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2021年5月15日 (土)

バケモノヒラタ現る!ムスコとクワガタ採集 21年5/14

コロナでクライミングに行けなくなり、最近は毎週ムスコとクワガタ採り。

2人きりで車で行き、誰にも会わないのだから、まあええかな、と。ちなみに外食もしない。ムスコと私は省エネなので食べなくても大丈夫にできている。そもそもクワガタ採りしている時は腹も減らん。

クライミングにも付き合ってくれたらありがたいんやけど…まあええわ。そんなわけで先週も行ってきた。

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安定のズカポで…

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カブトの幼虫…さっさと戻してあげなさい。

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目当てのヒラタクワガタはおらず、5月上旬だというのにカブトムシのメス。

あと、羽化したばかりの赤いコクワガタ。

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ムスコが見つけた泉佐野のポイントまで足を伸ばす。いたのはラスカル…野生のアライグマ、初めて見た。

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ムスコのクワガタ採集の情熱はすごい。10年前は私が率先していたのたが、今では彼が先に立って突っ込んでくれる。

クワガタを見つけたり掘り出す技術も、もう私より上である。ちなみに私は老眼で更に低下中…

車中泊して翌朝。

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DF寺ポイントにてようやくヒラタゲット!

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この日はヒラタ2匹のみ。


日を改めて14日。私は夜勤明け。昼前より出動。もうだいぶ暖かく、新成虫(越冬した個体ではなく蛹から羽化した個体。越冬個体より出現が遅い)が出ているだろう、と期待が膨らむ。

ヒラタクワガタは木のウロに隠れる習性がある。樹液が出ているウロは良い住処となる。良い住処は限られているので取合いが行われ、ケンカの強いクワガタが居座ることになる。

つまり、大物はウロ深くでジッとしてなかなか出てこない。ので、捕獲が難しいのだ。

しかし、この羽化する季節、新成虫が出現する今、サナギから羽化したばかりの大物でもまだ良いウロを見つけ出せず、ウロウロしているのだ。

これまでの最大66mmの特大ヒラタもまっ昼間にフツーにウロウロしてた。そのポイントはなくなってしまったが…

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期待してたが採れるのはコクワガタばかり。

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ネブトクワガタの死骸があった。


ムスコにどこのポイント行きたい?と訊くと「KN山ポイント、行きたい」とのこと。KN山は標高が高く、気温も低いので厳しいやろな、と思ったが、ここ数年訪れていないし様子を見ておくのもいいかなと行ってみた。

KN山はその昔、カブトムシを取りに来ていたおっちゃんが幼いムスコに「ボク、カブトムシあげるわ」と声をかけてくれたが、ムスコが「カブト?要らんわ」と無碍に断った思い出のポイントである。すでに当時、ムスコの獲物はヒラタクワガタで、カブトムシは雑魚扱いだった。

さらに逞しくなったムスコが「このウロの奥でなんか音がする」とウロを棒でほじくっている。獲物は見えないらしい。

私も耳を当てて聞いてみると、確かに「カタカタ」と何か固い物が動いている音がしている。

しばらくして「ヒラタや!」とムスコ。「デカい!」とコーフンしている。「見えたんか?」と訊くと、アゴがちょっとだけ見えたらしい。「たぶんヒラタ。デカい。いや、中くらいかも…?」最後は少し自信なさげ。

これはよくあることで、一瞬見えた時は大物ヒラタなのだが、正体を見ると小物だったり、コクワガタだったり、メスだったりする。コクワなのはマシな方でひどい時はキマワリやゴキブリだったりする。もはやクワガタですらない。私もこの日一度クワガタとゴキブリを見間違えている。

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クワガタ(かどうかはまだわからないが)と格闘し始めたのが2時半。この時、珍しく動画を撮る。写真は撮るが、クワガタが採れた瞬間の動画があればいい記念になるな、と思ったので。しかし2分経っても採れる気配がないので私は他のクヌギを見に行く。

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戻ってみるとムスコはまだ格闘している。また動画を回す。取れそうもない。動画を止めてまた暇つぶしにウロウロする。

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戻る。まだやってる。また動画を回す。大きめのヒラタの死骸を見つけたのでそれも画面に入れてみる。

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格闘が始まって1時間(!)ムスコの集中力と執念には脱帽。父はさすがにウロウロするのにも飽きて座って見ている。3時半。夕方からムスコはバイトだと言ってたので、(もうそろそろ…)と声をかけようかどうか。

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ヒマなので4度目の動画を回していると、突然「イタタタ…とれた〜〜っ!」とムスコの上ずった声。

ウロから出した彼の指先を、今まで見たことのないデカいヒラタクワガタが挟んでいた。

彼はまたもや究極奥義“挟まれ採り”を敢行したのだった。

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動画を撮っていたので後で見直したのだが、私が思ったよりコーフンしていた。ムスコはずっと手が震えていた。


https://youtu.be/5-9smPGvoXk


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すごく痛そうだが、バケモンヒラタが採れた喜びの方が大きい。

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父が拾ったヒラタの死骸と並べてみる。死骸もたぶん60mmくらいの大物だが子供のようにみえる。

この後、もう一箇所ポイントを見て(工事で更地になってた)いったん帰宅。


ムスコのバイトが終わり、再びクワガタ採り。

しかし昼間の興奮の後でなんとなくヌケガラのよう。DF寺ポイントで2匹ヒラタクワガタを見つけたがさほどの感動もなく。

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しかもコイツはたぶん一週間前に逃したヤツ。

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すごく大きく見えるが50mmあるかどうかの中サイズ。

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もう一匹はかわいいマメヒラタ。

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KN山のバケモンは76.5mmもあったらしい。

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右はムスコが去年捕まえた65mm。これも十分バケモノクラスなのだが、大人と子供のようだ。

おそらくこんなヤツにはもう一生出会うことはないだろう。採れた喜びをムスコと共感できて本当に良かった。



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