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2022年11月14日 (月)

下帝釈峡・花子岩“TOP GUN5.12c”RP 22年11/12-13

錦秋の帝釈峡。今週末も花子岩へ。

今回はAさんと。現地でいつもの秀さん、イサミン、そしてケイさんと合流。

11aでアップ。フォール。相変わらず確率低し。

今回の狙いは“TOP GUN 5.12c”。以前トライしてコテンパンやったルート。

自分のブログを調べてみたら、前にトップガンにトライしたのは19年10月だった。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-b04aa0.html

もっと昔かと思ってたけど意外と最近。


出だしはボルダー。全然できない…とりあえず上にヌンチャク掛け。ボルダーを越えても難しい。しかもランナウトしていてヌン掛けもなかなか大変。

花よりコルネの終了点で降りる。降りてきて(どうしよう…ちょっと登れる見込みないなあ…)別の課題に浮気しようか考えていた。

(でもせっかくヌンチャク掛けたし。せめてもう1回やってみてから考えよう)

こないだトライしたチェンジングレーンのボルダーも全くできる気がしなかったけど、RPできたしな。


次のトライ。苦手なボルダーをいろいろ試し、なんとなくできそうになってきた。ちょっと光が見えた。

上部もテンテンでムーブ探り。なんとか無理やりやけど繋がった。


3便目。一応、RPを狙ってみる。出だしは3度目くらいでクリアできた。しかしその後すぐにフォール。ホールドも覚えてないし、ムーブも全然。でも登れそう。

花コルより上にもヌンチャクを掛ける。上部はフリーというよりアルパインな感じだった。懐かしい。


4便目。ラストトライ。

下部ボルダーは一発でクリア。もう苦手意識はない。大丈夫。

2ピン目を掛けて、少し登って3ピン目をクリップ。

ここからが難しい。まだ洗練されていないムーブ、無理やり感がいっぱいだが、なんとか落ちずに4ピン目、そして一番の核心部を越えて5ピン目をクリップ!

(やった!)

この後はそれほど難しくない。これまで一度もフォールしていない。ビレイヤーであるAさんの「おお、行ったー!」という声も聞こえる。

腕はパンパンだが、丹念にレスト、呼吸も整える。徐々に戻ってくるのを感じる。

4割程戻った。これ以上はいくらレストしても戻ってこなさそう。でも4割もあればこの後のムーブは十分こなせる。

ルートの先に目をやる。

ガバを使ってレイバック気味に登る。それほど難しくなかったし、なんとかなるやろと思って全く復習しなかった。

少し不安がよぎる。

レスト地帯から出てすぐに不安は的中する。

レイバック態勢になりたいが足が上がらない。腕に負担がかかり、あっという間に再びパンプ。

それでもなんとか無理やり進み、ゴールデン・ガバ!

…には届かず、フォール。

左上していたので右に振られ、3ピン分の大フォール。

(ああ…アカンかった…)


ゴボウで5ピン目まで登り、少し休んで登るが、今度はゴールデン・ガバ地帯で再びフォール。

もうヨレ切っていて、ガバすら持てず指が開いてしまう。

Aさんに謝って、長めに休ませてもらい、次は確実に登る。やっぱりそれほど難しくない。花コル終了点、更に登ってヌンチャクを回収。

難しくはないが、なにせ長くてヘロヘロになった。


片付けて撤収。秀さん、イサミン、ケイさんは日帰り。私とAさんは泊まりだったが、翌日は雨予報なので第一道場へ行く予定だった。

夕食、買い出しを済ませてながの村に戻り、天気予報を確認すると、雨予報は変わらないものの雨量は減っていた。

花子岩、行けるのでは?

翌朝の予報では更に雨量は減っていた。村長さんの花子岩は大丈夫ですよ、とのお墨付きをいただき、再び花子岩へ。


一番乗りで岩場に着き、11aでアップ。登れた。幸先良し。

“TOP GUN”にヌンチャクを掛けながら、ホールドとムーブを確認。

しばらく間を空けた後、トライ。ちょっと間違えたけど、5ピン目まで登る。昨日のトライに比べて全然余裕がある。

確実にムーブをこなして6ピン目をクリップ。その後も慎重に登って終了点にクリップ!

やった!登れた!うれし〜!!

3年前は全然できなかったルートを短期間で登れ、成長を感じることができた。本当に嬉しい。

パートナーのAさんも気合いの入ったクライミングで宿題の“花よりコルネ”をRP。

雨予報でも泊まった甲斐があった。


この後は二人共フヌケの抜け殻のようになってしまった。

私は花コルの再RPを狙ったが2ピン目でソッコーフォール。その後もムーブが全然起こせずテンテンで終了点へ。

Aさんは11aをなんとか意地でRPしたが、そのクライミングはさっきの花コルとは打って変わってまるで初心者のようだった。

降りてきたAさんに、私は「もう帰りましょうか」ともちかけるとAさんも「せやな」と応じて、まだ昼過ぎだったが岩場を後にした。

登りたがりの私がこんなに早くに撤収は珍しいが、この日は本当にもう力が入らなくて、気持ちも全然だった。こんな時に無理したら怪我しそう。たぶん、Aさんも同じだったと思う。

帰りにいつもの中華店で早い夕食を食べて帰阪。その頃になって本降りの雨が降ってきた。いいタイミングで撤収できた。

Aさん、今回はありがとうございました!なかなか休みが合いませんが、また是非ご一緒お願いします!

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コメント

初日は大フォール!次の日は雨の中サクッとRP、流石です!
また休みが合えばよろしくお願いします。

東さん、コメントありがとうございます!
思い切ってトライできるのも、安心してドカ落ちできるのも、東さんの信頼できるビレイのおかげです!ありがとうございました!
東さんも花コルRPおめでとうございました!!私と違って安定した登りでした。

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