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2016年10月の12件の記事

2016年10月31日 (月)

備中ニューエリア 16年10/29・30

はぁ、あまり気が乗らないが、こういう時こそちゃんと書いておこう。
K本ちゃんと二人、備中のニューエリアに行ってきた。
ニューエリアは初めての岩場。わくわくする。

6時半起床、8時前に岩場に着いた。

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5.9でアップをし、“二度目の春5.11c”へ。
1便目、核心でフォール。ムーブを探ってトップアウト。
2便目も同じく。
3便目、さすがに核心もさほどキツくなくクリア。細かいホールドを繋げて終了点に届いた!…と思ったら5cm足りずにフォール。
アレ?よく見てみると、決めておいたフットホールドの下に似たようなホールドがあり、間違えていたようだ。自分の馬鹿さ加減が、本当に腹立たしい。

いつの間にか夕暮れ。
K本ちゃんは「自分のタイミングで」と言ってくれるものの、そんなにのんびりするわけにもいかない。
3便目からあまり間をおかずに4便目。
やっぱりヨレてて、登れず。

でもまあ、翌日もあるし、ええか。
ちなみにK本ちゃんは、色んな課題に触る、と言っていたが、二度目の春にドはまりし、結局私と“二度目の春”ばかりしていた。

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“二度目の春”ドはまり中。

泊りはいつもの杉田さんのクライマーズくろどりへ。
ここで久しぶりにアキトくんと会った。元気そうでなにより。
カレーとUFOとお菓子で夕食。クライミングの話をして、9時頃には寝てしまった。

翌朝、寒さで目が覚める。山あいなので、かなり冷える。
6時起床、8時過ぎには岩場に着いた。
10bでアップ、早速“二度目の春”へ。

登り始めてすぐに違和感を感じる。いや、アップの時にも違和感があったが、1本目だからだろう、と思っていた。
核心のカチを取った時、完全におかしい、と感じた。
そのままフォール。
ハングドッグして核心ムーブをやってみるが、全然できない。カチが持てない。

(なんでだ?)
前日、あれほど“カチッ”とした感触があったのに。
なにか岩と指の間に隙間があるような。手袋をはめているような感覚。
手の指だけでなく、足も似たような感じ。
シューズの上から靴下をはいているような。乗っている感覚がない。

前日決めていたムーブが全くできず、K本ちゃんのムーブを試してみたが、これも全くダメ。
完全に気持ちが切れ、降りてきた。
続くK本ちゃんも、核心でフォール、ワンテンのまま、“二度目の春”は終了。
春は来なかった。

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一体、どうしたのだろう?

昼からは気分を変えて、違う課題をやってみる。
私は“かぐら坂5.12a”をやってみる。
相変わらず、指先・足先のもさっと感は残ったまま。
かなり恐ろしい。ルートの半分、これから面白くなりそう、というところまで登って敗退。

K本ちゃんは“時間よ止まれ5.12a”。
こちらもコテンパン。途中敗退。

初のニューエリアは二人してコテンパンにされて終了。
悔しかったが、それでも楽しかった。
やはり、備中でのクライミングは面白い。

2016年10月27日 (木)

グラビティなんば 16年10/27

一昨日K本ちゃんと登って、ちょっとモチが上がった。
で、ストレッチを念入りに…“ピシっ”…しまった、やり過ぎた…

背中の真ん中、ちょうど手が届かない辺りに違和感。
とりあえず、シップを貼ったらマシになったので、ジムへ。

12a緑、12a青のトライは止めておく。
おさらいしようと、12aオレンジ。2便目で再登。

次は12a黄。こちらも2便目で再登。
あんまりパンプしなかったので、続けて11d赤。
これも再登。直前にイサミンの登っているのを見てムーブをちゃんと思い出せていたのが良かった。
とはいえ、12a→11dの連登は初めて。

次は11d黒。これは登れず。1ヶ所クリップ掛ける体勢を忘れていた。
この後、背中が痛み出し、21時で早上がり。

背中を痛めた割には、えらい好調やったが、調子に乗ってやり過ぎはイカンな。
反省、反省。

そういえば、前回のブログに書き忘れていたが、一昨日火曜日、たにやんが正面壁右端の11cオレンジをRP。
もっとてこずるかと思っていたが、案外早く登りよった。
これで彼もジムの11cは全制覇。

その直後、秀さんが正面壁左端の11c水色をRP。
気合の入ったナイスクライミングだった。

RP、いいなぁ…

2016年10月26日 (水)

グラビティなんば 16年10/25

久しぶりに見る人が2人。
ドウタくんとK本ちゃん。

ドウタくんは体を壊して久しぶりに復帰。
以前はイレブンも触っていたのに、また5.8や5.9かららしい。
でも、登っていて楽しいとのこと。
よかった。
なんといっても、クライミングはそれが一番大事。

K本ちゃんは、外岩ではよく一緒に登るが、ジムでは久しぶり。
この日は一緒に組んで登った。

彼女の登りは、やはり気合が入っている。
登れようが登れまいが関係なし、トライした後の2本目でも、どんどんトライする。
そしてどんどん墜ちる。
潔い。

彼女の登りを見ていて、(自分は楽をしているのでは)と気づいた。
最近、RPから遠ざかっている。
こういう時は、チャレンジしているつもりでも、ついつい登れそうな課題を選んでしまうのである。
逃げている、とまではいかないが。
そして、そのことには、なかなか気づかない。

K本ちゃんと登っていると張り合いが出る。
また以前のように、グラビに通わないかな。

2016年10月24日 (月)

“友人登路 4p 5.11b”“上昇気流 5p 5.11b”雪彦山 16年10/22・23

借りを返す時がきた。
前回、約半年前の雪彦山。コテンパンやった。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/4p-511b-1ca7.html

この週のジムは12aのトライはなるべく控え(何回かはしたけど)、主に正面壁右端の11cオレンジを何度もやった。
この課題は足が悪いので、外岩垂壁のトレーニングにちょうどいい。
2本目は、その裏にある垂壁の11ab緑。これも最後だけだが、足が極端に悪い。
靴もどれにするか、ギリギリまで悩んだ。
結局、一番の“本気”シューズ、ドラゴンにした。
マルチピッチでこの靴は初めてだ。

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さて、今回のパートナーも、勿論たにやん。快く引き受けてくれた。
それに、秀さん、F原さん、ひじりん、みゆさんも加わった。
こちらの4人は、地蔵岳東稜と右カンテルートを登攀。

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22日、9時過ぎに東屋に到着、準備。

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アプローチ。東稜チームと分かれる。

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10時過ぎ、“友人登路”取り付きに到着。
先行パーティーが人工で登っていくのを見学。

次は我々の番だ。
三峰南東壁“友人登路 4p 5.11b”。
前回は間違えて違うルートに取り付いてしまった、因縁の(?)ルート。

1ピッチ目、5.11b 30m。
初っ端から核心、11b。当然、オンサイト狙いで気合を入れて挑む。
ホールドを探りながら登っていく。
3ピン目、掛かりは悪くないが、向きが良くないホールド、マッチしようとしてバランスを崩し、敢えなくフォール。
オンサイト失敗。悔しい…

ハングドッグして、暫らくムーブを探り、そのままトップアウト。
荷物を引き上げた後、ロワーダウンで降りる。

2便目。
マルチでは通常、2便目とかはないのだが、1ピッチ目だからできる。
実はたにやんには、こっそりと、「3回くらいチャレンジしてええかな?」とお願いしていた。

さっきはなんともなかった出だしに手間取り、ちょっとパンプしてしまった。
そのまま核心へ。屁が出た。号砲一発。
その勢いに乗って(?)マッチに成功、核心をクリアできた。
その後は慎重に登り、無事RP。
屁に関して後に、たにやんは「笑った方がええんか困りました」とコメントしていた。

2ピッチ目、Ⅳ+ 20m。
たにやんリード。危なげなくOS。

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2P目登攀直後のたにやん。

3P目、5.10b 22m。
友人登路オリジナルの核心ピッチ。チョリオリード。
10bだけど、結構難しいとの情報だったが、探せばいいホールドがあり、順調に高度を稼ぐ。
が、突如いいホールドがなくなる。左へ行ったり、右へ行ったり…
結局、悪いホールドでクリア。後は慎重に終了点へ。無事OS。
ちょっと危なかった、噂は真実だった。
内心このピッチ、たにやんはテンション掛けるやろな、思っていたが、ノーテンで登ってきた。
本当、強くなった。よしよし。
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3P目登攀後の私。

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今回のシューズ(ドラゴン)とザック。

4P目、Ⅳ 45m。
たにやんリード。本人は怖かったと言っていたが、下から見ている分には問題なし。OS。
長い分ちょっとしんどかったのと、岩が剥がれそうなのが多かった。

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4P目の最後、もうすぐ終わり。

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15時、三峰頂上に到着。

頂上からは登ってきたルートを懸垂3回で取り付きまで降りた。

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“友人登路”の取り付きに戻り、改めて1ピッチ目を見上げる。
なんだかもう、懐かしい感じがした。
オンサイトはできなかったけど、なんとかフリーで登ることができた。
楽しかった。
岩に向かって、心の中で(ありがとう)と言って、その場を後にした。

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“友人登路”1ピッチ目。

16時半、東屋に戻ると、東稜チームは既に戻っていた。
テントを立てておいて、雪彦温泉へ。
その後いつも行くラーメン店で夕食を済ませ、テントに戻って宴会。

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翌23日、6時半起床。

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地蔵岳正面壁“上昇気流 5p 5.11b”
この日挑むルートだ。

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秀さん-ひじりん、F原さん-みゆさんも、同じく正面壁の右カンテを登るので、一緒に取り付きまで行く。

1ピッチ目、5.10b 28m。
先陣を切って、まず私が登る。
前回ビショ濡れでも登れたのだから楽勝だろう、と思っていたが、案外登りにくい。
それに風が強く、ちょっと、いや、だいぶ寒い。
無事終了点へ、再RP。
たにやんもノーテンションで登ってきた。

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上昇気流1ピッチ目を登る私。(みゆさん写)

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フォローのたにやん。(みゆさん写)

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1P目終了点より。

2ピッチ目、5.10b 22m。
たにやんのリード。前回はフォローでA0だったらしいが、今回はフリーで登れ、RP。
私も続いてフォローで登る。
それにしても寒い。指がかじかむ。体がこわばる。
ぎっくり腰になったらどうしよう、とイヤな考えが頭をよぎる。

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右カンテ登攀のひじりん。

3ピッチ目、5.11b 25m。
いよいよ核心ピッチ。寒いとか言ってられない。
気合を入れて挑む。
1ピン、2ピン、3ピン、までは順調。
しかしここで詰まった。
上に良さそうなカチが見えるが、届かない。
登ったり降りたり、左へ行ったり右へ行ったりを繰り返す。
腕がだいぶパンプしてきた。
右側、腰の辺りに良さそうなスタンスがある。これに右足を乗せればカチに届きそう。
右手左手、向きの悪いホールド、左足スメア。
いざ、声をあげ、突っ込む!

…フォール。
スメアの左足が切れてしまった。
しばらく白い空を見上げてボーっとする。
悔しい…。
しかし、なにか清々しい気分でもあった。

逃げることはしなかった。
恐れずに挑むことができた。
パンプしていく中で、ムーブを考え、思い切り試し、そして潔く墜ちた。

深呼吸を2度入れて、もう一度やってみる。
またフォール。ぶらさがって壁を見ると、右側に指1本が入るポケットがあった。
(あ、これがあれば…)
もちろん、指1本で引付けとかはできないけど、これでバランスを取ると、右足をスタンスに上げることができた。
(このポケット、早く見つけられたらなぁ…)
再び悔しさがよみがえる。
しかし、ホールドを見つけるのも実力。
まだまだ実力不足、ということだ。

その上も結構いやらしかったが、なんとか登り切り、終了点。
たにやんは、一度トライして無理だと思ったらしく、ゴボウに変更。
しかしそのゴボウ登りの早いこと。
恐らく私に難しいルートに付き合わされているうちに身に付いたのだろう。
ますます頼もしい。

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右カンテルートの秀さん。

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同じく、みゆさん。

4ピッチ目、5.10a 15m。
3ピッチ目の終了点から頂上までは40mと少し。
1ピッチで登れるのだが、前回それをしたらロープがえらく屈曲して非常に登りにくかったので、今回はピッチを切ることにした。
たにやんリード、チョリオフォロー。問題なし。

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4ピッチ目を登るたにやん。

5ピッチ目、5.9 28m。
チョリオリード。左へ大きくトラバース。下を見ると高度感たっぷり。
ただし、脆い岩が多く、それほど快適ではない。
最後は地蔵岳の頂上へ直登して終了。
たにやんも、もちろんテンションを掛けずに登り、12時10分、登攀終了。

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無事、登攀終了。

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秀さん-ひじりんパーティ。

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F原さん-みゆさんパーティ。

地蔵岳頂上で全員再会。健闘を称えあう。
東屋への下山途中、地蔵岳がよく見える場所があった。
たにやんと、あそこが1ピッチ目の終了点、3ピッチ目の核心はあの辺、と言い合う。
そして心の中で(ありがとう)と言った。

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地蔵岳正面壁。

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それを見上げる。(みゆさん写)

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東屋に戻って記念撮影。

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今回登った2本は、とてもいいルートだった。
整備していただいた方々には本当に感謝である。
また、一緒に登ってくれたたにやんには、今回車とテントでも世話になった。

それにしてもやはり、5.11bのオンサイトは難しい。
友人登路も上昇気流も、核心ピッチはオンサイトできなかった。
実力をつけて、またきっと、挑戦したい。

2016年10月15日 (土)

“ケイブマン5.11b/c”RP 椿岩 16年10/15

椿岩に行ってきた。
メンバーは、イサミン、りょうさん、コバヤン。
コバヤンとは初めてのクライミング。ジムで顔を見かける程度の面識。

11時、岩場に到着。
秋晴れの気持ちいい気候なので、さぞや混んでいるだろうと思っていたが、1パーティーの数人がいるだけだった。

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“アスレチッククラブ5.9”でアップを済ます。相変わらず1本目はちょっとはコワイ。

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“アスレチッククラブ”を登るりょうさん。

なんだかアップし足りないけど、今日のお目当ての“ケイブマン5.11b/c”へ。
椿岩には過去2度来ているが、なかなか空かないので、取り付きそびれていた。
当然、マスター。
1ピン目は下から掛けられる。
2ピン目掛ける前に墜ちたらグランドするので怖かったが、楽に行けて安心。
そこから2手ほど進んだが、次のムーブが怖くて起こせず、テンション。
ヌンチャクの簡易アブミで3ピン目を掛けた。

これで安心。ハングドッグしてムーブを探る。
「穴に右足をヒール」と助言を受け、やってみると、なるほど安定する。が、靴が脱げてしまった。
3ピン目から上は、それほど難しくなかった。10bくらい?
落ち着いて探せば、いいホールドがあった。

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“ケイブマン5.11b/c”

終了点まで登り、ヌンチャク掛け終了。
選手交代、次はイサミンがトライ。
イサミンも2ピン目の少し進んだところでテンション。
ビレイしていた私はイサミンをあまり落とさないように1ピン目下へ。
しかし、そこに振られたイサミンのドロップキックが。
予想していた私はスウェーバックで避ける。
ビレイヤーもなかなか大変だ。

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“ケイブマン”トライのイサミン。

この後、りょうさんもトライ。やはり下部のムーブで苦戦。
スズメバチの襲来にもめげず、トップアウト。

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りょうさんも“ケイブマン”トライ


私の2便目。
3ピン目のクリップが怖い。
さっきはA0で登って先にクリップしたため、クリップ体勢の確認をしてなかった。
一応、(あそこのホールドでクリップしよう)と決めておく。

1ピン目を掛けた後、収まりのいいポケットで手を送っていく。2ピン目クリップ。
右手ポケットで左手、ガバを一気に取りに行く。
ガバを右手に持ち直し、左上のポケットを、これまた一気に取りにいく。
(取れた!)
ここで3ピン目をクリップ、と考えていたが、どうもダメっぽい。
(実は右足ヒールさせて安定させるのだが、すっかり忘れている)
すかさず右手を、上のポケットへ。これでもクリップは無理。
足を上げ、左手を出す。まだダメ。次の右手、コルネを保持してようやくクリップ。
3ピン目はすでに足元だった。あ~怖かった。

楽なパートを登り、4ピン目をクリップ。
ビレイヤーのりょうさんに、「登る時に声掛けますから」と伝え、大大レスト。
逸る気持ちを抑えて、ゆっくり100、数えた。

後は、慎重に、いいホールドを拾っていきながら終了点へ。
やったー!!無事RP!
まさか2便で登れるとは。嬉しい!


さて、次は何登ろう?
コバヤンが“奥村ライン5.12b”にトライするので、私も触らせてもらおう、と考えた。

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コバヤン、“奥村ライン5.12b”

しかし、強いコバヤンが悪戦苦闘する姿を見て、ヤメタ。
隣の“スターウォール5.11d”へ。
前回、核心部のムーブが全くわからなかったルートである。

とりあえず核心部まで、あまりヨレずに登りたかったのだが、一番下部から登れず。
前回、苦労した覚えはないのだが…
結局、ほぼA0で登り、核心部に着いた時にはヨレヨレ…

いろいろ試してみて、(なんとなくイケルかも?)というのもあったが、まだまだ登れそうもない。また今度。

降りてきた時にはいい時間。17時、終了。
今回はケイブマンというお土産を持ち帰れたのが良かったが、一番の収穫はコバヤンと仲良くなれたこと。
コバヤン、車、ありがとう。また一緒に外岩行きましょう!

2016年10月12日 (水)

“ラジャラウト5.11d”RP 日和佐 16年10/10

この1週間、就寝時に目を瞑ると、瞼の裏に“ラジャラウト”のムーブが出てきた。
イメージだけだったら100回RPした。

1週間前の10月2日。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/16102-1d69.html

「来週も日和佐行きたい。頼む、誰か付き合って」
私の懇願に付き合ってくれたのが、みゆさん、H井くん、シャントくん。ありがとう。

いつもより少し早い20時、梅田に集合し、日和佐へ。
夜更けまで宴会、起床は5時(早い!)。
6時半に岩場に到着し、7時よりクライミング開始。

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宴会風景。

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10bを2本登ってアップを済ませ、ビレイヤーのシャントくんを引き連れて“ラジャラウト”へ。
前回より潮が引いており、あまり濡れずに済んだ。

1便目、マスター。
実は一発で決めてやろう、とやる気満々で臨んだものの、核心でフォール。
イメージと誤差があって迷ったのと、やはりマスターはキツイ。

2便目。
1便目で誤差を修正。核心も越えたが、その後の1手を取るのに手間取りパンプ。
それでもなんとかガバをつかんだものの、あと2手のところでフォール。
ああ、悔しい~!

ひだまりエリアでは、新人3人がOS、RPを連発している模様。
H井くん、「これでみんなお土産ができましたね~」(イヤ、オレはまだ…)
そのままひだまりエリアにおればええものを、私が登る段になって集まってきた。
みゆさん、「動画、撮っときますね~」(え?ああ、そうやな…)

(新人どもめ…いつの間にかプレッシャーのかけ方が巧くなってやがる)
いったい誰が教えたんや?(オレか?)

3便目。
迷いもほぼなく、核心部へ。
さすがに動きがこなれてきた。
核心、左手を上へ送り、右手でスローパー、クリップ。
まだまだ余力がある。
さっき手間取ったホールドもなんなく取れ、後はガバを3手繋いで終了点。
無事RP!ふぅ、登れた!うれしい!!
ようやく“ラジャラウト”(海の王・シーラカンスの意)を釣り上げることができた。

https://www.youtube.com/watch?v=hzOKlMx6hxI

前回4便、今回3便で計7便でのRP。
ちなみにこちらは前回の3便目。ぐだぐだやな…
https://www.youtube.com/watch?v=NsjkTFpaZVQ

終了点はビバークできそうなくらいのテラス。折角なんで、しゃがみ込んでしばらく海を眺めた。
気持ちいい。最高の気分。
そろそろ結び替えをして降りようか、と思ったが、思いの外パンプしていて、ロープがなかなか解けなかった。

ちなみにラジャラウトのトライ7本のビレイは全てシャントくんにお願いした。
慣れないことで、苦労もあったろうけど、よく付き合ってくれた。
気持ちよく登れたのは彼のおかげである。ありがとう。


さて、まだ昼前。
当初、さっさとラジャラウトを済ませて、隣の“サウダージ”触ってみようかな、と考えていたが、そんな気分ではなくなっていた。
頭がボーっとして、抜け殻みたい。それに左肩に少し違和感があった。
なので、新人3人とひだまりエリアへ。

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H井くん。

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みゆさん。

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シャントくん。

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この日の日和佐は、暑かった先週とは違い、涼しくて過ごしやすかった。
陽は射しているものの、穏やかで、時折吹く風がまた心地よかった。

前回と違い、新人達もどんどんトライしていた。
中でもこの日はシャントくんが絶好調。
“潮騒エクスタシー10b”“カノープス10b”“フィッシュダンス10a”“のぼれタイヤキくん10c”の4本を次々とRP!


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日の出から日の入りまで、よく遊びました。

お風呂に寄って、阿波らーめん“一徹”で晩ゴハンを食べて帰りました。

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一徹、店名がちょっとアレやけど、うまかった。

2016年10月 9日 (日)

PUMP大阪 16年10/8

今日は久しぶりにパンプに行ってきた。メンバーはイサミンとM君。

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たまにはグラビ以外のジムにも行っとかんとね。カブリ壁に揉まれるも良し。
10aと10bでアップを済ませ、11cにトライ。折角なので傾斜の強い課題を選ぶ。

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11c・ウィズダムトゥース。今調べた所、親知らずという意味らしい。
パンプは課題に名前がついていて面白い。

1便目は乗っ越しで力尽きてテンション。
やっぱりずっとカブリはキツイ。
2便目で無事RP。11cを2便かぁ。前回いつ来たか忘れたけど、強くなってるみたい。素直に嬉しい。

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Mくん。やっぱ上手い。

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イサミンもウィズダムトゥース。

11cが登れて気を良くし、次は12aに手をつけた。
12a、マリオネット。しかし中間部の核心でテンション、後はテンテン。
そう簡単にはいかんわな。

もう一度同じ課題をやろうかとも思ったけど、どうも気になる課題があったので、そちらにトライ。
12a、青い仮面。これは下部は割りと優しかったが、最上部のムーブが解けず。
ちなみにこの課題、この日来ていた田嶋あいかさんは楽勝で登っていた。当たり前やねんけど…オッサンは必死。

どちらのルートも1日でどうにかできそうもないので、次は11台を触ろうと思ってたけど、Mくんが気迫のクライミングで11dをRP。
11dといっても、どう見ても私の触った2本の12aよりも難しそう。
そのトライを見て、(逃げては、イカンな)と思った。で、マリオネットの方を2便目。
もちろん、潔く墜ちました。

次もしつこく12a、でもよかったが、トライしてみたい壁があったので、そちらへ。
ジムでは珍しいスラブ壁。
パンプといえばどっかぶり、というイメージだが、スラブの壁もある。人気はなさそうだが。
考えてみると、私の行く外岩の八割はスラブなので、より実用的?とも思える。

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11b、泥堂町。名前からして悪そう。
さすがにスラブでイレブン、悪いホールドのオンパレード。なんとかOS。
しかし続けて登った11aは登れず…

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登れなかった11a、みどちゃん。
かわいいネーミングに反して、なんかペラッペラのホールドが出てきた。
スラブなので、あまり指力に頼らず、重心移動をきちんとすればそれほどヨレないのだろうが、私はそれがヘタクソなので指力全開。
だから指力が落ちたら登れなくなる。

ラストトライ。イサミンはカブリの10d。もちろんOS。
私も最後は気持ちよさそうなルートを。さっきはスラブやったし。

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11a、気まぐれ。

イサミンが動画撮ってくれた。
https://www.youtube.com/watch?v=TzS__3-0ycc&feature=youtu.be

OSしたが、最後フットホールド見えてない。だから終了点取りに行くの無理矢理。
私の悪いクセだ。
今回色々勉強になった。パンプ、また来よう。

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帰りはO将で反省会。

2016年10月 8日 (土)

グラビティなんば 16年10/7

10a、10bでアップして、いつもの12a緑/へ。
アップした時、調子悪いな?と感じたが、いつもテンションを掛ける所まではいけた。
でも、それだけ。終了点直下でもフォールし、結局2テン。
RPはいつになるやら…
もう1便出したが、1テン。進展ナシ。

この日は2便で止めておいて、前回登り損ねた11d赤/を。
こちらはちゃんと登れた。無事再登。
この課題、イサミンが取り組んでいる。この日もあと少し、というところまではいってるのだが。
そういや、たにやんもやってたな。こちらはもうちょっとかかりそうかな。

ジムが空いてきたきたところで、12a青/を触る。
カブリで大きく右トラバースするので、混んでいる時は気をつかって登りにくい。
しかし、このルート、面白い。もっと集中してトライしたいんやがなぁ…


まあ、私は相変わらず、ぼちぼち具合だったが、会のメンバーは頑張っていた。
O村組長は垂壁の黄色11aをRP。ナイストライだった。
飛ぶ鳥を落とす勢いのH井くん、10d緑をRP。これで10台は全て終了。
もう少してこずるかと思っていたのにな。見られなくて残念。今度見せてもらおう。
みゆさん、10d赤をRP。こちらも見られなかった。10台はあと2本やね。

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私もそろそろ、RPしたいなぁ。

2016年10月 6日 (木)

“水”と“真ん中”~クライミングのこと。7

今日は山岳会の集会に出席する予定だった。
が、ムスコが昨日から体調を崩し、今日は一緒にいて外出しないことにした。
しかし当のムスコは元気になり、特に世話をすることはなくなった。
で、こうしてブログを書いたりしている。


クライミングで登る前、壁を前にして、何を考えているだろう。
もしくは、どんな心持ちだろうか。
なーんも考えてない人もいるだろうし、あれこれ考え過ぎる人もいるだろう。
OSやRPがちらついて緊張する時もあるし、なんかあんまりヤル気ないなぁ、って時もある。

クライミングでは“メンタル”の部分が、成果に非常に大きく関わる。
ジムでは滅法強いのに、コンペでいい結果が残せない。
逆に、いつもはさほどでもないのに、本番では異常に強い。なんて話も聞く。
別にこれは、クライミングだけに限ったことではない。

“クライミングはメンタル8割”
以前にも書いたが、イサミンの名言である。お気に入り。


数年間クライミングを続けていると、恐らく人それぞれ、何らかのやり方ができてくると思う。
私にも私なりの“イメージ”と“心の持ち方”ができている。
今回はそれを書いてみようと思う。

以前にもブログに書いたが、私はクライミングを始めた頃、私はムーブの知識が全くなかった。
何も知らないまま、ただただ本能の赴くまま、壁を登っていた。
1年後、初めてジムで11aが登れ、本格的にジムに通おうと半年券を買ってすぐ、強烈なぎっくり腰に見舞われた。
登りたくても登れない。未練がましくジムに行っても(タダやし)、ライバル達が登るのを見ているのは悔しいだけ。
そんな時、初めてクライミングの本を買って読んだ。
そして初めて、ムーブについての知識を得た。

ぎっくり腰が治り、早速ムーブを試してみた。
(なるほど、そうか。そうだったのか)
ここで私は一つの壁を越えられたと思っている。

本能の赴くまま登るよりも、ムーブを解いて登る方が成果が上がる、と分かってからは、本やネットからクライミングの知識をどんどん取り入れた。
が、また壁がやってきた。
(あそこの乗っ越し、左手・左足でフラッギングのハズやが、決まらんな…)てな具合。
しかし、フト、登れることがあった。
(アレ?今のは…正対?)
ホールドの向きや位置から、フラッギングに間違いない、と思い込んでしまっていたのである。

ムーブにはセオリーがある。そのセオリーに沿って登ればある程度登れる。
しかし、ムーブは人それぞれである。身長、体重、得て不得手、関節の柔軟性、諸々。
当然、セオリーに当てはまらない場合も多い。
セオリーにこだわらず、時には本能のまま動き、自身の体に耳を傾け、自分に一番合ったムーブを見つけ出すことも大事である。


そういったことを繰り返し、私は“真ん中”にたどり着いた。
何も考えずに登るのはダメだが、あんまり考え過ぎるのもダメ。
“真ん中”がちょうどいい。

そしてこれは登る前の気持ちの持ちようでもある。
あまりに気負い過ぎても良くないし、気を抜き過ぎても良くない。
私の場合、気負い過ぎるキライがあるので、少し抜いたくらいがいいみたい。

そして登る前のイメージは“水”である。
水は自分の意思で流れているのではない。ただ、高い所から低い所へ。
岩等の障害物があっても、滑らかに流れていく。
上下逆だが、水が流れるように登っていくイメージ。
一つの所に留まらず、滑らかに。
ただし、これは何便も出してホールドを覚え、ある程度オートマ化した課題にのみ有効である。


とまあ、偉そうに色々書いてみたものの、なかなかそう簡単にはいかない。
(まだまだ未熟やなぁ)、と思い知らされることの方が、圧倒的に多い。
でも、方向性は間違っていない気がする。
これからも、このやり方で、もっともっと突き進んで…おっと、気負い過ぎてはイカンな。真ん中、真ん中。


ちなみに、“水”も“真ん中”も、あるマンガを読んでクライミングに取り入れたものです。
読んだことのある人は、ピンときたかも。

2016年10月 5日 (水)

グラビティなんば 16年10/4

全然ダメだ。ホンマ凹む…
まあ、しかし。こんな時もある。次な、次。

12a緑/3便×
11d赤/2便×
12a青/1便×

1便目の12a緑/は、そんなに悪くなかった。もっともっとオートマ化が必要。
最後に触った12a青/は面白い。本格的にトライしたいが、だいぶトラバースするので、ちょっと迷惑かな?

2016年10月 3日 (月)

日和佐 16年10/2

あ~悔しい!
ラジャラウト登れなかった。今思い返しても悔しい。

久しぶりに日和佐の岩場へ行ってきた。
メンバーは、A阪さん、N澤さん、たにやん、ひじりん、みゆさん、シャントくん、チョリオの7名。

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前夜発、到着後宴会、3時まで。起床6時。当然、全員寝不足。

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今回はFit2台で。

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日和佐の岩場、私以外はみんな初めて。

8時前に到着、早速登る。

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“潮騒エクスタシー 5.10b”にMOSトライ、ひじりん。
私のイチオシルート。このトライでは登れなかったけど、2便目できっちりRP。

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私も10b2本でアップ。

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たにやん。

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A阪さん。

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シャントくん。

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N澤さん。

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みゆさん。

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グリベル兄弟。

アップの後、ドーム内に移動して、“ラジャラウト 5.11d”にトライ。
ビレイヤーはシャントくんに頼んだ。理由は、一番重いから。
ラジャラウトは1ピン目が高いところにあり、もし掛ける前に落ちてしまったら、海にドボンである。
私より体重が軽いと一緒に海へ引きずり込まれそう。

1便目、ドキドキしながらスタート。
下部はやはりカンタンで、余裕を持ってクリップできた。
3ピン目を掛けた後、手詰まりでヨレてテンション。
とりあえずトップアウトし、だいたいムーブを解く。

2便目、1便目と同じ、3ピン目の後でフォール。頭悪すぎ…
ココをちゃんとしとかないと、次の便でも同じことになるので復習しようとポンピングを試みるが、ちっとも上がらず。諦めて降りる。

3便目、やはり同じ箇所でテンション。
しかし今度は少し余裕を持ってテンションを掛けたので、壁に復帰できた。
この箇所と、その上の核心部のムーブを確認し、降りる。

4便目、ラストトライ。
気持ちが昂ぶる。しかし、核心部でのもう一手が出ず、フォール。
悔しい。登れなかったのはもちろん悔しいが、(ダメだ…)という気になってしまい、手が出せなかったのが悔しい。
何故あの時、手を出さなかったのか。全く自分が許せない。

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“ラジャラウト 5.11d”トライ中。

さてと。他のメンバーは。自分のトライに夢中で、ほとんど見ていない。
訊いてみると、暑くてあんまり登ってないとのこと。
確かにこの日は真夏のような暑さだった。

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絵になる男、たにやん①

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絵になる男、たにやん②

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絵になる男、たにやん③

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A阪さん、パンを食いながらアブミの練習?何かの検証?

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たにやん、“ラビリンス5.10d”を2便目でRP。
気迫のこもった、ナイスクライミングだった。
ちなみに私もトライしたが、魂の抜けたようなバッドクライミング。当然登れず。

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16時すぎ、撤収。

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少しヘンな記念撮影。

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フロとメシに立ち寄って、解散。
みなさん、お疲れさまでした。

2016年10月 1日 (土)

メガネを買う。

昨晩、メガネが壊れた。
ムスコとふざけ合っているうちに。
私が叱るとムスコはシュンとなっていたが、暫くして「木工用ボンド」をおずおずと差し出してきた。
「直るか!しかも木工用やんけ!」

幸い今日が休みだったので、メガネ店へ。
「3000円メガネ」と謳っている割に、一番安いものでも3500円だ。
しかも、いかにも売れ残りっぽいものばかり。
真っ赤なフレームとか、すごくぶっといフレームとか。
今さらデザインとかに拘りはないが、これはちょっと…
仕方ないので4500円のものに。それでも以前より随分安くなった。

出来上がるまで半時間ほどというので、店の辺りをぶらついた。
店の裏手には母校がある。
久しぶりに歩いて行ってみる。近くに住んでいながら、訪れることはない。

少々様子が変わっていたが、雰囲気は同じ。
懐かしい。
ブラスバンドの音が聞こえてこないか、と思ったが聞こえない。部活は休みか。

メガネ店に戻り、メガネを受け取る。
ちょうど昼時だったので、たまに行っていた中華料理の店に寄ってみようか、と思ったが、そのまま帰宅。
今度、ハラの減っている時に行ってみよう。

でも、昼に空腹になることがあるのだろうか…?

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