カテゴリー「クライミングのこと。」の43件の記事

2018年1月30日 (火)

“ウリウリ”を登って~“スポーツ”と“冒険”の間。

今年に入って不動岩東稜にある“ウリウリ5.11d”というルートにトライし始め、先日ようやくRPできた。
このルートにトライしていて、いろいろ感じたことがあるので、書いてみようと思う。

“ウリウリ”に関するウワサは、とにかく良くない。恐らく、過去の事故の影響が少なからずあるのだろう。
昔はよく登られていたルートだったようで、人気ルート100の7位に選ばれたりしたようだが、最近はあまりトライしている人はいないようだ。
私もトライは今になってようやく、である。まあぶっちゃけ、RPできそうな課題が近所になくなったんで、やってみっか、てな具合だった。
丁度今回のパートナーも同じ思いだったみたいで、タイミング的にはラッキーだった。

やってみて分かったのだが、まずピン間隔が遠い。そして要所にも関わらずプロテクションがハーケンだったりする。
上部に核心があり、その手前のプロテクションがハーケン。次のプロテクションはボルトだが、クリップ体勢がバランシーで非常に怖い。クリップ時、(もし墜ちたら…前のピンはハーケンやし…)なんて思いが脳裏をよぎり、また、目の前でヌンチャクがプラプラ揺れとるもんやから、クリップできずにヌンチャクを掴んでしまう、なんてこともあった。

さて、誘惑に負けないで無事クリップできても、その後に核心ムーブが待っている。
パートナーはムーブをこなした後、上のカチを保持してからクリップしていたが、私はムーブの途中で、下からクリップすることを選んだ。その時の左足はスメアで、(ああ、滑ったらどーしよー)と思いながらのクリップになる。勿論、A0(ヌンチャク掴み)の誘惑も健在だ。
じゃあ核心後にクリップすればええやんか、と思うかもしれない。実は最初は私もそうだった。が、確か5便目でそのクリップ時に手繰り落ちし、左腕をしこたまぶつけて酷い打撲傷を負ったのである。それ以来、怖くなって下からクリップに変更したのである。

さてさて、無事クリップし、核心ムーブをこなした後も、まだ楽はできない。そんなに持ちやすくないホールドでの数手。そしてプロテクションは再びハーケン(リングボルトやったかな?)である。
今のフリークライミングの感覚だと、ハーケンしかないとこ=滅多に落ちないとこ=簡単に登れるとこ、である。ので、最初はガバを探しまくった。でもなかった。
ひょっとしたら我々の見つけられなかった“秘密のミラクルガバ”的なホールドが存在するのかもしれない。
厄介な数手をこなすと、ようやくガバ。ここのプロテクションもハーケンだが、この上はガバだけなので大丈夫。実質終了で、少し登ると終了点である。


現在、“フリークライミング”という言葉は、ほぼ、“スポートクライミング”と同義で使われているように思われる。言い回しは色々あるけど、要は“フリー”は“スポーツ”で安全だ、と、(極論になるけど)そういう風潮である。
リードできるジムが増え、ジムからフリークライミングを始める人も多いと思う。私もそうだ。
また、最近開拓された岩場は、昔からの岩場に比べてピン間隔が短く、だいぶ安全に配慮されているように思える。
数年前に、Hさんが開拓されたT市の某岩場はジム並みのピン間隔で、本当に有難い。
会の初心者練習でよく使わせていただいている。

しかし、忘れてはいけない。フリークライミングは元々スポーツではない。
アブミ等の登攀器具を使わないで、己の体だけで登るクライミングのことである。
元来アルパインクライミングから移行してきたことを思えば、“冒険的要素”があって当たり前、だと考えられる。

冒険的要素が強いルートとして、私が真っ先に思い当たるのが、駒形岩の“斜陽5.9”である。
以前、斜陽をトライして怪我をする人が多いことから、ピンを打ち足す話があったように思う。
私も骨折した方1人、捻挫した方1人を見たことがあるので、打ち足すのに賛成だった。
しかし、結局ピンは打ち足されることはなかった。私は
この現状維持の考えにも賛成である。
なんやねんチョリオ、“コウモリ”みたいなヤツやな、と思われるやろうけど、実際私はどちらの考えも正しい、と思う。
怪我人が出るのは困るし、5.9やねんからもうちょい安全にしたろ、という考えは正しいと思うし、ちゃんと考えて登ればそこが危ないというのはすぐ気付くし、そもそも5.9が簡単だと思い込むのが間違いだ、という考えも正しいと思うのである。


ずいぶん脱線してしまった。“ウリウリ”の話だった。
上記の通り、ウリウリは現在のフリールートとは異なる冒険的要素の強い課題なのだが、その極めつけが出だしにある。
現在は工業用(?)ボルトが2ピン打ち足され、かなり安全になっているが、本来の1ピン目は今の3ピン目、非常に高い位置にある。
今の感覚だったら、これほど高い位置に1ピン目があるのは、かなり簡単に登れるから、と考えてしまうが、なかなかバランシーでクリップ体勢もビミョーである。
もしクリップミスをして墜ちれば、ビレイヤー位置で0ピンを取っていたとしてもかなりの大怪我、死んでもおかしくない。
昔のクライマーはこれをこなしていたのか、と思うとその強心臓ぶりには全く感服する。
正直に言うと、RPした直後の今現在なら、100回の内99回、大丈夫だと思う。それぐらいの自信はある。
しかし、言い換えれば、100回に1回は死ぬかもしれないのである。当に命がけ、冒険、である。


今時、命がけなんて流行らない。と思う。しかし、フリーソロというスタイルもある。
半年程前に、アレックス・ホノルドによってヨセミテの5.12d(だったか?)のルートがフリーソロで登られた、と話題になり、絶賛されていた。もしこれが普通にロープを結んでのクライミングなら、話題にならなかったと思う。
また、ボルダリングでも、ノーマットでのトライにこだわる人がいると聞く。

つまるところ、クライミングはやっぱり“自己満足”なんやな、と思う。
もちろん、他人の評価を第一義と考えている人もいるだろう。そのために、ほんとは登れてないのに、登れた!とウソをつく人もいるらしい。しかし、自分は騙せないし、そんなことして楽しいのか、と思ってしまう。
イヤ、そんなことを書くんじゃなかった、そうそう、自己満足。
このスタイルで登ってみたいから登る。
別に他人にどうこう言われるのではなく、自分がやってみたいから。

マスターにこだわる人もいるだろうし、チョンボ棒を使ってでも登りたい、という人もいる。
ハングドッグは潔くないという考えの人もいるだろうし、一時間ぶら下がって壁を触りまくってる人もいる。

私は、どれも間違いではないと思う。(混んでる時の壁の独占は良くないが)
自分のやりたい、登りたいスタイルで登れば、それでいいと思う。
その、色んなスタイルがある、というのが、クライミングの魅力の一つだと思う。
RPできたら、今度はマスタースタイルでトライ。次はあのガバを使わない、限定で、という風に。

おおらかな考え方やと、道楽でやっているんだから、楽しかったらそれでええんちゃうん、と。
もちろん、プロのクライマーはそれではアカンやろうし、ルールやマナーは守るべきである。

今回、ウリウリをトライして、先達のクライマーの息吹を少し感じることができたと思う。
楽しかった。いいルートだな、と思えた。
“タイコ”や“ワンマンショー”もいいルートだ。
ますます不動岩が好きになった。


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なんか書きたいことが多くて、まとまりのない文章になってしまった…ごめんなさい。

2018年1月15日 (月)

垂壁の思い出ルート。

先月、グラビなんばの垂壁にあった、お気に入りルートがなくなった。
11cと11d。どちらも垂壁の課題らしくバランシーで難しく、RPまで10便以上かかったと思う。

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私はカブリ壁が苦手だが、スラブや垂壁も得意とは言えない。
股関節(だけではないが)が硬く、壁から離れてしまい、指への負担が大きくなるのである。

そしてやはり、ジムでは垂壁はあまり人気がない。
垂壁には初心者が多く、よって高グレード課題はあまり触られてなかったように思う。

ではなぜ私が垂壁にこだわるのか。
答えはカンタン、それは近場の岩場の殆どが垂壁以下だからである。
最寄りの岩場が鳳来や城山なら、そうならなかったかもしれない。

外岩に行く前は、必ず前述の2課題をトライした。
登れることもあれば、登れない時もあった。
しかし、悪い足置きや薄いカチを感じることにより、外岩へとつながっていく気がしたのである。

古い課題がなくなって、今は新しい課題ができている。
とてもいいことだが、新しい課題は、ちょっと物足りないなぁ…

2018年1月14日 (日)

スカルパ キメラのこと。

一月前に購入した新しいクライミングシューズ、スカルパの“キメラ”。
かなり気に入っている。
ずっとファイブテンの“ドラゴン”を使っていたのだが、今では外岩もジムもキメラで登っている。
そもそもジムと外岩でシューズを変えることも、あまりないのだが。

別にドラゴンに不満があったわけではない。
気になる点としては、シャンクが柔らかいためか、ソールの減り具合によって特徴が大きく変わってしまう点。
新品時やリソール時にはエッジングシューズみたいなのだが、ソールが減るとぐにゃぐにゃになり、エッジングどころではなくなる。
あと、造りがちゃちく、リソールも一度しかできない。

といってもドラゴンは大好きなシューズで、靴のせいで登れなかった、ということは一度もない。

ではなんでキメラを買ったのか。
なんとなく、である。

秋頃、ドラゴンのリソールが気になりはじめた(しかも2足同時に)ということもある。
なんとなく、最近モチベーションが上がらない、ということもあるかもしれない。

新しいシューズが欲しいな、と思っても経済的に余裕のない私は、ネットの情報やカタログを眺めてはあーだこーだと夢想するしかない。
大きな声では言えないが、買いもできないのに試し履きも結構した。

ようやくお金が貯まり、丁度シューズを3足連続でリソールに送り込んだタイミングでキメラを購入できた。
ターンイン・ダウントゥが強めということだが、ドラゴンをずっと履いている私には丁度いい感じ。
サイズ感もいい感じで、適度(かなり?)な締めつけ具合が、(登りたい)と思わせてくれる。
これだけでも、この靴を買った甲斐があったと思う。

よく見るクライミングシューズのレビューではヒールとトーのフックの掛かり具合がどうの、とあるが、殆ど使わない私にはぶっちゃけどうでもいい。
もし、そういうのを期待してこの記事を読んでいる方には申し訳ない。
爪先やかかとのデカいゴムは私にはムダなので、リソール時にどうぞ使ってください、というのが本音である。


さて。
少し長くクライミングをしてきた。
気づいているけど、あまり考えないようにしていることを、この際書いてしまおう。

私が登っている程度のグレードで、靴の性能が云々というのは、殆どの場合、笑止である。
登れない理由の殆どは、靴ではなく、技術にある。
現に岩場に行けば、ヘタヘタになったスパイアやモカシムでヒョイヒョイ登る強者を幾人も目にすることができる。
私も、先月登れた12cはブカブカのブラックウィングだったし、去年あれほど苦労したワンマンショーの下部スラブもブカブカのシューズ(しかも冬物の厚い靴下を履いて)登れたのである。

じゃ、なんでアンタは靴にこだわるのか?と訊かれると、それはやはりヘタだから、なのである。
靴の性能を引き出せているのか、とか、ステルスソールだから滑らない、とか正直よくわからない。
ただ、(この靴なら大丈夫)と思える靴でないと、あまり登る気にならないし、(この靴で墜ちたらしょうがない)と思えるくらいでないと、体重をあずけられないのである。
そしてそういう靴は、自分がこだわったものでないといけないのである。

まったく、へたくそは世話がかかるものである。

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1ヶ月使ったスカルパキメラ。今のところ文句ナシ。

2017年12月31日 (日)

今年のクライミングを振り返る。17年12/31

大晦日である。1年経つの、早いわ。
さて、今年のクライミングを振り返ってみる。

http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1267460/1285717/110891225
↑去年の。

まず、クライミング外のことだが、春に転職し、慣れない仕事に悪戦苦闘。ずいぶん馴れたが、現在に続いている。
ちなみに大晦日の今日も仕事だった。


さて、今年の成果は、
11a-27本、11b-17本、11c-8本、11d-2本、12a-6本。

ちなみに去年までは、
2014年、11a-6本、11b-2本。
2015年、11a-10本、11b-7本、11c-1本、11d-1本、12a-2本、12b-1本。
2016年、11a-22本、11b-11本、11c-4本、11d-4本、12a-4本。
(全て、11abは11a、11bcは11b、11cdは11c、12abは12aでカウント)

総体的には増えてるけど、これからは落ちてくるはず。今年の後半もあまり伸びていない。
訳はカンタン。近場の登れそうな課題はほぼ、登り尽くしたため。

今年初めて訪れた岩場は、白嵓、城山、立岩、こうもり谷、鳳来ガンコ岩、某岩場2個所。

中でもゴールデンウィークに訪れた伊豆城山は思い出深い。

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12aを5本ゲットできたし。思えば今年の12の殆んどがこの城山だ。

こうもり谷は近場ですごくいい岩場であるが、登録制のため、まだ清掃時の1回しか行けていない。早く許可がおりないかな…

初めての岩場ではなかったが、秋に訪れた小豆島の吉田の岩場も良かった。いい思いがいっぱいできた。

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6月には目標だったイレブン台100本を登ることができた。

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イレブン前半、11aや11bをコンスタントに登れるようになってペースが一気に上がった。


反面、マルチやアルパインは停滞。
マルチは大台のブッシュマン2と、サマコレを登ったきり。
アルパインは一度も行けずじまい。
仕事が変わって連休が取りにくくなったのと、経済的問題が大きい。
しかし、来年こそは行きたい。いや、行く。

4月から始めたストレッチは毎日続けている。
あと、クライミングしない日は体幹トレ、翌日クライミングしない日は指トレ。
めげそうになる日もあるけれども。
半年以上経つが、残念ながら成果は感じられない。出ているけど気づいていないだけかもしれない。

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ジムは週2度行くようにしている。たまに行けない時もあるけれど。
久しぶりに12cが登れ、12aは少ない便数で登れるようになってきた。
オンサイトグレードは12a、RPグレードは12c。

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今年も多くの方々に付き合っていただいた。
楽しくクライミングができるのも、一緒に遊んでくれる方々のおかげ。
そして、岩場を開拓・保全していただいている方々。本当に感謝です。
たくさんの人たちのおかげでクライミングができる、という気持ちを忘れず、来年もこれからも楽しんでいけたら、と思う。

皆さま、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

2017年12月19日 (火)

荷物が届いた。17年12/17

納会の後、日曜の早朝帰宅。待ち望んでいた荷物が届いていた。

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ロープ、マムート 9.8 Eternity Classic、80m。
シューズ、スカルパキメラ EU40。

先月、トレッキンで注文し、ようやく届いた。海外サイトでの買い物は慣れてないし、なかなか届かないのでヤキモキする。

ロープはジム用。80メートルを購入。3分割したら3年間は安泰、という魂胆。
18000円くらいだったから1年6000円。

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シューズのキメラは、ずっと欲しかったもの。
13000円くらいだったので、思いきって購入。
日本で買うと20520円、トレッキンでも現在18000円(しかも同サイズの在庫なし)なので、いいタイミングで買い物できたと思う。

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早速、履いてみる。ターンイン・ダウントゥきつめでなかなかの拷問ぶりだ…

2017年9月27日 (水)

ターンインの恐怖。

まず。だましだまし使っていたパソコンがとうとう本格的に壊れてしまったようだ。
この記事はスマホで入力している。すげーメンドーである。

さて、先週末の土曜日、芹谷に行ってきた。
その時フォールした際、左足小指をぶつけて怪我をしてしまった。
大したことなかったのでほっといたのだが、クライミングシューズをはく時だけはすごく痛い。

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翌日曜も京都の某岩場でクライミング。
予想通り痛かったが、シューズをはいてしまえば、それほど痛くない。左足での乗り込みの際は痛かったけど。



そして火曜日、ジム。キツい靴は痛いだろうとユルユルになったブラックウィングを持って行った。

これなら大丈夫だろうと思ったがどっこい。

日曜の時よりも痛い!結構悶絶モノだった。



日曜はいていた靴はインスティンクト。サイズ感は小さいけど、あまりターンインしていない。


火曜はいていた靴はブラックウィング。ぶかぶかだが、かなりターンインしている。

日頃ターンインの具合なんてあまり気にならなかったけど、おかげで今回、よーくわかった次第。


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小指の怪我以外にも新たにローブバーンをこしらえてしまった…

2017年7月 8日 (土)

クライミングシューズ 2 17年7/8

相変わらずモチベーションは一向に上がらず、体重は減らない日々である。
パートナーが見つからず、今日は1日レストの予定。
ヌメリ知らずの私には関係ないが、どうやら世間では“オフシーズン”とやらに入ったらしい。
ジム行こうかとも考えたけど、期間券が切れたしなぁ、で、こうして昼間からブログを書いたりしている。
それでも体幹トレとストレッチだけは欠かさずやっているのでヨシとしておこう。
あ、もし、クソ暑くても外岩行きたいという方がいらっしゃれば、お気軽にお声をお掛けください。

さて、今回はクライミングシューズについて。
チョークを使わない私にとって、唯一の登る“道具”である。

以前書いたのが約1年半前。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/16213-d663.html

今回は前回の続編のようなもの。

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まず、外岩での主力、ファイブテン“ドラゴン”US8.5(EUR41.5)。

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最近はジムでもドラゴンなので、ほぼ違和感を感じない。履きやすい。
それでもやっぱり、少々痛いけど。
主に石灰岩の岩場や、傾斜のある岩場で使用。
これで登れなかったらしょーがない、と思えるくらいの信用度。

次は、スカルパ“インスティンクト”EUR39.5。

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外岩での、もう一足の主力。先の“ドラゴン”との使用度は半々くらい。
垂壁やスラブ、細かいスタンスの課題で使用。なにしろエッジング性能が素晴らしい。
履き始めて1年少し、だいぶ痛くなくなった。
難点は紐が細く、履くのが面倒。

外岩では、ほぼ“ドラゴン”か“インスティンクト”。
ただ、比較的シビアでない岩場では、ファイブテン“ブラックウィング”US9(EUR42)。

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理由はソールがもったいないから。
このブラックウィングは、以前主力だったが、今では大きいし、リソールしてステルスHFからステルスC4になり、あまり使っていない。

次は、ジムでの主力、ファイブテン“ドラゴン”US8.5(EUR41.5)、ステルスC4リソール。

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最近、ジムではコレばかりなんで、一番履いているシューズ。
以前外岩の主力だったけど、リソールした際新しいドラゴンを購入、こちらはジム履きに。
当初はブラックウィングをジム履きにする予定だったけど、同じサイズのシューズを履いている方が、外岩に行った時に違和感がないので、ジムでも同サイズのドラゴンを履くようになった。
ただ、紐なので履くのが面倒。それ以外は全く文句ナシ。

次はオマケ。ファイブテン“アナサジアローヘッド”サイズ不明。

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初代の主力。もらい物。リソールしてさらに穴が開き、“シューズドクターN”で自己リソール。
“我が家の5級”や指トレの時に使用。
思い入れのあるシューズ、静かに余生を過ごしてもらってます。今度ジムで使ってみようか?

もひとつオマケ、スポルティバ“パイソン”。EUR38。

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パイソンは一時期、主にジムで、たまに外岩でも使っていた。
が、ドラゴンを使うようになって後輩に譲った。
しかし先日、ジム仲間のD太くんが、全く使わないから、と言うので格安で譲ってもらった。
私が使っていたサイズと全く同じ。私より足の大きいD太くん、そらキツいわな…

好印象を持っていたパイソンだったが、ずっとドラゴンを履いているためか、久しぶりに履いてみるとすごい違和感。
せっかくドラゴンラストな足になった(?)のを崩すのは少々ためらわれるので、現在履かずに置いてある。
またイキのいい後輩が入ったら、譲ってあげようかな。

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ドラゴンラストな(?)私の足。汚くてすいません。


ところで、いろいろ書いたけれども。
先日、ジムでのこと。久しぶりに、垂壁の11cが登れた。
この課題は、今まで私がジムで触った中で、一番フットホールドの悪い課題で、RP後も登れたり登れなかったり。
最近はなかなか登れなかった。トライ後の2本目に登る、ということもあるけれど。

この日はたまたま、ブラックウィングも持ってきており、次は少し大きなサイズのブラックウィングで登ってみた。登れた。普通だ。

そしてさらに、上記のパイソン、D太くんに譲ってもらった日だったので、コレでも登ってみる。
登れる。普通に。イヤ、さっきよりスムーズに。

スムーズに登れるようになったのは、きっと3回も同じ動きをして、体が覚えたからだろう。
しかし靴に関しては。

私は、1年ほど前から感じていたことがあった。
ジムにおいて、私がトライする程度のグレードであれば、靴はテキトーでええんじゃね?ってこと。
フットホールドが悪い、といっても、外岩のそれより何倍もデカいし。

ただ、サイズに関してはある程度ちゃんとした方がいいだろうし、私のように(ジムは外岩のトレーニング)と捉えている人は、外岩で使う靴をジムでも使った方がいいと思う。
ずっとジムでゆるゆるで、いざ外岩でシビアな靴を履いても拷問に思えるだけで、きっと楽しめない。
ジムでも外岩と同じくらい結果にこだわる、というのなら、また話は変わってくるだろうけど。

結局、シューズで一番大事なのは、“この靴なら大丈夫”と思えることではないかな、と思う。
逆に言えば、“この靴で墜ちたらしょうがない”と思えるような。
そうした信頼がないと、ランナウトした場面で、細かいフットホールドでのハイステップで立ち込み、なんて怖くてできないだろうし、実はそれができるのは、靴の性能も大きいけど、やはり技術が一番で、違う靴でもできるのでは。

ま、私程度のレベルのハナシやけどね…


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2017年6月26日 (月)

イレブン100本達成。

去年の年末に数えたところ、それまでに登れた11台が68本だった。
100本まであと32本。密かにその32本登ることを、今年の目標にしていた。

今日、たまたまクライミング手帳を見ていて、登ったイレブンの数を数えてみると、102本だった。
(ありゃ!100超えてるやん)
嬉しかったけど、なんだかビミョーな気持ちだった。
これも密かに、(100本目はなんか記念的な1本にしよう)とか年末には考えていたのだが。

ちなみに100本目のイレブンは、先日行った立岩の“一筆啓上5.11b”。
むぅ…ビミョーだ…
たしかに面白いルートではあったが、その後継続して登った“追伸”や、その後トライした“オペラグラス”の印象の方が強い。
多分、次行った時には忘れてる可能性、大。

うちわけは、
11a 56本、11b 26本、11c 11本、11d 7本。
(a/bはa、b/cはb、c/dはcで換算)

初めてのイレブンは、これまで何度か書いたけど、烏帽子岩の“ジャスティス5.11a”。
RPが2014年7月12日。あれから3年か、懐かしい。

ま、でも100本登ったからといって、なにがどうなるわけでもなし、これからも仲間たちとクライミングを楽しんでいけたらな、と。
…んー、どうもしまらんな…

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ちょうど私が“一筆啓上”を指差している写真があった。シャントくん、ナイス。

2017年6月 3日 (土)

クライミングパートナーのこと。

私は基本的に“登りたがり”である。
私とよくクライミングに行く人は知っているだろうと思う。
そして私はオンサイトにこだわっている。
どうも私は他の人と比べて上記の意識が強いようだが、それでも普通にクライミングが上手くなりたいと思っている人には当たり前のことだと思う。

こういう考えは、大切なことだと思うが、時には少々困ったことになることがある。らしい。
普段行くフリークライミングはシングルピッチなので、問題ないのだが、マルチピッチのルートの場合である。
アルパインを含めて、マルチピッチのルートでは、“核心”ピッチをどちらがリードで登るかが問題となる。
登攀能力や経験に明らかな差がある、片方が上記の意識が非常に薄い、なんて場合はいいのだが、そうではなく、どちらも登りたいと考えていたらややこしい。
他の方のブログなんかを読んでいると、このことでちょっと気まずくなったりすることもあるみたいだ。
二人とも(核心はトーゼン自分)と考えていて、取り付きでもめる、みたいな。
そういうことを避けるためにも、パートナーとは事前に話し合いをしておくのがいい。

セカンドで登る、というのは、私にとってはほとんど意味がない。
これは、登攀価値(?)という意味であって、もちろん、ツルベの場合は半分はセカンドで登ることになるのだが。
クライミングというのは“墜ちるリスク・恐怖”があっての、自分との葛藤・戦いであると考えている。
いかにフリークライミングが“スポーツ”に特化したとはいえ、やはり根本はそこだと思っている。
トップロープに価値はない。
そしてセカンドで登ってしまうと、次回あるかもしれないオンサイトトライの“楽しみ”もなくなってしまう。
私がもし、登りたいピッチをセカンドで登ることになったら、目をつぶってゴボウで登りたいくらいだ。

さて、しかし私はそういうことで困ったことには遭ったことがない。
“らしい”と書いたのはそのためだ。
いつも登りたいところは登らせてもらっている。パートナーに感謝、である。

しかし、そのうちそうでなくなる時が来るかもしれない。
「チョリオさん、核心、やらせてもらえませんか」
そう言ってくる後輩が現れるかもしれない。
それは非常に嬉しいことではあるけれども、反面、複雑な心境やなあ。

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剣岳チンネ左稜線の核心ピッチ。

2017年4月15日 (土)

やり抜く力「GRIT」のこと。

今号のロクスノはとても為になった。
特集だった「クライミングを科学する」は勉強になったし、
アダムオンドラが完登したエルキャピタン・ドーンウォールの記事は面白かった。
腰痛の記事もあったし、連休に登る予定の城山マルチの記事もあった。

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良い記事が目白押しだった今号のロクスノ。


しかし、私の心を射抜いた言葉は、

「多くの人はストレッチすらやり抜くことができない」
であった。

それを読んだ時、私はドキッとした。
一流のクライマーと、私のような凡人クライマーとでは、「やり抜く力」(「GRITというらしい」)が違う、と記事には書いてある。

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自分の心が見透かされているようだった。
私は今、クライミングに夢中で、よく動画を見たりする。
そして、その度に(いいな~、オレもこんな風に登れたらなぁ)と思う。
しかし、反面、(子どもの頃からやってんやろな、オレなんて始めたの43才やし)とか(持って生まれたモンが違うな)と思ってしまう。
いや、まあ、それはきっと正しい。だが、それだけか。
PCの向こう側の人たちは、若くからクライミングを始めて、素質に恵まれただけで、登れるようになったのだろうか。
おそらく、いや、きっと大変な努力をしているのだと思う。
その努力の何分の一も、何十分の一の努力もしないで、自分の登れない理由にするのは、かなり恥ずかしいことである。


さて、この記事を読んで、私も「やり抜く」ことを決めたので書いておく。
そんな難しいことではない。続けることが大事。
とりあえず、1年、やり抜く。既に1ヶ月経ったので、来年の3月まで。

・ストレッチ
体の硬い私にとってストレッチは必須。怪我して登れなかった去年6月から続けているが、たまにサボってた。必ずやる。
・体幹トレ
これも去年6月からやっていたが、クライミングを再開した後、いつの間にか止めていた。結構シンドイねん…
3月から再開、ジム以外の日は必ずやる。
・指のトレーニング
トレーニングボードがあればいいが、設置する場所がないし、お金もない。何よりヨメさんの目が怖い。ので、できる範囲で。
翌日クライミングがない日は必ずやる。しかしかなり負担が大きいので、ケガしない程度で。

今のところ1ヶ月は続いているが、効果は感じられない。
効果が感じられないから、殆どの人(私も)は続かないのだろう。
しかし1年。必ずやり抜こう。

https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=ohyKDJlntI4

体幹トレの1つ、片足スクワット。

実は1ヶ月続けて、早くも数回、サボりそうになった。
その時は「ストレッチすらやり抜くことができない」の言葉と、それを読んで恥ずかしく思った気持ちを思い出して乗り切った。

より以前の記事一覧