ムスコとクワガタ採集西方遠征② 21年9/4〜5
翌朝、私は7時に目が覚めた。
ムスコは動く気配なし。寝かせておく。
ヒマなので昨日捕まえたクワガタで撮影会。
ノコギリクワガタ。かっこいい。
ヒラタクワガタもかっこいい。
9時を過ぎてようやく起きたムスコ。まだ眠そう。
ちなみに我ら親子のジンクスその②。前日ハッスルしてかなりいい結果を得ると翌日はヌケガラになってグダグダになる。というもの。
今回も目星をつけていたダム湖の湖畔に、ウロのあるアベマキを見つけて中型のヒラタを採ったり…
林道沿いの細クヌギでまたヒラタを捕まえたり…
するのだが、全然ノッてこない。
今度こそ観光に変更しようか?と滝を見に行ったりして観光っぽく。
・・・といった感じのグダグダした空気を一気に吹き飛ばす“事件”がこの後に起きる。
民家そばに生えていた2本のアキニレ。左のアキニレでそこそこの型のヒラタが4匹、ウロウロ散歩していた。
ヒラタのくせにウロに入らずに堂々と歩き回っているとは…壱岐島ではよく見られた光景だが…新成虫の出る初夏ならひょっとしたら…それくらいの衝撃。もちろん、グダグダ感は吹き飛び、興奮して声が上ずる。
さて、次は右のアキニレ。蔦が覆っていて、コクワばかり、と油断してたらいきなりバカでかいヒラタをムスコから渡された。
あまりのデカさに私はうろたえてしまったが、ムスコは「もう一匹おんねん」と、冷静にヒラタを狩っていた。
もう一匹も採れた。
70mm!!でかい!!
2人で大歓喜!
記念撮影。
2本のアキニレ。
海沿いまで下りてきた。オニヤンマ捕まえた。
暑かったのでムスコに泳ぐか?と訊いたけど採集をしたい、とのこと。
しばらく車を走らせ、アキニレがあればのぞいていく。
ムスコを先に降ろし、車を駐車していると、ムスコから電話。
「当たりや!お父さん、リュック持ってきて!」
だいぶ興奮している。道具の入ったリュックを持って行ってなかったらしい。息を切らせてムスコのそばに行ってみると、イイ感じのアキニレ。
ウロがいくつもあって樹液も出ている。ムスコは慣れた手付きで次々と良型のヒラタをほじくり出していく。
お久しぶりのネブトクワガタも2匹いた。
隣のアキニレもいい感じ。下のウロで大型!67mmをゲット!
この後も海沿いのアキニレで。
鳥にやられた?ノコギリクワガタ。
身体が痛くなりそうな姿勢…残念ながらここのポイントはムスコの根負け、ヒラタの勝ち。
この後、コナラで60mmオーバーのヒラタを苦労してゲット。
あんまり人の来てなさそうな展望台に寄ってみる。
つかの間の観光気分。
この後、急いで残りのポイントを回るが時間切れ。
最後に元のポイントに寄ってクワガタを逃してやる。
60mmオーバーのヒラタが7匹!
最大は70mm!2番目が67mm。コクワも50mm。
もうこれ以上ない、楽しい、充実した採集だった!
帰りに寄った、70ヒラタのいたアキニレ。
思えば元々岐阜の山へ高山種を採りに行く予定やった。それが急な予定変更。当に災い転じて福となす、でした。