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2019年10月 7日 (月)

初!下帝釈峡・岩谷 19年10/5

週末、休みは土曜日の一日だけやけど帝釈へ。

帝釈も何度か行っているうちにあまり遠く感じなくなってきた。

今回は初めてのエリア、岩谷へ。先週は結露で濡れてて登れずだったが、今回は乾いていた。

7時岩場到着、一番乗り。早速5.8でアップ。

Kimg3031

アップの後は今回のお目当て“北斗 5.12a”へ。

OSトライは下部でいきなりフォール…うう…

気を取り直してホールドとムーブを探る。しかしなかなか難しい。かなりの時間、あーでもないこーでもないを繰り返した挙げ句、出たのはイチかバチかムーブ。

もっと洗練させないとイカンな、と思いつつも、もうだいぶ長いことぶら下がってるし、まだ先は長い。

すでにヨレヨレでテンションを繰り返し、なんとか終了点へ、ヌンチャク掛け終了。もうヘトヘト。

この日の岩谷は早朝、霧掛かっていたが、気付けば晴れていい天気。クライマーが後から続々やってきて、結構な混雑ぶりだった。

Kimg3039

“北斗”2便目。下部のイチかバチかムーブが当たり、そのまま懸命に登り続ける。気付けばデカいアンダー。

(あれ?)

たしかここは終了点のすぐ下だったはず。1便目はテンテンだったのでここまで登るのにずいぶん時間がかかったが、意外と近い。

(しかし、何というか…まだ心の準備が…)

まだホールドやムーブがうろ覚えだし、2便目はルート全体の確認を、という感じで取り付いたのだった。

幸い、デカいアンダーでレストができる。

(えーと、たしかこの後は遠いガバ取って、そんで最後はスラブで…)元々出来が悪い上、疲労で朦朧としているアタマをフル回転させ、必死に思い出す。

それにしても、肘の故障がマシになっていて良かった。まだ完全ではないが、春頃の状態だったらレストできなかっただろう。

大きく息を吐き出し、意を決してガバを掴みに行く。手を左右間違えてさらに遠くなってしまったが、何とかガバを掴む。

(いきなり間違えた、アブネ…)

最終ピンにクリップし、目を上にやるとスラブと終了点が見えた。スラブの乗っ越し。すごく怖い。墜ちたら…変な落ち方するやろな…とイヤな想像が脳裏をよぎる。

しかしここまで来たら行くしかない。エイッと突っ込み、倒れるようにガバを掴んだ。

(良かった…)安堵して、ゆっくり終了点にクリップ。やった、登れた!


お目当てだった“北斗”をRPした後は、人気課題の11dをしようかな、と思ったが“団地妻昼下がりの情事5.12b”にトライ。しかしなんつー課題名だ…

こちらも下部から難しく、いきなりフォール。テンテンで登っていく。

しかし、何というか、登る意欲があまり湧いて来ない。おそらく先程のトライで脳内麻薬は売り切れたようだ。ずいぶん長いこと登ったり墜ちたりぶら下がったりを繰り返し、だいぶ上まで行ったかな、と、ふと下を見ると案外ビレイヤーが近くに見えた。

上を見ると、終了点まであと3ピン。なんだか急に面倒くさくなって下ろしてもらった。

掛けたヌンチャクは、強そうな兄さんがトライすると言うので回収していただいた。

(さて…)

すでに14時。何しようか。名物ルートらしい11dが3本あるが、いずれも何人かがトライしており、割り込むのも気が引ける。

何より喧騒がちょっとしんどい。元来、賑やかなのは嫌いではないし、顔見知った方も数人おられて嫌ではないのだが、この日はあんまりだった。

トポを見直すと、壁の右側に3本、イレブンが並んでいる。そして、その右側は静かそうだった。

(イレブン3本登って終わりにするか)軽い気持ちでトライすることにした。

まず最初に“婚姻届5.11b”にトライ。当然OSするつもりだったが、2ピン目を掛けた後フォール。

(む、難しい…)その後もなかなか難しい。

それでも、降りしなに隣の“メーテル5.11b”にヌンチャクを掛ける。当然、3本登る気満々である。

“婚姻届”2便目。1便目と同じところでフォール。なんてこった…

思っていたよりも暗くなるのが早い。気温は高いが考えたらもう10月である。他のクライマーはそろそろ帰り支度を始めている。

3本どころか1本もRPできないかもしれない。12aを2便で登ったのに、11bが2便で登れないとは…と考えた時、ようやく気付いた。自分の思い上がりに。

11bだから登れて当たり前?調子に乗るな、ヘタクソなくせに。11bだからテキトーにトライ?ふざけるな、ヘタレのくせに。

薄暗くなってきた。ラストトライ。脳内麻薬が売り切れたとか、もう知らん。

(絶対に登る)たぶん、この日一番気合が入っていたと思う。無事RP。

お隣の“メーテル”のヌンチャクも忘れず回収。また次にトライさせていただきます。

“婚姻届”はおそらく、いわゆる“お買い損”なルートで人気がないのだろう。チョーク跡もあまりないし、ホールドに砂が積もってサラサラしていた。でも、面白いし楽しい課題だった。

常連さん?が教えてくれたのだが、隣の“メーテル”は更に“お買い損”らしい。こりゃ楽しみ。

17時半、急いで片付けて撤収。帰りに台湾料理で夕食。


初めての岩谷、人気の岩場だけあって、やはり楽しかった。

まだまだ登るルートは沢山あるし、次回が楽しみ。

そして土曜の一日だけなのに、今回も付き合ってくれたパートナーには本当に感謝、いつもありがとう!


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