備中ニューエリア 16年10/29・30
はぁ、あまり気が乗らないが、こういう時こそちゃんと書いておこう。
K本ちゃんと二人、備中のニューエリアに行ってきた。
ニューエリアは初めての岩場。わくわくする。
6時半起床、8時前に岩場に着いた。
5.9でアップをし、“二度目の春5.11c”へ。
1便目、核心でフォール。ムーブを探ってトップアウト。
2便目も同じく。
3便目、さすがに核心もさほどキツくなくクリア。細かいホールドを繋げて終了点に届いた!…と思ったら5cm足りずにフォール。
アレ?よく見てみると、決めておいたフットホールドの下に似たようなホールドがあり、間違えていたようだ。自分の馬鹿さ加減が、本当に腹立たしい。
いつの間にか夕暮れ。
K本ちゃんは「自分のタイミングで」と言ってくれるものの、そんなにのんびりするわけにもいかない。
3便目からあまり間をおかずに4便目。
やっぱりヨレてて、登れず。
でもまあ、翌日もあるし、ええか。
ちなみにK本ちゃんは、色んな課題に触る、と言っていたが、二度目の春にドはまりし、結局私と“二度目の春”ばかりしていた。
“二度目の春”ドはまり中。
泊りはいつもの杉田さんのクライマーズくろどりへ。
ここで久しぶりにアキトくんと会った。元気そうでなにより。
カレーとUFOとお菓子で夕食。クライミングの話をして、9時頃には寝てしまった。
翌朝、寒さで目が覚める。山あいなので、かなり冷える。
6時起床、8時過ぎには岩場に着いた。
10bでアップ、早速“二度目の春”へ。
登り始めてすぐに違和感を感じる。いや、アップの時にも違和感があったが、1本目だからだろう、と思っていた。
核心のカチを取った時、完全におかしい、と感じた。
そのままフォール。
ハングドッグして核心ムーブをやってみるが、全然できない。カチが持てない。
(なんでだ?)
前日、あれほど“カチッ”とした感触があったのに。
なにか岩と指の間に隙間があるような。手袋をはめているような感覚。
手の指だけでなく、足も似たような感じ。
シューズの上から靴下をはいているような。乗っている感覚がない。
前日決めていたムーブが全くできず、K本ちゃんのムーブを試してみたが、これも全くダメ。
完全に気持ちが切れ、降りてきた。
続くK本ちゃんも、核心でフォール、ワンテンのまま、“二度目の春”は終了。
春は来なかった。
一体、どうしたのだろう?
昼からは気分を変えて、違う課題をやってみる。
私は“かぐら坂5.12a”をやってみる。
相変わらず、指先・足先のもさっと感は残ったまま。
かなり恐ろしい。ルートの半分、これから面白くなりそう、というところまで登って敗退。
K本ちゃんは“時間よ止まれ5.12a”。
こちらもコテンパン。途中敗退。
初のニューエリアは二人してコテンパンにされて終了。
悔しかったが、それでも楽しかった。
やはり、備中でのクライミングは面白い。