カテゴリー「 外岩④四国」の8件の記事

2018年9月16日 (日)

日和佐 18年9/15

2年振りに日和佐へ。今度こそ“サウダージ”トライを!と目論んでいた。
メンバーは谷やん、シャントくん、N田くん、それにN出さん。
N出さんはジムで知り合った方で、今回急遽参加が決まった。

前日、鼻歌まじりで荷物をまとめている時、背中が“ピキッ”となった。
(ムウ!?マズい)しかし、慣れっこの私は慌てない。あまり動かさないようにして、すぐにバンテリンを塗り、湿布を貼る。
そして少し動かしてみて、軽度か重度かを確認する。痛い。すごく痛い。はい、重度。
ヘイ・ジュード!つーか、息をするのも痛いやんけ!ポール!ギャー!
やり場のない怒りと落胆を胸にしまい込んでのスタートとなった。

道の駅で仮眠後、岩場へ。心配していたアプローチはさほど荒れていなかった。

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到着して我々が見たのは、東宝映画のオープニングばりの高波だった。
加えて、前日の雨の為か、ビシャビシャで洞窟内は全滅。

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サウダージやラジャラウトのビレイするテラスが見えない。

一晩寝て背中の痛みが少しマシになり、少し触りだけでも、と思ってたのだが。
しかし、着いた時間が丁度満潮時間だったし、そのうち壁も乾いて登れるようになるかも、と淡い期待を抱いて日だまりエリアへ。

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ちなみにN出さんとN田くんは初日和佐。
しかし、日だまりエリアはすぐに飽きてしまい…
そのうち不穏な動きをする者が…

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シャントくん、(ビシャビシャの)“甌穴群5.11d”へ。

ビレイヤーは…オレか?やっぱオレなんか?しゃあない、ラジャラウトん時は世話になったしな。
まあ、結果を言うと三度トライしてRPならず。私は5回くらい高波を食らい、水も滴るイイ男に変身。
シャントくんは靴を波にさらわれてずっとクライミングシューズで過ごしていた。

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恨めしげに甌穴群を見つめるシャントくん。

N出さんと私は、唯一楽しめそうな“オモーカジ5.12a”へ。
今まで全く見向きもしなかったが、ちょうどいい機会。ちなみに背中痛はいつの間にか治っていた。

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N出さん、肩の筋肉がスゲー!

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その頃、谷やんとN田くんは10cで遊んでたらしい。

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私も“オモーカジ”。

結局、私3便、N出さん2便出して、二人共RPならず。
N出さんが気合を入れ終わって、さあ3便目!という時に雨が降ってきて強制終了、となってしまった。

オモーカジはメイン壁から離れているからか、人気がないが(私も無視してたし)やってみるととても楽しい課題だった。
カブりスタートで、遠いガバ取りができた時は(12いただき)とか思ったけど、世の中そんなに甘いワケがない。
実は核心は上のスラブで私は全くできなかった。
しかし、N出さんはさすが。少ないホールドを最大限に利用してムーブを解明。私一人だったらきっと封印していた思う。
そして二人であーだこーだやってRPの目処がたったところで無情の雨。
残念だったが、N出さんとのセッション(?)はとても楽しかった。
なお、雨の中での回収作業は普通にアルパインクライミング。
決して落ちてはいけないクライミングの後、懸垂で下降しながら回収。いい練習ができた。

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日和佐、また行かねば!

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クライミングの後はフロでサッパリ!ずっとビショ濡れやったし。

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フロの後はメシ。

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徳島ラーメン、うまかった!

2018年2月23日 (金)

“タヌキハング5.12a”RP 初!紅ノ峰 18年2/22

初めての岩場、香川県の紅ノ峰へ行ってきた。
パートナーはシャントくん。
木曜、平日だったが、仕事お休みをもらってのクライミング。
我々以外にクライマーはおらず、一日貸し切りだった。
前夜発して車中泊、早朝から岩場へ。

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アプローチの終わりの看板。岩場を保全されている方々の愛が感じられる。

岩場の印象は、スケールこそないけど、すっきりまとまっている感じ。
さっそく登る。アップに“ウェルカム5.10ab”。
相変わらず一本目は怖いが無事MOS。

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シャントくんもFL。

次は“オーメン5.11a”。MOS。面白かったけど、さっきの10aとあんまり変わらんような?シャントくんもFL。

次に“ポケットナイフ5.11a”。このルートは100岩では11aだが、新しいトポでは11cとなっている。なんかクセのありそうな?

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予想通り?フォールしてしまい、OSを逃してしまう。
ホールドとムーブを探り、2便目でキッチリRP。(ホッ)

シャントくんはポケットナイフの右隣にある“テクニシャン5.11b”にトライ。2便目でRP!めでたくグレード更新。

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“テクニシャン”のムーブを探るシャントくん。カンテを挟んで左が“ポケットナイフ”。

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“テクニシャン”RPのシャントくん。

ヌンチャクを残してもらい、私も“テクニシャン”にトライ。
シャントくんと同じムーブを試したけど無理。リーチ差を痛感(シャントくんは身長186cm)。
それでも後輩が落としたルートで墜ちるわけにもいかず、なんとかFL。
降りてきて、シャントくん「なんか余裕でしたね!」
私「あら、そう?オホホ…」(必死)

さて、次は“スーパードラゴン5.11c”へ。
先程までの短いルートと違い15m位。エリア最長とのこと。
シャントくんがOSトライするも下部4ピンで敗退。私のFLトライもカブリ部で敗退。

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“スーパードラゴン”。下部ディエードルを足を突っぱってこなした後、カブリを越えて後はフェイス。多彩で面白い。

1便目でテンションをかけてムーブを探り、いざ、2便目。
凹角とカブリを無事こなし、後は簡単なフェイス、なのだが、ホールドに悩み動けなくなった。
どんどんパンプしてくる(イカン)。悪いホールドで突っ込もうかとも考えたが、2手クライムダウンし、少し落ち着く。しかしパンプは相変わらず。
意を決して突っ込み、なんとか耐えて無事RP。
シャントくんも3便出すが惜しくもRPならず。宿題に。

時間は14時過ぎ。次は何しよう?残っているイレブンをしようか、それとも12を触ってみるか。
しばし考えて、ダメ元で“タヌキハング5.12a”をトライしてみることにする。

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“タヌキハング”。4ピンの短いルート。「四国を代表するルートの一本」とのこと。

1便目。下部をこなし、ハング下から3ピン目を掛けてムーブを探るも、ホールドを見つけられずフォール。
テンションしていろいろ探る。
ハング越えはなんとか解読できたものの、厳しいデッドの連続でかなり強烈。確率はかなり低い。

4ピン目は下から掛けられず、隣のルートから掛けた。
ムーブを探りたかったが、腕がパンパンやし、それほど難しくなさそうだったので降ろしてもらう。

シャントくんは腕が売り切れたらしく、もう登らないとのこと。私は半時間程休んでタヌキハング2便目。
ハング越えのムーブの洗練と上部の探りが目的。

簡単な下部2ピンを登り、アンダーホールドでハング上の3ピン目にクリップ。
ホールドを確認し、ムーブを頭の中で復習。(いざ!)
右手薄いカチ、これが不思議なくらいよくキく。
(おお?さっきはギリギリやったのに?)
おかげで次の左手、タテガバがスタティックに取れた。
次が核心、右足を高く上げ、右手を遥か彼方の遠いカチ。
目標ホールドを見つめ、息を思い切り吸い込む。
(おおりゃっ!)と、あれほど遠かったカチが目の前まで(近っ?)
さっきはランジ気味のデッドやったのにスタティックに取れた。
(おお!?なんで?)
小難しいムーブで2手登ると、目の前には最終の4ピン目。
何故かワカランがかなり順調、腕もまだ5割以上残っている。

(やっちまうか)登る前は探りモードだったが、突如降って湧いたチャンス(?)に俄然RPモードに。
リミッターが解除され、脳内麻薬が大量に分泌されているのが自覚できる(やってやる)。

ここから先は、未知の領域。とりあえずクリップしたいが、手が離せない。
さらに2手登り、右手右足で体を安定させる。左足フラッギングで体を横に倒し、足元のピンにクリップ。
足元のはるか下にはビレイヤーのシャントくんの不安そうな表情が見えた。だいぶ危なっかしかったのだろう。
この先終了点まで3~4手。スローパーやら薄いカチやらやったと思うけどよく覚えていない。
覚えているのは終了点にロープを掛けて吠えたこと。
あんまり嬉しかったのでテラスまで登り、眼下の景色に向かってもう一度吠えた。

ヌンチャクを回収して降りてきた時にはヌケガラになっていた。
もう何も登る気にならなかったけど、終了点からの景色の写真を撮りたかったので、クールダウンを兼ねて“ゴンちゃん5.10c”へ。
腕は結構残っていたが、体はヨレヨレ。でも大丈夫、無事MOSして、写真を撮った。

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16時前、少し早いけど終了。
イレブン4本と12a1本と大漁、上出来過ぎ。
実は前々日のジムで、この上ないほど調子が悪く、今回はイマイチやろな、と思ってたのだが。

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下山して紅ノ峰を見上げる。いい岩場やった。ありがとう。

2017年11月27日 (月)

小豆島・吉田の岩場 17年11/25・26

小豆島でのクライミングは今回で4度目。過去に2年前と3年前、4年前に訪れている。
しかし、11a以上は一本も登れていない。今回は、以前登れなかった課題と、看板ルートである“風神”“雷神”を是非やってみたかった。

今回メンバーを、所属している山岳会で募集を呼びかけ、総勢11人となった。
山秀さん、谷やん、N澤さん、N川さん、S藤さん、I井くん、N田くん、F原さん、O野くん、なべぞうさん、チョリオ。

神戸港にてフェリーは既に満車と言われ、早くも核心を迎えたが、キャンセル待ちでなんとか乗船。
船内は寝るスペースもなく、再び核心を迎えたが、通路に無理矢理ゴザを敷き、BC確保。宴会開始。

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翌朝、坂手港に到着、吉田オートビレッジにてテント設営。
拇岳マルチ組の山秀さん、F原さん、O野くんと別れ、残りは吉田の岩場へ。

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さらにビギナーズロックへ向かうメンバーとも別れ、谷やん、I井くん、N田くんとベムロックへ。
早く風神・雷神にトライしたかったが、先は長い。ドはまりしてこの先棒に振ってしまう危険性がある。
まずは一本、確実にイレブンを落として気持ちを落ち着かせるのが得策、と考えたのである。

ベムロックには“お買得”11aがある。トポにそう書いてある。
トポにお買得と書いてあるなんて見たことない。が、逸る気持ちを落ち着かせる安定剤にはうってつけと思われた。

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隣の10bでアップ。アップのつもりが意外と難しい上にランナウトしており、結構ヤバかった。ちなみにパートナーの谷やんはフォールして薮に突っ込んでいた。

さて、最初のイレブン、“雷火5.11a”へ。
実は2年前来た時にトライしたかったのだが、濡れていてできなかった。
下部を難なくこなし、最後のピンから終了点へ…が行けない。
(んん?難しいぞ?)
使えるホールドは1個しか見当たらず、フットホールドも、ほぼ、ない。
唯一のホールドを左手で保持、思いきり引き上げて無理矢理登り、何とかMOS。
(どこがお買得やねん…)

しかし、続く谷やんはうまい具合に回り込んで難なくFL。なるほど、“お買得”やな。

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続いて“内海スピリッツ5.11b”にトライ。ボルト13本のロングルート。
下部が少しいやらしかったがクリアし、懸垂用?の終了点に到着。残り半分。レストしながら核心はきっとこの先だろうと上部を見ると、今までのボルトより明らかに古そう、というか錆さびだ。
(こ、これは⁉)
いつ核心を迎えるのかドキドキしながら登っていくが、一向に難しくならず、むしろどんどんなだらかになって、そのまま終了点に着いてしまった。
(えらくカンタンに思えたが…ま、ええか)
後で登った知り合いのI本さんも同じ感想だったみたい。

谷やんも難なくFLし、オリーブロックへ移ることにした。
オリーブロックに訪れたのは初めて。ボルト10本ほどのルートが数本あり、まずまずのスケール。
10aが1本の他は全て11台と12台で、あまり初心者向けではない。

トポでルートを確認し、まずは“雷神5.11b”にトライすることに。
憧れのルートにオンサイトトライ。やや緊張。
深呼吸しながら靴を履く。
今回は外岩用のドラゴンでもインスティンクトでもない。不運にも両方直前にソールが剥がれてリソール中である。
なので今回は、かつて本気靴だったけどブカブカになってしまったブラックウィングである。
少々不安があるけど、ないもんはしょうがない。ここの岩質ならブラックウィングでも大丈夫、と自分に言い聞かせる。

いざ、トライ。
下部はダイナミックなムーブが起こせ、楽しい。中間部の大きなアンダーでレストし、上部へ。
こちらは一変、ホールドが細かくなりバランシー。こちらも楽しい。
無事、終了点。マスターでのオンサイト!やった!

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続いて谷やんもトライ。粘りのクライミングでなんとこちらもオンサイト!
おお!やりおった!強くなったな!

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続いて“風神5.11b”。
こちらは下部ムーブがトリッキーで面白い。
中間部のアンダーに到達して一安心。上部は先程の“雷神”と同じなので、落ち着いて終了点へ。こちらもOS!

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“風神”OS後、隣の岩場から仲間が撮ってくれた。

谷やんは残念ながら惜しくも“風神”の完登はならず。
私は隣の12aをトライしたが、3ピン目で敗退…
17時、終了。気がつけば他のメンバーは既にキャンプ場に戻っていた。

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買いだしは拇岳メンバーが済ませてくれており、300円のリーズナブル温泉に浸かった後は、当然宴会。

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こうして楽しい夜は更けていったのだった。

翌朝。早起きして7時過ぎに岩場へ。一番乗り。
谷やん、なべぞうさん、O野くんとビギナーズロックでアップ。
谷やんが宿題の5.9があるとかで、それに付き合う。
はよ終わらせろや、と内心思っていたが、大苦戦の末登れず…谷やんは前日に続いてアップでフォールという、ちょっと声を掛けにくいくらいのバッドスタートとなった。
ちなみに私は登れたからな。

気を取り直して夕暮れロックへ向かう。
最初の課題は“スペースマン5.11a”。
このルートは四年前、最初にここに訪れた際にトライし、手も足も出ずに一緒にトライしたK本ちゃんと(イレブンって難しいな)と言い合ったのを覚えている。
さて、今回成長が感じられるか。
ま、大丈夫でした。MOS。いや、厳密にはRPか。

このルートは後で会員3人がトライ。秀さん、O野くん、谷やんがRP。

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秀さん。

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O野くんの粘って耐えてのRPはすごく良かった!精神力も強くなってる。

続いて隣の“ショットガン5.11b”。こちらもMOS。
お次は“トップガン5.11b”。苦手なボルダーだったけど、耐えてMOS。

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“トップガン”のある岩。上部の四角い岩の右側を登る。

場所を移動してベムロックへ。
“TRY&GO5.11b”にトライ。先程までの夕暮れロックと違い、ボルト10本弱の長めのルート。こちらもMOS。

更に隣の“トルネード5.11b”。
こちらは中間部でホールドを見つけられずフォール。
ずっとOSを続けていただけに悔しい。2便目で確実にRP。

“TRY&GO”と“トルネード”は恐らく2年前に一度触っていると思う。
よく覚えていないが…その時は登れる見込がないと感じたはず。
ここでも成長が感じられた。

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ベムロック。

時間がなくなってきたので、最後に谷やんとトップロックに行ってみることにした。
トップロックは低いグレードが主な岩場だが、1本だけ11aがある。それが目的。
少し迷ったが、無事岩場に到着。早速“INGO JIJI 5.11a”にトライ。
下部が核心で少しいやらしかったけど、無事クリア。MOS!
谷やんも2便目でRP、二人でいい思いができた。

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トップロックは眺めがよく、気持ちのいい岩場だった。

15時、片付けてキャンプ場へ戻った。
我々以外のメンバーは既に戻っており、テント撤収中だった。
18時前のフェリーに乗船、名残惜しいが小豆島を後にした。

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帰りの船内はそれほど混んではおらず、また宴会、のはずが疲れからか1時間程で熟睡、気がつけば神戸だった。
下船後、解散。参加の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました、また行きましょうね!

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今回のパートナーはずっと谷やんだった。
ちなみに彼は5本のイレブンをお持ち帰り。強くなった。
彼には私のわがまま、行きたい岩場にずっと付き合ってもらい、ほんとに感謝。
おかげで3本の11a、7本の11b、計10本のイレブンを完登できた。
しかも内9本はOS、ほとんどがマスターで、である。
もう、上出来過ぎる成果である。
特に、過去できなかった課題が登れるようになっていたのは本当に嬉しい。
今度行く時は、12のトライ、かな?

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改めて思い返してみても、最大の“核心”は行きのフェリーやったな。

※横向いてる写真はご愛敬、直し方がワカランのです…

2016年10月12日 (水)

“ラジャラウト5.11d”RP 日和佐 16年10/10

この1週間、就寝時に目を瞑ると、瞼の裏に“ラジャラウト”のムーブが出てきた。
イメージだけだったら100回RPした。

1週間前の10月2日。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/16102-1d69.html

「来週も日和佐行きたい。頼む、誰か付き合って」
私の懇願に付き合ってくれたのが、みゆさん、H井くん、シャントくん。ありがとう。

いつもより少し早い20時、梅田に集合し、日和佐へ。
夜更けまで宴会、起床は5時(早い!)。
6時半に岩場に到着し、7時よりクライミング開始。

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宴会風景。

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10bを2本登ってアップを済ませ、ビレイヤーのシャントくんを引き連れて“ラジャラウト”へ。
前回より潮が引いており、あまり濡れずに済んだ。

1便目、マスター。
実は一発で決めてやろう、とやる気満々で臨んだものの、核心でフォール。
イメージと誤差があって迷ったのと、やはりマスターはキツイ。

2便目。
1便目で誤差を修正。核心も越えたが、その後の1手を取るのに手間取りパンプ。
それでもなんとかガバをつかんだものの、あと2手のところでフォール。
ああ、悔しい~!

ひだまりエリアでは、新人3人がOS、RPを連発している模様。
H井くん、「これでみんなお土産ができましたね~」(イヤ、オレはまだ…)
そのままひだまりエリアにおればええものを、私が登る段になって集まってきた。
みゆさん、「動画、撮っときますね~」(え?ああ、そうやな…)

(新人どもめ…いつの間にかプレッシャーのかけ方が巧くなってやがる)
いったい誰が教えたんや?(オレか?)

3便目。
迷いもほぼなく、核心部へ。
さすがに動きがこなれてきた。
核心、左手を上へ送り、右手でスローパー、クリップ。
まだまだ余力がある。
さっき手間取ったホールドもなんなく取れ、後はガバを3手繋いで終了点。
無事RP!ふぅ、登れた!うれしい!!
ようやく“ラジャラウト”(海の王・シーラカンスの意)を釣り上げることができた。

https://www.youtube.com/watch?v=hzOKlMx6hxI

前回4便、今回3便で計7便でのRP。
ちなみにこちらは前回の3便目。ぐだぐだやな…
https://www.youtube.com/watch?v=NsjkTFpaZVQ

終了点はビバークできそうなくらいのテラス。折角なんで、しゃがみ込んでしばらく海を眺めた。
気持ちいい。最高の気分。
そろそろ結び替えをして降りようか、と思ったが、思いの外パンプしていて、ロープがなかなか解けなかった。

ちなみにラジャラウトのトライ7本のビレイは全てシャントくんにお願いした。
慣れないことで、苦労もあったろうけど、よく付き合ってくれた。
気持ちよく登れたのは彼のおかげである。ありがとう。


さて、まだ昼前。
当初、さっさとラジャラウトを済ませて、隣の“サウダージ”触ってみようかな、と考えていたが、そんな気分ではなくなっていた。
頭がボーっとして、抜け殻みたい。それに左肩に少し違和感があった。
なので、新人3人とひだまりエリアへ。

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H井くん。

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みゆさん。

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シャントくん。

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この日の日和佐は、暑かった先週とは違い、涼しくて過ごしやすかった。
陽は射しているものの、穏やかで、時折吹く風がまた心地よかった。

前回と違い、新人達もどんどんトライしていた。
中でもこの日はシャントくんが絶好調。
“潮騒エクスタシー10b”“カノープス10b”“フィッシュダンス10a”“のぼれタイヤキくん10c”の4本を次々とRP!


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日の出から日の入りまで、よく遊びました。

お風呂に寄って、阿波らーめん“一徹”で晩ゴハンを食べて帰りました。

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一徹、店名がちょっとアレやけど、うまかった。

2016年10月 3日 (月)

日和佐 16年10/2

あ~悔しい!
ラジャラウト登れなかった。今思い返しても悔しい。

久しぶりに日和佐の岩場へ行ってきた。
メンバーは、A阪さん、N澤さん、たにやん、ひじりん、みゆさん、シャントくん、チョリオの7名。

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前夜発、到着後宴会、3時まで。起床6時。当然、全員寝不足。

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今回はFit2台で。

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日和佐の岩場、私以外はみんな初めて。

8時前に到着、早速登る。

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“潮騒エクスタシー 5.10b”にMOSトライ、ひじりん。
私のイチオシルート。このトライでは登れなかったけど、2便目できっちりRP。

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私も10b2本でアップ。

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たにやん。

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A阪さん。

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シャントくん。

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N澤さん。

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みゆさん。

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グリベル兄弟。

アップの後、ドーム内に移動して、“ラジャラウト 5.11d”にトライ。
ビレイヤーはシャントくんに頼んだ。理由は、一番重いから。
ラジャラウトは1ピン目が高いところにあり、もし掛ける前に落ちてしまったら、海にドボンである。
私より体重が軽いと一緒に海へ引きずり込まれそう。

1便目、ドキドキしながらスタート。
下部はやはりカンタンで、余裕を持ってクリップできた。
3ピン目を掛けた後、手詰まりでヨレてテンション。
とりあえずトップアウトし、だいたいムーブを解く。

2便目、1便目と同じ、3ピン目の後でフォール。頭悪すぎ…
ココをちゃんとしとかないと、次の便でも同じことになるので復習しようとポンピングを試みるが、ちっとも上がらず。諦めて降りる。

3便目、やはり同じ箇所でテンション。
しかし今度は少し余裕を持ってテンションを掛けたので、壁に復帰できた。
この箇所と、その上の核心部のムーブを確認し、降りる。

4便目、ラストトライ。
気持ちが昂ぶる。しかし、核心部でのもう一手が出ず、フォール。
悔しい。登れなかったのはもちろん悔しいが、(ダメだ…)という気になってしまい、手が出せなかったのが悔しい。
何故あの時、手を出さなかったのか。全く自分が許せない。

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“ラジャラウト 5.11d”トライ中。

さてと。他のメンバーは。自分のトライに夢中で、ほとんど見ていない。
訊いてみると、暑くてあんまり登ってないとのこと。
確かにこの日は真夏のような暑さだった。

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絵になる男、たにやん①

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絵になる男、たにやん②

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絵になる男、たにやん③

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A阪さん、パンを食いながらアブミの練習?何かの検証?

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たにやん、“ラビリンス5.10d”を2便目でRP。
気迫のこもった、ナイスクライミングだった。
ちなみに私もトライしたが、魂の抜けたようなバッドクライミング。当然登れず。

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16時すぎ、撤収。

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少しヘンな記念撮影。

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フロとメシに立ち寄って、解散。
みなさん、お疲れさまでした。

2015年12月28日 (月)

“パピヨン5.11b”RP 日和佐2日目 15年12/27

寒さで目が覚めた。
あろうことか、上半身が寝袋から出ていて、さらにマットからもはみ出していた。
己の寝相の悪さを呪うも、時既に遅し。
昨夜温泉で癒した背中は冷え切ってカチコチ、再び鈍痛を放っていた。
(またぎっくり腰になったらエラいこっちゃ。無理せんとこ)
昨日“岬めぐり”終わっててホンマよかった。

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今日も天気よさそう。

さて、岩場に着いて、ひだまりエリアでアップ。

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K本ちゃん、“クロスアンダー”ムーブ。

秀さん、イサミン、K本ちゃんは、昨日に引き続き“岬めぐり”。
私は昨日1便出した“パピヨン5.11b”。

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イサミン“岬めぐり”

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秀さんも“岬めぐり”

“パピヨン”は、2便で登れた。
カブり部分はダイナミックなムーブ、その後ジャミング(私はコレが苦手…)、ステミング、と多彩で面白いルートだった。

昼頃、岬めぐりのヌンチャクを借りたい、と兄さんが言ってきた。
(また「バトルロイヤル」かな?)
しかし、その登り始めを見ただけで、全く次元が違うことが解った。
その登りは、本当に惚れ惚れする、自分が、(こう登りたい!)と思っている登り方だった。

私はクライミングの動画とかを見ても、どれだけスゴいのか、実はあまりよく解らないことがよくある。
それどころか、(これくらいならできるかも?)とマヌケな勘違いをする程である。
それは、上手い人が、あまりにスムーズに登るからだと思う。
実際に同じルートをやってみて、初めて、本当のスゴさが解るのである。
K本ちゃんが冗談で、「チョリオさんも、ジムの10aはあんな風に登ってるで」と言うので、ちょっとムカついたが、まあ、でもそういうことなのだろう。

その兄さんは、余裕で岬めぐりの終了点に着き、さらにルーフ部分に取り付いた。
日和佐最難“ディープインパクト5.13c”のチャレンジだったのである。
そら取り付き部の岬めぐりでヨレてる場合やないわな…

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“ディープインパクト”の兄さん。

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他にも“サウダージ”チャレンジ中のツヨツヨ兄さん。
いつか私も…

“ディープインパクト”兄さんの他にも、“MATRIX”や“サウダージ”にチャレンジする人を見て、私もちょっと「やってみるか!」という気になった。
“ひわさ丸5.12d”チャレンジ。分不相応は十分承知。
なぜそのルートを選んだか。
4ピン目に敗退用の残置カラビナがかかっていたから…ずいぶん後ろ向きやな…

分不相応で後ろ向きなチャレンジだったが、楽しかった。
目標(?)の4ピン目を越えて5ピン目までいけた。
ただ、保持していたホールドが欠けてフォール、落石を起こした上、指を怪我した。
さらに、ロワーダウン中、ビレイヤーの秀さんが転倒、着地寸前だった私は無事だったが、秀さんが軽い怪我をした。
改めて、クライミングは危険が伴う遊びである、ということを認識。

結局、秀さん、イサミン、K本ちゃんは、惜しくも岬めぐりを落とせず、宿題に。
帰りに温泉に浸かり、やたらと美味い塩ラーメンを食って帰った。

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ハラがへってることを差っぴいても、かなり美味い。

“岬めぐり5.12b”RP 日和佐1日目 15年12/26

登れてよかった…
RPした時、もちろん嬉しかったが、安堵感もひとしおだった。

初めて徳島県は日和佐の岩場に行ったのは今年の4月だった。
その月、私はジムで初めて12aをRPできて、かなりモチベーションが高かった。
11dをフラッシュ(もちろん“お買い得”ではあるが)し、同行したN出さんの勧めで“岬めぐり5.12b”(こちらも“お買い得”)をすることになった。

(イヤ、いくらお買い得いうても、12bやろ…)
まあ、せっかくなんで登ってみると…
(ん?イケルかも…?)
そこで時間切れ。あまりに短い初日和佐だった。

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アプローチ途中にある展望台からの眺望。

私はその(イケルかも…?)の感触が忘れられず、翌週、後輩2人を誘って再び日和佐へ向かった。
もちろん、“12クライマー”になる、という野望を抱いて。
まあ、そのルートが登れても“トゥエルブクライマー”かどうかは、甚だ疑問ではあるけれど。

後輩二人を陽だまりエリアで適当に遊ばせて、私は早速“岬めぐり”1便目。
RP狙いだったが、ポケットを間違えたりしているうちにテンション。
ホールドを確認、ムーブを固めて降りてきた。

再び後輩二人のトップロープの相手なんぞをしてから、いよいよ“岬めぐり”2便目。
しかし、“ソレ”は、いきなりやってきた。
俗称“魔女の一撃”、ひらたく言えば“ぎっくり腰”。

もはやクライミングどころではなく、別のチームにヌンチャク回収をお願いし、ホーホーの体で帰った。
日和佐の岩場に行ったことのある方なら知っているだろうが、アプローチ路がけっこう危ない。
駐車場まで熾烈を極めたことは、言うまでもあるまい。
当に“泣く泣く”日和佐を後にしたのであった。

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“潮騒エクスタシー5.10b”でアップ中のK本ちゃん。

あれから8ヶ月。
私は再び日和佐にやってきた。
もっと早くに来たかったが、ウミドリの営巣があったり、ウミガメの産卵があったり、暑かったり、雨だったりで長引いてしまった。

今回のメンバーは、秀さん、イサミン、K本ちゃん、チョリオの4人。
ひだまりエリアでアップを済ませ、秀さん、K本ちゃんは“甌穴群5.11d”、イサミンと私は“岬めぐり5.12b”に取り付いた。

イサミンはオンサイト権があるので、先に登る。
だいぶ頑張ったが、核心でテンション。

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イサミンも“岬めぐり”チャレンジ。

私の1便目。
使用ホールドは前回メモっておいたので、すぐにわかったが、
(ありゃ、こんなに遠かったっけ?)テンション。

K本ちゃん、甌穴群をあっさりRP。
かなりほっとした顔をしていた。
続いて秀さんもFL。まあ、二人とも当然やわな。

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さて、岬めぐり2便目。
遠かろうが、行くしかない。
気合を入れたが、またしてもテンション。

そして3便目。
この時点で、我々4人のほか、別チームからもう1名が加わり、5人による「岬めぐり・争奪バトルロイヤル」の様相を呈していた。

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秀さん、K本ちゃんも、岬めぐりに参戦。

バランスが崩れるのは2手。
そこをなんとか気合で耐えて、そっから上は根性で登る。
そんな作戦を立てた。
それは通常作戦とは言えない、旧日本帝国軍ばりの精神論である。
(でも、オレの取り得いうたら、コレしかないもんな)

作戦(?)はうまくいった。
核心部は2便目よりも、さらにバランスを崩し、体勢が低すぎてアンダーがピンチ持ちになったにも関わらず、それで無理やり体を引き上げたりした。

核心より上はカンタンなのだが、ヨレ過ぎて、かなりヤバかった。
声をはり上げて必死で登り、終了点にたどりついた。
私にとって“岬めぐり”は“岬大探検”だった。

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登れた~!!

たぶん、ドーパミンやらエンドルフィンが大量に脳内に分泌されたのだろう。
登ってる時には気づかなかったが、降りてしばらくすると、背中、肩甲骨辺りが痛くなってきた。
もし岬めぐりRPできたら、次は“ラジャラウト5.11d”をやろうと考えていたが、もはやその気力もなく、ヌンチャクの掛かっていた“パピヨン5.11b”で遊んだり、他の人の登りを見て過ごした。

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“パピヨン5.11b”K本ちゃん。

クライミングの後は、えびす洞温泉へ。
湯に浸かったら、背中の痛みはだいぶマシになった。
ひわさ屋で夕食後、テントで宴会。夜は更けていった。

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明日は何登ろうかなぁ…

2015年11月23日 (月)

小豆島拇岳・“赤いクラック”ルート 15年 11/22

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山岳会の合宿で、小豆島に行ってきた。
小豆島には過去2度行ったことがあったが、いずれも吉田の岩場でのシングルピッチのみ、今回の拇岳マルチピッチは念願だった。

今回選んだルートは、定番、俗に“赤いクラック”と呼ばれているルート。
一般ルート(5P 5.9/A0)170mである。ロクスノの67号を参考にした。

メンバーは、イサミン-いなやん、N川さん-チョリオの4人、2パーティ。
今回は私が全てのピッチでトップを受け持つことになった。
イサミンがハーネスをテン場に忘れるというアクシデントがあったが、問題なくスタート。

1P目。少々バランスが悪いルート。いつものことだが、出だしは体が硬く、感覚が鈍い。
が、無難に終了。パートナーのN川さん、すでにしんどそう。大丈夫?

2P目。出だし、前パーティが苦戦していたので、ちょっとビビっていたが、問題なくクリア。
N川さん、抜けられず、早くもテンション。

3P目。凹角を登って左トラバース。このピッチも、そこそこ難しかった。
N川さん、呼吸が尋常ではなかった。かなり苦しそう。

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N川さん。しんどそう…

4P目。いよいよ核心ピッチ。
少し登ってカンテを左に乗っ越すところが悪い。越えた後のフェイスも悪い。
おまけに支点もあまり信用できない上、ビレイヤーからは見えにくいので、精神的にもキツい。

実は、出発前、N川さんに、「私、A0するなら落ちますんでヨロシク」と言っていた。
フリーのルートかと思っていたが、8割方アルパインな感じのルートで、しっかりした支点はあまりなかった。
(しまった…あんなコト、言うんやなかった)

(これは落ちられない)アカンかったらソッコーA0しようと決めたが、幸いフリーで抜けることができた。(ふぅ、アブネ…)
N川さんは、すでにA0でも難しく、後ろからイサミンに押してもらっていた。
勿論、私も渾身の力でロープを引っ張った。

5P目。最終ピッチ。
このピッチが一番簡単、という噂だったので、N川さんにトップを、と思っていたのだが、丁重に断られた。
せめて少しでも快適に登ってもらおうと、ザックを交換した。

噂通り、簡単で重いザックを背負っても快適に登れた。
拇岳の頂上に着いた。
いい気分。最高!

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イサミン、満面の笑顔。

N川さんも、このピッチは大丈夫だったみたい。
イサミン-いなやんパーティも上がってきて、全員で記念撮影。
いやあ、楽しかった。

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いなやんお疲れ。