カテゴリー「 外岩③中国」の26件の記事

2020年7月 1日 (水)

“水の泡 5.12ab”RP 備中ニューエリア 20年6/27

ようやく登れた“水の泡 5.12ab”。

初めてトライしたのがコロナ自粛前。

触った感じ、それほど悪い印象は受けず、最後だけが極端に悪い感じ。

最後のムーブを決めておいて、後はゴリ押しでなんとかなるやろ、と考えていたが、それは甘かった。

そもそも去年の年末から肘を傷めて、頼りの持久力が落ちているのに、そんなんできるわけもなく、結局最後の核心どころか途中の8ピン目辺りまで登るので精いっぱい。

コリャ今の私では、とうてい楽に登らせてくれそうもない。考えを改めないと、と思ってる間にコロナ自粛。

自粛中は肘の故障を治すべく、体幹トレとストレッチのみでぶら下がったり懸垂はせず。

さらに持久力は落ちて、ますます“水の泡”がキツく感じる。

それでも懲りずにトライ。大雨の後はコルネがズブ濡れの時もあった。

Kimg47292

大雨の後、アプローチは渓流化し、図らずも沢登りをするハメに。

Kimg47342

岩場に滝ができていた。

Kimg47412

チョウが乱舞している日もあった。

オオムラサキを見ることができた。

ラストの4便目で精魂尽き果てた後、ロープが終了点でスタックし、もう一度登るハメになったこともあった。あん時はパートナーにも迷惑掛けた。

ジムで12cが登れ、少し自信が出てきた。

以前のような、12を連登する持久力は戻っていないが、ルートを1本登る力は戻りつつあることを実感。


そしてこの日。

前回、終了点目前の大ガバ取り損ねてフォールし、当に(今までの苦労が水の泡)を体験。早く登りたくてウズウズしていた。

土曜日1日だけの休みだったが、パートナーは嫌な顔もせずに付き合ってくれた。ありがたい。

Kimg4761

岩場は霧。

Kimg4762

湿度が高く、汗がいっぱい出た。

いつものルートでアップを済ませ、1便目、ヌンチャク掛け。

あわよくばマスターで、とも考えていたが、やはりそんなに甘くはなく、9ピン目のクリップ時にテンション。ここのクリップは苦手だ…

2便目はやや硬くなり、9ピン目掛けた後、足を間違えて動けなくなり、そのままフォール…

Kimg4764

3便目、かなりいい感じだったが、またもや最後の最後でゴール取りに失敗。悔し〜!

Kimg4767

この日は我々以外にもう1パーティーが来ていた。


少し午睡した後、4便目。細かいミスはあったけど、なんとか最終クリップまで来た。ガバをマッチしてレスト。

目標ホールドを見ながら(絶対登るぞ)という強い気持ちを持って、最後のムーブ。

最後のガバをつかんだ。やった〜!登れた〜!

Kimg4770

終了点にクリップすると、安堵の気持ち。そして久しく味わっていなかった達成感。そしてこのルートともお別れか、という寂しい気持ち。

ああ、それにしてもやっぱりクライミングは楽しい。


計6日、23便目でRP。いや〜てこずったな〜。それだけに思い出深い一本になった。

今の私では力押しではきっと登れなかったルート。

丁寧に一手一足、間違わずに進めて、ようやく登れた。

付き合ってくれたパートナーには本当に感謝。


Kimg4772

帰り、晩メシに台湾料理。期待を裏切らない味とボリューム。

いつもは食べ切れずに残してしまうが、この日はOSできた。


2020年6月29日 (月)

備中岩巡り 20年6/24

水曜日、平日の非番。

N出さんにお付き合いいただき、備中へ。

早朝4時集合、7時過ぎに岩場到着。初めての岩場、白滝(芳井の岩場)。

Kimg4755

ここの“クラッシャーリョウ”というルートが面白いとのことで訪れたのだが、残念ながらまあまあ濡れている。

とりあえず登ってみるが、ヌンチャク掛けるだけで必死。

N出さんに回収をお願いして転戦することに。


梅雨の只中だが、この日はいい天気で、既に真夏の様相。気温は高いが、それでも緑の多い山間を窓を開けて車で走ると風が心地いい。

次に訪れた岩場は原瀧山。

ルートは短いがカブリがキツいエリア。日陰でひんやりしていたが、ここも湿気っている。何も登らず撤収。


次は夫婦岩サイドエリアへ。

それほど高さはないものの、スッキリしていて面白そう。

とりあえず“おしどり 5.11b”にトライ。

これまで、まだまともにクライミングしてないので登りたくてウズウズしていた。

Kimg4757

サクッとOSするつもりが核心でハマりフォール…2便目で無理矢理RP。

“比翼の鳥5.12a”も触ってみるが2ピン目(実質1ピン目)で敗退。む、難しい…

Kimg4758

後ろに夫婦岩が見える。

morisamaの開拓されたルートの厳しさを思い知らされ、岩場を後に。


最後の転戦先は向こう長屋。

かずら岩へいくつもりが歩き過ぎてモアイ岩へ。

Kimg4759

N出さんが“と銀5.11b”をOSし、morisamaの厳しさにビビる私に、コレは大丈夫ですよ、と声を掛けてくれ、安心してトライ。

しかし、しょっぱなでフォール。全然大丈夫じゃない…

またもや2便目で無理矢理RP。ここらで私は寝不足がたたり、頭がぼんやりしてきた。軽い熱中症みたいな感じ。

西出さんがトライする“龍王戦5.12b”を一回だけ触らせてもらい、クライミング終了。

まだ登りたそうだったN出さんには申し訳ないけど撤収。


この日は初めての岩場を4か所、いずれも普段行かなそうなマイナーな岩場を訪れることができ、充実した一日だった。

N出さんとのクライミングも久しぶりで楽しかった。帰りの車は運転をお願いし、爆睡させていただきました。


2019年11月17日 (日)

“はつじょうき5.12a”RP 備中・羽山〜権現谷/下帝釈峡・花子岩 19年11/15・16

前日からどうも体調が思わしくない。喉が痛くて鼻水が出て体がだるい。風邪だな。なんてこった。

平日の金曜日、休みを取って羽山へ。ここ最近ほとんど雨が降っておらず、岩は最高のコンディションだった。

Kimg3366

岩場到着8時過ぎ。寒い。“半日仕事”でアップ。安定のゴール落ち。

この後早速今回の目的、“はつじょうき5.12a”へ。

実は密かにオンサイトを狙っていた。私のOSグレードはもう長い間11dである。そろそろグレード更新したい。

羽山の“はつじょうき”はジムで登っているクライマーなら登りやすい、と聞いたことがあるし、トポにも“オンサイト向き”と書いてある。

そのために空いているだろう平日にここに訪れ、岩もいい感じなのだが、肝心の身体の方がイマイチ。気持ちもなんだか乗らない。

それでも私には珍しく念入りにオブザベして、核心と思わしき箇所のムーブを2パターン考えておいた。

トライ。ホールドは分かりやすい。グイグイ登っていく。

すぐに核心(?)。実際来てみると思った以上に遠い。1パターン目を試すがすぐに諦める。

ガバで休んで2パターン目。キーホールドらしきホールドに届いたが保持できずにフォール。

あーあ、残念。

すぐさまムーブを確認。そのまま終了点までヌンチャクを掛ける。

2便目。気温が上がって温かい。身体も硬さが取れてさっきより動くようだ。

(もっと待ってこの状態でOSトライしていたら…)と今更ながらちょっと後悔。そんなこと考えてもしょうがない。

慎重に登ってRP。噂通りジムみたいなルートだった。私好み。

Kimg3377

この後“見苦しくカンテ5.12b/c”を触ってみたがグダグダ、下部で敗退。

さて、お昼過ぎになったが、権現へと転戦。14時到着。

Kimg3382

乾いている。いい感じ。早速狙いの“シェイクシェイク5.12a”へ。

出だしでもたついたものの“逆さでシェイク”部を登る。終了点でテンションを入れて、この先ムーブを探る。残り2ピンだがホールドが細かい。ムーブを決めて降りる。

次便は16時頃。すでに薄暗く、そして寒い。かなり寒い。

出だし失敗、いきなりフォール。パートナーから「やり直したら?」と言われるがそのまま登る。寒い。早く上がってしまいたい。

順調に高度を上げるが、“シェイクシェイク”部の2手目でフォール。後は人工で上がって速攻回収。

Kimg3388

当初は翌日も権現と思って来たのだが、コリャ無理だ。私には寒過ぎる。昼間は登れるだろうけど、朝夕は無理だろう。ただでさえ体調不良なのに倒れるかもしれん。

17時撤収。


翌日土曜日は帝釈の花子岩へ。8時岩場到着。一番乗り。

Kimg33942

寒いがとりあえず10aでアップ。しばらくすると温かくなってきて、クライマーが続々とやってきた。

S水さん、イサミン、N田くんもやってきた。

私は相変わらず風邪気味。風呂で温まって栄養いっぱい摂ったら治るかな思ったけど、クソ寒い中でテント泊して改善するわけないわな。

前回の宿題“トライアングル5.11d”へ。しかし、前回の核心ムーブができない。かなり落ちるので非常に恐ろしい。

でも色々試しているうちにさらにいいムーブが見つかった。怪我の功名。

結局この日の3便目でRP。計7便かかった。やれやれ。

Kimg33962

この後は隣の“山ちゃんのルート5.11c”にOSトライするも失敗。

最後はみんながトライしている“花よりコルネ”をやるが2テン。

Kimg34012

イサミン“花コル”。いい感じ。

暗い中片付けてヘッデンで駐車場へ。


今回いろいろ変更が多かったけど、それでもクライミングが楽しめた。付き合ってくれたパートナー、仲間たちに感謝。


2019年11月14日 (木)

下帝釈峡・岩谷/花子岩 19年11/9・10

今週末も帝釈へ。土曜日は岩谷。

Kimg33052

8時に岩場へ。葉が色づいていて、秋の訪れを感じる。

早速クライミング。10cでアップ。

1573470144074

出だしは人工登攀。登り応えのあるルート。結構疲れた。

Kimg33032

N田くんも無事OS。

さて、今回は“初夜の床上手5.11d”にトライ。

1573470159600

1便目でムーブを解析、2便目でRP。

1573470164274

続いて“初夜の床5.11d”にトライ。しかしこちらは登れず。宿題に。

この日のクライミングはここまで。日が短くなった。17時にはもうだいぶ暗い。

ちなみにこの日の岩谷は我々以外は関東から来られた2人組のみ。ゆったりと楽しめた。


翌日、日曜日。花子岩へ。

8時過ぎに岩場着。前日の岩谷と打って変わって続々とクライマーがやってきて、まあまあ混んでいた。

知り合いが何人かいて、久しぶりに話したりして楽しかった。

“まだまだ5.11c”でアップ。途中からテンテン。

Kimg33522

N田くん、“まだまだ”をRP。ヌンチャク掛けした甲斐があったわ。

この後、前回の宿題“サルも木から落ちるかも5.11b”。無事RP。

この後、前回濡れてトライできなかった“カペラ5.11d”にトライ。

1573470170240

なかなか小癪なムーブ、難しかったけど、なんとか2便目で登れた。

続いて隣の“トライアングル5.11d”にトライ。こちらはパワフルムーブ。

2便目、イイ感じだったが、核心で岩に指をぶつけて届かずフォール。く、悔しい…

時間がないので慌て気味に2便出したが、ヨレてるのと焦りでダメダメだった。宿題に。

薄暗い中、ヘッデンを点けて駐車場へ。


今回も怪我なく無事にクライミングを楽しめた。お付き合いありがとうございました!

2019年10月28日 (月)

下帝釈峡・花子岩 19年10/26

帝釈・花子岩へ行ってきた。N田くんと他一名。

いつものように一番乗り。7時に岩場到着。寒い。

1572099401409

ちなみに私は早くも真冬仕様。しかしさすがに昼間は暑かった。

早速登る。以前10aの“くりごはん”でアップした時、イヤな感じだったので、好印象だった“Over Play 5.11a”でアップ。

普通にフォールした…

全然アップにならなかったけど、この日のお目当て“TOP GUN 5.12c”へ。

しかし、2ピンで敗退…回収のため、隣の“花よりコルネ”の終了点までA1駆使でトップアウト。トポにここで終了した場合は「ヘタレ」とあるが、それ以下やな。

Kimg3194

そうこうしているうちにクライマーが続々到着。この日の花子岩はまあまあの盛況ぶり。

気を取り直して“ぬらりひょん5.11d”にトライ。

3ピンだけの短いルート。下から見ると(なんだか行けそう?)な感じ。

1便目、オンサイトを狙うも普通にフォール。

掛かりそうなホールドが全然ダメだった。

つーかダミーホールドだらけ。

一応バラして2便目。上部でフォール。難しい。

3便目。靴を新しいドラゴンから旧ドラゴンに履き替える。8月に“バラクーダ”登った時以来。なかなかの拷問ぶり。足がつった。

さっきと違うクリップ、ムーブになる。が、なんとか登れた。最後危なかった。

もう廃盤なのだが、また旧ドラゴンの株が上がってしまった。


Kimg31922

少し葉が色づいてきた。


“花よりコルネ5.12a”を久しぶりに触ってみる。3月以来。

いやらしい印象だった下部スラブで早くもテンション。

中間部のクラック抜けでもフォール。何度かやっても上手くいかない。ここはあまり手こずらなかったのだが?

なんとか抜けて、上部。ここからが私の核心だったが、一発でクリア。

苦労した箇所はよく覚えていた。

今回学んだこと。過去の感触や印象はアテにならない、ということ。


花子岩が初めてのN田くんは“Over Play 5.11a”を2便目でRP。

Kimg3196

その後“サルも木から落ちるかも5.11b”も2便でRP。

Kimg3198

私も最後に“サルも木から落ちるかも”をトライしたが、2便出して登れず。2便目はかなり暗く「鳥目核心」だった。


終わった時には岩場は真っ暗。もう誰もいない。ヘッデンを点けて駐車場へ戻った。


2019年10月15日 (火)

“Death Penalty 5.11d”OS 下帝釈峡・岩谷 19年10/13

前日の権現クライミングから一夜明け、帝釈・岩谷へ転戦。

先週に続いての2度目の訪問。7時20分、岩場到着。一番乗り。

Kimg3062

早速クライミング。まずは“酉蔵5.11a”へ。無事MOS。

Kimg3070_20191014200201

“酉蔵”を登るN田くん。

Kimg3085

アップを済ませているうちに続々とクライマーがやってきた。

先週もなかなかの人混みだったが、今回はそれを上回る大盛況。N出さんやUちゃんも来られていた。

来る前は前回途中で止めてしまった“団地妻以下略5.12b”をしようかな、と考えていたけど、何人かがトライしている上、前日悪化した指のヒビ割れがかなり痛むので、なんとなくやる気がなくなっていた。

(なにしようかな)

ほぼ全てのルートにヌンチャクが掛かっていたが奇跡のように“Death Penalty5.11d”が空いていた。皆が“デスペナ”とよんでいる人気ルートである。

(これにしよう)と思ったら、N出さんに先を越されてしまった。

N出さんに「サクッとオンサイトしてヌンチャクおいといて下さいね」と伝え、他の人のビレイへ。

ビレイを終えて荷物置き場に戻ると、ちょうどN出さんはデスペナの終了点にクリップするのが見えた。なんと本当にOSされたらしい?

降りて来られたN出さん、「不細工なクライミングやったけどなんとか登れましたわ〜」と清々しい表情。「ヌンチャク置いてますのでチョリオさんも是非」。

(ぬうぅ…冗談の通用しないヒトやな…)

オンサイトして下さいね、とは言うたもののホンマにしてしまうとは…しかもマスターで。

Kimg3086

“デスペナ”MOSのN出さん。


プレッシャーをヒシヒシと感じつつ、準備をする。

当初の(コレで一日楽しむかなぁ)みたいな軽い気分ではなくなった。かなり気合を入れて、いざ、トライ!


結果、無事にOSできた。

いつものような描写がないのは…実はどう登ったのか、ほとんど覚えていない。核心がどこだったとか、ムーブがどうだったとか、全く覚えていない。

覚えているのは、途中2度墜ちそうになったこと、終了点直下の最後の乗っ越しで滑って左膝裏を擦りむいたこと、くらい。

ただ、本当に無我夢中で、本能のままのクライミングはとてもとても楽しかった。今となってはN出さんに感謝(笑)。

1570976741028

“Death Penalty”OS。


大量に脳内麻薬を消費し、早くもヌケガラのようになってしまった。放心状態。

“初夜の床5.11d”をやってみたかったが、順番待ちも億劫。

空いている壁の右側で“チョットストリーム5.11b”をトライ。無事OS。

N田くんが右端の“365歩のマーチ5.11a”に四苦八苦していたので、

(いっちょ先輩がカタキ取ったるか)

とトライするも、5度程スタートに失敗した挙げ句、核心は越えられずに人工登攀で抜けるという体たらくぶり。

前日に続いての情けない姿に“先輩の威厳”は地に落ち、きっとN田くんも増長していることだろう。

この辺でクライミング終了、いつしか他のクライマーはみんな帰ってしまった。辺りはかなり暗い。

一番乗りで一番遅くまで、お付き合い本当にありがとう。


2019年10月14日 (月)

“もも 5.12a”RP 初!備中・権現谷 19年10/12

今月唯一の2連休。大型の台風が日本列島に接近中、影響の少なそうな備中へ。初めてのエリア、権現へ行くことにした。

権現は以前から行ってみたかった岩場。今回、ようやく念願が叶った。

Kimg3044

Kimg3045

8時、岩場到着。早速クライミング。

アップで“トメ吉5.11a”。ボルダームーブ。何とかMOSしたものの、腰に少し違和感。アップでこういうのはイカンな。

Img_1227

“トメ吉”

1570976765424

N田くんも“トメ吉”RP。


この日のお目当ては“もも5.12a”。権現の看板ルート、憧れの課題である。

Img_1271

OSトライは2/3くらいまで登ったところでフォール。後はテンションを掛けながらトップアウト。

2便目、RPする気満々で登るも終了点に掛けられずにフォール。

3便目も同じく終了点落ち。こりゃイカンと終了点を安定してクリップできる体勢を決める。こういうことは最初にやっとかんとあかんのに(何とか根性で押し切る)とか考えてるからダメやねんな…

4便目。アタマの悪い私でも何度もやっていればホールドも覚える。余力を残して最後のピンにクリップ。後は終了点まで、前の便で確認したムーブをするだけ。

首尾良くさっき新たに見つけたホールドをキャッチ、後は体勢を整えて…あり?安定しない…

(お、落ち着け、もう一回)しかしやはり安定せず、急速にパンプしていく。

ヤバい…

新たなホールドは諦め、そこらへんの適当なカチやらスローパーやらで必死にレスト。

目の前に、本当に目の前に終了点があるのにクリップができない。気がはやる。

無理やりレストでほんの少しだけ戻った左手で松ぼっくりみたいなホールドをわし掴みし、意を決してロープをたぐる。

う…ヤバい…墜ちる…!

しかし、左手が限界を迎える直前、何とか右手で終了点にクリップ。

はぁ〜、間に合った〜…

これはアレだ、オシッコ我慢してギリギリ間に合った感覚。

最後の最後、なんともブサイクだったが、何とかRP。たぶん下から見ていた人々は(何やってんねん?)と思ったことだろう。

実は“もも”の上に2ピン足された“スーパーもも5.12b”があり、当初それもトライしようと考えていたが、もはやそんな余力は残っていなかった。

“もも”は非常にパンプするルートで、腕の張りがなかなか取れない。たぶん4便目でRPできてなかったら、宿題になっていたかも。

しかし噂通り楽しく素晴らしい課題。人気なのも当然だろう。登れて大満足。

Img_1236

“もも”出だし。私には珍しくキョンを使っている。

Img_1251

N田くんがいっぱい写真を撮っていてくれた。

Img_1264

レスト中。まだ先は長い。

Img_1278

核心へ。

Img_1279

Img_1280

Img_1283

最終ピンのクリップ。

Img_1285

終了点へクリップ。


“もも”の後は、“さかさでシェイク5.11b/c”にトライ。

N田くんはこのルートを2便目でRP。しかも1便目は半分までで降りてきてたので、残り半分はOSで登ったことになる。

1570976760251

“さかさでシェイク”RPのN田くん。

先輩としては、ここはサックリ、しかも涼しい顔でOSをかまし、後輩との差を見せつけたいところである。

Kimg3053

RP後、余裕のN田くん。


ルートはガバ続きでレストもいっぱいできる。残ったチョーク跡を辿り高度を上げていく。

残り2ピンくらい?急にホールドが悪くなり、必死にレストしながらルートを探る。しかしそれらしいホールドが見つからない。

(何とかクライムダウンしてもう一度態勢を整えて)と考えるも、ふと(チョリオ、楽になれ)という悪魔の囁きが聞こえたような気がしてフッと力が抜けた。フォール。

後輩に力の差を見せつけるどころか自信を与えてしまった。まあしかしこれが私の実力。

降りて聞くと、どうやらルート取りを間違えたらしい。道理でチョーク跡も見当たらなかったはずである。

Kimg30522

“さかさでシェイク”。右隣が“もも”。


17時を過ぎ、薄暗くなってきた。ここらで終了。

翌日は「帝釈・岩谷」へ転戦。続きます。

Kimg3060

ちなみに今回の権現には我々以外に2パーティーいたが、だいぶ暗くなっても登っておられた。


2019年10月 7日 (月)

初!下帝釈峡・岩谷 19年10/5

週末、休みは土曜日の一日だけやけど帝釈へ。

帝釈も何度か行っているうちにあまり遠く感じなくなってきた。

今回は初めてのエリア、岩谷へ。先週は結露で濡れてて登れずだったが、今回は乾いていた。

7時岩場到着、一番乗り。早速5.8でアップ。

Kimg3031

アップの後は今回のお目当て“北斗 5.12a”へ。

OSトライは下部でいきなりフォール…うう…

気を取り直してホールドとムーブを探る。しかしなかなか難しい。かなりの時間、あーでもないこーでもないを繰り返した挙げ句、出たのはイチかバチかムーブ。

もっと洗練させないとイカンな、と思いつつも、もうだいぶ長いことぶら下がってるし、まだ先は長い。

すでにヨレヨレでテンションを繰り返し、なんとか終了点へ、ヌンチャク掛け終了。もうヘトヘト。

この日の岩谷は早朝、霧掛かっていたが、気付けば晴れていい天気。クライマーが後から続々やってきて、結構な混雑ぶりだった。

Kimg3039

“北斗”2便目。下部のイチかバチかムーブが当たり、そのまま懸命に登り続ける。気付けばデカいアンダー。

(あれ?)

たしかここは終了点のすぐ下だったはず。1便目はテンテンだったのでここまで登るのにずいぶん時間がかかったが、意外と近い。

(しかし、何というか…まだ心の準備が…)

まだホールドやムーブがうろ覚えだし、2便目はルート全体の確認を、という感じで取り付いたのだった。

幸い、デカいアンダーでレストができる。

(えーと、たしかこの後は遠いガバ取って、そんで最後はスラブで…)元々出来が悪い上、疲労で朦朧としているアタマをフル回転させ、必死に思い出す。

それにしても、肘の故障がマシになっていて良かった。まだ完全ではないが、春頃の状態だったらレストできなかっただろう。

大きく息を吐き出し、意を決してガバを掴みに行く。手を左右間違えてさらに遠くなってしまったが、何とかガバを掴む。

(いきなり間違えた、アブネ…)

最終ピンにクリップし、目を上にやるとスラブと終了点が見えた。スラブの乗っ越し。すごく怖い。墜ちたら…変な落ち方するやろな…とイヤな想像が脳裏をよぎる。

しかしここまで来たら行くしかない。エイッと突っ込み、倒れるようにガバを掴んだ。

(良かった…)安堵して、ゆっくり終了点にクリップ。やった、登れた!


お目当てだった“北斗”をRPした後は、人気課題の11dをしようかな、と思ったが“団地妻昼下がりの情事5.12b”にトライ。しかしなんつー課題名だ…

こちらも下部から難しく、いきなりフォール。テンテンで登っていく。

しかし、何というか、登る意欲があまり湧いて来ない。おそらく先程のトライで脳内麻薬は売り切れたようだ。ずいぶん長いこと登ったり墜ちたりぶら下がったりを繰り返し、だいぶ上まで行ったかな、と、ふと下を見ると案外ビレイヤーが近くに見えた。

上を見ると、終了点まであと3ピン。なんだか急に面倒くさくなって下ろしてもらった。

掛けたヌンチャクは、強そうな兄さんがトライすると言うので回収していただいた。

(さて…)

すでに14時。何しようか。名物ルートらしい11dが3本あるが、いずれも何人かがトライしており、割り込むのも気が引ける。

何より喧騒がちょっとしんどい。元来、賑やかなのは嫌いではないし、顔見知った方も数人おられて嫌ではないのだが、この日はあんまりだった。

トポを見直すと、壁の右側に3本、イレブンが並んでいる。そして、その右側は静かそうだった。

(イレブン3本登って終わりにするか)軽い気持ちでトライすることにした。

まず最初に“婚姻届5.11b”にトライ。当然OSするつもりだったが、2ピン目を掛けた後フォール。

(む、難しい…)その後もなかなか難しい。

それでも、降りしなに隣の“メーテル5.11b”にヌンチャクを掛ける。当然、3本登る気満々である。

“婚姻届”2便目。1便目と同じところでフォール。なんてこった…

思っていたよりも暗くなるのが早い。気温は高いが考えたらもう10月である。他のクライマーはそろそろ帰り支度を始めている。

3本どころか1本もRPできないかもしれない。12aを2便で登ったのに、11bが2便で登れないとは…と考えた時、ようやく気付いた。自分の思い上がりに。

11bだから登れて当たり前?調子に乗るな、ヘタクソなくせに。11bだからテキトーにトライ?ふざけるな、ヘタレのくせに。

薄暗くなってきた。ラストトライ。脳内麻薬が売り切れたとか、もう知らん。

(絶対に登る)たぶん、この日一番気合が入っていたと思う。無事RP。

お隣の“メーテル”のヌンチャクも忘れず回収。また次にトライさせていただきます。

“婚姻届”はおそらく、いわゆる“お買い損”なルートで人気がないのだろう。チョーク跡もあまりないし、ホールドに砂が積もってサラサラしていた。でも、面白いし楽しい課題だった。

常連さん?が教えてくれたのだが、隣の“メーテル”は更に“お買い損”らしい。こりゃ楽しみ。

17時半、急いで片付けて撤収。帰りに台湾料理で夕食。


初めての岩谷、人気の岩場だけあって、やはり楽しかった。

まだまだ登るルートは沢山あるし、次回が楽しみ。

そして土曜の一日だけなのに、今回も付き合ってくれたパートナーには本当に感謝、いつもありがとう!


2019年10月 1日 (火)

下帝釈峡/備中 19年9/28・29

土曜日の朝、夜勤明けで急いで岩場へ。

行き先は以前から行ってみたかった帝釈の岩谷。

岩場到着13時半、しかし結露でビショ濡れ…なんてこった。

Kimg3004

仕方ないので転戦、花子岩へ。到着14時半。

Kimg3007

こちらは乾いていた。一安心。

早速クライミング。私はアップなしで“まだまだ5.11c”へ。

しかし中間部でテンション、OSできず。ムーブを決めて、2便目でRP。

その後はパートナーがトライしていた課題を一回だけ触らせてもらう。時間がないのでフォールしたらすぐ諦める、ということで。

パートナーが手こずってたのを見ていたので慎重に。やはり簡単ではなかったが、なんとか堪えてFL!

「11bフラッシュや〜」言うと、「11cやで?」とパートナー。

ん?

トポをよく見ると、“サルも木から落ちるかも5.11b”をトライしてると思ってたのが、隣の“マカ5.11c”だった。

しかし“マカ”は前回一度トライしている課題である。それが全く気付かないとは…我ながら大した記憶力である。

パートナーもきっちりRP、ここで時間切れ、クライミング終了。


翌日はなんでそうなったかは覚えていないが、備中に転戦することにした。

夜のうちに移動、テントを張って寝ていたのだが、寒かったからか?3時くらいに目が覚めて、それから眠れなくなってしまった。

6時起床、長屋坂いこか、言うてたのに、ちょっと羽山を見に行くことに。

羽山なら“はつじょうき5.12a”をトライしたかったが、やはり濡れていた。

Kimg3009

でも“半日仕事5.11a”ができそうだったので、トライすることに。

羽山に訪れるのは3度目だが、クライミングは初めてである。過去2度はいずれもビショ濡れだった。

Kimg3011

“半日仕事”は100岩に「ナメてかかると最後で…」と書かれており、終了点目前できっちりフォール。ナメていたわけではなかったんやけど…

2便目でRPし、次は“スイーパー5.11b”にトライ。こちらはMOS。

この後、長屋坂へ移動。誰も来ておらず、まさかの貸し切り。

前回登れなかったカウントダウンやろかな、思ったけど、なんか気分が乗らず、長年の宿題“黒鳥の交差点5.11c”をやることに。

Kimg3015

“黒鳥の交差点”は、初めて長屋坂に訪れた時にトライしたと思う。

たしかジムで11cが登れるようになった頃やったかな?しかし、黒鳥〜は全く登れず、コテンパンやった。

数年ぶりにトライ。1便目は途中でテンション、しかし以前持てなかったホールドが普通に持てるようになっていた。

持てるようになってたことより、自分がそのホールドを覚えていたことに驚いた。だいぶ悔しかったのだろう。

2便目でサックリRP、といきたかったが、結局4便かかった。ソコはご愛嬌ということで。わはは。

なんせ登りがヘタクソで、手数は少ないけど全てデッドでかなりキツい。

この後、“フリッカー5.11c”もトライしたけど、こっちもオールデッド。2便出して敗退。フラフラになった。

こういうボルダーみたいな課題も上手く登れるようにならんとな。

フラフラになったところでそろそろ撤収の時間。

移動が多くて慌ただしかったけど、楽しい2日間やった。

2019年9月 7日 (土)

備中・長屋坂/元祖奥の院 19年8/31・9/1

備中へクライミング。久しぶりの長屋坂。貸し切りだったけど、数日前の大雨のため、壁はビショ濡れ。

Kimg2814

やってみたい課題は諦めて、“カウントダウン5.12a”にトライ。

しかしカウントダウンも核心部は濡れており、タオルで拭いたりしたが、ホールドの奥からどんどん滲み出すので使うのを諦める。

私が思いついたムーブはランジ一択。

結果、3便でRPならず。限定(?)もあり、なんだか気持ちの乗らないクライミングだった。

早めに撤収し、羽山エリアを見に行く。

Kimg2819

こちらももちろん、盛大に濡れており、半日仕事くらいなら登れるかなあ、てな感じ。

スーパーで買い出し後、これまた久しぶりのクライマーズ黒鳥へ。


翌日は元祖奥の院。久しぶり。相変わらずなかなかしんどいアプローチ。

壁はまあまあ乾いており、なんとか登れそうで一安心。

Kimg2826

“マーシュ5.11a”でアップ、無事MOS。

次に“めい5.12b”にトライしてみるが、これがコテンパン。全く解らず、ルート間違ってんかな?と疑うレベル。

そうこうしてるうちに雨が降り出してきた。

予報では曇りで降水確率も低かったので、すぐに止むやろ、思ってたけどなかなか止まない。むしろ強くなってきた。もはやドシャ降り。

クライミングより帰りのアプローチが心配になってくる。

Kimg2831_20190907160601

幸い、ハング帯の下は雨がかからず、クライミングもできるのだが、隣の12b、“スネオヘアー”もコテンパン。もう全っ然ワカラン。

その隣の“ピュア5.11d”は濡れてたけどFLできた。なんでだ?

一時雨が止み、そのスキに撤収。ドロだらけになったのは言うまでもない。


今回、なんだか消化不良な2日間になってしまったけど、また次回リベンジ!やな。