カテゴリー「ムスコと…」の20件の記事

2017年1月11日 (水)

八ヶ岳・硫黄岳~山岳会合宿 17年1/7~9

久しぶりに八ヶ岳に登ってきた。
所属している山岳会の新年合宿で、である。
厳冬期の八ヶ岳であるが、私は一番易しいコースの班で、硫黄岳のピストンである。
私の班は、4名。リーダーが私で、サブリーダーがH井くん、食担がゾノさん、記録がみゆさん。

初日は美濃戸山荘から行者小屋まで。6時半出発。

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行者小屋近くまで歩くと赤岳が見えてきた。雪少ねー。

10時、行者小屋に到着。テント設営。
この日は会員全員集まっての雪上訓練。

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15時、テントに戻って、早いけど夕食準備。

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大同心。雪なし。

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横岳。

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モチはH井くんとみゆさんが持ってきていて、いっぱい食べれた。

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食担のゾノさん。1日目の夕食は、ラーメン鍋。美味しかったです。

食事の後は宴会、もとい、反省会。21時就寝。

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翌日、アタック日。5時半起床。出発6時半。

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阿弥陀北稜班。

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今回は雪が少なく、せめて稜線の強風だけでも体験してもらいたかったが、風もなかった。

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何の苦もなく、硫黄岳山頂に到着。9時40分。

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今まで何度か硫黄岳には登ったが、こんな穏やかなのは初めて。
おかげで爆裂火口をゆっくり見物できた。

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さすがに歩き足りないので、硫黄岳山荘まで足を延ばす。

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小屋でコーヒーを沸かして休憩していると、杉ちゃん率いる赤岳~硫黄岳縦走班と合流。
我々と違って、随分早いペースだ。

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せっかくなので、合同でもう一度記念撮影。

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下山開始。

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行者小屋へ着く頃から雪が降り始めた。

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テントに戻って一段落。

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行者小屋にて。

テントに戻って夕食。この日はカレー。20時就寝。

最終日。5時半起床。私は下山するだけなので気が楽。

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朝の横岳。雪が増えた。

美濃戸まで下ろうと思ってたけど、結局赤岳鉱泉まで歩いて、アイスキャンディーを見物することに。

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H井くん。たぶんアカン姿勢。

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みゆさんはガッツで完登。

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F原さん、カッコイイ!

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寒くなってきたので、小屋で休憩。

お昼には下山、温泉に寄って帰りました。

2011年5月14日 (土)

唐松岳〜五竜岳 2011年5月3日〜5日(3)

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五竜アタックを終え、テントに戻って夕食。
アルファ米の赤飯とみそ汁くらいの献立だが、いつもお菓子ばっかり食っている私にとっては大ご馳走である。
外に出てみると、夕陽がきれいだった。何枚か写真を撮り、少しまた小宴会の後、就寝。
この日は珍しく、一度も目が覚めることなく、朝まで眠れた。

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合宿3日目。快晴。
きれいな雲海が出ていたので、トイレのついでに少し写真を撮る。

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テン場の朝。(Chikaさん撮影)

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テント撤収。(ひいちゃん撮影)

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朝の五竜岳。

本当にいい天気だった。はっきりと五竜岳が見える。
五竜を眺めながら「今登ったら、最高やろなあ」とふるぽんと言い合う。
「今から登ってきたら?30分で」
彼は昨日体調が悪く、アタックを断念していた。
しかし、彼ならきっといつでも登れるだろう。私と違って天気運もいいらしいし。

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テント撤収後も、名残を惜しんでしばらく写真を取り合ったりしていた。

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Shigeoさん、駱駝さんと。

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mayumiさんと。

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ひいちゃんと。

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五竜岳をバックに記念撮影。

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名残惜しいけど、出発。6時27分。

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尾根ではなく、トラバースルートを選択。

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あ。
っという間に約一名、滑り落ちてしまいました…(もちろん、大丈夫です)
それを間近で見ていたY崎さん、ずいぶんビビってしまったようで…
M田コーチより実践マンツーマン指導を受けておられました。

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ふるぽん。

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トラバースが終わり、尾根へ。雪のひび割れがなんか嫌な感じやな…

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先行するうさぎチーム。まあ、こっちは亀なんで、のんびり行きましょう。

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頸城山塊。

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8時3分、大遠見山にて休憩。

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五竜岳を振り返る。

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ええ景色です。(A坂さん撮影)

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9時10分、中遠見山でうさぎチームに追いつく。「チョリオくん、待ちくたびれたでぇ」

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鹿島槍ヶ岳。

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ずいぶん下りてきました。

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ここまで下りてくると、五竜の「武田菱」もはっきり分かる。

11時にスキー場に到着。アルプス平まで歩き、
ゴンドラの駅で半時間ほどくつろいで、テレキャビンで下界へ下りた。

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テレキャビン内。

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下界は春まっ盛り。

「みみずくの湯」で汗を流し、「まえだ」で昼食。車に分乗して大阪へ戻りました。
今回リーダーだったA坂さん、ベテランの一徹さん・mayumiさん・M田さん、
そして参加の皆さん、どうもありがとうございました。

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まえだの蕎麦。

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みみずくの湯から見る五竜岳。
登山の後に、自分の登った山を眺められるというのはいいもんだ。

2011年5月12日 (木)

唐松岳〜五竜岳 2011年5月3日〜5日(2)

7時10分、ガスの中を五竜岳に向けて唐松岳のテン場を出発。
ほどなく難所の牛首に出た。
雪はあまり付いておらず、岩がむき出しの所がほとんどだ。
私一人なら、間違いなくアイゼンを外す。
私はアイゼンが岩をこする甲高い音がすごい苦手なのである。
しかしこれだけの人数、そんな広い場所もなければ時間もない。

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アイゼン着けて、グローブはめて、ピッケル握って、おまけに装備も重いとなると、やはり動きにくい。

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(一徹さん撮影)

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ルートファインディング中のmayumiさん。

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(Chikaさん撮影)

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ガスが晴れて景色が見え始めた。でも見る余裕ナシ?

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今こそアイゼントレの成果を見せる時!

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難所の牛首と大黒岳のトラバースを通過。
Y崎さんが足を滑らせてヒヤッとした場面もあった。
そんなこともあり、うさぎチームからM田さんが亀チームに来て下さった。
この後は難しい箇所もない。いつの間にか青空ものぞき、前方に五竜の雄姿を見ながら進んだ。

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難所を越えて一安心。

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雄大な五竜岳を見ながら歩く。

五竜のテン場に到着したのが12時頃。
少し休んだ後、整地とテント設営。場所が狭い上、雪が硬く、けっこう時間がかかってしまった。

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整地は結構重労働。

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トイレから見た五竜岳。

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テントの設営にずいぶん時間がかかってしまった。
雪をスノーソーで切り出したりしながら(もう五竜登頂はナシかな…)と思っていた。
テントの設置が終わったのが14時過ぎ。
リーダーのA坂さんが一徹さんと相談している声が聞こえてきた。
(…往復で3時間は見ておかないと…)
(…天候の心配はそれほど…)
(…下山時刻は…)
ほどなく、全員集合。A坂リーダーより大本営発表。
「これより五竜岳アタックへ向かいます。ただし、疲労も溜まっているでしょうから全員ではなく有志とします」
続いて、「アタック希望者は?」の声に、挙手で応じる。(せっかくここまで来たんやから当然でしょう)
意外と言っては申し訳ないが、やる気満々だったのがShigeoさんとChikaさん。
お二人のヤボウである百高山登頂への心意気は相当のものである。
このお二方にはアイゼン(以外にも色々)の借りがある。
ここは私が少しでもお役に立てれば、とトップで歩くことにした。
もう白状しておくが、後で聞いたところによると、
「チョリオさん、もー早い早い」
「もっとゆっくり行って欲しかったわ」
「後から見た姿が宇宙人みたいやった」
とボロボロであった。どうやら恩を仇で返してしまったようだ。えらいすんまへん…

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アタック直前。(ひいちゃん撮影)

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順番の確認。(ひいちゃん撮影)

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いざ、五竜岳頂上へ!(ひいちゃん撮影)

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(Chikaさん撮影)

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(Chikaさん撮影)

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有志メンバーはA坂リーダーに一徹さん、M田さん、Shigeoさん、Chikaさん、山秀さん、駱駝さん、チョリオの8名。
歩き始めて5分。実は少し後悔した。
すごく体が重い。(今から「やっぱ戻ります」言うたら怒られるやろな)なんて考えたほどだ。
たぶん、テント設営に時間を取られすぎたのと、
自分で勝手に(五竜登頂はないやろな)と知らず知らずの間に気持ちを切ってしまったことが原因。
それでも、やはり雪の五竜は登っておきたい。
(辺りを見渡してみろ、いい景色だ。それに体力だって、実はまだまだ大丈夫やろ?チョリオ)
と自分に言い聞かせる。(ん、大丈夫。足だってまだまだしっかりしている)
後から「もっとゆっくり〜」の声が聞こえる。いかんいかん、独りじゃないんやった。

危険箇所と思われた急斜面も、階段状になっていた。
さすがはGW、多くの登山者がいたようである。
急斜面を登り切ると、あとはなだらかな痩せた尾根。
(あ、標識が見える、頂上だ)
「もうすぐ頂上ですよ〜!」と後に声を掛ける。「おお〜!」と元気な応えが返ってきた。
15時23分、五竜岳の頂上に着いた。

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もうすぐ頂上。

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登頂!

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歓喜のハイタッチ!(Chikaさん撮影)

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記念撮影(Chikaさん撮影)

いい気分だった。やはり来て良かった。他のメンバーも晴れ晴れとした表情だった。
記念撮影も終わり、そそくさとザックを担ぎ出す。
「下り、ロープ出してもらえません?」という駱駝さんに
「バカモノ!!」という一徹さんのCDG(ちゃぶ台返し)が炸裂したところで、
15時33分、下山開始。10分間だけの慌ただしい滞在だった。

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下山開始(Chikaさん撮影)

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Chikaさん、登頂オメデトー!

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ブロッケンが見えたが、薄くて写真には写らず。

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(A坂さん撮影)

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五竜山荘が見えた。(Chikaさん撮影)

下に五竜山荘が見えてきた。もう少し。
お、誰か出てきた。誰やろ?
テン場に残っていたメンバーが出迎えてくれる中、無事アタック終了。

ところで、残ったメンバーが何をしていたのか?不明だ↓

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(ひいちゃん撮影)

…冗談です。水作りや、食事の準備をしてくれていました。
疲れた体には大変助かりました。

〜まだ続く〜

2011年5月11日 (水)

唐松岳〜五竜岳 2011年5月3日〜5日(1)

山岳会の春合宿で、後立山の唐松・五竜岳に登ることが決まった。
しかし私には問題が…GWは休暇が取りにくい。
というより、取ってはならないという暗黙のルールがあった。
そこをなんとか、と上司に頼んで休みを入れてもらった。
(やった!これで晴れて合宿に参加できる!)
と喜んだのもつかの間、直前のアイゼントレで長年愛用のアイゼンが折れてしまった。
経済的な理由もあり、またも合宿が遠のきかけたが、
ShigeoさんとChikaさんが「ウチに余ってるアイゼンあるわ、それ使ったら?」
という、とんでもなくありがたいお言葉を戴いた。
「靴に合ったらあげるで」とおっしゃるので、
いやいや、それではいくらなんでも、買い取らせていただき、え?いいんですか、そうですか、それでは…
と、気が変わる前にずうずうしくも、さっさといただきました。なにせ経済的に…もうええか。

そんなわけで、5月2日の夜、多賀SAで合宿参加者13名が集合。
一番行きたがっていたY崎夫人は直前に捻挫したそうで不参加。旦那さんのみ参加である。
そのY崎さんが一人で車を運転してこられていたので、寂しかろうと私が替わって運転。
二人で楽しく話しをしながら、長野へ向かった。

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八方尾根の駐車場に到着。すでに5時前…この後2時間ほど仮眠。

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準備中。(Chikaさん撮影)

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ゴンドラ内。

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八方池山荘付近より鹿島槍ヶ岳・五竜岳。

ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、9時15分、八方池山荘に到着。
標高すでに1830m、ずいぶん高い所まで楽に登らせてもらったが、
これよりいよいよ自分の足で登ることになる。
今回のリーダーはA坂さん。今回は人数が多いのでパーティーを2つに分け、
それぞれの班にShigeoさんと私チョリオがサブリーダーとして任命された。
準備を済ませて9時35分、出発。

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「ねぇ、アンタ…もう三度目よ」「ああ…今度は登れたらええな…」あの、ソレ鹿島槍…

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出発!

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(Chikaさん撮影)

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白馬三山。

1時間ほど歩いていると、Shigeoさんチームとチョリオチームの差が出始めた。
比較的足の揃っているShigeoさんとこは“うさぎチーム”、うちんとこは“亀チーム”と呼ぶようになった。
休憩中にウチの影のボス、mayumiさんより助言。
「無理にウサギチームについていくことあらへん。そのために2班に分かれてるんやし。
うちはもっとスローペース、かめかめで行こう」
なるほど。メンバーの表情を見てみる。
「しんどいなぁ」としきりに言っているふるぽん。元気そうだ。コイツは放っておいて大丈夫。
Chikaさんもまだまだ元気そう。実は一番心配だったひいちゃん。意外と元気かな。
Y崎さん…顔色悪…汗いっぱいかいてはるし。了解。並び順を変えて出発。もちろん、かめかめで。

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雷鳥(Chikaさん撮影)

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唐松岳頂上山荘到着。

13時55分、唐松岳のテン場に到着。
結局ここまでアイゼンは着けず終いだった。
さっそく全員で整地、テントの設営。4張りもあるからけっこう大変だ。

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ピッケルからショベルに持ち替えて。

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GWなので、テン場も大賑わい。

テント設営中、朝から薄曇りだった天気がどんどん悪くなり、ガスが出て雪が舞い始めた。
「あ〜また〜チョリオさん」なんて声も聞こえたが、なんのなんの。
「私が仕事をしたら大吹雪ですよ、この程度なら私の分ではありませんよ」と言っておいた。
まあでも、視界も悪くなっていたし、全員寝不足だったので、予定されていた唐松登頂は明日に持ち越された。

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日没の頃には少し天気も回復。きれいな夕焼けが見られた。

夕食を食べて、ささやかな(?)宴会、就寝。
どうも山では眠りの浅い私は、いつも通り23時頃目を覚ました。
トイレに行くためにテントの外へ。外に出てもそれほど寒くない。
ガスが晴れ、満天の星が輝いていた。
ちょうど新月なのか月が出ていないのか分からないが、空が暗く、その分星がすごくきれいだった。
明日は晴れそうだな、と期待を胸にテントに戻った。

翌朝3時30分起床。
外を見てみると、真っ白。あれ…?
ともあれ朝食と準備を済ませ、5時18分、唐松岳へ向けて出発。

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なあんも景色の見えないガスの中、淡々と登って5時39分、唐松岳頂上に到着。
こんな天気だが、やっぱり嬉しい。記念撮影をしている時、雲が割れて太陽が覗き、少しだけ景色が見えた。

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記念撮影。

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下山もガスの中。

6時前にテン場へ戻ってきて、テントの撤収。
出発準備を終えて、7時。いよいよ五竜岳への縦走である。
途中には今回のルートで一番危険と思われる牛首の岩稜通過。
何年か前、雪のない時に一度歩いたことがあるが、全く覚えていない。
私の記憶力はアテにできないが、たしかそれほど危なくなかったはず。
しかし、それが積雪期にはどうなのか。いざ、出発。待て、次号!

〜続きます〜

2011年4月 5日 (火)

爺ヶ岳南尾根より鹿島槍ヶ岳(2) 2011年3月18日〜20日

凄い風だ。
雪煙が渦を巻いて空へと舞い上がっていく。
鹿島槍ヶ岳の前衛峰、布引山へは長い登りである。
荷物が軽くなったとはいえ、疲れた足には堪える。
本当に、過酷な登りだった。
登るにつれ、さらに風は強まっていく。
まだ、これ以上強くなるというのか、と感心してしまうほどの烈風である。
もはや、普通に立っていることもできない。
もし、風に掠われたら。
風下、右側には張り出した雪庇が見える。その向こうは…空中である。恐らく深い谷だろう。

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大きな雪庇。

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雪煙。

いつの間にか独特の歩き方をしていた。
右足、つま先を風下に向けて一歩。
左足、つま先を頂上方向に向けて一歩。
右手に握ったピッケルを突き刺す。
これを素早く行い、風に背を向けた耐風姿勢で休む。

山頂を見る。頂はガスに覆われて見えなかった。
(なにもこんな時に山に行かなくても…)
オレだって、そう思う。本当に、そう思っている。
しんどい。辛い。苦しい。寒い。寂しい。怖い。
そして、いつもは感じるはずの、ぎりぎりの充実感も、今回は感じない。
全く、楽しくない。

布引山を越えた。
最後の登りは雪が飛ばされ、地面が見えていた。
岩を掴みながら這うようにして登った。
16時13分、鹿島槍ヶ岳南峰、登頂。
達成感は、なかった。
感動も、ない。

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鹿島槍ヶ岳頂上到着。

山頂は相変わらずガスに覆われていたが、時折ガスが流れて青空が見えた。
バンダナショットを撮ろうと試みたが、強風のためうまくいかなかった。
五竜岳へと続く稜線を見てみようという気持ちも湧かず、すぐさま下山を始めた。

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バンダナショット、失敗。

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烈風の尾根。

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下山は早い。
相変わらずミスの許されない、緊張の連続ではあるが、
登る時と違い、高度を下げるにつれ、風がだんだん弱まってくるのが分かる。
布引山を再び越え、おおかた下りてくるとようやく気持ちにゆとりが出てきた。
日の没する西側の景色がきれいだった。
冷池山荘は樹林帯にあるため、展望があまりよくない。
この辺りで夕景の写真を撮り、18時に小屋に戻った。

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剱岳は雲に隠れてしまったが、雲間から光が差す光景が見られた。

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爺ヶ岳に最後の光が差す。

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いわゆる“天使のカーテン”

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鹿島槍方面。ピークはずっとガスに覆われたままだった。

小屋内にテントを張り、コンロに火を点ける。
ようやく人心地がついた。
昨晩に続き、チキンラーメンを作る。
依然、食欲はなかった。この日も朝からほとんど何も食べていない。
お菓子少々とカーボショッツ1本。
それなのに、チキンラーメンを半分も食べると吐き気がしてきた。
我慢して全部食べる。後は昨晩と同じように小説を読み、眠りに就いた。

目が覚める。また23時半。
(またか。またなんか。)
長い夜を思うとうんざりした。
iPodを出して音楽を聴く。
色んな考えが頭に浮かぶ。なかなか眠れない。眠ったのは、たぶん朝方。

20日朝。また少し寝過ごした。
カメラを持って外に出てみる。晴れていた。
やはり展望は良くなく、木が邪魔して鹿島槍や剱岳は見えない。
少し、北へ登るか、南へ下るかしたら朝陽に染まる鹿島槍や、剱が見られたかもしれない。
しかしその気は起こらない。
以前まですごく見たかった光景。
今回の山行は、そもそもそれを見たいがために計画したはずだったのだが。

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朝。

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頸城山塊。

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何枚か朝の風景を写真に収め、小屋に戻って下山準備。
8時、お世話になった冷池山荘を後にした。
来た時と同様、最初は樹林帯のラッセル。
ただし、ワカンを着けていたし、トレースも残っていたので、登りの時ほど苦労はしない。
それでも冷乗越に着いたのが8時38分、40分近くかかった。
地図上で10分の距離である。

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爺ヶ岳。左下に雪に埋まった冷池山荘が写っている。

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雪庇。

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冷乗越から剱岳。

冷乗越からは爺ヶ岳の登りである。
ラッセルから解放される代わりに強風の洗礼を受ける。
ワカンを外し、アイゼンに履き替える。

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爺ヶ岳の登り。

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連山の向こうに頸城山塊。

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稜線上は絶えず強風が吹いている。

登りの、一歩一歩が辛く、苦しい。
息も絶え絶えに、爺ヶ岳の南峰に着いたのが11時37分だった。
冷乗越から3時間も掛かってしまった。

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爺ヶ岳南峰。向こうに剱岳。

ここからは下るばかりである。
下りてしまうと鹿島槍ヶ岳は見えなくなってしまう。
今一度、その姿を見る。
曇ってはいたが、鹿島槍ははっきり見えた。
美しい姿だった。厳しく、冷たく、凛と立っていた。
もっと感動するかな、と思ったが、相変わらず感動は薄かった。
それどころか、昨日本当にあの頂に立ったのだろうか、なんて思ったりした。

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剱岳。

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鹿島槍ヶ岳。

下りは早い。
1時間で一昨日の幕営地、ジャンクションピークに着いた。
ようやく風から解放され、ここで大休止。
樹林帯に入り、またツボ足が始まったが、下りは楽である。
いつの間にか空はどんより雲に覆われ、雪が降り始めた。
一度、尾根を間違えて沢側に下りてしまって時間をロスしてしまった。
それでも最後の沢部分は一気に尻セードで滑り降り、登りで2時間半費やした所を5分ほどで下りた。
15時22分にアルペンラインの舗装路に出る。
下りてきたら、雪は雨へと変わっていた。

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“沢側に迷い込まないように”とわざわざ書いてあるのに、迷い込んでしまった。

アルペンラインに積もっていた雪はあらかた溶けてしまっていた。
雨に打たれながらとぼとぼと歩く。
傍らを何台かの車とバスが走っていった。
アルペンライン開通に向けての準備かなにかなのだろう。
16時42分、冬季ゲートに到着。

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冬季ゲート到着。

(終わったな…)
今回も過酷な登山だった。
恐らく、自分独りの力でできる、ギリギリのところだったと思う。
天候も良く、素晴らしい景色に恵まれ、まさに思った通りの登山だった。
ただ、ついにオレの心が晴れることはなかった。

それでも、オレは、頂を目指した。
なぜなんだろう、と思う。
登っている時、眠れない夜、散々、考えた。
いや、今回の山行中、絶えず思考から消えることがなかったと思う。
わからない。
結局、わからない。
でも、もう、わからなくてもいいや、という気分になっていた。

大町市民浴場で体をほぐし、途中のSAでソースカツ丼を食べる。
間違えて新名神に入ってしまったりしたが、0時過ぎには帰宅することができた。
ムスコの寝顔を見る。
気持ちよさそうに眠っている。
自然と顔がほころぶのがわかった。
なんだか笑うのは久しぶりだな、と思った。

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2011年4月 2日 (土)

爺ヶ岳南尾根より鹿島槍ヶ岳(1) 2011年3月18日〜20日

なにもこんな時にまで山に行かなくても…

先程から猛烈な風が山にへばりついているオレを引っぺがそうとしている。
絶えずゴオッという轟音が聞こえてくるが、
それでも嫁さんの言った言葉が耳にこびりついて離れなかった。
(オレもそう思う…)
チラッと頂に目を向ける。鹿島槍ヶ岳の頂はガスに覆われていて見えなかった。
(いったい、あの頂に何があるというのか)
先程から動いている時間より止まっている時間の方が長い。
ジリッと少しだけ体を上に上げる。かなり疲れてはいるが、気を抜くわけにはいかない。
(いったい、オレは何をしているのか)
また、ジリジリッと体を上げる。荒く息を吐く。
(こんなにもしんどい思いをして、危険を冒してまで…)
いつしかオレの体はガスの中へと吸い込まれていった。

雪の鹿島槍を目指そうと思いついたのは去年の11月頃だったと思う。
コツコツと準備を進め、装備を揃え、情報を集めていった。
情報を集めているうちに、後立山連峰の豪雪と強風が想像以上に恐ろしいものであることがわかってきた。
厳冬期ではない3月後半ではあるが、それでもすごいのだろう。
実は恐れをなして、予備で別に計画していた山行を第一候補に変えたこともあった。
しかし、雪を戴いた鹿島槍の魅力は強く、
またトレースのない後立山の深雪に単独で挑んでみたいという思いもあった。

少しずつ装備を揃え、徐々にテンションを高めていったのだが、
突如、そのやる気がなくなってしまった。
3月11日に起こった東日本大震災。
テレビに映し出された映像は非常に衝撃的だった。
やる気がなくなってしまった。いや、山登りなんてしてる場合じゃない、と思った。
しかしその思いとは裏腹にオレは17日の夜、ひっそりと出発した。
うまく表せないが、なんだか義務をこなしにいくような感じだった。

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途中に寄った菩提寺PA。雪がたくさん降っていた。

18日午前1時31分、大町アルペンラインの冬季ゲートに到着。
車内で仮眠をとり、3時半起床、4時22分出発。
暗い車道をヘッドライトの灯りで歩いていく。
天気はいい。よく晴れている。しかし気分はどんよりしたままであった。
6時扇沢に到着予定だったが半時間遅れて6時22分、扇沢登山口に到着。

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出発。

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夜明け前。

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スノーシェード。

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扇沢手前。よく晴れている。

望み通り、トレースはなかった。実はほんの少しだけ、期待していたのだが。
尾根の取り付きはスノーシェードになっているため、脇の沢から入る。
すごい積雪だった。いきなり股まで潜る深雪のラッセル。
なかなか尾根へ上がれない。雪崩が怖い。
ようやく尾根筋まで上がれた時には8時50分になっていた。

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最初、少しだけ見れた樹氷。

尾根に上ると雪崩の恐怖からはだいぶ解放される。
もちろん、絶対大丈夫というわけではないが。
しばし休憩。大町の街が遠くに見えた。

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尾根まで上り、見下ろす。アルペンラインの向こうに大町が見える。

現地点で標高1500メートル程。
幕営予定のジャンクションピークは2300メートル程。
あと標高差800メートル。扇沢からまだ200メートルしか上っていない。
当初、うまくいけばジャンクションピークを越して冷池まで一気に行けるかも、
と考えていたが、この地点でそんな甘い考えは消えてしまった。

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よく晴れていた。

深雪のラッセルは続いた。
(よかったなぁ、チョリオ。望み通りやで)
それほど汗をかかない体質だが、さすがに汗まみれである。
(本当にこんなことがしたかったのか…)
膝まで、股まで、時には腰以上潜る深雪に悪戦苦闘しながら、そう思った。

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おにぎりせんべいに“ソース味”があるとは知らなかった。

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鳴沢岳(右)と赤沢岳(左)だと思う…たぶん。

相変わらず天気は良く、左に木々の間から針木岳を始めとするアルプスの山々が見える。
しかしその眩しい姿もくすんで見えた。
(なにをやっているのか…)
延々と、雪との格闘が続いていた。
疲労はどんどん蓄積され、止まっている時間が長くなる。
(もう、ここでええか)
ソロ・テントを張る場所はどこにでもあった。
(いや、もう少し)
深い雪。ラッセルを交代してくれる者はいない。
猛烈にしんどい。
(ここまで頑張ったんやから、もうええやないか)
と思うのだが、なにか意地を張ったように体を動かす。
のろのろと足を上げ、少しずつ体を持ち上げていった。

ふと、見上げると、青空をトンビが飛んでいるのが見えた。
(いいなぁ…)
あのトンビから見ればオレなんて止まって見えるのだろう。
(それでも、オレは登っている)
登っているのだ。

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高度を上げると、向こうに槍穂高が見え始めた。

15時18分、ようやくジャンクションピークに到着。
実に9時間に及ぶ、ラッセルの連続だった。
木がまばらになり、風が強い。しかしおかげで雪が締まって歩きやすい。
ピークの少し先に風除けになりそうな大木を見つけ、その脇にテントを張った。
テントで落ち着いた後、外に出て夕景の写真を撮った。
素晴らしい光景だったが、相変わらず感動は薄く、磨りガラスを通して景色を見ているようだった。

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八ヶ岳と富士山。

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彼方に南アルプスを望む。

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ジャンクションピーク付近にテントを設営。

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雪紋。向こうに八ヶ岳。

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シュカブラと爺ヶ岳。

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雪紋。

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西側。

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針ノ木岳。

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夕焼け。

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夕日に染まる爺ヶ岳。

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家でフィルムをスキャンしながら思ったこと。
私が撮る程度の写真なら、別に気持ちがどうであれ、美しく写せる、ということ。

テントに戻る。ものすごく疲れていた。
朝、車を出る時にバナナを2本。行動中は「とっておき」と考えているカーボショッツを3本。
それとおにぎりせんべいとチョコレートを少々。
それなのに、食欲は余りなかった。夕食にチキンラーメンを作って食べる。
美味くなかった。
いつもより多めに持ってきていた、大好物なはずのお菓子もなんだか食べたくない。
過労で食欲のなくなった時でも、食べる自信のある“厳選した”食料だったのだが。
持ってきた小説を読み、早々に眠りに就いた。

目を覚ます。風の音。
時間はまだ23時半だった。まだ3時間ほどしか眠っていない。
そのまままた眠りたかったが、小便がしたい。
外に出た。満月で辺りは仄明るい。その光に照らされた針ノ木岳が冷たく聳えていた。
眼下には大町の夜景が見える。
こういう光景も写真に写したいと思って、今回は三脚とマニュアル式の一眼レフカメラも持ってきていた。
しかし写真を撮る意欲は全く湧かない。少しだけ眺めた後、テントに戻った。
眠いはずだが、眠気はなかなかやってこなかった。

19日、朝。アラームをセットしていたはずだが、寝過ごしてしまった。
6時40分起床。外に出る。好天。
逆光に輝く、風で巻き上げられた雪煙。
夜のうちにできた、風に刻まれた雪模様。
そして神々しい山々。
それらを目の当たりにしても興奮は、ない。
ただ黙々とシャッターを押し、風景を切り取る。
寂しい。
この広い雪の中に、ポツンと独りでいることを実感する。

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朝。東方向。風が強く、雪煙が舞っていた。

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爺ヶ岳。

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針ノ木岳。

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テントに戻る。食欲はない。コーヒーだけ飲む。
(帰ろうか…)
そんな考えが頭をよぎる。
今し方見た爺ヶ岳。その奥にあるはずの鹿島槍ヶ岳を想う。
テントを撤収し、8時1分に出発した。

歩き始め、木の生えている所はよく潜る。
ワカンを着ければ良かったかな、と思う。
そのうち樹林帯を完全に抜けた。
爺ヶ岳の直登が始まった。
雪が締まってアイゼンが良く効く。ただし所々雪が風に飛ばされて地面がむき出しの所もある。
ラッセルはしなくてよくなったが、今度は風との格闘が始まった。
風は高度を上げるにつれ、どんどん強くなっていった。

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雪紋。

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木の側の、大きな雪穴にはまってしまう。

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もうすぐ爺ヶ岳の登り。

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樹林帯を抜けると凄い風と雪煙。まだまだ序の口、写真を撮っているので余裕があるのが分かる。

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爺ヶ岳の登り。

爺ヶ岳南峰に到着したのが9時25分。
樹林帯を抜けて直登1時間。ジャンクションピークの幕営地から1時間半。
疲れているわりにはいいペースだ。
鹿島槍ヶ岳が見えた。剱岳も見える。
風が強いので休憩できない。そのまま鞍部に下ると朽ちた看板があり、それを風除けにして休憩した。

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剱岳。左下に赤い屋根の種池山荘が見える。

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爺ヶ岳南峰から見た中峰(右)と北峰(左)。

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鹿島槍ヶ岳。

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槍ヶ岳。

爺ヶ岳の本峰(中峰)に到着が10時40分。
ここからはほとんど下りばかりなので早いだろうと考えていたが、
予想以上にしんどかった。
特に爺ヶ岳北峰を過ぎて冷池山荘が見えてからはなかなか進まない。
樹林帯が再び現れ、強風と引き替えにラッセルを強いられる。
12時40分、やっとの思いで冷池山荘に到着した。

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爺ヶ岳中峰到着。

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頸城山塊。

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鹿島槍ヶ岳。稜線の中程に冷池山荘が見える。

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ようやく冷池山荘が近づいてきた。が、ここからでもずいぶん時間が掛かった。

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冷池山荘手前で雷鳥を見かけた。

冬季避難小屋に入り、一息入れる。
そして考えた。
(鹿島槍に登頂するには今が最後のチャンスかもしれない)
二日間、好天が続いていた。
明日は天気が崩れる可能性が大である。
ん、行こうか…。
要らない荷物を置いておき、カーボショッツを飲んで出発した。

〜つづく〜

22

2011年2月22日 (火)

仙丈ヶ岳(2)【KoDaC山の会・冬山合宿】 2011年2月11日〜13日

===つづき===

翌12日、5時30分起床。この日も天候はイマイチ。
あいかわらず小雪がちらついている。
朝食を摂り準備を済ませて、7時にいざ出発!行くぞ、仙丈ヶ岳!

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準備中。

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出発!

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頂上は無理でも…なんとか小仙丈までは行きたいな…

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小仙丈まで行けなくても…森林限界は越えたいな…

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大滝ノ頭(五合目)まで行けるかな…なんかどんどん目標が低くなってますが…

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それは突然、起こった。
三合目の手前、つづら折りの登山道だった。
雪の割れ目が広がったと思ったら、ザザーッと目前の雪が流れてゆく。
「雪崩だ!」
小規模の雪崩ながら、実際に見るのは初めてだった。
全員しばし呆然となった。

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雪崩の跡。

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雪が深くなり、ワカン装着の指示が出た。
最初から着けていたShigeoさんと私は休憩。ちょっと寒かった。(Chikaさん写)

四合目で先行者に追いつく。少し登った所でラッセルを交代する。

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ふるぽんラッセル中。

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K島さんラッセル中。

その時…。
“ズッ…ズズッ”という不気味な音が。
背筋に冷水を落とされたような、すごく嫌な感じ。
本能的に(逃げないと!)と感じる。
すぐにふるぽん隊長が「てったーい!」と声を上げた。
撤退命令。この時、10時20分。
始めから11時には引き返す予定だったので、このまま下山することになった。

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4合目まで戻ってきて、一安心。
「先行者のトレースについていってトラバースしたのが間違いやった、尾根を行くべきやった」
とふるぽん隊長は悔やんでいたが、それは全員の反省点。もちろん、私も猛反省。

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「あー!青空!」「やっぱりチョリオが下り始めたからやな」

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12時20分、北沢峠に帰ってきました。

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まだ陽も高いし、I坂副隊長の“雪崩講座”が行われた。
雪質や断層の見方、弱層のチェック方法を習った。

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たった今見てきたばかり、全員真剣だ。

ところで、今晩6テンの食事担当は私だ。
昨晩はひいちゃんの激ウマ親子丼だった。
そういえば、家で一度作って味見までしてきたとのこと。
私の用意してきた食事は、レトルトカレー。工夫もナシ。お湯を注ぐだけ。ザッツ・オール。
なにせ私は食べることに関しては無頓着で、
山での食事も小屋頼みか、お菓子、たまにラーメンといった具合。

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石井スポーツで買ってきたカレー。なんと1食500円以上!
しかし高かっただけあって、美味しかった。他の人にも好評、よかった…

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食事の後は、やっぱり宴会。
Shigeoさん、Chikaさんが美味しいものをいっぱい持ってやってきました。

最終日の13日、朝テントから出ると晴れていた。
山の神サンもようやく晴天をもたらしてくれた。

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やっと晴れた。

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テント撤収。(Chikaさん写)

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先頭はワタクシ。「ちょっと遅いですね…」「あ、そう?」「えらい早いな」「あ、そう?」

北沢峠出発、7時45分、赤河原分岐着9時40分。

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いい天気!(ひいちゃん写)

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熊穴沢分岐にて(ひいちゃん写)

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美肌にこだわるふるぽん隊長。

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砂防ダムより甲斐駒を望む。

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砂防ダムでの休憩風景(Chikaさん写)

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(ひいちゃん写)

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前回仙丈ヶ岳に登ったのは08年11月末(右)ちょっと老けたか?

13時20分、戸台駐車場に戻ってきた。
仙流荘で温泉につかり、Shigeoさんオススメの蕎麦屋へ。

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大盛りです。

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(ひいちゃん写)

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いっぱい遊びました。みなさん、お疲れさまでした。

2011年2月18日 (金)

仙丈ヶ岳(1)【KoDaC山の会・冬山合宿】 2011年2月11日〜13日

昨年よりKoDaC山の会のお世話になり、何度か合宿があった。
しかし、私は仕事等の都合により、まだ一度も参加できていなかった。
でも2月の合宿は参加できる!と思ったら、KoDaCの“2強”Y本さんとY田さんは不参加。
まだまだ未熟な8名の“ひよこチーム”での合宿となった。
行き先は南アルプス、仙丈ヶ岳。
ひよこ共を率いるのは若きリーダー“ふるぽん”、
他メンバーはサブリーダー・I坂さん、Shigeoさん、Chikaさん、ひいちゃん、M兼さん、K島さん、チョリオである。

2月10日、大阪城公園駅にて西穂へ向かうという
“2強”の見送りの中(たまたま集合場所が同じだった)出発!
駒ヶ岳SAにて車中泊し、翌11日早朝、戸台へ。
6時35分、戸台着。朝食・準備をして、リーダーふるぽんが諸注意。
「危ないと思ったらすぐ撤退します!」「賛成!」「もう温泉に行こうや!」
そう、また雨男の私がヤらかしてしまったようで、どんよりした天気に粉雪がちらつく天候。
皆のテンションは今ひとつ。リーダーが一言、「ここでテント張ろうか」と言えば、そうなっていたような気がする。

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戸台駐車場にて準備中。(ひいちゃん写)

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(ひいちゃん写)

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若き“リーダー”ふるぽん、ってなんかえらい小さいな?

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なんだかんだ言って出発。7時半。私のザックの中身の大半は共同装備の6人用テント、
急いでパッキングしたため、バランスがおかしい(Chikaさん写)

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“天は我を見放した!”…しゃあないやろ、今回はチョリオおるんやから…

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渡渉1。

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渡渉2。

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水墨画みたいな景色をずっと見ながら歩く。

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これ登ったら休憩や〜。砂防ダム着9時。

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「ここ平らやし、ここでテント張ろうや」「ダメです。」

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延々と続く戸台川の川原歩き。

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見渡す限り、水墨画。

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角兵衛沢分岐で休憩。10時20分。(ひいちゃん写)

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なんか呪われてるような看板やな…赤河原分岐11時26分。

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丹渓山荘跡でアイゼンを装着し、八丁坂取り付きの急登を登る。

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八丁坂の森を歩く。

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雪は降り続く。

大平山荘着14時50分、北沢峠着15時30分。
林道から大平山荘までが遠かった。
林道に出たら着いたも同然、とShigeoさんと言い合っていたのに、全然着かない。
以前歩いた記憶はアテにならないものだ…
当初北沢長衛小屋まで下りる予定だったが、長衛荘前でテントを張ることになった。

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整地するM兼さんとK島さん。

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テントを張り終え、通路を整備中のShigeoさん。

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そうこうしてる間に夜のとばりが…

我々のテントは合計3張り。
6人用テントにふるぽん、I坂さん、ひいちゃん、チョリオの4人。
2人用テントが2張りでそれぞれShigeoさん・Chikaさん、M兼さん・K島さん。
6テンの今夜の食事担当はひいちゃん。献立は親子どんぶり。
テント内に美味そうな匂いが立ちこめる。
ようやくできあがり、さっそくいただく。(おいしい…!!)
本当に美味しかった。小屋で出されるもの以上の味である。
これが長年食卓を担ってきた者の力か。さすがだ。明日の食担は私なのだが…

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すごく美味しかったひいちゃんの親子丼。
しかし写真は“魔女の料理”みたいになってしまった…すんません。

食事が終わり、他のテントに声を掛け、6テンに集まってもらう。
ふるぽん隊長とI坂副隊長から簡単に明日の指示があり、その後は宴会。

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宴会となれば、このご夫婦でしょう。

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Shigeoさん、すごく楽しそう。

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宴たけなわです。

宴が終わり、私は一人、テントを出た。
雪はずっと降り続いていた。

===つづく===


2011年1月15日 (土)

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳)〈2〉2011年1月9日〜10日

目が覚めた。
まだ真っ暗だ。しかし、ぐっすり眠った感じはあった。
(何時やろか…3時くらいかな)時計を見る。

23時。

(な・なんやて〜!?)
まだ眠りに就いて1時間半しか経ってなかった。
(さ・寒い…)
とりあえずコンロに火をつけ、暖まる。コーヒーを沸かして飲んだ。
外は雪が降り続いていた。
少し、身体が温もったところで、再び寝袋に入る。

ね・眠れねぇ…

なんだか眠気がとんでしまった。それに、寒い…
かくして私は夜の11時から朝の5時まで、極寒のテントの中で悶々と過ごすハメになった。
あまり退屈なのでiPodを取り出して音楽を聴いていた。
途中、音楽を聴いた記憶がないところは、おそらく眠っていたのだろう。

翌5時。
ケータイのアラームが鳴る。
隣のテントでは、ふるぽんが起きたようだ。
もし、晴れたら、ふるぽんと二人で硫黄岳を往復しよう、と言っていた。
そして、外は…見事に晴れていた。
しかし、私の中で、心配事が一つ。
それは昨晩、雪が降って、トレースがなくなっているのでは、ということだった。
明るくて、時間もあるのなら別に構わないのだが、
暗い中、あまり時間がないのでは、少々リスキーである。

「チョリオさん、どうします?硫黄岳、行きます?」ふるぽんがテント越しに声を掛けてきた。
「…やめとこ。明るくなってどっか撮影に行こう」
「…そうですか…じゃ、ボク、またちょっと寝ますね…」
中山展望台にでも行こうか、と地図を広げて眺める。
しかし、意に反して、私の目は硫黄岳のコースを見ていた。
(硫黄岳まで2時間10分か)勿論、無雪期の場合は、である。
(赤岩の頭までなら2時間弱、トレースが残っていればもうちょい早く登れるかも…)
「…ふるぽん」
「…なんですか?」
「やっぱ、硫黄岳、行ってみるか」
「チョリオさんが行くと言うのなら」
彼の声はちょっと嬉しそうだった。

出発は6時20分頃だった。
本当なら4時半くらいに出て、頂上で日の出を拝む予定だったので、ずいぶん遅い出発だ。
先程、起きている気配のあったShigeoさんのテントは、静かになっていた。
どうやらまた寝入ったらしい。
暗い中、ヘッドライトの灯りで進む。トレースは残っていた。
しばらく歩いていると徐々に明るくなってきた。
まだ陽は出ていないが、辺りの霧氷は見事である。

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赤岳が顔を出した。

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(ふるぽん写)

樹林の間から、時折赤岳や横岳、権現岳が見えた。
雲が紅に染まり、素晴らしい朝の光景だ。
しかし、残念ながら気が邪魔で、いい撮影ポイントがない。
「ゆっくり写真撮りましょう、ボク、基本的に写真小僧なんで。」とふるぽん。
私は言葉に甘えて所々で足を止めて写真を撮った。
実を言うと、結構疲れていて休みたかったのである…

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横岳稜線に雪煙が舞っている。

行く手に目指す硫黄岳が見えた。
(おお…)
ずいぶん派手に雪煙が上がっている。
(えらい風のようやな)
風が強いのは分かっていることである。が、それにしても、ずいぶんハデに吹いているようだ。

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派手に雪煙の舞う硫黄岳。

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「さー!行きましょー!!」「え…?う、うん」

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森林限界を超え、展望が開けた。
「おお〜!ぜっけー!!」
ここぞと写真を撮る二人。私のカメラは早くもバッテリーが切れてしまった。

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横岳。

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赤岳。

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赤岩の頭直下、私が写真を撮っている間に雪庇を崩して道を作ってくれていた。
稜線に出た。
風が強い。が、思ったほどではなかった。
目前に硫黄岳が見える。
頂上直下はちょっと岩場もある。
「チョリオさん…」
「ん、まあ、行けるとこまで行ってみよ」
我々は頂上に向かって歩き始めた。

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カッチョイイぞ、ふるぽんクン!

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もう一丁!

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さらに雪庇を崩す雄姿!

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稜線に出た。アンダー気味にして雪の質感を出してみた。

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ちょうど太陽が顔を出した。

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稜線にはシュカブラができていた。

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頂上まであと少し。

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頂上直下の岩場。

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(ふるぽん写)

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着いた!!(ふるぽん写)

ひょっとしたら頂上まで登れないかもしれない、と思っていたが、割と楽に登って来られた。
風は強いが、登頂した喜びと見渡す限りの大展望に我々は有頂天だった。
ちょうど夏沢峠から登ってきたパーティーがいて、写真を撮ってもらう。
ただし、残念ながら写っていなかったが…

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これは頂上直下で写しておいた記念撮影。

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(ふるぽん写)

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オッサンの私を置いてけぼりにしてサッサと下りてしまうふるぽん。

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同上。

赤岩の頭直下の、風の弱いところまで下りてきた。
ここまで来れば一安心。ふるぽんにテルモスのお湯をもらい、タバコを一服。
そこからは綺麗な霧氷を見ながらの、楽な下りだった。

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しばらく霧氷の写真が続きます。

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「最高ッス〜!」

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赤岳鉱泉に下りてきた。

テン場に戻ると、すでにShigeoさんとChikaさんは出発準備を済ませていた。
どうやらずいぶん待たせてしまったらしい…すんません…
美濃戸山荘まで先に行ってるから、ゆっくり下りといでや、とおっしゃって二人は先に出発した。
美濃戸山荘で合流し、Shigeoさんの車に乗せてもらって美濃戸口へ。
私の車は美濃戸口に停めてある。いやあ、来た時と比べるとずいぶん楽だ。当たり前だが…

もみの湯に立ち寄り、お湯に浸かると魂が抜け出しそうなくらい気持ちいい。
(こりゃぁ、ええわ…寝てしまいそう…)忘れていたが、私はきっと寝不足だった。
温泉の後は昼食を食べに行った。Shigeoさんは特上のうな重を注文。
シブるChikaさんに「還暦祝いや、ええやろ!」と。
Chikaさんは「居酒屋みたいな注文していい?」と小皿をいくつか注文していた。
私の席だけやたら日当たりが良く、ポカポカしてますます眠くなってきた。
(はぁ〜ええなぁ、こんな時間がもっと続けばええのに…)
しかし。お店を出たら私は独り。3人に別れを告げ、ボケた頭に渇を入れ、窓を全開にして大阪へと向かった。

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Shigeoさんと“特上”うな重。

そういえば。ふるぽんとはクライミングジムに行ったり、山岳会の例会で一緒だったことはあったが、
ちゃんと山に登ったのは初めてだった。硫黄岳、楽しかった。ありがとう。
ShigeoさんとChikaさんには…少々申し訳なかったです(私は十分楽しかったですけど…)
あんな天気になってしまって…ついでに9日に八ヶ岳にいた皆さんにも謝っておこう、

雨男でゴメン!!

2011年1月13日 (木)

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳)〈1〉2011年1月9日〜10日

ね・眠れねぇ…
1月7日、私は自宅の布団の中で眠れない夜を過ごしていた。
前日の夜、突然決まった週末の八ヶ岳登山。
それを思うとワクワクして眠れないのだ。まるで遠足前夜の小学生である。

長かった年末年始の過酷な労働。
それもようやく落ち着き始め、週末は毎年恒例の年始の挨拶に行くはずだった。
しかし6日晩に嫁さんの実家からその日は都合が悪いと電話が入った。
もう一日の休みはムスコを連れて金剛山、と考えていたが、ムスコもお泊まりで遊びに行くとのこと。

降って湧いたような2日間の休み。
私はすぐに山岳会の山友にメールを送ってみた。
するとShigeoさん、Chikaさん、ふるぽんが八ヶ岳へ行く、と。
早速便乗させてもらうことに。ただし三人は7日晩出発、私は1日遅れて8日晩の出発である。

睡眠不足ながらも、仕事が終われば八ヶ岳、と思えばテンションも上がる。
私はすごい勢いで仕事を終わらせ、帰宅後すぐに車で八ヶ岳へ向かった。
23時、美濃戸口到着。思ったよりずいぶん早く着いてしまった。
(とりあえず仮眠するか)
前日はあまり眠れなかったし、車中で少し眠って出発しようと考えた。

ね・眠れねぇ…
外は満天の星空だった。そしてすぐそこには雪を纏った八ヶ岳。
それを思うと目が冴えてしょうがない。
(これは眠れそうもない…)
私は仮眠を諦めて、出発準備をした。1時30分、出発。

私が初めて八ヶ岳を訪れたのが2007年2月。今から4年前である。
ちなみにその時の山行記録が、コレ。
http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/200721012-ea85.html
久しぶりに読んでみるとずいぶん若々しい。今回2度目の八ヶ岳である。

2時半過ぎ、赤岳山荘に到着。ベンチがあったので腰を下ろして休憩。
そういえば前来た時もここで休んだ。前回は別になんとも思わなかったが、今回はずいぶん遠く感じられた。
しかしこの先まだ2時間以上歩かないといけない。いくぶん、げっそり。

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赤岳山荘にて。

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気温、−10度。

さらに1時間ほど車道を歩き、堰堤広場に着いた。
しんどい。星の撮影がてら休憩しよう。コーヒーを沸かして体を温めよう。
星を見ながらカメラをセットする。しかし下の方の星が見えない。
なんでだ?
コンタクトレンズの具合が悪いのかと思ったが違った。ガスで見えないのである。
(ありゃあ。山の方はガスやなぁ。そういや天気予報で朝方少し曇る言うてたっけ)
あまり気にせず出発。5時半に赤岳鉱泉に着いた。

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赤岳鉱泉到着。美濃戸口から4時間もかかった。

さて、と。
とりあえず先行している3人のテントを見つけなければ。
しかし辺りはテントだらけ。一応電話を掛けてみるが、でない。(そりゃそうか)
30分ほど彷徨い、ようやく見つけた。
雪に刺さっているピッケルに貼られた「KoDaC」のロゴ。
テントの中で起きている様子なので、声を掛けるとShigeoさんが顔を出し、
「おお?チョリオくんか?」と答えてくれた。
合流できた。はあ、と安堵の息をついた。

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Shigeoさん・Chikaさんテントとふるぽんのテントの間に張らせてもらった。

テントを設置し、しばらく休んで7時半。赤岳目指して出発。
だが、みんなあんまり元気がない。天気があまりよくないからだ。
「チョリオが来てから天気が悪くなった…」
「昨日はあんなに天気が良かったのに…」
「天気予報は晴れだったハズだが…」
…なんということだ!まるで私が悪天を引き連れてやってきたとでも…!
たぶん、そう。わっはっは。ごめん、だってオレ、雨男やもん。

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小屋の前はすごい人混み。

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Shigeoさん。

8時過ぎ、行者小屋に到着。しばし休憩。
天気は依然、よくない。文三郎尾根を登る予定だったが、
小屋が近く、風を防げる樹林帯の多い地蔵尾根を選択。

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元気なふるぽん。

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樹林帯を行く。

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ハア、ハア、ボク、もうダメです…(ふるぽん)チョリオくん、それ、ウソやで(Shigeoさん)

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バレたか。さすがはパートナー、お見通しだ。

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ちょい難所。

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晴れていれば霧氷のきれいな所なんだがなぁ…

森林限界を越え、道は厳しくなる。風も強く、気を抜けない。
(こっからはペースを落として…)と思っていたら、大渋滞。否応なしにペースは落ちた。

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渋滞しとるで〜!

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止まっている時間の方が長いほどの混雑ぶり。おかげでゆっくり撮影できる。

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9時40分、地蔵の頭・稜線に到着。ブラックジャックみたいなっとるな。

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特撮ヒーローみたいに見えなくもない。

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燃えたよ…燃え尽きた…真っ白にな…(ジョーーー!!)はい、天望荘到着。

赤岳天望荘に着き、当然のように休憩。
コーヒーを飲み、タバコを吸い、菓子を食べる。
外の天候がウソのように、まったりとした時間が流れる。
天候はますます悪化しているようで、来た時よりも風が強くなっている。
私は一応、Shigeoさんに訊いてみた。「頂上、どうします?」
Shigeoさんはニコッと笑って、小さく頭を振る。こういう時のShigeoさんはとってもカワイイ。

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まったりタイム。

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小屋内で記念撮影(軟弱)

1時間以上小屋で過ごし、11時過ぎにようやく出発。

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やっぱり元気なふるぽん。

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下りも混雑。

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Chikaさん。

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樹林帯に入った所でシリセード。

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よっしゃ!これから先はラッセルで下りるぞ!
Shigeoさん、踏み跡歩いてもラッセルならへんやないですか…?

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コケるChikaさん。

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Shigeoさ〜ん!嫁さんコケてますよ〜!
ラッセルの3人を尻目にどんどん先行するShigeoさん。

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目にツララができました。

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ラッセルトレーニングの次は滑落停止訓練を行う!
…Shigeoさん、ラッセルしてなかったやないですか…

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こうするんじゃ〜!(Shigeoさん、結構上手いです)

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よ〜し、ボクも!(ふるぽん)

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ダメだ!足が着いてる!

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よ〜し、私も!(Chikaさん)

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いやぁん♡

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どれ、私も…(Chikaさん写)

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アカンわ…(チョリオ)

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こうッスか!?(ふるぽん)

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どう!?(Chikaさん)

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アカンわ…(チョリオ)

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Chikaさんの荒技、仰向け後方落ち!

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すごかったッス!!

厳しい雪上訓練を終え(どうも途中から単なる雪遊びになっていたような気もするが)テン場へと戻る。
「チョリオさん、時間あるしアレ、どうッスか?」
ふるぽんの指さす方には人工氷壁、アイスキャンディー。
「おお、いいな。やってみっか!…その前にメシな」
徹夜明けで朝から山に登り、ほとんど何も食ってない。私は猛烈に腹が減っていた。

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赤岳鉱泉小屋でマレーシアカレーを食す。ずいぶん待たされたが美味かった。

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アイスキャンディーとふるぽん。後ろの方は知り合った男性(ベテラン)

 社交的なふるぽん、さっそく見知らぬ男女と仲良しに。一緒にさせていただくことになった。
二人ともアイスクライミング用のアイスバイルを持ち、本格的だ。
一方、こちらの二人はShigeoさん、チカさんにピッケルを借りての挑戦。
ふるぽんは先週ジョウゴ沢とかいうとこでアイスクライミングデビューしているが、私は全くの初心者である。

まず、ベテランチームの女性が登る。男性がビレイ。素人チームは見学。
実際に見てみると、思ったより大変そうだ。ベテラン男性がビレイしながらアドバイスを送る。
女性はかなりの苦戦を強いられながらもなんとか登りきった。
お次はベテラン男性。同じルートを留まることなく、スムースに登ってしまった。

出番だ!ふるぽん!
ロープを受け取り、私がビレイ、ふるぽんが挑戦。
(頼むぞ…!ふるぽん。素人チームの意地を見せてやろうではないか!)
しかし彼は少し登ったところでアッサリ「すんません、下ります」
(な…何ィ?)

(連敗はできぬ…)
得も言われぬプレッシャーが私を襲った。
(しかしやらねばならぬ…)
私は見よう見まねで右手に握っているアックスで氷を打った。
うまく刺さると力を入れても抜けない。
(なるほど…!)
次は左手。次に右足、左足。
ピッケルは刺さるがアイゼンの前爪は蹴りこんでも刺さらない。
それもそのはず、私は前爪は研いだことがなく、まん丸に摩耗している。
足の方は適当な所で乗せていくしかない。必然的に腕の方に力が入る。
しばらく攀って、私は失敗に気付いた。左手にShigeoさんのピッケルを持っていたのである。
右手にはChikaさんのピッケル、当然、Shigeoさんの方が長く、重い。
短い方が狙いがつけやすく、長くて重ければ、狙った所にいってくれないのである。
途中から左手に握ったShigeoさんのピッケルがなかなか思い通りに動かせず、かなり苦労した。
それでも、なんとか登りきり、素人チームの意地を見せることができた。

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ベテラン男性のアイスバイルを拝借してご満悦のふるぽん。2本目はコレを使って見事成功。

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私も2本目。左手のピッケルはShigeoさんのから自分の軽いピッケルに持ち替えた。

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よっこらせ、っと…
「チョリオさ〜ん、ロープ引っかかってるんで直してくださ〜い」「お前、そんなこと言われてもな…」

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よっ…と。これでええやろ?

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こりゃ、なかなか楽しいな。

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「チョリオさ〜ん、その辺でいいですよ〜」

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そんなこと言わんともう少し…

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よっしゃ!

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ベテラン男性の華麗な攀り。

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氷に描かれた赤い印はルートだった。私は何も知らずに無視して攀っていた。

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記念撮影。(ふるぽん写)

3本目は間を開けずに登った。が、左腕に力が入らず、回復しないので敢えなく敗退。
折角アイスバイルを借りての挑戦だったのにもったいないことをした。
アイスクライミングを楽しんだ後、ベテランチームと別れてテントに戻った。
ちょうどShigeoさん・Chikaさんのテントで夕食の準備が整い、お邪魔させてもらった。

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ビーフシチュー、激ウマ。

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Shigeoさんは、この日が誕生日!お祝いの紅白饅頭。

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おい、足ジャマやな…

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かなりアツアツでした。

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熱く語っている最中の私。

宴は21時過ぎまで行われた。楽しい夜だった。
寝るのが惜しかったが、さすがに私も眠い。かなり眠い。
外に出ると雪だった。明日朝、もし晴れればふるぽんと硫黄岳往復しようと約束したが、
こりゃどうもダメかな…トイレを済ませて自分のテントに戻り、またたく間に眠りに就いた。

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テントの外は雪だった。

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便所の窓にできた氷の模様。

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結構積もっている。

===続く===