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2018年10月19日 (金)

“出し切る”こと。

クライミングの練習において、力を出し切り、パンプし切ることはとても大事なことである。
パンプしまくって、戻って、またパンプして…を繰り返すことで強くなる。

私は普段ジムで登る時、2本連続で登る。
1本目はトライ、2本目は持久力トレと位置づけ、2本目は登れるかどうかギリギリのルートを選ぶ。
後輩達にも、「一番いいのは、ギリギリで登れること、ニ番目は終了点タッチで墜ちること、楽に登れたり、下部で墜ちるのはダメ」と教えてきた。

今、私はだいたい1本目は12a〜c、2本目は11b〜d位を目安にしている。
RPできそうな課題がある時は変わってくるけども。

今週、N出さんと組んでグラビティで登った。
N出さんはとても上手な方だが、それにしても(ちょっと無茶ちゃいます?)みたいなトレーニングをしていた。
例えば12b→12a→11d。12a→12a→11b。
もちろん、登れたり登れなかったりなのだが。

つられて私もやってみる。めちゃくちゃパンプした。
いつもなら、交代してビレイしている10分ほどで回復し、次のトライをするのだが、30分経ってもまだ回復しなかった。

そうして、私はようやく気付いた。
普段“出し切った”と思っていた、感じていたのは間違いだった。
確かに降りてきたら息は上がっているし、結び目を解くのも一苦労なのだが、実は出し切っていなかった。
恐らく、90〜95%くらい。

たぶん、たぶんなのだが、強くなっているのだろうと思う。以前なら12トライの後に11後半を登れば本当にギリギリだった。
いつの間にか、少し楽している自分に気付かなかった。いや、今でも全然楽ではなく、キツくてしんどくて、1セット終わればフラフラになるのだが、それでも出し切れていないのである。

いつしか、(これくらいやれば大丈夫)みたいな線引きをしていたのだろう。
11d以上を3本連続なんて思いつかなかった。
せっかくのトレーニングの場なんだから、無茶と思えることでも、どんどんやってみよう。

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