下帝釈峡・花子岩 “天下無双5.13a”RP 22年10/22
こんにちは、お久しぶりです。
長いこと放置してしまった…すいません。何故か画像を貼り付けられなくなり、なんだかブログをあげるのが億劫になってしまってます。
さて、宿題の“天下無双”、やっとこさ登れました。
初めて触ったのが5月21日。この時、N村くんとセッションしながら4ピン目までムーブ解読できた。
一緒にいたブラザー・ハダマくんにもいっぱいヒントもらったし。
3〜4ピン目までがランナウトしてめちゃ怖くて、落ちる方も恐ろしいがビレイヤーもヒヤヒヤやと思う。
で、その上の5ピン目と終了点はなんとかあまり苦労せずにヌンチャク掛けられたので、内心(これは早々に登れるのでは…?)と思っていた。
次のトライは6月。
この時は下部が濡れていたので、3ピン〜4ピン目の核心ムーブの洗練と4ピン〜5ピン目のムーブ確立。
“核心”ムーブはホールドシケシケで大変怖かったけどなんとかこなせたが、4ピン目から登れない。
(おかしいな、前は確かにヌンチャク掛けられたのに…?)
しかし全然登れず、右往左往…
(こ、これは…実は“核心”はココなのでは…?)
その通り、私にとっての核心は4〜5ピン目でした。それが分かったのがこの時。6月。
以降、夏本番になり花子岩には行かず。次に訪れたのは9月24日。
実は私は花子岩にはそれほど執着していなかった。
しかし山岳会同期で同い年のイサミンがなかなかのヤル気。
彼に引っ張られる感じで私も花子へ。
このブログでも何度も書いているが、山岳会同期で、同時期にクライミングを始めたイサミンと秀さんは私にとってはやはり特別な存在なのである。
ちなみにこの時9月24日、25日と土日で花子岩連登だったのだが、2日かけてもムーブ解決できなかった、と手帳に書いてある。
この後は毎週花子岩へ。
土曜日、1日だけの休みでも通った。他のメンバーは泊まりなので私だけ電車帰り。
東条駅発17時9分が終電なので、岩場を16時に出ないといけない。それでも秀さんやイサミンは「いいよ気にしないで」と言ってくれた。本当にありがたい。
そして10月22日。
実は前週のラスト便、後1手取れていたら登れたかも?という惜しいトライだった。
この時、土曜日帰りだったので(ああ、明日も登れたらなぁ…)と残念がったのを覚えている。
10月22日は翌日も休みなので気持ちにも余裕がある。雨も降ってなさそうだし、岩のコンディションも良さそう、とRPする気満々だった。
11aでアップして天下無双のヌンチャク掛け。出だしのムーブ。
これもなかなか怖いのだが、キーホールドとなる縦カチがすごく滑る。
(あれ…?)
何度かやってやっとムーブをこなせたが、先週のカッチリ感がない。
4ピン目クリップのスローパーも(ズズッ)と滑る。
その後のカチは全然持てず。何度かやって諦めた。
なんとかヌンチャク掛けを終えて降りる。
隣の“ももんが13b”トライの強強兄さんも首をかしげて「今日はダメっすね」と声を掛けてきた。
イサミンも「ヌメる〜!」を連発している。まあ彼は凄まじいヌメり手の持ち主なので珍しいことではないのだが。
ヤル気満々やったのになんだか肩すかしをくらったみたいで落胆半分、(まだ朝やし、明日もあるし)気楽になったの半分。
まあとりあえずムーブの確認。
出だし、滑るけどクリアできた。
3ピン目掛けてレスト。4ピン目まで慎重に。いけた。
(おお…ノーテンで来れたな、まあやるだけやってみっか?)
この後核心。さっき全然持てなかったカチ。
そこまで来た、絶対止める!咄嗟に出た“カチ持ち”!
止まった!
普段使わなくなったカチ持ち(フルクリンプ)だが、バムのビーストメーカーでたまに練習してて良かった。指が痛くなるので本当にたまにだが。
5ピン目をクリップ、後はそれほど難しくない、けど、ここまでノーテンで来たこともない。
めちゃくちゃパンプしてて気が焦る。
ビレイヤーの秀さんの「深呼吸!」のアドバイスが聞こえた。(せや、深呼吸)先に手を出したいのをこらえて深呼吸。
少し、戻せた。(よしっ!)落ち着いて数手。
終了点クリップ!ウソ!?終わった!!やったー!!
27便目、延べ10日でのRPでした。
しばらく放心状態。その後ちょうど居合わせたM田さんと初めてお話できた。
M田さんは先日“チェンジングレーン5.13a”をRPされたそうで、私もトライしてみることに。
これがなかなか難しいが、なかなか楽しい。
天下無双登れたらしばらくのんびりしよう、と考えてたのに、全くクライマーってやつは、、、
最後に、ビレイ、宿の手配、車の手配、運転、諸々。山秀さん、イサミン、ありがとうございました!今後ともよろしくね!