“もも 5.12a”RP 初!備中・権現谷 19年10/12
今月唯一の2連休。大型の台風が日本列島に接近中、影響の少なそうな備中へ。初めてのエリア、権現へ行くことにした。
権現は以前から行ってみたかった岩場。今回、ようやく念願が叶った。
8時、岩場到着。早速クライミング。
アップで“トメ吉5.11a”。ボルダームーブ。何とかMOSしたものの、腰に少し違和感。アップでこういうのはイカンな。
“トメ吉”
N田くんも“トメ吉”RP。
この日のお目当ては“もも5.12a”。権現の看板ルート、憧れの課題である。
OSトライは2/3くらいまで登ったところでフォール。後はテンションを掛けながらトップアウト。
2便目、RPする気満々で登るも終了点に掛けられずにフォール。
3便目も同じく終了点落ち。こりゃイカンと終了点を安定してクリップできる体勢を決める。こういうことは最初にやっとかんとあかんのに(何とか根性で押し切る)とか考えてるからダメやねんな…
4便目。アタマの悪い私でも何度もやっていればホールドも覚える。余力を残して最後のピンにクリップ。後は終了点まで、前の便で確認したムーブをするだけ。
首尾良くさっき新たに見つけたホールドをキャッチ、後は体勢を整えて…あり?安定しない…
(お、落ち着け、もう一回)しかしやはり安定せず、急速にパンプしていく。
ヤバい…
新たなホールドは諦め、そこらへんの適当なカチやらスローパーやらで必死にレスト。
目の前に、本当に目の前に終了点があるのにクリップができない。気がはやる。
無理やりレストでほんの少しだけ戻った左手で松ぼっくりみたいなホールドをわし掴みし、意を決してロープをたぐる。
う…ヤバい…墜ちる…!
しかし、左手が限界を迎える直前、何とか右手で終了点にクリップ。
はぁ〜、間に合った〜…
これはアレだ、オシッコ我慢してギリギリ間に合った感覚。
最後の最後、なんともブサイクだったが、何とかRP。たぶん下から見ていた人々は(何やってんねん?)と思ったことだろう。
実は“もも”の上に2ピン足された“スーパーもも5.12b”があり、当初それもトライしようと考えていたが、もはやそんな余力は残っていなかった。
“もも”は非常にパンプするルートで、腕の張りがなかなか取れない。たぶん4便目でRPできてなかったら、宿題になっていたかも。
しかし噂通り楽しく素晴らしい課題。人気なのも当然だろう。登れて大満足。
“もも”出だし。私には珍しくキョンを使っている。
N田くんがいっぱい写真を撮っていてくれた。
レスト中。まだ先は長い。
核心へ。
最終ピンのクリップ。
終了点へクリップ。
“もも”の後は、“さかさでシェイク5.11b/c”にトライ。
N田くんはこのルートを2便目でRP。しかも1便目は半分までで降りてきてたので、残り半分はOSで登ったことになる。
“さかさでシェイク”RPのN田くん。
先輩としては、ここはサックリ、しかも涼しい顔でOSをかまし、後輩との差を見せつけたいところである。
RP後、余裕のN田くん。
ルートはガバ続きでレストもいっぱいできる。残ったチョーク跡を辿り高度を上げていく。
残り2ピンくらい?急にホールドが悪くなり、必死にレストしながらルートを探る。しかしそれらしいホールドが見つからない。
(何とかクライムダウンしてもう一度態勢を整えて)と考えるも、ふと(チョリオ、楽になれ)という悪魔の囁きが聞こえたような気がしてフッと力が抜けた。フォール。
後輩に力の差を見せつけるどころか自信を与えてしまった。まあしかしこれが私の実力。
降りて聞くと、どうやらルート取りを間違えたらしい。道理でチョーク跡も見当たらなかったはずである。
“さかさでシェイク”。右隣が“もも”。
17時を過ぎ、薄暗くなってきた。ここらで終了。
翌日は「帝釈・岩谷」へ転戦。続きます。
ちなみに今回の権現には我々以外に2パーティーいたが、だいぶ暗くなっても登っておられた。
« グラビティなんば 19年10/9 | トップページ | “Death Penalty 5.11d”OS 下帝釈峡・岩谷 19年10/13 »
「 外岩③中国」カテゴリの記事
- 備中・ニューエリア 23年5/3-4(2023.05.06)
- 備中・ニューエリア 23年4/1-2(2023.04.03)
- 備中・長屋坂 23年2/18(2023.02.20)
- 備中・長屋坂 23年2/4-5(2023.02.06)
- 備中・長屋坂 22年12/17-18(2022.12.19)
« グラビティなんば 19年10/9 | トップページ | “Death Penalty 5.11d”OS 下帝釈峡・岩谷 19年10/13 »
コメント