« グラビティなんば 17年3/7他 | トップページ | “シーサイド5.12a”RP 小赤壁 17年3/11 »

2017年3月10日 (金)

思い出したこと。

3月。
所属の山岳会では、次期新人のための体験講習会が行われている。
来月になれば、また新たな仲間が入会してくるのだろう。

私が入会したのは2010年7月。できたばかりの会だった。
そのできたばかりの会で、代表、会長をはじめ、会員全員が、なんとか良い会にしていこう、と情熱を燃やしていた。
初めてのことばかりだし、失敗はたくさんあった。
なにしろ、教える人間は少ないし、教えられる方はド素人だし、もう何もかもが手探りだった。

それでも全員熱心で、月2度行われていた例会の出席率は、ほぼ100%。
1回休んだだけで、「あいつ、病気ちゃうか?」と心配されるほどだった。
今では考えられないし、40名以上の大所帯となった現在、そんなことになったら、それはそれで大変である。

会には、いろんな人が集まっていた。
山の知識・経験豊富な人はもちろん、人を上手に使える人、段取りが上手い人、支点構築等のシステムに秀でた人、計算が得意な人、誰からも好かれる性格の人、笑わすのが上手い人…
みんな、自分の得意なことで、会に貢献していた。

そして私は。
これといった特技があるわけではなく、どちらかというと内弁慶で、人付き合いも上手くはない。
それでも、こんな自分でも、何か会の役に立つことができないだろうか?と考え、一つ、思いついたことがあった。

自分は、この会の“鉄砲玉”になろう、と考えたのである。
山行で怪しげな道に出たら、率先して偵察に出、やっかいそうな壁にぶつかったら、率先して試登してみる、という風な。
難しい壁なんかで、私が登れなかったら、「チョリオが登れないなら仕方ないな」と言われるくらいになりたい、と思った。

例会で、代表が見本を見せた後、「はい、誰かやってみて」と言った時は、できもしないけど、手を挙げた。
叱られたり、笑われたりもしたけど、それでも良かった。

今思えば、今よりずっと我が強かったのだと思う。
自分が役に立つ人間だ、と認めてもらいたかったのだろう。

あれからそれなりに時間が経った。次回の新人は7期生とのこと。
“鉄砲玉”のことなんてすっかり忘れていたけど、今日ふと思い出した。

100711small11


あの時から残ったのは4人。
会長mayumiさん、副会長A阪さん、レジェンドM田さん、相変わらずヒラのチョリオ。
すいません、おかげで好きにやらせてもらってます。感謝。

« グラビティなんば 17年3/7他 | トップページ | “シーサイド5.12a”RP 小赤壁 17年3/11 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

何だかずっと昔に思えます。
チョリオさんは、私にとってどんな時も本音で話せる信頼できる仲間です。
好きな用にしているなどと言いながら会の為に仲間の為にいっぱい役立ってますよ!
まだまだ会の未来、みんなの成長を見届けたいと願っています。
これからもよろしく!ありがとう~!

mayumiさん、なんと勿体ないお言葉…もうその言葉だけで十分です。ありがとうございます。
もし、困難な壁に行く手をはばまれることがあれば、是非命じてください。
“チョリオ、この壁を登れ”と。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 思い出したこと。:

« グラビティなんば 17年3/7他 | トップページ | “シーサイド5.12a”RP 小赤壁 17年3/11 »