ヒラタ爆採!ムスコとクワガタ採集 21年6/5〜6
週末、またまたムスコとクワガタ採集。
今回はいつもと違うポイントへ。今年のまだ寒い時期に下見しておいたポイント。
だいぶ暑くなってきたので満を持して行ってみた。
行く前、ムスコにヒラタ、何匹採れそう?と訊くと「10匹くらい」と豪語していた。
期待に胸を膨らませて、早速ポイントへ。
最初のポイントはかなり有望だったが、コクワガタばかり…
かなりいいウロもいくつかあり、予想通り樹液も出ている。我々の経験だと高確率でヒラタクワガタが住み込んでいるハズなのだが…
今年初のノコギリクワガタには出会えた。
気を取り直して次のポイントに行くが、ここでもヒラタはおらず、コクワのみ。
次のポイントへ移る途中、期待薄のポイントがあり、私は「もうええやろ」と言ったが、ムスコは一応寄ってみる、というので車を停める。
かなり急下りなので、腰の痛い私は車で待機。
ムスコはなかなか戻ってこない。ふと見るとアキニレの木があったのでちょっと覗いて見る。
いた。ヒラタだ。
ムスコに電話をすると、ちょうど戻ってくるところだった。
https://youtu.be/h34tJjMc_V4
サイズは50mm程だが、ようやくヒラタが採れて、モチベーションアップ。
次のポイントへ。私が車をどこに停めようか悩んでいるとムスコより電話。
急いで行ってみると、ヒラタと格闘中だった。
無事、2匹目のヒラタをゲット。しかしこちらも50mm程でサイズ的には物足りない。
ここのポイントも結局ヒラタ1匹のみで終了。
これで下見したポイントは全て見終わってしまった。
中サイズのヒラタが2匹のみ。到底満足できる成果ではない。いつものポイントとは何か勝手が違い、“アウェー感”に打ちのめされた。期待が大きかっただけに、気持ちが沈む。お互い口数が少なくなり、ため息が出る。
時間は15時。まだ時間はあるものの、全く初めての地で1からポイントを見つけるのは、よほどの幸運がないと無理である。
大抵ヒラタクワガタの採集は、寒いオフシーズンにウロのあるクヌギ等の木を見つけておいて、暑くなった時に採りに行くのである。
小物は初見でもある程度採れたりするが、大物はたいてい良いウロ、つまり良い住処でジッとしているので、それを見つけるのが大物ヒラタを採る一番の近道なのである。
今回も3つのポイントで10本程の良さそうな木を見つけていた。
そしてたとえウロのある木が見つけられなくても、せめていい雰囲気のクヌギ林、といった“アタリ”をつけておいて次の機会に探しに行く、といった地道な下見が、採集成果につながるのである。
なので先程も書いたように、下見もしていない、ましてや慣れない土地で、いきなり行って「はい採れました〜」というようなことは夢のようなことで殆ど無理。そんなに甘いものではないのである。ムスコもそれが解っているので落ち込んでいるのだ。
とは言うもののせっかく来たのだから採集を再開する。行動しなければ何も始まらないのだ。前日、私がグーグルマップでなんとなく良さそうなところを見つけておいたので、行ってみる。
狭い道を登って行くと、シャベルのかかってるクヌギの木あり、覗いてみる。
小さなヒラタ2匹、ノコギリが1匹いた。他にもコクワが何匹か。特にクワガタがいそうな感じはないのだが、なぜかクワガタが多く付いている不思議な木だ。
20分程格闘。かなり苦労して
採れたのは小さなヒラタ。
あらかた採り終えた後、先程の小さなヒラタを採った、その上のウロに、さらにムスコがヒラタを見つけた。こちらは大きい!
先程も苦労したが、こちらも大苦戦。ウロの出口が狭いため、得意(?)の“挟まれ採り”でも引きずり出せない。
何度も挟まれてムスコの指は血塗れになっていた。
それでも諦めず、このチャンスを逃すものかと格闘。奮闘。
そして、長い格闘の末、ようやく出てきた!すごい!大物だ!ムスコよ、よくやった!
格闘直後のムスコの指。
https://youtu.be/Zoz1ZnggGkM
ちょっと長いけれど、ムスコの大苦戦の様子を動画に収めることができた。
やっと60mmオーバーの大物を拝むことができて、一気にテンションが上がった。意気揚々と次の場所へ移動。
また細い道を車で上って行く。クヌギがあったのでムスコを先に降ろし、私は駐車できそうなところまで車を走らせる。
ようやく駐車、そこもいい感じのクヌギがあり、私は一人で探索。ウロがあって樹液の出ているクヌギを見つけたところでムスコから電話。
「お父さん、ヒラタ、いっぱいや!」と興奮した声。私は痛む腰をさすりながら急いで彼の元へ。
ムスコが見つけたクヌギは“神の木”だった。
1つのウロに6匹ものヒラタが住んでいた。
https://youtube.com/shorts/biPq0LTS5Fw?feature=share
次々とヒラタを掘り出すムスコ。まるで“ヒラタマンション”である。
そしてここでも60mmオーバーの大物をゲット。
先程までの暗い気持ちは吹き飛び、二人とも大喜びである。
ヒラタサルベージ作業が完了し、私が先程見つけた木へ移動。
ムスコが見ると、今度はコクワガタばかり何匹も出てきた。こちらはさながら“コクワマンション”。
もう引き上げようか、という時、ムスコがヒラタを見つけた。
https://youtube.com/shorts/As5d7U1_3Nk?feature=share
採れたのは66mmの超大物!コクワマンションにバカデカい“大家さん”が住んでいた。
前半の不振から一転、60mmオーバーの大物を3連発!なんの情報もない初見のポイントで、こんなことって、ある!?
ムスコと顔を見合わせる。ムスコの顔は喜びにあふれ、緩みきっている。きっと私の顔もそんなだろう。
この後は夕食を食べに行ったり、ホタルを見に行ったり。
暗くなって最初のポイントにもう一度行ってみたが、小さなヒラタがいただけだった。
最初のポイントで見つけたマメヒラタ。
しかし、このヒラタは、ムスコいわく最初の下見の時に見つけたヒラタとのこと。
こちらが4月初め、まだ寒い頃、下見に来た時に見つけたマメヒラタ。確かに同じヤツっぽい。だとすると今回の採集のきっかけをくれたヒラタだ。丁重に元のウロに戻しておいた。
夜の10時、ようやく落ち着いて、改めて今回の成果を見てみる。
大型ヒラタオス。60mmオーバー3匹、50mm後半1匹。
残りのヒラタオス多数とノコギリオス。
ヒラタメス8匹。
一番大きいヒラタ。ケースギリギリ。
66mm。今まで採った中でも最大級のサイズ。
20匹以上の大漁。大型も採れて大満足の成果。
2日目。
前日のポイントを軽くおさらいしたり、新たにクヌギ探しをしたり。前日に採ったクワガタを逃してやったり。
しかし、何というか、やる気がイマイチ。前日の大成果のおかげで、この日は二人ともヌケガラのよう。
2日目のムスコ。前日のようなやる気が感じられない。そもそも目が死んでる。
前日ヒラタ6匹採れた“ヒラタマンション”。早速メス1匹が新たに入っていた。
50mm程のヒラタ。この日の最大サイズ。
前日60mmオーバーのヒラタが採れた“シャベルクヌギ”。
この日は結局、めぼしい成果は50mm程のヒラタが2匹だけ。
それでもオス5匹、メス5匹の10匹採れた。
我々のやる気があまりなかったこともあったが、初見のポイントではこんなもんである。
むしろこの日に見つけたクヌギ林の方が雰囲気は良かったくらいである。
前日が出来過ぎ、ほぼ奇跡だったのである。
帰り、夕食で焼肉。テッチャン大炎上。
https://youtube.com/shorts/CrWHAH-LSrk?feature=share
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