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2017年6月25日 (日)

初!山家 立岩

後輩のシャントくんと二人で京都・山家の立岩に行ってきた。
立岩は初めての岩場。ワクワクし過ぎて前の晩、1時まで眠れなかった。

4時にシャントくんに我が家まで迎えに来てもらい、6時に駐車スペースに到着。
そこから歩いて10分ほどで岩場に到着。アプローチ、楽!

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すぐそばに由良川が流れている。

早速、西面にある“エゴサポニン5.10b”でアップ。
アップに適したルートがこれくらいしかないので、シャントくんも続いて登る。

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シャントくん、ニューシューズ。

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がんばったけど、10bのフラッシュはちょっと難しかったか。
でも、自分でいろいろムーブとホールドを探り、3便目でRP!ナイスクライミングだった。

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シャントくん“エゴサポニン5.10b”RP!

私はまず、“リーチアウト5.11a”をトライ。
ボルト3本だけの、いかにもボルダーチックなルート。
そしてやはりボルダーが苦手な私はOSできず…
2便目でRP。お土産ができて、一安心。

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心にゆとりができて、花なんぞを撮影してみる。

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ついでにシャントも撮ってやる。

次に南面に移り、“一筆啓上5.11b”にトライ。
MOSを狙うも、出だしでフォール…とりあえずヌンチャク掛け。
“一筆啓上”からもう2ピン登ると“追伸5.11c/d”になる。らしい。(100岩のトポ、分かりにくい…)
ので、ついでに上にも掛けておく。

2便目、気合で出だしをクリアし、後は慎重に終了点へ。このまま“追伸”も継続トライ。
岩の出っ張ったとこを登るので、露出感満点。
クリップが私のリーチでギリギリ、(ここでたぐり落ちしたら、エライこっちゃ…)と恐怖との闘いだった。
なんとか恐怖に打ち勝ち、あとはガムシャラに終了点へ。無事RP!
いや~よかった~怖かった~

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“一筆啓上5.11b”。上部でっぱりの側面を登ると“追伸5.11c/d”。

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シャントくんは隣のナチュプロルート“クラック5.10a”へ。

無事、MOS!だが、ナッツが1つ回収できず、残置…

この後は東面へ移動。
この東面が一番高く、立岩のメインウォールな感じ。

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立岩の東面。

私は早速、“オペラグラス5.11b/c”にトライ。
しかし、またもや出だしでフォール、MOS失敗…
とりあえずヌンチャク掛け、めぼしいホールドにアタリをつける。
結構ランナウトしているため、A1駆使のヌンチャク掛けでもかなり怖い。
最終ピンを掛けて終了点までもランナウトしているが、下からみる限りガバばっかな感じ。
(いけるやろ)と思って登り始めたが、どのホールドも悪くはないが、そんなに良くもない。
焦って登ったせいか、パンプしてしまい、もうすぐ終了点という所でフォール。
4~5m墜ちた。なかなかのドカ落ち、久しぶり。
気持ちの糸も切れてしまい、終了点のヌンチャク掛けは諦め、降ろしてもらった。

墜ちた私も怖かったが、ビレイヤーのシャントくんもだいぶ怖かったみたい。
当初“センリュウ5.10c”をトライするつもりだったらしいが、私のフォールを目の当たりにして止めてしまった。
ちなみに“センリュウ”も結構な高さなのに、ボルトは2本というランナウトルート。

なので、次の私のトライまで休憩。休憩中にオオサンショウウオの仔を捕まえた。

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撮影の後、すぐに逃がしてやりました。

“オペラグラス”2便目は無理をせず、ホールドとムーブの探り。
終了点にヌンチャク掛けて、ランナウトするとこにスリング掛けて降りてきた。

少し休んで3便目。
悪い出だしをこなし、上のテラスで長レスト。シャントくんに「登る時には声かけるから」と言っておく。
レスト後、シャントくんに声掛けついでに自分にも気合を入れる。
中間部は難しくないが、ランナウトしていて少し緊張する。

上部核心、左へのトラバースをこなし、いよいよ終了点直下。
4手、決めておいたのに、最後のホールドが目につき、真ん中2手を省いてしまう。
最終ホールドに右手が届いたものの、足が上がってなくてバランスが悪い。
終了点のヌンチャクにロープを掛けようと左手を放すと、体がはがされそうになる。

(うおー!最後の最後でしくじった!)
落ち着いて足を上げれば良かったのだろうが、もう意識が終了点にロープを掛けることにばかりいっていた。
(これでたぐり落ちしたら、またドカ落ち?)
さっきのフォールが頭をよぎる。
(怖い…)
しかし、(これで登れなかったら、また最初から登り直さなアカン)と思うと、
(それは堪忍)と、少し、覚悟が決まった。

ゆっくり、左手を離し、ゆっくり、ロープをたぐり、ゆっくり、ヌンチャクに掛ける。
(頼む!)
掛かった!「テンション!」
安堵して力が抜けた。
するとギリギリだと感じていたところが、ちょっとバランスが悪いだけで、まあまあ普通に立てることが分かった。
(なんやねん、チョリオ、お前大げさやねん)

ヌンチャクを回収して降りてくると汗だくになっていることに気づいた。
普段、クライミングではほとんど汗をかかないのだが、これは冷や汗?
なんにせよ、無事RP!ほんまよかった。

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“オペラグラス”をバックに、ほとんど見えないか。

少し休んで、シャントくんのために“センリュウ5.10c”にヌンチャクを掛けにいく。
1ピン目がすでに結構高い。が、落ち着いて登れば大丈夫。
2ピン目も掛け、これでグランドフォールはしない、と思うと気が楽になった。
しかし、終了点までもかなりのランナウト。
終了点直下まで登り、右手、まずまずのカチ、右足、まあまあのホールド。
これで右足に立ちこめば、たぶん終了点のチェーンに手が届く。
のだが、そのムーブを起こす踏ん切りがつかない。
最後のピン、2ピン目は、すでに足元からかなり下。
(もし墜ちたら…)
またこの思いが頭の中をめぐりだす。

何度か行こか戻ろかを繰り返した挙句、シャントくんに「すまん、降りる!」と伝え、3手クライムダウンした後、壁を蹴ってフォール。
かなりピンのそばまで降りれたが、それでも結構落ちた。
後は懸垂下降でヌンチャク回収しながら降りた。

この後、もちろんシャントくんはトライすることなく、クライミング終了。
早いな、と思ったけど、もう17時半、頃合だった。

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力の余っているシャントくんは懸垂トレで〆。

初めての立岩、楽しかった。
トライしてみたいルートもまだまだある。
各ルート総じてピン間隔が遠いのと、10台が少ないのがアレだけど、また来たい岩場である。
シャントくん、付き合ってくれてありがとう!車もありがとう!またよろしく!

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コメント

今回はご一緒出来ず、残念でした。
精神的にタフさが要りそうな岩場ですね〜。
また落ち着いたら、ぜひ一緒に登ってやってください。
お疲れさまでした。

楽しい岩場に連れていって下さりありがとうございました(^-^)
あんな恐ろしいルート、安全に登るテク、勉強になりました!
中間核心で左のテラスからヌン掛けに行ったり、工夫が大事ですね!

たにやん、コメントありがとう!
立岩、楽しい岩場やったよ。たにやんなら大丈夫、十分楽しめる。今度は一緒に行こうな!

むらくん、コメントありがとう!
今回は付き合ってくれてありがとね!今回はフリーよりA1登はんが多かったような…?最後の10cは面目ない、完全に麻薬売り切れやったな(笑)

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