柏木の岩場 19年4/30
世間ではGW、今年は元号が変わるため10連休とか。らしい。
ま、私にはあんまり関係ない。仕事終わりにジム行って。
みんな遠征に行ってるのかジムもガラガラ。ビレイヤーおらんので普段あまりしないボルダーを独りで。
そんな寂しい私も30日は休みだった。もちろん、(絶対、外岩!)と決めてパートナーも確保していた。
が、天気予報は最悪だった。西も東も朝から晩まで降水確率100%。全く、無慈悲なハナシだ。
とりあえず柏木へ行ってみることにしたが、私は内心(きっとダメやろな)と転戦先のリードジムをいくつか決めていた。
前夜、ジムから帰る時には雨が本降りになり、床につく時には大きな雨音がしていた。
しかし朝起きると雨は止んでいた。遅めの10時半、岩場到着。少し期待してたが、やはり濡れている。
でも、登れない、というほどではない…かも?アップで“突破口5.12-”を登り、といえばカッコいいが、テンテン、A0しまくり。
お目当ての“プーポレ5.12-”へ。このルートは下部が“さよならプー太郎5.11+”で上部が“ポレポレ5.11+”、繋げて登れば12-の“プーポレ”となる。
OSトライはそれなりに気合を入れて挑むも2ピン目でテンション…初っ端からボルダームーブで厳しい。
出だしはクリアできたが、核心は解決できず。下部の“さよならプー太郎”もトップアウトできず、手応えも掴めずションボリ…
(これで11+かぁ、難しいなぁ…そもそもこんなコンディションの時にトライするのが間違いなのか…)
“さよならプー太郎”途中敗退。
2便目、核心部のムーブをなんとか固め、終了点へ。そこから“ポレポレ”部分をやるが、ビシャビシャで探るどころではなかった。
2ピン進んでしまったので、ヌンチャク回収のためスリングアブミ駆使で終了点まで濡れた岩を登ったが、ホンマに恐ろしかった。
最近フリーばかりでアルパインはしていない私だが、人工登攀もかなりできそうだ。
3便目、下部ボルダームーブをこなし、中間テラスで大レスト。
レストしながら核心の手順をおさらいしようとしたが、初手のカチが右手だったか左手だったか思い出せない。
(えーと…右手やと次のあのホールドが左手、でもって次が…なんやっけ?)
今まで何度も何度も思ったことだが、つくづく、馬鹿だ。ホンマに。この物覚えの悪さには心底嫌になってくる。
思い出せないままビレイヤーに声を掛け、レストポイントを出る。
ガバ2手の後、カチ、次のホールド…(遠っ!コレちゃうわ!)慌ててクライムダウンし、再びレストポイントへ。
少々疲れたが、思い出せた。レストし直して核心へ。なんとかこなし、残りも落ち着いて登れ、無事終了点へ。
はあ、なんとか登れた。良かった…湿った指を拭きながら(よく登れたもんだ)と思った。
しかし本来の目的、“プーポレ”をトライするにはまたコレを登らないといけない。
いつになるのか分からないが、ソッコーで右手左手忘れるくらいやから、またオンサイト状態になってるんやろな。でもまあ、それでもいいか。
最後に朝ぐだぐだやった“突破口”を再RPしてやろうと結構本気でトライしたが、またもぐだぐだやった。
“突破口”は3便でRPできたし、かなり自信を持っていたのだが…まあ岩が湿気っていたせい、としておくか。
18時、薄暗くなってきた頃、撤収。
帰りはいつもの台湾料理店へ。
今回はクライミングできないと思っていた。本当にダメ元だった。
岩場はジメジメでヒルもいたし、快適ではなかったが、それなりに楽しめた。
こんな時でも付き合ってくれたパートナーには本当に感謝。ありがとう。
※※※注意※※※
柏木の岩場は以前まで登攀禁止でしたが、有志の方々の多大な努力によって、最近再び登攀可能になりました。
柏木の岩場を利用する際は、フリーファン74号に載っている注意事項をよく読み、必ずルール・マナーを尊守してください。
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