梅雨の最中、さらに台風接近だというのに外岩へ。
散々悩んだ挙げ句、まだ登れそうな鳳来へ。メンバーはN田くんと他1名。
エリアはN田くんの「入門したいです」の一言で鬼岩に決定。
7時50分から歩き始めて9時10分、岩場到着。こんな遠かったっけ…ヘトヘト。

そして肝心の岩はシケシケ。やりたいと考えてた“留年”は、盛大に水がしたたっている有様。
折角なんで、と“あんこ10b”を登るも普通にフォール。
それでも初鬼岩のN田くんは頑張ってOS。曰く、「コレ登れなかったら成果ナシになりそうなんで」とのこと。なかなか鋭い。

アップやのに全力のN田くん。
メインウォールはダメなので、河原の広場の“FIRST 5.12a”にトライ。
下部はまずまず乾いていたものの、上半分はビシャビシャで敗退。

結局、メインウォールに戻り、タオル持参で“留年5.11d”へ。
幸い、上部の滴りは少しマシになっていた。核心ぽいホールドをタオルで拭き、ムーブを固めて1便目終了。
手応え有り。ホールドは濡れてるけど、ガバが多いのでなんとかなりそう。
たぶん、なんか焦っていたんだと思う。
私事で色々あり、しばらくクライミングできなかった。ようやくできるようになったのに雨で登れず。今回も天気予報はかなり悪く、普通なら延期だろうけど、無理にやってきた。付き合ってくれた二人には本当に感謝。だからこそ、何か成果が欲しかったのだと思う。
2便目。さっきよりさらに湿気っている。デカいアンダーまでなんとかたどり着く。もうヘトヘト。
しかしここからが核心。そしてずぶ濡れゾーン。
使えるホールドが限られている。私のフルリーチ。めいっぱい腕を伸ばす。
がむしゃらに登った。終了点。なんとか登れた。
N田くんは残念ながら入門できず。しかしこのコンディションで良くがんばった。

ビシャビシャの“鬼岩入門”にトライするN田くん。
17時に撤収、帰りにひょうたん岩に寄ってみる。しかしここも結露でビシャビシャ。鬼岩よりさらにヒドい。明日も乾きそうにない。
とりあえず駐車場に戻り、温泉へ。

夕食は台湾料理へ。


安定の美味しさ&コスパ。
夜はN田くんと少し宴会をして就寝。
翌日曜日。6時起床。準備を整えて7時半に駐車場、一時間程歩いて8時40分に岩場到着。
やってきた岩場は

パラダイスロック。なんとなく結露とかしなさそう、と思ってやってきたのだが、当たり。登れそう。
ただ、雨後の流れやスズメバチの巣があったりでお目当ての何本かは諦めないといけなかった。

“ドルフィン”の上部にスズメバチの巣ができていた。
それでも前日の鬼岩に比べると断然快適!早速、10bでアップし、私は“レインマン5.12b”にトライ。
なかなか大変で、核心はパワフルなムーブしか思い付かなかったが、なんとかバラせて1便目終了。
2便目、RPを目論むも核心でフォール。ふと右を見ると、隣のルート上にあるスズメバチの巣が意外と近いことに気付く。
しかも朝方はハチがいなかったのに、この時は巣に10匹程止まっている。そしてその1匹が私に向かってやってきたので慌てて下ろしてもらった。
下ろしてもらい、冷静になると、(ん〜ヌンチャク回収、どうしようか…)しかし、この後、ツヨツヨ兄さんが登って回収してくれた。助かった。
私は虫は苦手ではないが、スズメバチには数年前に一度刺されているので、少しコワイ。
気を取り直して次に“モルのひまわり畑5.11b/c”にトライ。OSはダメだったが、2便目でなんとかRP。しかし11b/cにしてはキビしいような…
N田くんも果敢にトライするも登れず。
しかし“シャムロック5.11a”は2便目でRP。大したもんだ。

16時、片付けて撤収。

今回はダメ元でのクライミング、最悪全く登れないかも、と考えていたが、なんとか楽しむことができた。
付き合ってくれた2人には本当に感謝。また宿題を片付けに行きましょう!