食事のこと。
私は、“食”に関して、それほど執着する方ではない。
グルメ番組とかも、(他人が食ってるのを見て何が面白いんだろう)と思う。
もちろん、不味いより美味しい方がいいに決まっているし、(クライミングをしているので)体重が気になるからといって、細かくカロリー計算をしているわけでもない。
今、私は基本的に、“1日1食”である。
朝、昼は食べないで、夕食のみ、食べる。
ジムに行く火曜と木曜は、帰宅してから0時頃に食べる。
前の食事は24時間以上前なので、かなり空腹だが、もう慣れた。
1食の夕食は、かなりガッツリ食べる。主に肉と白米。
もちろん、昔からそうだったわけではない。
ただ、貧血気味のため、朝は大体気分が悪く、食事を受け付けない。
高校の時くらいから朝食は抜いていたと思う。
子どもが幼い頃は、“見本”になるので、トースト一枚を無理に食べていた。
では、昼飯も抜くようになったのは?
それを最初にやったのは、今でも覚えている、高校生の時。
私は吹奏楽部に所属していて、クラシック音楽に興味を持ち始めた。
ちょうどその頃は、LPレコードからCDへ移行している頃で、私は友人から格安でCDプレーヤーを譲ってもらったのだった。
当時、CDは普通で3500円。高いのは3800円。安いので3000円だった。
そして私は、いろんなクラシックのCDが欲しくてたまらなかったのである。
そんな私がとった策が、“昼飯を抜くこと”だったのである。
私は毎日、母親から500円の昼食代をもらっていた。
それを使わずに貯め、月~土(当時は土曜も学校)の6日で3000円、CD1枚を買っていた。
オモニ、ごめん!30年前のことやし、時効ということで許して!
しかし、昼飯を食わないことは、かなり苦しかった。
授業が終わった後のクラブ活動は目を回しそうだった。
朝飯も食ってないので、恐らくハラは空っぽ。その上、私の楽器はテューバである。
しかも、今の時代と違って、当時クラブ活動は、結構夜遅くまでやっていた。
テューバ。空腹時に吹くと、腹がぐぅぐぅ鳴る。
場合によっては、楽器よりデカい音で。
その頃やっていた、空腹に耐える方法。
それは、“ひたすら水を飲むこと”。
ウォータークーラーの水をイヤというほど飲む。
苦しくなっても、涙目になっても、喉を動かして飲む。
そのうち、腹がたぷんたぷんになって気持ち悪くなってくる。
そう、その“気持ち悪さ”で空腹を紛らわすのである。
成長期ド真ん中のこの頃にこんなことをやっていたので、今の低燃費の体ができたのだろう。
常に飢餓状態なので、脂肪を蓄積させず、どんどん使うのである。
社会人となっても、基本的に貧乏人の私は、お金に困ると度々、昼飯を抜いた。
フリークライミングにはまり、ジムに通いだすと、今度は残業せずに早くジムに行くために、昼休みを取らずに働いたりもした。
一昨年まで勤めていた郵便局では、最後の何年かは、ずっと昼抜きだった。
最初はキツいけど、じきに慣れた。
現在、1日1食となって、けっこう経ち、だいぶ慣れたが、それでも辛い時がある。
ジムに行く前に、ムスコの夕食を作っている時。
落としたい課題がない時なんかは、耐えられずに、ついつい食べてしまう時もある。
あと、ジムに行く前の、難波の地下街。
カレー、焼き鳥、お好み焼き、串かつの店が並び、夕食時なので、イイ匂いが充満している。
私は口の中にヨダレで満たして通り過ぎる。まあでも、これもだいぶ慣れたな。
そんな私なので、今まで肥満とは無関係である。
これまで体重を気にしたことは、殆どない。
もうずーっと、62kg辺りである。
しかし、ここ最近、少し体重が気になりだした。
というのも、年末に風邪をひいた時、食欲が落ちて体重が59kgを切り、58.8kgまで落ちた。
ちょうどその頃に、鳳来の“ドルフィン5.12a”をリベンジ。
外岩でも、ジムでも、かなり好調だった。
60kg台でも、(だいぶ軽いなぁ)と感じるのに、さらに1kg以上軽いと、指への負担はかなり軽減される。
今は、正月を経て、また62kg辺り、まあ普通なのだが、あの時の好調が忘れられず、60kgくらいまで減量したいなぁ、と思っている。
でも、意識して食事を制限しても、なかなかというより、全然減らない。
ただ、これに関しては、無理するつもりはない。
1日1食を続けているだけでも、身体には結構負担がかかっているだろうから。
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