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2024年12月 3日 (火)

“黒帯 5.13b”RP!下帝釈峡・奥村第一道場 24年11/30

「もう長いことチョリオさんの“本気”を見ていないですね」

彼はもちろん、軽い気持ちで言ったのだろうが私の心にはずっとその言葉が引っかかっていた。


11月最後の日、今回はナナミさんと帝釈へ。

第一道場へ降りる。いつもの面々も次々と降りてくる。

第一道場へ集う方々は皆さんいい方で、私のように思い出したかのように急に通いだす者にも優しく接してくれる。

そしてこの場所は“奈落の底”と称されていてアプローチこそ少し厳しいけど、着いてしまえばかなり居心地の良い所なのである。

この日はさらに、それほど寒くもなく気持ちの良い一日だった。


先週と先々週はぎっくり腰のためにまともに登れず、それになによりビレイができなかった。

そんな“ビレイでけへんけど登りたい”ワガママポンコツにも皆さん優しく、私が登る時は嫌な顔せずにビレイしてくれた。本当に感謝。

そんなポンコツでも先週の最後の便で初めてワンテンになった。岩のコンディションも良く(核心の一手が止まったらひょっとしたらワンチャン…)なんて考えるようになった。

しかし“黒帯”はそれほど甘くはない。


その日の朝もながの村の食堂にОさんがいらっしゃったので少し話をしたのだが、Оさんは核心を止めた後上部で4度フォールしたとおっしゃっていた。

「核心後の上部はよほどしっかりとやっておいた方がいいですよ」とアドバイスをいただいた。

去年完登されたジローさんもその前の年に上部でフォールされたとおっしゃっていたし、ツヨツヨのクライマーさんが去年最上部でフォールされたのを見た時はかなり衝撃だった。

レジェンド級クライマーが苦戦されている“黒帯”、私なんて…とつい弱気になる。

これまでほとんどの場合「気合」と「根性」だけでなんとかしてきたのだが果たして…


“黒帯”にヌンチャクを掛ける。

かなり慣れたけどヌンチャク掛けるだけでも結構大変。

アップを兼ねてだったし腰痛明けで久しぶりのクライミングだったし、あまり無理せずだったがそれでも岩の状態が良いのが分かった。

6ピン後の一番苦手なデッドムーブをやってみたけど一発で止まった。

ちなみにこの一手は下から繋げて止まったことがない。ここだけやっても確率50%あるかないか…


ヌンチャク掛けの後しばらくして私の順番が回ってきた。

この日は私以外にT島さんとМさん。T島さんのことは私は勝手に苦労を共有する“戦友”のように思っている。

久しぶりに腰が痛くない状態で“黒帯”を登る。

5ピン目まではアプローチ。5ピン目を掛けてレスト。と言ってもバランスが悪くて少し手を振る程度。

レストに固執せずにさっさと出る。

ここから核心。何度も試行錯誤を重ねて洗練させたムーブ。

6ピン目のクリップはすごく怖いけど、もう恐怖心はない。かなり安定してクリップできるようになった。


実はこの6ピン目のクリップ。去年の2023年、6日間で16便出しているのだが、クリップできたのはたったの一回だけだった。

そして「フォールできた」のも一回だけ。残りは全て弱気になってヌンチャクを掴んでしまっているのである。

その一回のフォールも(絶対ヌンチャクは掴まない!)という強い気持ちを持ってようやく、潔く落ちることができた。

今年、このクリップ態勢を変更。ようやく安定してクリップできるようになった。安定したクリップで恐怖心がなくなり、力を抜くことができて一気に完登に近づいたと思う。


最大の核心。

苦手の右手デッド。

声を出して手を出す。

止まった!!

「止まった!?」

たぶん言葉がそのまま出ていたと思う。

めっちゃびっくりした。初めて止まった。そして戸惑った。

(え?今?)


もちろん、核心が止まればワンチャン、なんて思っていたけど、2週間腰痛で登ってなくていきなり最初のトライで「その時」がやってこようとは。

右手を止めた後の数手も全く安心できない、デッドで繋げてガバ地帯へ。もちろん全手マックスパワー、声出しまくり。

7ピン目をクリップしてガバで休む。


ああ、びっくりした。まさかあの一手が止まるとは思ってなかった。

動悸が凄いけれど、これは激しい運動によるものだけでなく驚いた分も何割かあると思う。

(さて)

かなり動揺したけれど少し落ち着いた。

これからが勝負。核心は終わったけれど、私の感覚ではこの先だけでも12bほどの強度がある。

下から繋がったのが初めてだからこのパンプ具合で登るのも初めて。ここから先は未知の世界だ。


ちなみに“ガバで休む”と書くとかなり安定していると思われるだろうけど、この場所は全く居心地は良くない。

もう少し上に足が置ければ安定しそうだが、私は足が上げられず中に入り込んでそれほど指を休めることができない。

その上風が吹いていて手がかじかんできた。チョークバックにマグマを入れているので温めるが外に出ている方の手がかじかんでくる。


ふう。大きく息を吐く。

(絶対登るぞ)

意を決して出る。

この後リーチギリギリムーブ。ちなみにぎっくり腰時は背が縮んでいたようで届かなかった。

今は届く。アンダーから直接ガバ。(お母さんありがとう)これまで何度感謝したことか。

8ピン目クリップ。細かいホールドを経由、その都度細かくレストを入れつつ、少しずつ登る。9ピン目クリップ。


ちょっと嫌なムーブをこなして10ピン目クリップ。ここのムーブも結構試行錯誤した。少し登ると安定して休める。

手は少し細かいけど足はしっかりしている。

必死にレスト。そして手を温める。

隣で“赤帯”を登っていたタケちゃんが声援を送ってくれた。

「ガンバです、だいぶ余裕あります、大丈夫」

その言葉に励まされ、ホッとした矢先、足を滑らせてフォール…!寸前だった。めっちゃ危なかった。

若いタケちゃんは先日あっという間に“黒帯”をRPしてしまった。核心ムーブは私とは全く違っていてなんの参考にもならなかった。


この先が私は本当に苦手。かなりドキドキ。分かりにくい薄いカチを取り、ハッキリしないフットホールドで登る。大丈夫、できた。

ガバを取って11ピン目クリップ。大レスト。


いよいよ最後だ。

あと少し。

終了点が見えている。その上の空は曇り空、青空が少し。

山の木々は葉が色付いているがもう既にかなり落ちている。

最後のムーブを思い出す。実際のホールドを見て(あれをああして…)とシミュレーションする。

大丈夫だ。

かつてないほどめちゃくちゃパンプしたけれど、また戻して3割は残っている。


(このパンプ具合はあの12c終わったくらいやな)

ふいにホームジムでやっているスタミナトレーニングを思い出した。

12a-12b-12cと3本連続で登ると腕がパンパンになった。

私はボルダリングはほとんどしない、というかできない。やると決まって腰を傷めてしまうのである。

だから強度の高いムーブは苦手、トレーニングは持久力を特化することにしたのである。

派手な動きができないオッサンは地味な練習をコツコツとするしかないのである。

持久力トレーニングはしんどかった。しかも単調で退屈、面白くない。

何本も登り降りしながら、ふいに我に返って(仕事終わりにオレはいったい何をしてるんやろ)と思ってしまうことも何度もある。

そのスタミナトレーニングも去年は10本連続とかやっていたが、今年は肘痛であんまりできなかった。

特に“黒帯”をやり出してからは肘痛はさらに深刻になってトレーニングができなくなってしまった。

それでもあの吐きそうなしんどさは覚えている。身体に染み付いている。

夏の暑い最中でもほとんど毎日続けた。汗だくになりながら、愚直に、自分の意思で。なんのために?


今、まさにこの時のためや!


レストポイントを出る。ちょっと厄介なワンムーブ。大丈夫。くちばしみたいなホールドを取って12ピン目クリップ。

いよいよラストムーブ。左手ガバから右手、そして左手が最後のガバを掴む。

終了点にクリップ。

胸にどっと込み上げてくるものがある。

それを一旦こらえてテンションコール。

ずっと叫び続けていたので声がかれていた。


はあ…


登れた。


ついに“黒帯”が登れてしまった。



丁寧にていねいに掃除しながら降りる。

愛着のあるホールド、苦しめられたホールドは特に丹念にブラシを掛けた。

降りて仲間たちの祝福を受けた。

ビレイしていただいたナナミさん、“戦友”のT島さん、本当にありがとうございました。

あと、一番よく付き合ってくれたI根くん、ありがとう。私の“本気トライ”が見たい言うてたのに肝心な時におらへんやん。


“黒帯 5.13b” 16日・54便。


2023年

11/11-12 けーのさんと。6便。

11日初めてトライ。核心越えられず。翌日T島さんにムーブを教わって核心が越えられた。

右肘傷める(テニス肘)


11/18-19 一人で。4便。

18日は吹雪。待ち合わせていたT島さんは来られず。先に降りていたK子さん、K枝くんと。

19日はジローさんが黒帯RP、ビレイさせていただいた。


11/25-26 S水さん・N田くん。6便。

肘痛のため核心できず。6ピン目ヌンチャク掛けられず。I田さんに掛けていただく。7ピンより上のみを練習。


右肘テニス肘が悪化。クライミングできず、翌年4月末まで5ヶ月間の長期レスト。バムを休会、プール行きはじめる


2024年

10/22 木曜平日日帰り I根くんと。4便。

久しぶりで6ピン目のヌンチャク掛けられず。なんとか掛けた後次は8ピン目が掛けられず。


10/26-27 I根くんと。8便。

6ピン目クリップの態勢を変更。安定する。


11/2豪雨、車故障。クライミングできず。

11/3-4 I根くんと。8便。


11/16-17 I上さん、N瀬さん、О林さん、I根くんと。

ぎっくり腰、ビレイできず。8便。


11/23-24 I上さん、I宮さん、I根くんと。

ぎっくり腰、ビレイできず。8便。

ラストトライで初ワンテン(6ピン目フォール)


11/30 ななみさんと。

2便目でRP。

2024年10月30日 (水)

ほんまにポンコツ

10月22日、26-27日と下帝釈峡の第一道場へ行ってきた。
“黒帯”というルートをトライしている。
黒帯は去年の11月に初めてトライしてみた。いや、トライというのもおこがましい、始めはヌンチャクも掛けられず、トップアウトもままならなかった。

昨年2023年は11月11-12日、18-19日、25-26日、3度の週末に第一道場を訪れた。


http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2023/11/post-5dfde5.html

↑去年の


なんとかヌンチャク掛けもできるようになり、一応トライ(と言うにはやはりおこがましい程テンテンなのだが)できるようになったのだが、この時に右肘を壊してしまった。

最後の26日には6ピン目のヌンチャクが掛けられなくなっていた。

肘痛は毎度のことで(1ヶ月レストしてまた年明けから登れるやろ)と軽く考えていたのだが、一向に良くならず結局4月末までの5ヶ月間クライミングができなかった。

なので(今年こそ!)という思いはある。

しかし…実はまた肘が痛い。今年は左肘。

去年は多少痛くてもトレーニングや5.12後半のトライをガンガンやっていたのであっという間に壊れてしまった感じだった。

今年は反省して違和感を感じ始めた頃からジムでのトレーニングは止め、外岩でもあんまり難しいのは手をつけず(1日で登れそう)と感じたルートだけやっていた。

せやのに、、、


私の身体は本当にポンコツ。元来弱いんやと思う。それなのに下手くそな登りで痛めつけて壊してしまう。これの繰り返し。やれやれ…

2024年9月25日 (水)

備中・原瀧山 24年9/24

「暑さ寒さも彼岸まで」

ホンマに涼しくなった。

猛暑続きの今年の夏。9月になっても暑さは続き(いつまで続くねん)思ってたけど、日曜日が秋分の日、雨が降ってそれを境に急に涼しくなったように感じる。

火曜日の平日休みにI根くんと備中の原瀧山へ行ってきた。

賀陽のインターを降りて田舎道を走っていると田んぼの畔にヒガンバナが咲いているのが見えた。つい先日まであんなに暑かったのにちゃんとお彼岸に咲くヒガンバナを見て、なんだか不思議な気持ちになった。


原瀧山は今回で3度目だが前回2回とも濡れていて登れなかった。

今回は初めて乾いていて、しかも涼しかった。


9時過ぎに岩場到着。準備をしてアップで“マウスポインタ5.11b”を登る。

このルートだけ、唯一登ったことがある。前回濡れてたのに無理矢理登ったルート。

今回は乾いていたけどアップで登るにはしんどかった。無事再登。


続いて“ビットマップ5.12ab”にトライ。ずっとトライしてみたかったルート。

このルートも実は前回触ったけどビショ濡れでトップアウトもやっとこさだった。

今回は1便目では登れなかったけど、2便目でRP。登れて良かった。

次は隣の“密航者5.12ab”。

さっき登ったビットマップと似た感じ。オンサイトはできなかったけど次便で完登。

まさかこんなに早く登れるとは思わなかったのでビックリ!


https://youtu.be/KI3_kiH91wM?si=U3elQOQuOOwxBtv-


↑I根くんが動画を撮ってくれた。めっちゃやかましいです。


(何登ろう?)

まだ13時30分頃。12が2本登れて(もう一本狙ってみるか)とも考えたけど半分故障者リスト入りしている身なので止めておく。

I根くんがRPした“八月の海と空5.11d”をやってみる。

弟子がRPしたルートなら師匠は当然OS、といきたかったけど初っ端からキツイ左手ガストン、肘に激痛が走りあえなくテンション。

左肘はテニス肘進行中で無理は禁物である。

その左手は右手に換えるムーブでクリアできたけどその後の核心、I根くんでパツパツ、私はどうしても届きそうもない、で敗退。

いや〜難しかった。I根くん、よく登ったな。


そのI根くんもその11dRP以降はグダグダやったので、一緒に“リンク5.11c”をやってみようと持ちかけた。

“リンク”はさっき登った“密航者”の隣、4ピンのルート。私は自分が登った“ビットマップ”や“密航者”の少し登り易い感じなんかな?と考えていた。

I根くんがヌンチャク掛けで必死になっていたのを見て(オンサイトしたろ)と息巻いてトライしたものの2ピン目敗退。

(難っ!?)

もう師匠の面目は丸つぶれである。

もとよりそんな“面目”があったのかもかなり怪しいのだが。

最後に“八月の武者5.11c”をトライ。こちらはなんとかMOSできた。


16時、ちょっと早いけど片付けて撤収。

おばさんに駐車場代を払って帰りは総社へ。いつもの洋食店で夕食を食べて帰った。

今回のクライミングも楽しかった。付き合ってくれたI根くん、ありがとうね!


2024年7月23日 (火)

ヌレヌレ&灼熱の備中ツアー 24年7/20-21

また備中に行ってきた。

先々週、I上さんと行った時意外と登れて快適だったことに味をしめ、今回もいくつか候補エリアを決めておいて行ってきた。


今回のパートナーはI根くん。

早朝出発し、まず杉田さんとこへ。杉田さんがいらっしゃったので今回候補に選んだ“原瀧山”がどんな感じか聞いてみる。

あそこは涼しいけど、今時分は結露でビショビショやろうねえ、とのこと。

(あらま…そうなん…?)とりあえず行ってみる。

原瀧山には以前に一度、N出さんと訪れたことがある。

あの時も暑い日で結露しており、結局登らなかったのである。


http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-fa6771.html

↑もう4年も前やった


地主さんに挨拶、駐車料金を払って岩場へ。アプローチはおぼろげに覚えていた。

5分ほど下ると見覚えのある岩場が。なかなかのスケール。

しかしやはり結露で濡れていた。でもなんとか登れなくもない?

前回はN出さんに「チョリオさん、もったいない、またいい時に来てオンサイト用にとっておいた方がええで」と言われて何も登らなかったのだが、でもたぶん「いい時」にはここには来ない。

現に4年も忘れてて、ようやく思い出したのが真夏の今なのだから。

I根くんも登る気みたいやし、とりあえず登ってみる。一番易しい“マウスポインタ5.11b”。

やってみると見た目以上に濡れていた。手はガバでなんとかなるけど足もツルツル。

なんとか核心まできたけど力尽きテンション。

なんとかヌンチャクを掛けてきた。

そしてお目当ての“ビットマップ5.12ab”。ツルツル・ヌルヌルの中、なんとかムーブを構築。

終了点に着いたら穴からムササビ(モモンガ?)が顔を出していた。めっちゃカワイイ。こんな至近距離で見たのは初めて。

相手もこちらが珍しいのか長い間隠れずにいてくれていた。

“ビットマップ”の本気トライ。出だしいきなり滑る。気を取り直してやるけど…全然ダメだった。ムーブ作ったけどやはり難しかった。諦めてヌンチャクを回収。

“マウスポインタ”の方もツルツル・ヌルヌルでI根くんがかなり精神を削られたようだ。

回収便でなんとかRP。11bやけど体感12a。


原瀧山を出て、次は“磐窟渓”に行ってみる。

相変わらずの鳥頭ぶりを発揮してまたアプローチを間違えたけど無事到着。

しかし岩は濡れ濡れで荷物を広げることなく退散。


すでに1時半。アプローチの近い“キャンプサイド”に行ってみる。

こちらも濡れていたけど、お目当ての“ゴシック12b”は“しっとり”程度で登れなくもない?感じ。

ちなみにこの“ゴシック12b”は100岩場では“11b”になっていて、お隣の“モノクロームダンディ”が12bとなっている。

これは誤植で正しくは“ゴシック5.12b”・“モノクロームダンディ5.11b”と思われる。


その“モノクロームダンディ”をやってみるけどこちらはビショビショ。限定あり過ぎでかなり難しい。なんとかヌンチャク掛け。

“ゴシック”はちょっとしっとりくらい。濡れせんべいくらいの湿感。触ってみてなんとかできそう。

使えるホールドが少なく、逆にそのホールドさえ拭いてしまえばなんとか登れる。遠いパツパツムーブになったけど、2便目でなんとか完登。

その後限定多過ぎモノクロームダンディもトライ、核心を越えたのに惜しくもフォール。


岩場を後にし、スーパーで買い出し、宿のクライマーズくろどりへ。貸し切り。

のんびり過ごして就寝。


翌朝はピーカン、快晴。

この日は“向こう長屋”エリアに行ってみる。

ここも以前N出さんと訪れたエリアだったが、例に漏れずにアプローチは忘れており、また迷った。

なんとか9時半頃、見覚えのある岩場に到着。向こう長屋のモアイ岩。

やはり灼熱だったが、木陰もあって幾分涼しい、と思えなくもない。

それでも昨日は回ったエリアがどこも濡れていたので、乾いてるだけで「嬉しい!」と思える。


“角道5.10a”でアップ、隣の“龍王戦5.12ab”にヌンチャクを掛ける。

“龍王戦”は実質3ピン程の典型的なミジカシイルートで初っ端からまあまあ難しい。その後に解読できない箇所があって、1便目はトップアウトできずに降りてきた。

2便目でなんとかその箇所は抜けられたけど、その後の方が私には難しく、ムーブも“一か八か”的なものになった。

実際、初めての本気トライとなった3便目ではその“一か八か”ムーブに失敗してフォール。何度か練習しておいて、次便でなんとか完登できた。


https://youtu.be/aIGJbBNhz30?si=DA5TZi2L8eleGkkw

↑“龍王戦”の動画、I根くんが撮っててくれた。


I根くんも“と銀5.11b”をRP。

最後に私もトライ。再RPできた。このルートは以前にも登ったけど、とてもいいルートだと思う。楽しい。

2人共お土産ができたところで、少し早いけどクライミング終了。

帰りにおいしい洋食を食べて帰った。


今回は濡れてる岩と熱い岩ばかりだったけど、それでも楽しかった。

付き合ってくれたI根くん、ありがとうな。


2024年7月16日 (火)

備中・レイクビュー 24年7/7

備中2日目、日曜日。

この日はレイクビューエリアに行く予定。だいぶ前に一度だけ訪れたことのあるエリア。

たしかその時は11aが登れなかった。是非リベンジして“昔のオレとは違う!”ことを証明したい。

ただ、前日のリバーパークも結構濡れていたし、登れない可能性もあるので、昨日用瀬小屋隣のキャンプサイドエリアも下見しておいた。


朝。特に出発時間は決めてなかったけど、2人とも妙齢(?)なので6時頃には勝手に目が覚める。

7時頃出発し、夫婦岩駐車場へ。せっかくなので夫婦岩を見物。あんまり観光客が来るとは思えないが前に来た時よりすごく整備されていてきれいになっていた。

レイクビューへ。このエリアはアプローチが悪い。その上分かりにくい。私は最初の時はたどり着けずに敗退している。訪れたのは2回目の時だ。

そして今回も迷ってしまった。

かなり右往左往して、I上さんがフィックスロープを見つけてくれてなんとか岩場にたどり着いた。私だけやったらまた敗退してたに違いない。ありがとう、I上さん。

だいぶ時間がかかってしまったけど、岩場に到着したのはまだ9時。時間はたっぷりある。


“ゴーゴーヘブン5.10a”でアップして、“もぐらタタキ5.11a”をトライ。

この“もぐらタタキ”が昔何度やっても登れなかったのだ。今回リベンジできた。普通に登れた。


当たり前といえば当たり前なのだが、やはり嬉しい。

ムーブは簡単で分かりやすい。ポストのようなデカい穴ガバから少し遠いガバを取るだけなのだが…何故昔はこれができなかったのだろう?と不思議になる。

ちょっと遠いと言っても私くらいのリーチならむしろちょうどいいくらいの距離である。

そして昔に比べて身長も3cmほど縮んでるし。

まあ「上手くなった」ということなのだろう。満足。


次はこのエリア唯一の12、“アイデア勝負5.12a”をトライ。細かいホールドのバランス系。

核心と思われる箇所がフルリーチで届いてMOS。

次は隣の11d、のはずなのだが、どうもトポと合わない。

トポでは4本しかルートがないのに壁には5本のルートがある。

見比べてみると、今登ろうとしているルートはトポに載っていない。

でももう登る準備もしているし、そのまま登り始める。

…といきなりアプローチ部分でホールドが大きく動いた。危ないので剥がしてしまって下に人がいないのを確認して落とした。

改めて登る。なかなか面白い。11c〜11dくらいかな、と思ってたらまた岩が大きく剥がれてフォール。大きな音をたてて岩が落ちていった。

幸い左上していくルートでビレイヤーは下におらず何事もなかったが、もし当たっていたら大事だった。

もうすっかり登る気が萎えてしまい、カラビナ2枚を献上して敗退。


改めて11d、“気持ちが大事5.11d”をトライ。

なかなか難しい。核心でフォール。いろいろ試してて(コレ、ひょっとして届くんじゃね?)で試してみたらやっぱりパツパツでホールドに届いた。

次で無事RP。お母さんに感謝、大きく産んでくれてありがとう。


最後に“ダンシング・クイーン5.11c”。

楽しいルートだった。このルートが一番楽しかった。フリーらしい、ムーブを駆使して登っていける。気持ちよくOS。


以前来た時はなかなか11aが登れないで悔しい思いをしたけれど、今回12aも登れて何だか感慨深い。(こんなオレでも上達したんやなぁ)って思えた。

片付けて岩場を後にする。登り返しがしんどかったけど、長屋坂の冷水で水浴び。生き返った。

帰りは総社へ出て、美味い洋食店で夕食を食べて帰った。


今回暑いさかりでコンディションも悪いと分かっていてもお付き合いいただいたI上さん、どうもありがとうございました。

意外と登れましたね。またご一緒よろしくお願いします!

2024年7月14日 (日)

備中・リバーパーク 24年7/6

梅雨の真っ只中だが、この週末は天気が良さそうなので外岩へ行ってきた。

ただ、天気が良すぎて35℃、36℃という予報。

この暑さで外岩はかなり酔狂なのだが、I上さんが付き合ってくださった。

少し遅めの出発、ダメ元で備中へ。向かったエリアはリバーパーク。

備中では新しいエリアで、私は以前に一度だけ訪れたことがある。

なぜこのエリアにしたのか?それはこのリバーパークには川面に沿ったルートが2本あって、暑い今ならフォールして川に落ちても大丈夫?と思ったからである。

このルート、設定者である東秀磯さんの遊び心が感じられ、以前から是非トライしてみたかったのだが「12b」というグレードはなかなか敷居が高くこれまでためらわれたのである。

でもようやく(今なら)とも思えるようになり、海パンと予備のシューズを携えての今回なのである。

まあ、先に言っておくと、ルートはビショビショでトライどころではなかったんやけど。


前置きが長くなったが、昼前にエリアに到着。

アップで「以前すんなり登れた11b」を登る。さすがにカンタン過ぎ、5.7のルートと勘違いしていたと判明。初っ端から暑さにやられている模様。

狙いの川沿いルートは登れないので、前回登れなかった“右手パニック5.11b”をトライ。

2便目でRP。リベンジできた。バランシーで面白い。

昼を過ぎて川沿いのルートが少し乾いてきたので、とりあえず触ってみる。ピン間隔は近いのでヌンチャクは掛けられる。

しかしやっぱりホールドはかなり濡れてるし、フットホールドは全然乾いていない。諦めた。

“右手パニック”の隣の12cも触ってみる。こちらは乾いているけど実力不足。全然登れない。

最後に“ブライトイエロー5.11a”にトライ。

こちらも結構濡れていてオンサイトできず。かなりの限定があったけれど、なんとか2便目で登れた。


リバーパークは木陰で意外と涼しく、まだそれなりに登れたけど、それでも50を過ぎたおっさんにはかなり過酷で、夕刻には2人とも脱水症状みたいになってしまった。

ちょっと涼しいといっても1本登る度に滝のように汗をかいてヘロヘロになるのだから無理もない。

むしろ良くがんばった?と思う。


17時に岩場を後にし、高梁まで戻ってジョイフルで夕食。ゆめタウンで買い出し。

宿泊はくろどりにて。他にクライマーはおらず、登山客のみだった。

お湯に浸かってようやくのんびり。いや、疲れた…


〜続く〜


2024年6月17日 (月)

初!島根半島・地合の岩場 24年6/15-16

島根半島は地合(ちごう)の岩場。以前からず〜っと行ってみたかった。

ようやく念願がかなった。お付き合いいただいたのはI上さん。そして1日目の土曜日のみ、はじめましてのI橋さんも参加。


早朝に大阪を出発、4時間半かかって地合漁港に到着。
米子在住のI橋さんと合流、岩場へと向かう。
ちなみに向かう岩は漁港から見えており、すぐに着きそうやけど40分ほどかかる、とどのブログにも書いてあった。
そしてやっぱり我々もそれくらいかけて岩場到着。10時くらい。
岩は大きく、高く、見てるだけで登攀意欲をくすぐられる。おお〜っとなる。

いつもの私なら、すぐに準備してアップして、となるのだが、寝不足での1時間近くの海岸歩きがこたえた。

そしてなんといっても暑い!!


この日の最高気温は33度。ピーカン。東向きの壁で影がほとんどない。
そもそも天気予報では週末は悪天予報。ホントは鳳来の治山水のリベンジに行きたかったのだが中止。どこもイマイチの天気やけど、日本海側はマシなようなので今回ここに決めたのだった。

曇か雨予報やったのに、朝の天気予報では土日とも快晴に変わっていた。

狭い日陰で少し休んでゆっくりと準備。


アップで“爆チャビー5.11b”にトライ。

アップで11bなんて、って思うけどこの岩場の一番低いグレードが11bなのである。

傾斜の強い箇所もあるけれどホールドが大きく楽しかった。無事にMOS。


次は“ゴンちゃん5.12a”にトライ。
マスターオンサイトを狙うも核心ではねかえされてフォール。
ちなみにここの岩場は海のすぐそばで、しかもチョーク跡がほぼ見られないことからあまり登られている感じではない。ので、ボルトの状態が心配。なのでできればあんまり激落ちはしたくない…
“ゴンちゃん”は2トライ目で無事にRP。
とりあえず1本12が登れて目標達成。一安心。


次にもうひとつの12a、“センチメンタルフレンド5.12a”をトライ。

壁の左側でちょっと湿っぽい感じ。しかも岩がもろかった。ガバの奥が濡れてたりフナムシが飛び出したりするサプライズ付き。

最初の“ゴンちゃん”よりも難しい印象だったけど、こちらも2便でRP。


17時くらいに終了。片付けて漁港へ戻る。

I橋さんと別れ、I上さんと私は松江市の宿へ。
中華料理店で夕食、宿でくつろいで就寝。


翌朝はゆっくり起床。起きてからものんびり。というのも、昨日分かったのが岩場はこの時期午前中は灼熱だということ。
そして午後からは太陽が岩の向こう側に沈んで影になり、涼しくなるのである。
なので慌てて行っても暑くてあまり楽しめないのである。実際前日はずっとクライミングしてて軽い脱水症状になってしまった。


朝風呂にも浸かり、9時にチェックアウト。まだ時間があるので松江城を観光。

見慣れた派手な大阪城とは違い地味で重厚な感じ。渋いお城だった。


その後ゆっくりと岩場へ。11時頃到着。

まだ影になっていなかったけどアップで“ブルーライン5.11c”をトライ。

この岩場で最初にひかれたラインとのこと。そして昨日登った“ゴンちゃん”と下部は共通。

無事にOS、楽しいルートだった。


次は“波浪警報5.12b”。一番右、海側にあっていかにも難しそうなルート。

ドキドキしながらいざトライ!とその一手目でホールドが欠け、まだ1ピンもクリップしていなかったので、そのまま背中から倒れてしまった。

磯なので地面はゴツゴツとした大きな岩。そこにお尻の左側と背中を思い切りぶつけてしまった。

コケた私もビレイヤーのI上さんもびっくり。

私はとりあえず靴を脱いでロープを解き、ハーネスも外して横になった。

頭はぶつけてなかった、ヘルメットもかぶってたし。ぶつけた箇所がすごく痛いが、徐々に痛みは治まってきた。

20分ほど経ち、痛みはかなり和らいだ。身体の異常もなさそう。良かった、クライミングできそう。

先日ようやく肘痛から復帰したのにまた怪我してクライミングができなくなるのは本当に勘弁。


改めて“波浪警報”にトライ。

思った通り難しく、1便目はトップアウトできず。

核心はランナウトしており、何度かフォールした。大きくフォールした時はかなりヒヤッとした。

2便目でなんとかムーブを作ったがかなり確率が低い。距離のあるデッド、一か八か止まるか…

3便目、核心手前でレスト、意を決して核心ムーブをこなす。デッド、デッド、もう一発デッド!止まった!!

身体を安定させてクリップ、安堵。大きく息をつく。いや〜、怖かった…

この後は少々脆そうなので3点支持で確実に登る。終了点。やった!登れた!うれしい!!

終了点からの海の眺め、感じる風は、もう格別だった。


最後に“待ち伏せ5.11d”をトライ。

オンサイトを決めて気持ちよく終わりたかったが思いの外難しくオンサイト失敗。そんなに甘くはない。ここでクライミング終了。

それでも2日間で12を3本はでき過ぎ、運を使い果たして帰りは事故らないように安全運転に努めよう。

そういえば帰りに夕食で立ち寄ったサービスエリア。車から降りるとお尻の左が痛い。今日コケてしたたかぶつけたところ。

さっきまでそんなに痛くなかったのにここにきてまた痛みがぶり返してきた。歩くのも一苦労。

やっぱりクライミング中はアドレナリンが出てたんやと思う。こんなんでよくあの“波浪警報”が登れたもんだ。


初めて訪れた“地合の岩場”はとても素敵なところだった。

海の近くの壁といえば私は日和佐を思いつくのだが、ここも日和佐と同じく海をバックに“映える”写真が撮れる。

ただし、ボルトや終了点は要確認。海風にさらされた残置ビナはほとんど開かなくなっていたので、数枚新たに足してきた。

今回ご一緒いただいたI上さん、I橋さん、お疲れさまでした。楽しかったですね!またよろしくお願いします!


※このブログでは写真が載せられないのでインスタでどうぞ。映える写真が撮れます。

↓↓↓

https://www.instagram.com/p/C8W74DMy983/?igsh=MXhsdng2cHdzcmpudw==

2024年4月16日 (火)

備中・2ルンゼ 24年4/13-14

肘の具合もだいぶ良くなり、リハビリクライミングで備中の2ルンゼに行ってきた。

権現か2ルンゼか迷ったが、週の中頃に大雨が降ったようなので、濡れに弱い権現は止めておいた。

2ルンゼには2年前の夏、22年7月に行ったことがある。アプローチ等はなんとなく覚えている、ハズだった。


http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-c395cd.html


しかし間違えた。なぜか遠い方のガレ場を登っていき、(こんなに遠いはずはない)と思うところまで登って引き返した。

ようやく岩場に着いたがなかなかの濡れ具合。

天気もいいのしこんなに濡れてるとは思わなかった。

しかし結構歩いたし、転戦する気もない。

幸いリベンジ対象の“象の鼻5.11a”はあんまり濡れてなかった。ので、そのまま荷物を置き、準備を始めた。


そう、今回のパートナーと私にとって、2ルンゼの“象の鼻”はリベンジなのだ。

私は2年前に登っているが、パートナーは8年ぶり?あの頃はまだ二人とも12はおろか11もやっとこさくらいのクライマーだった。

あの時、二人でなんとか“象の鼻”を完登したかったが叶わず、暗い中必死こいてヌンチャクをヘッデン回収したのだった。


私がヌンチャクを掛けに行くが下部が濡れているせいか、私がポンコツだからか、すごく難しく感じる。(あれ?こんな難しかったっけ?)

なんとかヌンチャクを掛けてパートナーもトライ。彼女も同じ感想。

そしてしばらくして、そのルートが“象の鼻5.11a”ではなく“バットマン5.11bc”だと判明。間違えていた。

いくら記憶力が弱いとはいえ2年前に登ったルートが分からないとは…そしてその時に登った“寺島ルート”も見間違えていた。やれやれ…


まあでもせっかくヌンチャクを掛けたし、“バットマン”も面白いのでそのままトライ。なんとかRP。

その後私は“半分バナナ5.11c”をトライ。オンサイトできそうだったけど、理性が働いて無理をせずにテンション。

2便目も登れず、今日はここまで。買い物をしてクライマーズくろどりへ。


くろどりにはJさんやSさん、Tさんがおられ、一緒にお話しさせていただいた。お陰でとても楽しく過ごせました。ありがとうございます。


翌日、8時頃に出発。昨日夕方には岩はかなり乾いていたが朝には再び濡れていた。

この時期はこんな感じなんだろうか。

私は懲りずに“半分バナナ”にトライ。パートナーは1便目で“バットマン”をRP。ナイストライだった。

私の半分バナナは(たぶんすぐに登れるやろ)との思いとは裏腹になかなか登れず。

肘の故障で「無理矢理登り」を封印したらホントに登れない。今までいかに脳内麻薬で無理に登っていたか。そら故障するわな…

5便目、計7便目でようやく完登。でも自分でもキレイに登れたと思える、嬉しい1本だった。

そういえば、この日は高知からツヨツヨクライマーが来られていた。

みなさん強かったが、その中のお一人は特に強くて上手かった。“身の程知らず”や“寺島ルート”の12ルートをマスターでオンサイトされていた。

落ちそうになりながらもなんとかホールドとスタンスを見出して耐えて登られる姿を見て、私も心を動かされ、(これぞクライミング、よしオレも!)と思ったけど(いや、今はイカン)と考え直したのは我ながらエライなと感じた。

その後はパートナーと“象の鼻”のリベンジ、といきたかったけど、そうはいかず。また今度。


今回は久しぶりにとても楽しいクライミングだった。時間の経つのが早かった。パートナーに感謝です、ありがとうございました。


2023年11月13日 (月)

下帝釈峡・第一道場 23年11/11-12

久しぶりに第一道場へ。

自身のブログを見返してみると、前回は2年前。

相変わらず厳しいアプローチ。しかも前日の雨でズボンは泥だらけ…

でも着いてしまえば快適。今回はジムでは馴染やけど岩では初めましてのK野さんと。

岩場でT島さんとF本さんにも出会えた。


アップで“ケロケロ5.11a”。ヤバかった。落ちるかと思った…

で、狙いの“黒帯5.13b”へ。11aヤバいヤツが大丈夫か?やけど全然大丈夫ではなく、死にそうなりながら必死でヌンチャク掛け。

3便出したけど、核心が抜けられず…ムーブ教えてもらったけどできなかった。


クライミング後は東城まで降りていつもの中華。いつものスーパーで買い出し。

ながの村へ戻るとよく見たメンバーが揃っていてクライミング談議でした。


翌日も第一道場へ。

もう一つの11a、“いただきます”でアップ。こちらは大丈夫だった。

その後は再び“黒帯”。

なんとか核心ムーブができた。

核心より上を登ってみる。前日ヌンチャク掛けした時(A0連発やったんやけど)まあイレブンくらいかな、思ってた。

でもちゃんと登ってみるとなかなか厳しい。これは核心越えても余裕で落ちてしまう、ちゃんとやっとかなアカンやつ。


2日目も3便出して終了。

K野さんは“バラクーダ5.12a”をトライされていてムーブばらしまで終わっていた。バムの成果?

先日クラックで大きな目標を達成され、久しぶりのフェイス、のんびりやりますとおっしゃってた割には熱いクライミングでした。


楽しい時間はあっという間に過ぎていく。本当に楽しい2日間でした。お付き合いいただいたK野さん、車の運転も含めお疲れさまでした、ありがとうございました!

是非またご一緒しましょう!

2023年10月24日 (火)

備中・権現谷 23年10/21-22

また権現へ行ってきた。

今回はいつもお世話になっているAまさんに初めましてのN村さん。現地でひょーちゃんと合流。

ひょーちゃんとは一度ジムで一緒に登ったけど外岩では初めまして。

岩場に着いてみるとS田さんもおられた。


私はひょーちゃんトライの“留吉11a”と“河原べいと11c”を再登、アップ。

“さの茶5.12c”をトライ。実は前日に軽いギックリ腰に襲われたので12cは止めとこうか、とも考えてたけどアップの感じではイケそうやったんで。

で、その“さの茶”はやはり一筋縄では行かず、ヌンチャク掛け便では核心ムーブ分からずA0にてトップアウト。

この日は結局3便出して“なんとかムーブ作ったけど全く繋がる気がしない感じ”で終了。


クライミング後は東城へ出て夕食、買い出し。泊まりはながの村。

秀さん、ケイさん、Aひさんチームに会う。

T島さん、F本さんもおられ、しばしクライミング談議。

T島さんに「チョリオさんなら“さの茶”でなく“笹の葉美人”で登ってほしいなあ」というありがたいお言葉をいただいたけど、丁重にお断り。

間違いなく腰がイクやつです。

(※“笹の葉美人5.12d”の出だし3級程のボルダーを省いたのが“さの茶5.12c”)


翌日も早くから岩場へ。前日のS田さん・ひょーちゃんに加えて、ひょーちゃんのだんなさんのМ川さん、М田さんが来られていた。

アップで久しぶりに“もも12a”を登ってみる。3テン。めちゃ疲れた…

“さの茶”へ。やっぱり難しくて、途中気持ちが折れて隣の“天下御免の向こう傷12a”へ浮気(こちらもコテンパン…)したりもした。

それでも少しずつムーブを洗練、最後の5便目で後2手!まで迫った。

もっと真面目に?ムーブ作りやホールド選びをしていればRPもいけたのでは。詰めの甘さとムーブ解析能力の低さを実感。

でも4便目からあまり時間を置かずに(もう薄暗かったので)ヨレた状態での5便目であそこまで振り絞れたのは良かった。


ちなみにその4便目トライ中にS田さんが宿題の“もも”をRPされた。完全に油断してました、ラスト便でのRPとは…さすが!おみそれ致しました。


クライミング後は総社まで出て洋食店で夕食。相変わらずの美味しさだった。


今回は成果はなかったけど、それでもやっぱり楽しかったです。Aまさん、お付き合いいただいた方々、本当にありがとうございました!

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