゃ」と笑い合っていた。

山神社は姫路にあってウチからもそれほど遠くない。(いつも行っている備中・帝釈と比べて、だが)そして近所にある“13”のルートというのは貴重である。

これまでのように通いつめてRP、ではなく気が向いた時にトライして登れる時がきたらRP、でいいや、と考えていた。


今年になって、休みが土日連休でない時に来てトライ。トライといっても各停でムーブ探り。それも3便がやっと。4便目は回収便だった。

獅子岩はガビガビで指皮が削れてヒリヒリ、治るのに一週間かかった。後のジムではテーピング必須だった。


様子が変わったのは2月の末だった。パートナーと獅子岩に行くと、WARABIの下のピンにボルトが掛けられいる。

不思議に思ってWARABIのルートを見上げて目で追ってみると…あっ!?3ピン目がない!?

岩の後ろに回って終了点からヌンチャクを掛け、4ピン目から長いスリングを垂らして3ピン目の代わりに、と考えたのだが壁から離れ過ぎて全然アカンかった。

パートナーが設定者のH石さんに連絡してくれ、事情を聞いたH石さんはわざわざ現地まで来てくださった。

H石さんとは初めてお会いしたが、とても気さくな方で、来られてすぐにボルトを付け直してくださった。そしてもちろん“WARABI”のトライもされた。

その時に私の苦手な核心、4ピン目後のムーブで2箇所大きな大きなヒント(というか答え)を与えてくれたのである。

このヒントのおかげで核心ムーブの成功率が格段に上がり、(登れるのでは?)という野心?がムクムクと芽生えてしまったのだった。


登れそうな“13”があるのに(気が向いた時にトライして登れる時がきたらRP)なんて、私は達観できない。

考えないように思っていてもムーブが頭をよぎり、突如減量し始めたり。


そして3月。20度を超えるすごく暑い日だった。この時のパートナーはI根くん。

I根くんは「上裸でトライしたら?」と言うてたが本当に脱いでしまいたいくらい暑かった。

ただ、昼過ぎからは太陽が岩に隠れて日陰になりかなり涼しくなる。

1便目、2便目も核心でフォール。そして日陰になった3便目は、かなり余裕があったのに左の指がすっぽ抜けてフォール…おお、めちゃ悔しい…

時間は2時、2時間休んでも4時、もう1回トライできる。が、今まで4便目はヨレヨレでトライしたことなかったので(たぶんヨレててアカンやろ)と気分は開き直って楽だった。

日向ぼっこしながら昼寝したりして過ごす。2時間休むつもりだったが、1時間半経った3時半、トライ。


出だし、いきなり右足がスリップ、でも大丈夫。やれやれ。2ピン目クリップ。

“真実の口”からダイナミックムーブ、左サイドガバの後は振られに耐える。3ピン目クリップ。

少しレスト。さて、ここから核心。左足上げが狭くてキツい。そして右足を内にたたむ。

一手一手、声を出す。

右手、ガバ、届け!(届いた!)やった!

左足を穴に入れるのを忘れないように。よし、安定した。左へトラバース、フラッギングでバランス取りながら、フラッギ…あれ?できない?

ちょっと慌てたけど、なんとかトラバースできた。4ピン目クリップ。後で動画見直したら左足が穴に入ってなかった。

ガバをとって大レスト。それほど休まなくても大丈夫そうだが、ここまできて落ちるはなんとしても避けたいし、なによりこのルートに対する想い、辺りの西陽の夕景とも相まって感慨深い思いに暫し耽っていた。

大きく息を吐き出し、最後のひと登り。終了点にクリップ。

やった!登れた!!嬉しい!!!


https://youtu.be/JxzRSuPY1j4


この日の4便目、7日間25便目でのRP。


この日のパートナーのI根くんはもちろん、これまでビレイしてくれた方々、付き合ってくれた人たち、ありがとうございました!

獅子岩は登れてないルートあるし大好きな場所なのでこれからも行きます!

2023年3月 7日 (火)

蝙蝠谷 23年3/5

コロナで集まって清掃できなくなり、3?4年ぶりの蝙蝠谷。

今回は山田川クリーン作戦に参加。私は許可証を持っていないので、清掃時にしか蝙蝠谷でクライミングができない。

Aさんの車でK沢さんカナちゃんと。現地で秀さん、谷やん、Y岡くんと合流。


1時間程真面目に掃除をして、蝙蝠谷へ移動。

以前たしか敗退した“マーメイド10b”でアップ。無事に登れて成長は確認できた。


その後“カンテ5.12c”にトライ。

“カンテ”は24m、ボルト11本のロングルート。下から見上げると登攀意欲をそそられる。かっこいい!


1便目はグダグダ、なんとかヌンチャクを掛ける。早くも(やっぱり回収して12aしようかな)と弱気になる。

2、3、4便と便数を重ねてようやくムーブを解読。長いルートで、しかも核心以外も決して楽ではない。間違えて迷ってしまうとたちまちパンプしてしまう。

傾斜の強いルートはあまりやっていないのでレストしてもあまり休めていない。しかしようやくこの蝙蝠谷の岩にも慣れてだいぶ力が抜けるようになってきた。

しかしもう時間は夕刻。ホンマは4便目で回収するところを秀さんに頼んでもう1便出させてもらう。


最後の5便目、もうヨレヨレ。しかもさっきの4便目から30分も経っていない。

(しかし)ノーミスならチャンスはある(…と思う)

細かい間違いはあったものの、なんとか核心前のアンダーまで到着。ここから上は強度はあるけどちゃんと記憶している。

いざ!と気負ってスタートしたが、すぐにクリップできずにフリーズしてしまった…そういやクリップ体制決めてなかった…


結局ここでテンション。登れなかった~。やっぱり12cをワンデイでRPするのは難しい。

でもとても楽しかった。充実した時間を過ごすことができた。お付き合いいただいたみなさん、ありがとうございました!



2022年12月12日 (月)

宝塚・新岩 22年12/10・11

新しく公開された岩場に行ってきた。弟子AのMさんと。

初めての岩場はアプローチ間違わないかドキドキするが、道も整備されていて迷わずに行けた。とりあえず荷物を置き、ルートの同定。
“ブラックサマー10b”でアップ。もう一本アップを…と思ってたら、ロープが引っかかって困ってる方がおられ、ルートのグレードを訊くと10dというのでそれでアップ。

“ページターナー10d”というルート。人助けも兼ねてアップ。スタックしたロープも無事回収。

この後から本腰を入れてトライ。まず“坂武者5.11b”。マスターでOSできた。
次は隣の“ツルタの冒険”。ヌンチャクが掛かっていたのでお借りしてトライ。
OS狙ったけど中程でフォール。なかなかトリッキー。2便目でRP。核心越えた後に落ちそうなった。アブネ…
そろそろメインの12bをトライしたかったけど、登っている方がいて、先に“ホビット5.11b”を。
4ピンの短いルート。私の苦手なボルダリーなルートやったけど、無事にMOS。

12bがまだ空かないので“ドリーム・ファクトリー5.11c”。

これはだいぶ危なかった。終了点直下が難しく、登ったり降りたりを繰り返し、最後はイチかバチかで突っ込んでなんとかOSできた。


3時頃になってようやく“防衛線5.12b”のトライ。

もちろんOSを狙ったが最初の核心でフォール。その後も難しかった。テンテンでムーブをバラして手応えは掴めた。

ここでクライミング終了。この日は冬とは思えないほど暑かった。寒がりの私が半袖シャツ一枚で登ってた。

また開拓者である東さんと奥さんも来ておられ、少しだけど話ができて良かった。若い頃のムキムキ写真、ホンマすごかった…


翌日曜日。再び新岩へ。

この日は私主催の山岳会登攀訓練。秀さん、I田さん、F木さん、みゆさん。会員外のI宮さん、弟子AとB。私を含めて8人でおじゃましました。

“ガーデンズ10a”でアップ。

隣の“トリトン5.11b”をMOS。


お目当ての“防衛線5.12b”にヌンチャク掛け。

掛けながら昨日組み立てたムーブのおさらい。しかし最後の核心ムーブができない。

(あれ?おかしいな。パツパツやけど、結構カッチリ決まったはずなんやが…)

何故か15cmほど届かない。何度もトライして何度もフォール。

諦めていったん降りる。おかしいな。一晩で背、縮んだんかな?

2便目、核心ムーブを思い出す。やっぱり。そんな急に縮むワケが。他のパートも細かい修整して、もうRPできそう。


私の前に東さんに登っていただき、お久しぶりのコージさんもトライ。コージさんは2撃でRP。さすがに強い。

この後私の3便目。下部で思い切り間違えて落ちかける。核心部はきっちり覚えていて大丈夫。終了点直下の核心でも間違えそうになったけど、冷静にやり直して無事にRP。登れて良かった。


この日も岩場は大賑わい。昨日に続いて東さんご夫妻。

お久しぶりのコージさん・シブさん。相変わらずの夫婦漫才が見れて良かったです。

2日間とても楽しかった。改めて開拓していただいた東さんに感謝!ありがとうございました!


※新岩を訪れる方へ。まだ不安定な岩も見受けられます。アプローチも含めて落石等にご注意ください。なるべくヘルメットをかぶっていた方が良いと思います。

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