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2023年3月20日 (月)

初!小豆島・赤嶽 23年3/18-19

去年の年末に公開された小豆島の岩場、赤嶽。

小豆島といえば吉田の岩場には何度か行ったが赤嶽は今回が初めて。

メンバーは秀さん、N田くん、K畑さん、チョリオ。

N田くんが行ったことあるということで案内してもらった。


夜中神戸発のフェリーで、小豆島に土曜日早朝到着。

しかし、前夜からの雨が止まず駐車場で待機。10時頃に小雨になったのを見計らって出発。

アプローチは30分程で岩場の末端、そこからメインウォールであるジャンボリーケイブエリアまで15分くらい。

雨で足元が滑りちょっと危なかったけど、無事ジャンボリーケイブに到着。

噂通りすごい威圧感!圧倒的迫力に思わず“おお!”と声が出る。

とりあえず荷物を置いて、隣の左壁も見学に。残念ながらこちらは濡れているルートが多かった。

ジャンボリーケイブに戻って登る準備をする。こちらは傾斜があるので下半分くらいは濡れてなくて登れそう。できれば10台や11台でアップをしたかったが、このエリアには残念ながらそれがない。最初から目標である“ステイゴールド5.12a”、アップ兼トライ。

何ピンあるのか分からないのでヌンチャクを20本程ぶら下げ、いざ!

下部は落石を起こさないよう慎重に登る。少し登るとバランシーで気持ち悪い箇所があったが無事にクリア。傾斜が強くなってくるがグイグイ登っていく。寒い。指が冷たくてかじかむ。それに一本目だから体の動きがぎこちない。

それでもえっちらおっちら登っていって、ようやく終了点が見えた。あと3ピンくらい?ブロック状の大きなハングの先。ここから先がどうやら核心のようだ。

登っていくと体が壁に入り込んでルートが見えなくなり、いったいどこを登っていくのか分からなくなる。岩が冷たくて指の感覚がなくなってきた。ボルトを見つけては安堵、それを頼りにまた登る。ようやく終了点。

クリップ!やった!はあ、やれやれ長かった〜…途中で諦めそうになったけど頑張って良かった。12aをマスターでオンサイトなんて出来過ぎのスタートである。


しかし幸先は良かったものの、最初から無理をしたためか前日までの寝不足(泊まり勤務明けで遅くまで会議)も祟ってかこの後はイマイチ。

“活元5.12a”をトライするも3便出して登れず。看板ルートの“エルカミノ5.13b”にもトライ。こちらは核心でフォール、壁に戻れずそのまま降りてきた。トップアウトしたかったな。

この日は我々の到着後に2人、その後にHさん、Kさん達チームが来られた。我々は17時頃に岩場を後にし、土庄で夕食、買物、旅館にて小宴会。また夜更かししてしまうのだった。


翌日、日曜日。かなり早めの8時過ぎに岩場に到着すると、Hさんチームはすでに来ていて登っておられた。

左壁も乾いていて登れますよ、と教えてもらい、私は早速K畑さんと左壁の“日々是好日5.11c”を。

もちろんオンサイトするつもりだったが、岩が冷たく指の感覚がなくなり、あえなくテンション…

すぐ再スタート、あと1手耐えていればガバ、そしてその上が終了点だった。ああ残念…2便目でRP。


その後は隣の“デクラス5.12a”をトライ。こちらはまだ少し暖かい。頑張ってMOS!

昨日に続いて12aを2本もマスターオンサイトなんてほんと出来過ぎ。

いただいたトポによれば、赤嶽のグレードはオンサイトグレードとのことで、私には少しマイルドに感じられた。感覚的に(まだ数本しか登ってないけど)長いルートが多いので持久力勝負の課題が多いようだ。


ジャンボリーケイブに戻り、また“エルカミノ”にトライ。核心の抜け方はN田くんに教えてもらったけどムーブがこなせず結局またトップアウトできず。

その後やり残した“活元”をRP。

最後に秀さんとN田くんがトライしていた“マイフレンド5.12b”にオンサイトトライ。

かなりいい感じだったか、核心でフォール。惜しかったけど、やっぱり12bは甘くない。宿題に。


この日は3時で終了。片付けて岩場を後にした。

初めて行った赤嶽。メンバーにも恵まれてとても楽しかった!小豆島は近いけどフェリーを使うので時間の制約もあるしお金もかかるので頻繁には来れないかもやけど、また登りに行きたい!

お付き合いいただいたみなさん、今回もありがとうございました!


ステイゴールド5.12aMOS

活元5.12aRP(4便)

エルカミノ5.13b☓2

日々是好日5.11cRP(2便)

デクラス5.12aMOS

マイフレンド5.12b☓1

2021年12月13日 (月)

日和佐 “サウダージ 5.12bc”RP 21年12/11〜12

  

週末日和佐に行くのを楽しみに、あわよくば長年の宿題“サウダージ”をなんとかしたい、と久しぶりに真面目に減量し、コンディションも上がり調子だった。

しかし火曜日、久しぶりのクラックスでハッスルし過ぎてギックリ腰に。2週間前にもギックリ腰になったが、前回のは余震、今回は本震、みたいな感じ。

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クラックスでは12abが登れたが、その後11a登攀中にグキっとなった。

もう本当に何をやってんだか…ヤル気もなくなり、やさぐれてヤケ食い。

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緑色線グラフが体重。少しずつ、順調に体重を落としていたが、ギックリ腰になって一気に増量。

水・木・金とおとなしく過ごして、なんとかクライミングできるかな?程度には回復した。前屈は全くできんかったけど。

あと、金曜日に仕事中、腰神神社に寄ることがあったので、腰神様によくお祈りしておいた。

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もちろんお守りも購入済。

まあ、クライミングできんでも日和佐でのんびり過ごす、というのも悪くない。そんな感じで土曜日早朝に出発。今回メンバーは秀さん、イサミン、N田くん、チョリオの4人。

岩場に10時頃到着。なんと先週に続いて今回も“サウダージ”の前は水浸し。トライは難しそう。

どちらにせよ私は今回“サウダージ”なんてできなさそうな腰の塩梅なんで関係ないか。恐る恐る“甌穴群”でアップ。カブり壁はいつも1本目すごくしんどい。

なんとかクライミングできそうなんで、ローカルの女性から教わった新ルートをやってみる。

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“甌穴群”の終了点からスタート。11b。左壁を使わなければ12a、とのこと。

オンサイトトライ、下部でソッコーテンション。

ホールド探ってムーブ起こしてみたけど、12aの方はかなりキツい。今の腰状態では止めた方が良さそう。

次の便で左壁を使ってRP。確かに11bな感じで面白かった。ただし回収が結構めんどくさい。

そうこうしているうちに、

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秀さんが、

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あっさりと“岬めぐり5.12b”をRP!さすが!

先述のローカル女性に高波でサウダージトライが難しいことを話すと、今日は波、おとなしい方ですよ、とのこと。

実際にペアの強強兄さんはサウダージをさっさと登ってさっさと回収されていた。

そんなことがあったので、今回は元々しないつもりだった“サウダージ”、少しやってみたくなった。

もちろん、登れないだろうけど、核心ムーブを試したかった。“サウダージ”の核心、いったんはデッドムーブに決めたのだが、確率が低い上に失敗すると間違いなく右手が「ザリっ」と擦れて傷ができるというなかなか怖いムーブなのだ。で、1手2足増えるけれども確率の良さそうなムーブ、これを試したかったのである。

安全にビレイできるように支点構築し、N田くんに頼んでビレイしてもらい、なんとか“サウダージ”のヌンチャクを掛けた。

本当はムーブ確認もしたかったが、ホールドがヌルヌルで全然持てずだった。

ここで本日のクライミングは終了。

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一日いい天気だった。

温泉に浸かり、夕食を食べてドラッグストアで買い出し。

今回は“さくら庵”というゲストハウスで宿泊。11時頃まで宴会。いつもは早寝の秀さんも今回は夜更し。考えて見ればこの日成果があったのは秀さんだけ、2本目のトゥエルブでかなり嬉しそうにされていた。

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お世話になった“さくら庵”。

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翌朝。この日もいい天気。

ラジオ体操や腰周りのストレッチをゆるゆるやってみる。前日よりだいぶ良くなっている。本調子には程遠いが、少し前屈できるようになっていた。

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9時頃岩場へ。

この日も“甌穴群”辺りでアップ。

昨日同様少し波が高いので支点構築して“サウダージ”をやってみる。

前日はヌメヌメしていたホールドだが、この日はしっかり止まる。ムーブを起こしてみる。

1手増やしたムーブはかなり安定している。これにしよう。ようやく核心ムーブが決まった。

1時間程空いて2便目。

初めての“本気”トライ。私には珍しく、寒空にTシャツ1枚。

簡単な下部3ピン目まで掛ける。いつもはここで1度テンションするが繋げて登る。

核心。早速、さっきのムーブ。決まった。ガバで4ピン目クリップ。あまり休まず、数手繋いで5ピン目クリップ。

水平クラックに手を突っ込んでレスト。大きく息を吐く。

(まさかこんなに上手くいくとは。)

この時、正直に言うと実は戸惑っていた。しかも腕の方もまだあと4割程残っている。

上を見る。あと3ピン。ここからは10c〜10d程の簡単なパートである。

(いけるかなぁ…)

この先はいつも決まって腕パンパンなので、テンテンでしか登ったことがない。

真面目にムーブを決めておけば良かったのだが、これはいつものようにアフターカーニバル。ま、ついさっき核心ムーブが決まったばかりなんで仕方ない。

(行けるとこまで行って、フォールしたらこのパートのホールド探ってムーブ決めるか)

なんて考えがよぎったが、すぐさま別の声が聞こえた。

(チョリオ。次の便なんてヌルい考えはやめとけ。この便に全てを、ありったけをぶつけろ。“次”なんてない。)

せやな。その方がオレらしい。

長々書いたがレストは10〜20秒程。カブり壁では長期滞在は禁物。再び大きく息を吐く。

行く。

どんどん手を出す。ハズレガバを掴んで落ちそうになる。もう頭は真っ白。本能のままにガシガシ登る。たぶん脳内麻薬が大量に分泌されているのだろう。この時が、何というか、一番“生きてる”実感がある。苦しいのか。楽しいのか。きっと大声出してたと思う。目の前に終了点。

(ああ…終わってしまった…)

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“サウダージ 5.12bc”RP。

憧れのルートだった。登れて本当に嬉しい!

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岩場はこの土日、そこそこ賑わっていた。

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私はこの後、“岬めぐり”に再トライ。1便目はグダグダだったが、2便目でなんとか再RP。

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最後に見せてくれたのはN田くん。

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最終便で“ひわさ丸5.12d”を見事RP!

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クライミング終了。

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今回は、当初ギックリ腰でまともにクライミングできるかどうか?やっただけに本当に大満足。腰神さまのおかげかな?

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帰りに寄ったラーメン店。めちゃうま。


2021年12月 7日 (火)

日和佐 21年12/4

土曜日、前夜発で日和佐へ。

U野さんと、初めましてのH網さん、S水さん、Pさん。

初めましてといっても、みんなジムで良く見かける方達だった。

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朝一で岩場へ。この日は我々だけの貸切、よく晴れて天候も穏やかだったのだが、波が高く目的の“サウダージ”は触れず。うう、残念…

ひだまりエリアの10台を2本登ってアップ。

ドーム内に戻って“ひわさ丸5.12d”をトライ。

(100岩では12dとなっているが、12a程という噂)

オンサイトトライ。カブってるけどガバばっか。グイグイ登って終了点直下。まだ1割程は残っている。しかし…片手が離せない…クリップできずにオンサイト失敗…

2便目。ヌンチャク掛かってるし2回目なんでさっきよりスムーズ。終了点直下。3割残ってる。いただいた、ハズが…あり?また片手離されへんやん…アレ?また失敗…

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3度目の正直。今度は下部でなんか間違って、さらに上部でも間違って、まあまあヨレヨレなったけど、終了点のクリップ態勢だけは練習しといたので、なんとかRP。ヤレヤレ。

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残りの時間は、他の方の登りを見たり、ヌンチャク掛けをしたり。

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ロケーションは最高。

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他の方々は、日和佐初めてだそうで。感動しきり。

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“ラビリンス”は2回登りました。

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“甌穴群”は4回登りました。

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記念撮影。

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お疲れさまでした。またご一緒お願いします!

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夕食は定番の徳島ラーメンでした(食い過ぎ)。

2021年11月29日 (月)

日和佐 21年11/27〜28

楽しみにしていた日和佐クライミング。

しかし泊まり勤務明けの前日、ぎっくり腰に…

幸い軽めのやつで、歩けなくなるといったことはなかったけど、腰は全然曲がらなくなった。

まあそれでも出発。早朝待ち合わせて10時頃到着。

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今回は会のメンバー、秀さん、イサミン、谷やん、N田くん、チョリオの5人。

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好天で波も静か。暑くもなく寒くもなく。絶好のクライミング日和。なおさら腰痛がうらめしい…


おそるおそる“潮騒エクスタシー5.10b”でアップ。いける。

もう一本“甌穴群5.11d”。たしかアンダーがあったはずやがどこやった?

登った後でビレイのN田くんがアンダーとばしてるのを教えてくれた。アンダー使わんでも普通に登れるやん。

本調子ではないけど、なんとか登れそうなので、宿題の“サウダージ5.12bc”へ。

トライ中の方がいたのでヌンチャクお借りした。

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おきまりの写真。撮ってくれてありがと〜!

3便出して感覚を思い出す。前回の3年前、必死で保持していたピンチホールドが余裕で保持れるようになってた。

とはいえ、傾斜の強いカブり壁は最近全然登っていない。すごくキツく感じる。ガバホールドでもかなりしんどい…つなげられるのか?

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N田さん、“岬めぐり5.12b”を余裕の2便でRP。さすがです。

クライミングの後は温泉。

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ひわさ屋で夕食。

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今回泊まりはテント泊ではなく壱というホステル。

快適過ぎてテン泊には戻れんな。

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オシャレな外観。


翌朝。

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ラジオ体操で体をほぐす。

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この日もいい天気。

“ラビリンス5.10d”でアップ。

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この日も“サウダージ”。N田くんも参戦。

前日より腰が動くようになってた。

RP済の“ラジャラウト5.11d”、“岬めぐり5.12b”もトライ。どちらも再登ならず!

以下、メンバーのカッコいい写真。日和佐はロケーション抜群!

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この日も日没までクライミング。

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みんなありがと〜また行こうな!

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帰りに東大にて徳島ラーメン。卵食べ過ぎ。

2020年9月28日 (月)

ムスコと小豆島 20年9/26〜27

ムスコと小豆島に行ってきた。

途中、レンタカーがパンクして遅くなってしまったが、なんとか小豆島に到着。

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しかし飲食店は既に閉まっていて、閉店間際のスーパーで急いで買出し。

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旅館で遅い夕食。しかし慌てていて刺身の醤油を取るのを忘れてた…

ちなみに宿は、福田港そばの旅館「ちぐさ」。一泊なんと3500円という破格の安さ。

朝。ムスコなかなか起きず、9時になんとか車に乗り込むもまた眠ってしまい、結局10時過ぎになって吉田の岩場へ。

手始めにキューブロックで5.9に登り、トップロープにしてムスコに登ってもらう。

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小林2という課題。

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無事に登れた。

次の小林1(10b)は登れず。

きもちんよかロックに移動し、私は“クリクリパンダ5.11a”にトライ。

OSする気満々だったが、結局3便かかった。

腰痛明けで足が上がらん…

ムスコは隣の“ランナウェイ5.10a”にトライ、トップアウトできず。

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ムスコは今回が外岩デビュー。

ジムと勝手が違って思うように登れない。

「ジムみたいに大きいフットホールドはないから小さいホールドに爪先で立つねん」

とアドバイスすると

「爪先、グニャって曲がるねん」

と言う。そうか。ムスコが履いているシューズは私のシューズ。サイズが2cm以上違うからブカブカやな。

ミサゴロックに移動。簡単な5.8を、と思ってトップロープセットに登るも意外に難しい。“10やもん5.10a”を間違えて登ってしまったらしい。

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それでも果敢に登るムスコ。

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トップロープながらワンテンでトップアウト。

私は“ロックンロール5.12b”にトライ。

3ピン目くらいまでは楽だったが、左トラバースする箇所がいきなり難しい。

なんとかヌンチャクを掛けたがロープを掛けられない。

墜ちそうになったが、(今墜ちたらエラい振られてズタズタになる)と思い、なんとか堪えて一手進むと少し安定してクリップできた。

この先も厳しいスラブ登りだったが、何やらスイッチが入り、無我夢中で登っているうちに終了点。

やった。登れた!怖かった…

降りてきてムスコにコーフン気味に話す。

「お父さん、登れたよ!すごく怖かった。あっちゃんもビレイしてて怖かったやろ?」

「ん?あんまり見えてへんかった」とアッサリ…

まあしかし、あんまり見えてなかったことを登ってる最中に知らなくて良かった。知ってたら間違えなくヌンチャクを掴んでいただろう。

初日のクライミングを終え、夕食を食べて宿に戻った。

2日目。いい朝から天気だが、相変わらずムスコは起きず。

9時に無理やり車に乗せて移動。

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クライミングの前に展望台に行ってみる。

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ダムの脇の階段を登る。

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フラフラになって階段を登るとずいぶん細い女性像が立っていた。

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展望台にて。

降りてきて、クライミング開始。

しかしムスコはあんまりやる気がない様子。

私も“S字ライン5.12a”をワントライしたら何やら腰に違和感を感じ、きっぱりクライミングは諦める。

ムスコに何がしたい?と訊くと虫採りがしたいらしい。かくしてムスコは山へ、父は車で昼寝。

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2時間経ってムスコが降りて来ると

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デカいカニと栗をいっぱい拾ってきた。

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その後少しドライブ。

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展望台にて。

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また虫採り。

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コクワガタ。

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帰りのフェリー。

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お疲れさん。

2018年12月12日 (水)

日和佐 18年12/9

先月に続き、また日和佐に行ってきた。
前回、初めて“サウダージ”にトライ、核心を越えられそうだったのに、手首が痛くて続けられなかった。
今回は登れなくても、核心のムーブを確かめたかった。

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前夜発で早朝岩場へ。“潮騒エクスタシー”でアップの後、早速サウダージへ。
核心部、手首が痛いが、なんとか次のホールドが取れる。
しかし…次へ繋げられない。何度やってもダメだった。
(ああ…せっかく行けそうやったのに…)
ぶら下がって暫し思案、少しムーブを変えてみる。
かなりキツいが、こちらは繋がった!
かなりクタクタなのでとりあえず残りのヌンチャクを掛けて降りる。

2便目は核心ムーブの確認。なんとか行けそう。
しかし次のパート、4ピン目から5ピン目までも結構キツい。こちらのムーブも洗練させないと…

3便目、目標を核心を越えた4ピン目まで、として下から繋げて登る。
しかしクリップホールドのガバ取りでフォール。後一手だったのに…
もちろん、取れてもその後のやや難しいパートはこなせない。
さらにその上はさらに簡単なのだが、ヨレていたら登れない。
試しにヨレた状態で登ってみたが、見事にテンテンだった。

4便目、ラスト。目標はまた4ピン目まで。だったが、さっきより下でフォール。だいぶヨレてしまっていた。
トップアウトしてヌンチャク回収。かぶっているので回収も大変。11cくらいに感じた。

地元の強いクライマーの方が、サウダージを登ってみせてくれた。核心ムーブは私と同じだった。
話をすると、多分、今一番楽なムーブでは、とのことだった。
そのムーブを自分で見つけることができたのが嬉しかった。3日かかったけどな…
ちなみにサウダージの核心部はホールドが欠けており、その地元クライマーも最初に登った時は違うムーブだったとのこと。

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サウダージ、いつか登りたい。日和佐には当分行けなさそう…


ところで、前日は会の納山会があり、たまたま誕生日だった私はケーキを振舞ってもらった。
最近洋菓子は敬遠していたので、すごく美味しく感じた。

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2018年11月29日 (木)

“オモーカジ5.12a”RP 日和佐 18年11/24·25

御着の岩場でクライミングの後、Mくんと別れ、谷やんと合流して日和佐へ向かう。N田くんは引き続き参加。
車中泊の後、少しドキドキしながら岩場へ向かう。
というのも、前回2ヶ月前に訪れた時は高波でほとんどクライミングができなかったからである。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/18915-f1be.html

しかし今回は大丈夫。波は穏やかで、天気も最高。クライミングを満喫できそうだ。

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準備を済ませ、先ずはひだまりエリアの“潮騒エクスタシー10b”でアップ。ん〜気持ちいい!

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アップの後、私は前回の宿題である“オモーカジ5.12a”のトライ。

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トライ前。

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ヌンチャク掛けを兼ねてムーブの確認。

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2便目でRP。ふう、一安心。

さて、後輩二人は“甌穴郡5.11d”へ。

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“甌穴郡”。

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谷やんのトライ。
彼ならOSできるかな?と思ってたけど、核心ムーブが読めずにOS失敗。

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次はN田くん。彼もOSはできず。

結局、二人仲良く3便目でのRP。二人ともグレード更新できました。

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ところでN田くんは前日の御着でイレブンクライマーになったばかりで、一昨日まで10cクライマーだったのに、一気にグレードを5段階アップ。日和佐ならでは、かな。
かく言う私も12aを登るまでは長らくこの11dが最高グレードだったし、OS(FL)グレードは未だにこの11dである。

さて、私の方は宿題を終わらせてスッキリしたところで目的の“サウダージ5.12bc”へ。憧れのルートへいよいよトライ。

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ヘタクソでもカッコよく写るルート。

2便出してあれこれ試すも、核心のムーブが分からずじまい。ん〜難しい…

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難しいけど楽しい!長いことぶら下がるのでビレイヤーには申し訳ない。

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初日の日和佐クライミングはこれにて終了。
片付けをした後、車へ戻り、えびす洞温泉へ。
サッパリした後はひわさ屋で夕食、車で反省会。22時就寝。

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横になり、目を瞑ると、サウダージの核心が思い浮かぶ。
ぼんやりした頭で色々考える。2つほど、新しいムーブを思いついた。
でも、こういうのは大概自分に都合良く記憶が変えられてんよな〜なんて思いながら眠りについた。


翌朝。6時起床。7時発、8時岩場到着。この日も波は穏やか。

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後輩二人はひだまりエリアの10aでアップ。私はその間サウダージを眺めて色々考える。

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私はアップを“甌穴郡”で。大昔にOSしたきりのルートだが、後輩二人がRPしたルートを落ちるわけにはいかない。無事再RP。ただし結構パンプした…

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久しぶりの甌穴郡。

谷やんは“岬めぐり5.12b”にトライ。

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2便出すもRPならず。

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12はおあずけやな。

N田くんは“ラビリンス5.10d”にトライ。

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こちらは2便目できっちりRP。

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相変わらず“絵になる男”谷やん。

さて、私は昨日に引き続きサウダージへ。
また核心で色々試す。昨晩思いついたムーブも試すが今ひとつ。

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懲りずにサウダージへトライ。

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サウダージの上部。

疲れ切ったので一旦降りて、2便目。
ひらめいたことがあり、試してみると、なんとか進めそう!もう一度試す。ギリギリだが、なんとか…
もう一手ニ手先も試したいが、右手首がかなり痛くなっていた。
右の手首は以前から痛めていて、最近少し悪化気味だった。
そしてひらめいたのは、当に右手首を酷使するムーブだった。
これ以上やってもイヤな予感しかしないので、上まで抜けてヌンチャク回収。

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“サウダージ”、早くまた触りに行きたい!

まだ時間があるので、3人で“パピヨン5.11b”にトライ。
谷やんもN田くんもテラスからハング乗っこしがうまくできずに敗退。

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谷やん、頑張ったけど…

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あえなくフォール。

私は過去2撃でRPしてるものの、よく覚えていない。確かジャミング使ったような?

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ハング乗っこしは問題なし。

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少し怖い核心も越えて、

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無事、再RP。面目保てて良かった。

さて、この日は少し早めに岩場を後にする。

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帰りに徳島ラーメンを食べて帰阪。

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前回も立ち寄ったラーメン東大。

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味、コスパともかなり良し。

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楽しかった日和佐。年内もう一回行きたいな。


2018年9月16日 (日)

日和佐 18年9/15

2年振りに日和佐へ。今度こそ“サウダージ”トライを!と目論んでいた。
メンバーは谷やん、シャントくん、N田くん、それにN出さん。
N出さんはジムで知り合った方で、今回急遽参加が決まった。

前日、鼻歌まじりで荷物をまとめている時、背中が“ピキッ”となった。
(ムウ!?マズい)しかし、慣れっこの私は慌てない。あまり動かさないようにして、すぐにバンテリンを塗り、湿布を貼る。
そして少し動かしてみて、軽度か重度かを確認する。痛い。すごく痛い。はい、重度。
ヘイ・ジュード!つーか、息をするのも痛いやんけ!ポール!ギャー!
やり場のない怒りと落胆を胸にしまい込んでのスタートとなった。

道の駅で仮眠後、岩場へ。心配していたアプローチはさほど荒れていなかった。

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到着して我々が見たのは、東宝映画のオープニングばりの高波だった。
加えて、前日の雨の為か、ビシャビシャで洞窟内は全滅。

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サウダージやラジャラウトのビレイするテラスが見えない。

一晩寝て背中の痛みが少しマシになり、少し触りだけでも、と思ってたのだが。
しかし、着いた時間が丁度満潮時間だったし、そのうち壁も乾いて登れるようになるかも、と淡い期待を抱いて日だまりエリアへ。

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ちなみにN出さんとN田くんは初日和佐。
しかし、日だまりエリアはすぐに飽きてしまい…
そのうち不穏な動きをする者が…

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シャントくん、(ビシャビシャの)“甌穴群5.11d”へ。

ビレイヤーは…オレか?やっぱオレなんか?しゃあない、ラジャラウトん時は世話になったしな。
まあ、結果を言うと三度トライしてRPならず。私は5回くらい高波を食らい、水も滴るイイ男に変身。
シャントくんは靴を波にさらわれてずっとクライミングシューズで過ごしていた。

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恨めしげに甌穴群を見つめるシャントくん。

N出さんと私は、唯一楽しめそうな“オモーカジ5.12a”へ。
今まで全く見向きもしなかったが、ちょうどいい機会。ちなみに背中痛はいつの間にか治っていた。

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N出さん、肩の筋肉がスゲー!

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その頃、谷やんとN田くんは10cで遊んでたらしい。

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私も“オモーカジ”。

結局、私3便、N出さん2便出して、二人共RPならず。
N出さんが気合を入れ終わって、さあ3便目!という時に雨が降ってきて強制終了、となってしまった。

オモーカジはメイン壁から離れているからか、人気がないが(私も無視してたし)やってみるととても楽しい課題だった。
カブりスタートで、遠いガバ取りができた時は(12いただき)とか思ったけど、世の中そんなに甘いワケがない。
実は核心は上のスラブで私は全くできなかった。
しかし、N出さんはさすが。少ないホールドを最大限に利用してムーブを解明。私一人だったらきっと封印していた思う。
そして二人であーだこーだやってRPの目処がたったところで無情の雨。
残念だったが、N出さんとのセッション(?)はとても楽しかった。
なお、雨の中での回収作業は普通にアルパインクライミング。
決して落ちてはいけないクライミングの後、懸垂で下降しながら回収。いい練習ができた。

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日和佐、また行かねば!

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クライミングの後はフロでサッパリ!ずっとビショ濡れやったし。

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フロの後はメシ。

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徳島ラーメン、うまかった!

2018年2月23日 (金)

“タヌキハング5.12a”RP 初!紅ノ峰 18年2/22

初めての岩場、香川県の紅ノ峰へ行ってきた。
パートナーはシャントくん。
木曜、平日だったが、仕事お休みをもらってのクライミング。
我々以外にクライマーはおらず、一日貸し切りだった。
前夜発して車中泊、早朝から岩場へ。

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アプローチの終わりの看板。岩場を保全されている方々の愛が感じられる。

岩場の印象は、スケールこそないけど、すっきりまとまっている感じ。
さっそく登る。アップに“ウェルカム5.10ab”。
相変わらず一本目は怖いが無事MOS。

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シャントくんもFL。

次は“オーメン5.11a”。MOS。面白かったけど、さっきの10aとあんまり変わらんような?シャントくんもFL。

次に“ポケットナイフ5.11a”。このルートは100岩では11aだが、新しいトポでは11cとなっている。なんかクセのありそうな?

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予想通り?フォールしてしまい、OSを逃してしまう。
ホールドとムーブを探り、2便目でキッチリRP。(ホッ)

シャントくんはポケットナイフの右隣にある“テクニシャン5.11b”にトライ。2便目でRP!めでたくグレード更新。

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“テクニシャン”のムーブを探るシャントくん。カンテを挟んで左が“ポケットナイフ”。

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“テクニシャン”RPのシャントくん。

ヌンチャクを残してもらい、私も“テクニシャン”にトライ。
シャントくんと同じムーブを試したけど無理。リーチ差を痛感(シャントくんは身長186cm)。
それでも後輩が落としたルートで墜ちるわけにもいかず、なんとかFL。
降りてきて、シャントくん「なんか余裕でしたね!」
私「あら、そう?オホホ…」(必死)

さて、次は“スーパードラゴン5.11c”へ。
先程までの短いルートと違い15m位。エリア最長とのこと。
シャントくんがOSトライするも下部4ピンで敗退。私のFLトライもカブリ部で敗退。

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“スーパードラゴン”。下部ディエードルを足を突っぱってこなした後、カブリを越えて後はフェイス。多彩で面白い。

1便目でテンションをかけてムーブを探り、いざ、2便目。
凹角とカブリを無事こなし、後は簡単なフェイス、なのだが、ホールドに悩み動けなくなった。
どんどんパンプしてくる(イカン)。悪いホールドで突っ込もうかとも考えたが、2手クライムダウンし、少し落ち着く。しかしパンプは相変わらず。
意を決して突っ込み、なんとか耐えて無事RP。
シャントくんも3便出すが惜しくもRPならず。宿題に。

時間は14時過ぎ。次は何しよう?残っているイレブンをしようか、それとも12を触ってみるか。
しばし考えて、ダメ元で“タヌキハング5.12a”をトライしてみることにする。

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“タヌキハング”。4ピンの短いルート。「四国を代表するルートの一本」とのこと。

1便目。下部をこなし、ハング下から3ピン目を掛けてムーブを探るも、ホールドを見つけられずフォール。
テンションしていろいろ探る。
ハング越えはなんとか解読できたものの、厳しいデッドの連続でかなり強烈。確率はかなり低い。

4ピン目は下から掛けられず、隣のルートから掛けた。
ムーブを探りたかったが、腕がパンパンやし、それほど難しくなさそうだったので降ろしてもらう。

シャントくんは腕が売り切れたらしく、もう登らないとのこと。私は半時間程休んでタヌキハング2便目。
ハング越えのムーブの洗練と上部の探りが目的。

簡単な下部2ピンを登り、アンダーホールドでハング上の3ピン目にクリップ。
ホールドを確認し、ムーブを頭の中で復習。(いざ!)
右手薄いカチ、これが不思議なくらいよくキく。
(おお?さっきはギリギリやったのに?)
おかげで次の左手、タテガバがスタティックに取れた。
次が核心、右足を高く上げ、右手を遥か彼方の遠いカチ。
目標ホールドを見つめ、息を思い切り吸い込む。
(おおりゃっ!)と、あれほど遠かったカチが目の前まで(近っ?)
さっきはランジ気味のデッドやったのにスタティックに取れた。
(おお!?なんで?)
小難しいムーブで2手登ると、目の前には最終の4ピン目。
何故かワカランがかなり順調、腕もまだ5割以上残っている。

(やっちまうか)登る前は探りモードだったが、突如降って湧いたチャンス(?)に俄然RPモードに。
リミッターが解除され、脳内麻薬が大量に分泌されているのが自覚できる(やってやる)。

ここから先は、未知の領域。とりあえずクリップしたいが、手が離せない。
さらに2手登り、右手右足で体を安定させる。左足フラッギングで体を横に倒し、足元のピンにクリップ。
足元のはるか下にはビレイヤーのシャントくんの不安そうな表情が見えた。だいぶ危なっかしかったのだろう。
この先終了点まで3~4手。スローパーやら薄いカチやらやったと思うけどよく覚えていない。
覚えているのは終了点にロープを掛けて吠えたこと。
あんまり嬉しかったのでテラスまで登り、眼下の景色に向かってもう一度吠えた。

ヌンチャクを回収して降りてきた時にはヌケガラになっていた。
もう何も登る気にならなかったけど、終了点からの景色の写真を撮りたかったので、クールダウンを兼ねて“ゴンちゃん5.10c”へ。
腕は結構残っていたが、体はヨレヨレ。でも大丈夫、無事MOSして、写真を撮った。

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16時前、少し早いけど終了。
イレブン4本と12a1本と大漁、上出来過ぎ。
実は前々日のジムで、この上ないほど調子が悪く、今回はイマイチやろな、と思ってたのだが。

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下山して紅ノ峰を見上げる。いい岩場やった。ありがとう。

2017年11月27日 (月)

小豆島・吉田の岩場 17年11/25・26

小豆島でのクライミングは今回で4度目。過去に2年前と3年前、4年前に訪れている。
しかし、11a以上は一本も登れていない。今回は、以前登れなかった課題と、看板ルートである“風神”“雷神”を是非やってみたかった。

今回メンバーを、所属している山岳会で募集を呼びかけ、総勢11人となった。
山秀さん、谷やん、N澤さん、N川さん、S藤さん、I井くん、N田くん、F原さん、O野くん、なべぞうさん、チョリオ。

神戸港にてフェリーは既に満車と言われ、早くも核心を迎えたが、キャンセル待ちでなんとか乗船。
船内は寝るスペースもなく、再び核心を迎えたが、通路に無理矢理ゴザを敷き、BC確保。宴会開始。

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翌朝、坂手港に到着、吉田オートビレッジにてテント設営。
拇岳マルチ組の山秀さん、F原さん、O野くんと別れ、残りは吉田の岩場へ。

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さらにビギナーズロックへ向かうメンバーとも別れ、谷やん、I井くん、N田くんとベムロックへ。
早く風神・雷神にトライしたかったが、先は長い。ドはまりしてこの先棒に振ってしまう危険性がある。
まずは一本、確実にイレブンを落として気持ちを落ち着かせるのが得策、と考えたのである。

ベムロックには“お買得”11aがある。トポにそう書いてある。
トポにお買得と書いてあるなんて見たことない。が、逸る気持ちを落ち着かせる安定剤にはうってつけと思われた。

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隣の10bでアップ。アップのつもりが意外と難しい上にランナウトしており、結構ヤバかった。ちなみにパートナーの谷やんはフォールして薮に突っ込んでいた。

さて、最初のイレブン、“雷火5.11a”へ。
実は2年前来た時にトライしたかったのだが、濡れていてできなかった。
下部を難なくこなし、最後のピンから終了点へ…が行けない。
(んん?難しいぞ?)
使えるホールドは1個しか見当たらず、フットホールドも、ほぼ、ない。
唯一のホールドを左手で保持、思いきり引き上げて無理矢理登り、何とかMOS。
(どこがお買得やねん…)

しかし、続く谷やんはうまい具合に回り込んで難なくFL。なるほど、“お買得”やな。

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続いて“内海スピリッツ5.11b”にトライ。ボルト13本のロングルート。
下部が少しいやらしかったがクリアし、懸垂用?の終了点に到着。残り半分。レストしながら核心はきっとこの先だろうと上部を見ると、今までのボルトより明らかに古そう、というか錆さびだ。
(こ、これは⁉)
いつ核心を迎えるのかドキドキしながら登っていくが、一向に難しくならず、むしろどんどんなだらかになって、そのまま終了点に着いてしまった。
(えらくカンタンに思えたが…ま、ええか)
後で登った知り合いのI本さんも同じ感想だったみたい。

谷やんも難なくFLし、オリーブロックへ移ることにした。
オリーブロックに訪れたのは初めて。ボルト10本ほどのルートが数本あり、まずまずのスケール。
10aが1本の他は全て11台と12台で、あまり初心者向けではない。

トポでルートを確認し、まずは“雷神5.11b”にトライすることに。
憧れのルートにオンサイトトライ。やや緊張。
深呼吸しながら靴を履く。
今回は外岩用のドラゴンでもインスティンクトでもない。不運にも両方直前にソールが剥がれてリソール中である。
なので今回は、かつて本気靴だったけどブカブカになってしまったブラックウィングである。
少々不安があるけど、ないもんはしょうがない。ここの岩質ならブラックウィングでも大丈夫、と自分に言い聞かせる。

いざ、トライ。
下部はダイナミックなムーブが起こせ、楽しい。中間部の大きなアンダーでレストし、上部へ。
こちらは一変、ホールドが細かくなりバランシー。こちらも楽しい。
無事、終了点。マスターでのオンサイト!やった!

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続いて谷やんもトライ。粘りのクライミングでなんとこちらもオンサイト!
おお!やりおった!強くなったな!

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続いて“風神5.11b”。
こちらは下部ムーブがトリッキーで面白い。
中間部のアンダーに到達して一安心。上部は先程の“雷神”と同じなので、落ち着いて終了点へ。こちらもOS!

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“風神”OS後、隣の岩場から仲間が撮ってくれた。

谷やんは残念ながら惜しくも“風神”の完登はならず。
私は隣の12aをトライしたが、3ピン目で敗退…
17時、終了。気がつけば他のメンバーは既にキャンプ場に戻っていた。

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買いだしは拇岳メンバーが済ませてくれており、300円のリーズナブル温泉に浸かった後は、当然宴会。

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こうして楽しい夜は更けていったのだった。

翌朝。早起きして7時過ぎに岩場へ。一番乗り。
谷やん、なべぞうさん、O野くんとビギナーズロックでアップ。
谷やんが宿題の5.9があるとかで、それに付き合う。
はよ終わらせろや、と内心思っていたが、大苦戦の末登れず…谷やんは前日に続いてアップでフォールという、ちょっと声を掛けにくいくらいのバッドスタートとなった。
ちなみに私は登れたからな。

気を取り直して夕暮れロックへ向かう。
最初の課題は“スペースマン5.11a”。
このルートは四年前、最初にここに訪れた際にトライし、手も足も出ずに一緒にトライしたK本ちゃんと(イレブンって難しいな)と言い合ったのを覚えている。
さて、今回成長が感じられるか。
ま、大丈夫でした。MOS。いや、厳密にはRPか。

このルートは後で会員3人がトライ。秀さん、O野くん、谷やんがRP。

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秀さん。

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O野くんの粘って耐えてのRPはすごく良かった!精神力も強くなってる。

続いて隣の“ショットガン5.11b”。こちらもMOS。
お次は“トップガン5.11b”。苦手なボルダーだったけど、耐えてMOS。

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“トップガン”のある岩。上部の四角い岩の右側を登る。

場所を移動してベムロックへ。
“TRY&GO5.11b”にトライ。先程までの夕暮れロックと違い、ボルト10本弱の長めのルート。こちらもMOS。

更に隣の“トルネード5.11b”。
こちらは中間部でホールドを見つけられずフォール。
ずっとOSを続けていただけに悔しい。2便目で確実にRP。

“TRY&GO”と“トルネード”は恐らく2年前に一度触っていると思う。
よく覚えていないが…その時は登れる見込がないと感じたはず。
ここでも成長が感じられた。

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ベムロック。

時間がなくなってきたので、最後に谷やんとトップロックに行ってみることにした。
トップロックは低いグレードが主な岩場だが、1本だけ11aがある。それが目的。
少し迷ったが、無事岩場に到着。早速“INGO JIJI 5.11a”にトライ。
下部が核心で少しいやらしかったけど、無事クリア。MOS!
谷やんも2便目でRP、二人でいい思いができた。

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トップロックは眺めがよく、気持ちのいい岩場だった。

15時、片付けてキャンプ場へ戻った。
我々以外のメンバーは既に戻っており、テント撤収中だった。
18時前のフェリーに乗船、名残惜しいが小豆島を後にした。

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帰りの船内はそれほど混んではおらず、また宴会、のはずが疲れからか1時間程で熟睡、気がつけば神戸だった。
下船後、解散。参加の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました、また行きましょうね!

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今回のパートナーはずっと谷やんだった。
ちなみに彼は5本のイレブンをお持ち帰り。強くなった。
彼には私のわがまま、行きたい岩場にずっと付き合ってもらい、ほんとに感謝。
おかげで3本の11a、7本の11b、計10本のイレブンを完登できた。
しかも内9本はOS、ほとんどがマスターで、である。
もう、上出来過ぎる成果である。
特に、過去できなかった課題が登れるようになっていたのは本当に嬉しい。
今度行く時は、12のトライ、かな?

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改めて思い返してみても、最大の“核心”は行きのフェリーやったな。

※横向いてる写真はご愛敬、直し方がワカランのです…