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2016年11月の12件の記事

2016年11月30日 (水)

初!鳳来 16年11/26・27

初めての鳳来。ようやく行くことができた。
しかし、天気予報では、土曜が晴れで、日曜は雨。
1日しか登れないけど、どうする?となったが、それでも行ってみたい!とワガママを言ったのは私。
そしてそのワガママに付き合ってくれたのが、秀さんと、K本ちゃん。

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鳳来湖キャンプ場より。

26日、パラダイスロックへ。
アプローチが不安だったが、迷うことなく岩場に到着。

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アプローチ。結構急登。

アップは“ジャストミート5.10b”。

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“ジャストミート”を登る秀さん。

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同じく、チョリオ。

アップの後は、目当ての“ドルフィン5.12a”。

もう、前もって書いておこう。登れなかった。悔しい。
1便目、ヌンチャク掛けで触った時、(コレ、オレの得意系かも)と感じた。
2便目でムーブを確認。
3便目、落とす気満々だったが、最初の核心でフォール。
4便目、2つ目の核心でフォール。
4便目は回収のために上まで登ったが、だいぶヨレていて、フォールしなくても、登れていなかっただろう。
ま、実力不足。仕方ない。

K本ちゃんは、違う課題を登ると言うてたけど、結局私に付き合って“ドルフィン”。
私とは違うムーブで登っていた。

秀さんは“がんばれタイガース5.10d”にトライ。
3便は計算外?らしかったけど、見事RP。

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秀さん、“がんばれタイガース”。

最後は“ジャストミート”のヌンチャク回収ついでに、上部の“セッコク5.11a”のOSトライ。
登れなかったけど、惜しかった。

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“セッコク”を登る秀さん。

16時、悔しい想いを残して岩場を後にした。
駐車場に戻り、K本ちゃんが天気予報を確認。
雨予報から曇り予報に変わっている、とのこと。
とりあえず、後のことは風呂に行って考えることにした。

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風呂は“うめの湯”

風呂から上がって、改めて天気予報を確認。
今晩雨が降って、翌朝には止み、昼過ぎからまた雨。そんな予報だった。
私は「折角遠くまで来たんやから、残りたい」と提案。
そんなワガママに、二人とも賛成してくれた。ありがとうございます。

そうと決まれば、テントに戻って宴会。
だが、前日は4時間ほどしか寝ていないので、早々に就寝。
まだ20時くらいだったので(今から寝たら真夜中に目を覚ましそう)と心配したが、ドルフィンのムーブを頭の中で確認し(明日は必ず落とす)とか考えてたら、いつの間にやら眠っていた。

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予感的中。3時に目が覚めた。
雨が降っている。トイレに外へ出た。かなり降っている。
朝になって、雨は止んだが、パラダイスロックに行くのは止めにした。
たぶん、アプローチがだいぶヤバい。

アプローチが楽な鬼岩に行ってみることにした。
道は楽だったが、長くて1時間以上かかった。しんど…

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鬼岩へのアプローチは遊歩道。

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岩場に着いたが、鼻が詰まって頭が痛い。なにより寒い。
秀さんはやる気満々。
“桃太郎5.10a”の前で既に登る準備。

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いつも高いモチベーションの秀さん。見習わなくては。

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珍しく写真あり。いずれも“桃太郎”。

アップの後はメインウォールへ。

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秀さん、“鬼岩入門5.11a”OSトライ。

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秀さん“鬼岩入門”。

惜しくも途中でテンション。
(んー、しんどそう…)
私のFLトライ。
鼻が詰まって息苦しい。(もうアカン)と思ったけど、なんとか終了点へ。
無事FL。あー、疲れた…

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秀さんも2便目でRP!

“入門”が終わっているK本ちゃんは“留年5.11d”へ。

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私も1便、触らせてもらった。
疲れたけど、面白かった。次来た時、登れるかな?

14時になり、予報通り雨が降ってきた。
片付けた後、ハイカラ岩を見に行く。
さすがは高グレードの揃う岩場だけあって、カブリがハンパない。

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ハイカラ岩。

雨の中、駐車場に戻り、鳳来を後にした。
初めての岩場だったけど、楽しかった。
また、必ず行く。今度は風邪を治して…
今回、私のワガママに付き合ってくれた秀さん、K本ちゃん、本当にありがとう!

2016年11月25日 (金)

“11b青■”OS “11c赤■”RP グラビティなんば 16年11/24

ダメだ。風邪が治らん。
まあ、外岩とか行ってて治るワケもないか。わはは。
余程行くのはよそうかと思っていたけど、実家に行く用事もあったし、(ま、無理せんと新人相手に11aくらいを)なんて考えて、ジムへ向かった。

ジムに着くなり知り合いが、「チョリオさん、新しいルートできてますよ!」と、余計な情報を入れてくれた。
(イカンな…)
とりあえずアップし、新ルートを見てみる。
正面壁に6本。11a・11b・11c・11d・12c・13a。主にダイダイさんの課題。

この日のパートナーはイサミン。
イサミンとは勿論、ジムでいつも会っているが、組むのは久しぶりな気がする。
彼は今までとは違った練習法をしていた。

まず、本気トライ。この日は12aオレンジをしていた。
2本目は10台の軽いのを登る。
3本目に11台の少しキツ目。そしてその3本目は、一度フォールしたらそれ以上登らない、というものだった。
持久力低下しているらしく、それを鍛えたいとのこと。
かなりキツそうで、(なるほど)と思った。


イサミンは、私と違って、それほどガツガツしていない。
“このルートを落としたい!”とかいうのが薄い。
それが彼のいいところでもあるのだが、実は私は、彼のそういうところを歯痒く思っている。
(もっと登れるハズやのに、なんでもっとトライせんねん)みたいな。
それは恐らく、彼と私が同じ年で、“おっさんド真ん中”であることにも関係していると思う。

しかしイサミンは、やはり一生懸命だった。
彼なりに色々考えて、人並みに、それ以上に“上達したい”と思っている。
そのことが、すごく伝わってきた。そのことが、すごく嬉しい。
やはり彼は、同じ年、同じ時に一緒にクライミングを始めた仲で、一番のライバルでもある。

フツーはこんなこと、ブログに書いたりせんのやけど、こういう正直な気持ちを書けるというのも、イサミンのいいところである。


まあ、そんなイサミンの頑張りを見てたら私も萌えて、いや、燃えてくる。
新ルート、OSトライ、やってみっか!
でもたぶん、イサミン関係なくやってるやろな…

11cからと考えたけど、空いてなかったので、11bから。
青■、ももやんの作ってくれたルート。
登ってみると、ももやんらしく楽しませてくれるルート。面白い。気持ちよくOS。

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次は11c赤■、ダイダイさんのルート。
乗っ越した後、デッドの左手を取り損ねてフォール。
2便目で確実にRP。見た目通りの核心がシビれるルート。

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最後に11a黄緑■。これもダイダイさん作。
11a以下ではオブザベしないで登るというのが、私のルールなので、終了点だけ確認し、登り始める。
うん、イイ感じ、楽しい!と調子に乗ってたらデッドし損ねて墜ちてしまった…
デッドしないで、きちんとルート通り左、右、左、と行けば良かったのに、なんだか(えーい、飛ばしちゃえ)という気分になってしまった。
はあ、浅はか…

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ジムで11aのOSを逃したのは、いつ振りだろう?

ちなみに、みゆさんが正面壁の11a黒■をRP。
見れなかったけど、H井くんが垂壁11ab茶をRPしたらしい。
いやぁ、スゴイね。新人たちの成長は。

2016年11月23日 (水)

“チキンボーン5.11a/b”・“ツイストウォール5.11a”RP 芹谷屏風岩 16年11/23

朝6時前、起床。ふぅ、まだちょっとシンドイか…
絵に描いたような病み上がりである。
まあ、でもクライミングはできるか。なんとか間に合ったな。

本日は芹谷屏風岩。
今月5日に、初めて行った岩場である。
今回のメンバーは、秀さん、F原さん、みゆさん、chikaさん、K本ちゃん、私の計6人。

前回アプローチで彷徨い、2時間ロスしたが、今回は迷わず9時20分、岩場到着。

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アプローチ、最後の急登。サルがいっぱいいた。

私の目当ては“ダイアモンドダスト11bc”。
秀さんも小屏風で登りたいとのことなので、移動。
F原さんとみゆさんも、一緒に小屏風へ。

ちなみに今回、大屏風では登らなかった。
大屏風では、chikaさんとK本ちゃんが組んで、“バイタルポイント11cd”をトライしていたらしい。

“ブラボー5.10a/b”でアップ。
その後、秀さん“入門ハング5.10c”、私は隣の“チキンボーン5.11a/b”にトライ。

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“ブラボー”秀さん。

秀さんは2便目でクリア。私は2便目、核心を越えたのに、積もった落ち葉に手を滑らせフォール…なんとも情けない。
結局3便目でRP。
チキンボーン、なかなか面白いルートだった。
しかしできれば、OSしたかった。
OSを逃しても、2便目で確実に登れんとなぁ。

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“チキンボーン5.11a/b”RP。やっぱり嬉しい。(みゆさん写)

秀さん、今回の目標(?)“ボーイズマインド5.11a”へ。
OSトライは焦りが出たのか失敗。2便目でしっかりRP。

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“ボーイズマインド”秀さん。

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“入門ハング10c”みゆさん。TR。

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“ボーイズマインド11a”F原さん。TR。

F原さん・みゆさんコンビも、どんどんトライ。
(私や秀さんがそそのかしている、というのもあるだろうけど。)
10cでも11aでも、最初から無理と思わず、触ってみればいいと思う。
折角トップロープで登れるんやし。

私は、ダイアモンドダストが空かないので、“おさるさぁ~ん5.11b”にトライ。
2ピンだけの課題。トポには「短いが面白い!」とあるが、全くワカランかった…
やはり私はボルダー苦手や…ムーブを解く力が圧倒的に足りない。

クライミングをやっていると、時間の経つのが早い。
いつの間にやら15時前。
最後に秀さんも私も“ツイストウォール5.11a”をトライすることにした。

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“ツイストウォール5.11a”

先ず秀さんがOSトライ。
出だしが難しいみたいで、フォール。
上部も悪いようで、フォール。(うぅ、難しそう…)
トポに「右のクラックは使わない」とあるが、秀さんの足、長すぎてクラック通り過ぎてるし…結局、置くしかなさそう。

私のFLトライ。
私も下部と上部で2テン。
(アカン…右のクラックに吸い寄せられる…だいぶ“左”をイメージしとかんと)

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“ツイストウォール”出だし。

秀さん、2便目。下部はクリアしたが、上部で惜しくも右クラックへ。
(やっぱり吸い寄せられるなぁ)

私、2便目。本日ラストトライ。
下部をクリア。(左へ、左へ)とイメージしながら登る。
上部は、なんか薄い縦カチみたいなんしかなかった。
ヨレているので、贅沢は言ってられない。(もうなんでもいいや)
無理矢理足を上げて、体を引き寄せて登った。

もう必死で登ると、(ああ、終了点や)手の届く所に終了点。
ヌンチャク2つにロープを掛けて(テンション!)、ああ終わった。

きっと無茶苦茶・ヘタクソなクライミングだったろうけど、登れて良かった。
しかし、隣の“ボーイズマインド”と同じグレードとは、到底思えんな…

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天気予報で、かなり寒くなるとのことだったが、1日中ポカポカ陽気で暖かかった。
青空に紅葉が映えてキレイ、ああ、いい一日だった。

2016年11月22日 (火)

風邪&ぎっくり腰

ここ最近、ずっと喉が痛く、風邪っぽかった。
木曜のジムの後、決定的に痛くなり、そして、決定的に風邪をひいてしまった。
金曜日はかなりつらい一日だったが、翌日からは休みだったので助かった、と思っていたが大間違い。

土曜日の晩にぎっくり腰になった。
こちらの方も、最近あまりいい具合ではなく、(そろそろくるかも?)といった按配だった。
長年ぎっくり腰と付き合っていると、そういうのも分かってくる。

風邪とぎっくり腰。
いっぺんになるのは初めてである。
これほど苦しいものとは。
なぜなら、咳が出せないのである。

今回のぎっくり腰は、大きく咳き込んだ勢いでなった。
咳き込むと、その箇所が痛い。
そりゃもう、大変、痛い。
しかも、ぎっくり腰が悪化しそうで、これまた大変、恐ろしい。


今日で3日目。
風邪も腰も、だいぶ落ち着いた。
だからこうやってブログも書ける。
明日は外岩。なんとか間に合ったかな?

2016年11月18日 (金)

“緊張コントロール”~クライミングのこと。8

ずいぶん前に、書きかけたブログがあった。
すっかり忘れていたが、本日めでたく発掘された。
では、どうぞ。


以前、ブログで私がクライミングをする前、どうイメージをしているかを書いた。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-6f6c.html

今回はその続き、のようなもの。

前回、登る前は、気持ちの持ちようを“真ん中”に、“水”が流れるイメージで。と書いた。
なんかエラそうだが、その通りだ。あっている。
が、所謂“本気トライ”の時はどうだろうか。

“水”のイメージは良いとして、気持ちを“真ん中”に、は残念ながら無理である。
大抵、頭の中は(絶対、登ってやる!)が充満している。
かくしてそれは、緊張を呼び、呼吸は浅くなり、体は硬くなり、あまり良い事ではないことは解っている。

だが私の場合、こういう時の方が、逆に良い結果を得られることもある。
多少身体の動きが犠牲になるが、得体の知れない“火事場のクソ力”みたいなのが湧いてくるのである。
きっと脳内にはエンドルフィンやらドーパミンが分泌されているに違いない。
ただし、こういうクライミングの後は大抵、体のどこかが痛くなる。
まあ脳内麻薬は放っておいても勝手に分泌されるので、そのことはとりあえずおいておく。
しかし“緊張”は、なるべくなら避けたいところである。

たぶん、誰でも経験はあると思うが、度の過ぎた緊張は本当に嫌なものである。
(登れなかったらどうしよう)(今すぐに雨でも降ってくれないかな)(ハラ痛くなってきた、もう止めようか)
なんで楽しいハズのクライミングで、こんな苦しまないといけないのか、と思う。


私は去年まで、あるオーケストラの団員だった。
そのオーケストラには、20年以上在籍していた。演奏会は年3回。
本番は緊張した。ソロなんかがあると、本当に逃げ出したくなることもあった。
しかし、何度も続けているうちに、だいぶ緊張は和らいできた。
仕舞いには舞台の上で寝てしまう、なんてこともあった。しかも2度…
寝てしまうなんてのは緊張がなさ過ぎて、逆に良くないことなのだが、緊張も慣れればマシになる、ということを学んだ。

では、クライミングにおいて、緊張をなくすには。
私は最初の頃、緊張しないために色んなものを読み、実践してみた。
深呼吸する。少量の水分を補給する。
しかし、緊張はする。違う方法を試す。やはり緊張する。

“緊張”はなくならない。
それが分かった。

考え方を変えた。緊張はするもの。緊張に慣れよう、と。
“敢えて、緊張するシチュエーションで登る”。これに限る。
(チョリオなら、11aは登れて当たり前)そんな空気の中で登る。
(まさか、10台では墜ちないだろう)こういうのもある。
登れそうもないルートで動画を撮ってもらう、ってのもいい。
無様に墜ちる姿を見てもらい、後で自分で見直して屈辱を味わう。一石二鳥である。
なんだか少々“M”的ではあるが…

ちなみに少し脱線するが、登れない時の動画は貴重である。
後で登れた時の動画も撮ってもらい、比べて見てみると、すごく参考になる。
登れた時の姿を見て改善するのは難しいが、登れない時の姿を見ると、どこが悪いのかが分かりやすい。


前にも書いたが、“強さ”とは、自分が出来ることがどれだけ、ということではないと思う。
出来ないこと、苦手なことを、“弱さ”を自分がどれだけ認識するか、ということだと思う。
人にはプライドというものがあり、なるべく弱い所を他人に見せたくない、というのが人情なのだが、弱点を練習しないと、クライミングは上達しない。
また、苦手な箇所が、普段登れるのに、人に見られると登れない、というのは、登れないと同じ。
それならいっそ、最初から曝け出して登っている方がいい。

以前は、敢えてビレイの下手な奴と組んで、自分の最高グレードにトライもしたが、あまりに危険なので今はしない。
2回グランドフォールしたし…そもそも、その彼も最近ジムに来なくなった。


今の山岳会に入会した当初、折り返しビレイの検定があった。
私は、当時の代表と会長に挟まれ、見つめられる中での検定で、ものすごく緊張した覚えがある。
頭に血が昇り、安環を閉め忘れるという致命的なミスを犯した。
終わった後で、(ああ、いつもできてたのに…)と思ったが、いやいや、とすぐに思い返した。

考えてみれば、剣や穂高にアルパインに出かけた時は、必ずオンサイトトライである。
事前にグレードが分かっているにせよ、緊張は必ずする。
緊張してたからできませんでした、ではダメなのである。
むしろ、最高のプレッシャーの中で、検定を受けられたことに感謝すべきなのである。
そして、いつもできても、緊張したらできない、ということを知り、本番じゃなくて良かったね、と、まあそういうことなのである。


自分の最高グレード更新がかかっている時。
高難度ルートでOSを狙っている時。
遠くて次にいつ来られるか分からない岩場でのクライミング。
自分だけ成果が出ないでいる時。
または、あの人の前では墜ちたくない、イイところを見せたい、なんて時もあるだろう。
そういった“緊張”をプラスに変えることのできる人も、世の中にはいるらしい。
しかし、私を含め、私の周りには、どうやらそんな人はいない。

みんな“緊張”の中で登り、そしてそれを突破してゴールした瞬間に溢れる喜び、達成感、安堵感。
みんな、それを求めてクライミングをしているのではないだろうか?

その瞬間の笑顔は、本当に素晴らしい。


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今年の2月、不動正面で“タイコ5.11c”をRPした山秀さん。

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同じく3月、“ワンマンショー5.11d”RPのヨッシー。

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同、“小熊物語5.11d”RPのイサミン。

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同、“タイコ5.11c”RP、アキトくん。

みんなええ顔や。

“11d緑■”RP グラビティなんば 16年11/17

相変わらず喉が痛いがジムへ。

アップを済ませて垂壁の11d緑■へ。グレードが11c/dから11dになっていた。
最初で墜ちたが、後はノーテン。
(んん?イイ感じだ。)
続けての2本目は11c赤。久しぶりに触る。最後でフォール。
難しいのは最後だけ、と判っているから、言い訳はできんな…

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11c/d→11dへ値上げ。

垂壁11dは、追わない・1日1便だけ、と決めていたが、あんまりイイ感触だったので、もう1便だけ出すことにした。
これで登れなくても、今日は諦める。

最初、1便目で墜ちた左トラバースする箇所を慎重にクリアする。
この箇所が、ここ最近全然クリアできなかったが、この日は楽勝。なんでだ?
その後の、足の置き換え、ちっこいカチでのバランス、もクリア。
最後の核心、左手ソラマメホールド。これも最近全然だったが、この日はしっかり掛かった。
余裕を持って、終了点。無事RP!嬉しい!

この日、最近感じていた“ヌルヌル感”はなかった。
パートナーのリョウさんに、チョークを借りて登った。このおかげかな?
でも相変わらず、指はカサカサなんだが。
(10便くらいかかったな)と思っていたが、数えてみると、なんと18便もかかっていた。
できそうもない時に、むきになって便数を重ねたからなぁ…

RP後、設定者のももやんと少し話ができた。
グレードを11c/dから11dに上げた理由を訊いてみると、「いやぁ、“c”の要素はないなぁ、思いまして」とのこと。
“cの要素”?なんだそりゃ?分からない。でも、なんとなく、分かる。

次はカンテを使わず登ってみよう。12aくらいになりそう。
こういう地味でシンドイ課題は不人気なんだろうけど、私はこれからもトライしていこうと思う。

さて、連続の2本目は、余勢を駆って11c水色。クロスムーブがキツいが、なんとか再登。
(おお?イケた!)自分でもビックリ。
やっぱりRPはモチベーションが上がる。
こういう時は(無理やろな)とは思わずに、どんどんトライするに限る。

次は宿題の12a緑か、12a青か。
トラバースする、少々迷惑ルートの12a青が空いていたので、こちらにする。
やはりテンテン。ムーブを確かめる。
最後、終了点を取りに行く箇所は、いいムーブが見つかった。
やはり、この日は冴えている。
降りてきて、2本目は懐かしのトップロープの11a。スローパー課題。
なんの問題もなく保持できるようになっていた。
これが手強いと感じていた自分が、よく思い出せない。強くなった、ということだろう。

最後は12a緑、と考えていたが、さっきの12a青のムーブを、もう一度確かめにトライ。
2テンでゴール。次はワンテンで行けそう。
後は、前半、どれだけ省エネで行けるか。ワンテンから長くなりそう。

続けて11c黄。11cにしては、ずいぶん楽な課題だが、さすがにヨレヨレでキツイ。
ほんとにギリギリで再登。あー、しんど…


垂壁の11d登れたし、青の12aも少し進んだし。ええ一日やった。
しかし、声の出し過ぎで、喉の痛みが酷くなったな…

2016年11月16日 (水)

グラビティなんば 16年11/15

熱っぽく、節々が痛い。身体がだるく、鼻水が出て、喉も痛い。
ああ、きっとアレですな。
何日か前からずっと風邪っぽい感じはあった。
この日は余程、ジムに行くのはよそうと考えたけど。

とりあえず10a2本登って様子見。
取り組み中の垂壁の11cd。全然ダメ。
調子の方は言わずもがな。

いつもはあまりかかない汗が、この日はいっぱい出た。
これが良かったのか、熱っぽい感じはなくなった。

後は11c辺りの復習を、と考えていたが、ちょっと元気になったので、12aに変更。
宿題の12a青。
中間のムーブはだいぶよくなったが、最後のムーブができなくなっていた。
右へ長くトラバースするロングルート。
やっててすごく楽しいけど、RPまではまだまだやなあ。

もひとつ宿題の12a緑。
いつもの箇所でテンション。その後も何度かテンション。
こちらは、最初に触った時以上に登れなくなっていた。はぁ…
もうなんだかあんまり触りたくなくなってきたけど、できるだけ触ろう。そのうち登れるやろ。

本気トライの後の2本目は11c・11bを積極的に。
(ちょっと無理かな?)と思ったけど、不思議と登れた。そらもう、フラフラになるけども。

今日組んで一緒に登ったリョウさんは、12a黄にトライ。
かなり惜しいけど、核心でどうも焦りが出てるように見える。
落ち着いてやればできるのに、RPがかかると、なかなか難しい。


身体はしんどかったけど、クライミングをしてたらなんだかマシになった。
来て良かった。

2016年11月14日 (月)

“11dオレンジ/”RP グラビティなんば 16年11/14

今日は朝から健康診断。生まれて初めてバリウム飲んだ。
昼から空いていたのでグラビティへ。
ちょうど休みだったH井くんに付き合ってもらった。

ハラの具合がどうもおかしいが、とりあえず登る。
まず、垂壁の11cd緑。
下部でフォール。その後も何テンか。全然アカン。“ヌルヌル感”は相変わらず。
今日はもう、追わない。おしまい。

ガラガラなので、登り放題。
12aを触っていこうか、とも思っていたが、11dを触ることにした。

正面壁には、現在11dが5本もある。
しかし、RPしているのは2本だけ。今日は、ちょっと真面目にやってみよう。

まず、11dオレンジ/、ももやんの課題。
1便目、乗っ越しで詰まったものの、感触は悪くない。
2便目であっさりRP。
手数が多くてヨレるルートだが、難しいムーブもなく、持久力勝負の課題。
それにしても、RP。久しぶり。嬉しい!
この後、続けて11c黄を登ったが、無事再RP。これも嬉しい。

次は、11dオレンジ+、とっちーさんの課題。
以前やった時にはコテンパンだったが、今回、少し登れそうな感じが掴めた。
でもかなり強烈なムーブなので、ヨレた状態で起こせるかどうか。
それとも、他にもっと楽な登り方があるのか?

次は、11dオレンジ/、アキトさんの課題。なぜかオレンジシールばかりだ。
これも以前やった時、コテンパンだった。
少しは登れるようになってるかも、と期待したが、コテンパンだった。
全く届かない箇所があり、全然歯が立たない。当分封印やな…

最後に12c黒、ももやんの課題を触ってみた。
やっぱり難しい。TOできず。
この後、連続で10d緑をやったが、登れず。10台で墜ちるのは、かなり久しぶり。

パートナーのH井くんは、残った11a、2本。
青カブリ壁のオレンジと、凹角の黄。それとルーフの11ab赤をトライしていた。
青壁オレンジは、私も久しぶりにやってみたけど、やはり難しい。結構、ギリギリやった。
凹角の黄も、ちょっとムーブ忘れてて、危なかったが、無事再RP。
どちらも、少々難しい。ルーフ11abが、一番RPしやすいかも。

12時から18時まで、6時間。
結構いっぱい登った。付き合ってくれたH井くん、お疲れさん。ありがとう。




2016年11月13日 (日)

グラビティなんば 16年11/12・13

垂壁に新しくできた11c/d緑■、登れず。
まあ、それはええんやが…ちょっとこだわり過ぎたな。
すっぱり諦めて、違う課題をすれば良かった。

前回、すごくいい感じだったので、(もうRPできるやろ)と考えていた。
が、1便目から、何かが違う。
躍起になり、便を重ね、それでも3便目には、だいぶマシにはなった。
ここで諦めていれば良かった。4便目、5便目は悪いイメージを重ねただけだった。

https://www.youtube.com/watch?v=hDyuH-hl-ss

しかし、なんでだろ?
この感覚は、前の時の備中ニューエリアの時の感覚に似ている。
“二度目の春”に取り組んで、(もう大丈夫)と考えていたら、翌日全然登れなくなっていた。

まあ、あまり深く考えても仕方ない。
登れる時が来たら、登れる。そんなもんだ。

それよりも、最後に正面壁11d赤を登ったが、すごくキツかった。
もうギリギリ…以前は12aを登った直後にも登れた課題なのに。

たぶん、垂壁ばかり触っていたからだと思う。
正面の12も触らないとダメだ。
正面壁も垂壁も。ダイナミックムーブも、バランシームーブも。
どちらもバランスよくやっていかないと。


ところで。一緒に登っていた新人H井くんは、正面壁の11a水色/をRP。
垂壁の11a黄もRP。残る11aは2本。やるねぇ。

https://www.youtube.com/watch?v=d2eksGRlTNs

ちなみに私は登れんかった…ひでぇ…

https://www.youtube.com/watch?v=DUJIAlSZTws


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みゆさんは、正面壁11a黒にトライ中。かなり惜しい。もう少し。
持久力が課題だけど、まあ勝手についてくるでしょう。

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しかし最近、好不調の波が激しいなぁ…

2016年11月 9日 (水)

グラビティなんば 16年11/8

先日ジムに行ったら、新しい課題ができていた。

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垂壁に11?。グレード未定のよう。
試しに登ってみるが…難しい。私の感覚では11d~12a。

昨日も同じ課題をやってみる。
結局登れなかったが、かなり惜しいところまでいけた。
グレードは11c/dとつけられていた。まあ、そんなトコかな。

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同じ壁に11a/b茶色がある。
この課題ができた頃、ジムに行ったら必ず登っていた。
今はあまりにカンタンに登れるようになってしまったので、思い出した時くらいにしか登らなくなってしまった。
新しい11c/d緑も、基本的には同じ。体重移動とバランスが大事。難しさは3段くらい上だけど。

ジムでは、こういう課題は、たぶん人気出ないと思う。
ジリジリ体重移動の連続、地味な動きである。
しかし、我々が行く外岩は、殆どがスラブか垂壁である。
カブっている岩場は、あまり縁がない。
こういう課題をやっていると、外岩で強くなれそう。

こういうルートを作ってくれた、ももやんに感謝。

2016年11月 7日 (月)

不動岩 16年11/6

ああ、帰ってきた。そんな感じがした。
不動岩正面壁。
去年の年末、12月23日に初めて訪れて、冬の間通った。
温かくなり始めた3月12日を最後に行っていない。8ヶ月ぶりだ。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/151223-ca5a.html

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久しぶりの不動岩正面壁。

不動正面には、本当にお世話になった。
ここのルートにトライし続けて、クライミング技術が一段アップした気がする。
“タイコ5.11c”、“小熊物語5.11d”、“ワンマンショー5.11d”。
RPはしているが、この3本を登って、また鍛えなおしてもらおう。

この日のメンバーは、イサミン、たにやん、ひじりん、みゆさん、H井くん、りょうさん。
その中に、私とK本ちゃんが混ぜてもらった。

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“ミート&ポテト10a”でアップし、まずは“小熊物語”から。
小熊物語のトライ数は6便。前述3本の中で、一番少ない。一番登りやすかったイメージがある。
それでも、出だしのスラブはビビった。久しぶりだと一段と怖い。
終了点まで3テンションほどかかってしまったが、以前よりホールドが持てている感じがする。

またやれば、何とか再RPできそうだが、追わない。
次は“タイコ”。
非常に思い出深いルートである。RPまで22便かかっている。
最初の難所、タイコを叩いてガバを取りに行くところで、すでにヨレてしまい、フォール。
そこから先はテンション連続。ホールド、全然覚えていない…

次は“ワンマンショー”。
RPまで15便。このルートも手強かった。ヨッシーと同じ日にRPしたのを覚えている。
また恐ろしいスラブ。隣の小熊物語にトップロープが掛かっており、登りにくい。
スラブの次はガバからガバへのダイナミックムーブ。
気持ちいいが、結構、ヨレる。たまらずテンション。

その後はカチを繋いで登っていくのだが、ホールドが思い出せない。
ハングドッグして、探る。見つからない。一つ上のピンにロープを掛けて探る。
(あった)見覚えのある将棋の駒のようなホールド。
探していた辺りからさらに30cm以上、上にあった。
元の位置まで下がり、見上げる。(遠…)手前のホールドがガバとはいえ、すごい距離だ。
ムーブを起こしてみるが、全然できず。何度目かで、やっと届いた。

私はダイナミックムーブが好きなのと、覚えるのが苦手、という理由で、手数を減らしてギリギリ届くホールドを使ってのムーブを、まず考える。
(それにしても…)遠すぎる。よくもまあ、こんなコト思いついたな…

ワンマンショーの後は、再びタイコ。
せめて核心のカチまでノーテンで行きたかったが、手前でフォール。
その後もテンテン。アカンなぁ…再RPまでだいぶかかりそう…

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タイコに挑むK本ちゃん。

他のメンバーは、というと…
K本ちゃんは、小熊物語、もうすぐ登れそう。次行ったらタイコの再RPもできそう。
ワンマンショーは初触り。この先楽しんでね。

イサミンはタイコにトライ。全然ダメ。
私も最初、こんなだったな、と思い出す。

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イサミン、タイコ。最初の核心。

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こう…?こう。タイコのムーブで盛り上がるイサミンとK本ちゃん。

たにやんは、1年前コテンパンにされたミート&ポテトにリベンジ。見事RP!

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たにやん。正面壁の入門ルートをクリア。

続いて新人の“エース”、H井くんもミート&ポテトをRP!

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まあ、当然ですか?

みゆさんはミート&ポテトはダメだったけど、垂壁の“イエスタデイ10b”は、一番惜しかった。
カブリは苦手だけど、垂壁は得意、かな?

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みゆさん、“イエスタデイ”

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道場駅前にて反省会。

不動正面は冬の岩場。今シーズンもお世話になります。

初!芹谷屏風岩 16年11/5

滋賀の芹谷屏風岩に行ってきた。初めての岩場。K本ちゃんと。
現地でヨッシー、I村さん、Cさんと合流予定。

なるべく長くクライミングしたかったので、早朝に待ち合わせ、8時に駐車場に到着。
アプローチは急登15分とのこと。
ところが20分歩いても着かない。道は続いているのでもうしばらく歩いてみよう、と先に進むととうとう頂上まで行ってしまった。
その先には道路と民家が見え、何か看板があったので何か手掛かりが、と思ったが、それはバス停の看板だった。
元来た道を戻りながら、どこかに分岐があるはず、と注意深く歩いていると、下からヨッシー達が現れた。

(よかった、これで行ける)と安心したのもつかの間、3人とも道は知らないとのこと。
唯一行ったことのあるCさんも、以前来た時は迷った挙句に着いたらしく、ちゃんとしたアプローチはわからないとのこと。
再び彷徨い、ようやく正しい道をみつけて岩場に着いた時には10時になっていた。
私とK本ちゃんは2時間も徘徊していたらしい。久々のボッカトレだ。

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屏風岩到着。なかなかの迫力!

少し休憩して、アップ。右端の“ハングルーズ5.10a”。
その後は“ラ・バンバ5.11a”。
100岩に「まず登りたいスタンダード」と紹介されているルート。
K本ちゃんがOS権を譲ってくれたので、オンサイトトライ。

下部、3ピンまで掛け、テラスで大レスト。
ルートを観察する。右のカンテを使って登るんやろな、と予想するが、左にある縦長ホールドにチョークがべったり付いているのが、どうも気になる。

(アカンかったらこのレストポイントまで戻ったらええし)と気軽に左へ。
縦長ホールドは左手で右に引けば、よく利いたが、次の右手がない。
(うん、間違い。戻ろう)
しかし戻れない。降りる時には縦長ホールドをピンチ持ちしないといけない。
今、左肘を痛めている私はピンチができない。
(しまった)
あえなくテンション。はぁ、バカだねぇ。

右のカンテ登りのムーブを確認し、降りた。
ちなみに左にあった縦長ホールドは、隣の“コアラのマーチ5.11c”で使うホールド。
そしてその“コアラのマーチ”を、ついさっき他の兄さんがRPしていたのを、私は見ていたはずなのに。
つくづくバカだ。

続くK本ちゃんは、なんなくFL。
うん、強くなってるな。
私も2便目でRP。
適当なホールドがあって、いろんなムーブが試せそうな、楽しい課題だった。

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K本ちゃん、“ラ・バンバ5.11a”FL!。

次は隣の“舞姫5.11a/b”。
今度はK本ちゃんがOSトライ。

下部3ピン目までラ・バンバと同じ、4ピン目から右のフェースを登るルート。
K本ちゃん、フェースに出るのに失敗、テンション。
上部を探り、トップアウトして降りてきた。

私のFLトライ。フェースに出たものの、ホールド探しに手間取り、テンション。
むぅ、やはり初見は難しい。

小屏風に行っていたヨッシー達が帰ってきた。
彼らも“ラ・バンバ”“舞姫”がしたいようなので、我々は小屏風に移動。
ちなみに小屏風に行くのにも迷ってしまった。

ヨッシー達が登った“ボーイズマインド5.11a”をやってみる。
二人とも危なげなくOS、RP。
登りやすい、とは聞いていたけど、噂に違わず癒されるルートだった。

次は隣の“ダイヤモンドダスト5.11b/c”。
この課題は、是非やってみたかった。
いつも行っているジム、グラビティのKさんの設定した課題だからだ。
Kさんのセットしてくれたルートは結構好き。
とは言うものの、外岩なんで、別にKさんが“作った”わけではないのだけれど。

まずK本ちゃんがOSトライ。
何度かテンションを入れてトップアウト。

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“ダイヤモンドダスト”。

次は私のFLトライ。
中間部まで登るが、これだと思った縦カチが意外と浅く保持できずにフォール。悔しい…
ホールドとムーブを確認して終了。
もう1便出したかったが、時間がない。

クライミングしている時は、時間が経つのが早い。もう16時だ。
屏風岩に戻って“舞姫”に再トライ。
まず、K本ちゃん。
今度はフェースに移る個所を越えた。
ここからはカチを拾って登っていく。

彼女はカチのフェース登りが上手い。私は「カチ女王」と呼んでいる。
私がホールドと呼ばない皺のような出っ張りでも、うまく使って登っていく。
私よりリーチが短い分、中継を入れざるを得ないので、そういうのが上手くなったのだと思う。
そして今、私は細かいカチが苦手で、ずいぶん苦労している。

そのK本ちゃんだが、中間部を過ぎて、だいぶヨレてきたようだ。
墜ちそうになったので、間髪入れずに「ガンバ!」と声援を送る。
なんとか耐えた。
後で訊くと、「テンション!」と言おうとしたら「ガンバ!」と言われたので、手を出さざる得なくなったそうだ。
も一つ上でまた「ガンバ!」。また耐えた。さすがカチ女王。

もう終了点直下。あの辺りは傾斜も緩んで楽だったはず、完登かと思ったが、惜しくもフォール。
右手と左手を間違え、見ただけで(手詰まりやな)と判る体勢になってしまった。
とはいえ、本当によく頑張った。よく粘った。

次は私の番。あまりレストを入れず、迷わず、流れを意識して登ろう、と決めた。
ホールドなんて、どうせよく覚えてないし。

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間にI村さん“ラ・バンバ”トライ。

下部をこなし、フェースに一気に出る。ためらいは禁物。
見つけたカチを拾ってはどんどん足を上げていく。
多少バランスが悪くなってもためらわない。怖がらない。どんどん登る。

上部まできた。だいぶヨレている。(K本ちゃんが墜ちたトコか)キツい。
左手で取ったホールドはスローパー。(これでは…上がらない)少し下に浅いポケット。
左手をずらすと指が2本入った。(しかし浅い…これで?)
どんどんパンプしてくる。(ためらうな。怖がるな。行く!)ハイステップぎみに右足を上げ、左手の人差指と中指に力を込める。

出した右手がガバを掴んだ。その後無事に終了点へ。RP。
ああ、登れた。しかし疲れた…
きっと、もっと楽に登る方法があるのだと思う。しかし、すぐには見つけられない。
ヘタクソはこういう登りになってしまう。もっと上手くなって、華麗に登ってみたいものだ。

17時。もうだいぶ暗い。
急いで片付けて下山。途中ヘッデンの世話になったが、なんとか真っ暗になる前には下りてこられた。

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帰りは迷わなくて良かった…

初めての芹谷、楽しかった。
一日でイレブン3本登れたし。満足満足。

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