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2016年10月24日 (月)

“友人登路 4p 5.11b”“上昇気流 5p 5.11b”雪彦山 16年10/22・23

借りを返す時がきた。
前回、約半年前の雪彦山。コテンパンやった。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/4p-511b-1ca7.html

この週のジムは12aのトライはなるべく控え(何回かはしたけど)、主に正面壁右端の11cオレンジを何度もやった。
この課題は足が悪いので、外岩垂壁のトレーニングにちょうどいい。
2本目は、その裏にある垂壁の11ab緑。これも最後だけだが、足が極端に悪い。
靴もどれにするか、ギリギリまで悩んだ。
結局、一番の“本気”シューズ、ドラゴンにした。
マルチピッチでこの靴は初めてだ。

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さて、今回のパートナーも、勿論たにやん。快く引き受けてくれた。
それに、秀さん、F原さん、ひじりん、みゆさんも加わった。
こちらの4人は、地蔵岳東稜と右カンテルートを登攀。

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22日、9時過ぎに東屋に到着、準備。

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アプローチ。東稜チームと分かれる。

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10時過ぎ、“友人登路”取り付きに到着。
先行パーティーが人工で登っていくのを見学。

次は我々の番だ。
三峰南東壁“友人登路 4p 5.11b”。
前回は間違えて違うルートに取り付いてしまった、因縁の(?)ルート。

1ピッチ目、5.11b 30m。
初っ端から核心、11b。当然、オンサイト狙いで気合を入れて挑む。
ホールドを探りながら登っていく。
3ピン目、掛かりは悪くないが、向きが良くないホールド、マッチしようとしてバランスを崩し、敢えなくフォール。
オンサイト失敗。悔しい…

ハングドッグして、暫らくムーブを探り、そのままトップアウト。
荷物を引き上げた後、ロワーダウンで降りる。

2便目。
マルチでは通常、2便目とかはないのだが、1ピッチ目だからできる。
実はたにやんには、こっそりと、「3回くらいチャレンジしてええかな?」とお願いしていた。

さっきはなんともなかった出だしに手間取り、ちょっとパンプしてしまった。
そのまま核心へ。屁が出た。号砲一発。
その勢いに乗って(?)マッチに成功、核心をクリアできた。
その後は慎重に登り、無事RP。
屁に関して後に、たにやんは「笑った方がええんか困りました」とコメントしていた。

2ピッチ目、Ⅳ+ 20m。
たにやんリード。危なげなくOS。

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2P目登攀直後のたにやん。

3P目、5.10b 22m。
友人登路オリジナルの核心ピッチ。チョリオリード。
10bだけど、結構難しいとの情報だったが、探せばいいホールドがあり、順調に高度を稼ぐ。
が、突如いいホールドがなくなる。左へ行ったり、右へ行ったり…
結局、悪いホールドでクリア。後は慎重に終了点へ。無事OS。
ちょっと危なかった、噂は真実だった。
内心このピッチ、たにやんはテンション掛けるやろな、思っていたが、ノーテンで登ってきた。
本当、強くなった。よしよし。
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3P目登攀後の私。

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今回のシューズ(ドラゴン)とザック。

4P目、Ⅳ 45m。
たにやんリード。本人は怖かったと言っていたが、下から見ている分には問題なし。OS。
長い分ちょっとしんどかったのと、岩が剥がれそうなのが多かった。

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4P目の最後、もうすぐ終わり。

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15時、三峰頂上に到着。

頂上からは登ってきたルートを懸垂3回で取り付きまで降りた。

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“友人登路”の取り付きに戻り、改めて1ピッチ目を見上げる。
なんだかもう、懐かしい感じがした。
オンサイトはできなかったけど、なんとかフリーで登ることができた。
楽しかった。
岩に向かって、心の中で(ありがとう)と言って、その場を後にした。

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“友人登路”1ピッチ目。

16時半、東屋に戻ると、東稜チームは既に戻っていた。
テントを立てておいて、雪彦温泉へ。
その後いつも行くラーメン店で夕食を済ませ、テントに戻って宴会。

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翌23日、6時半起床。

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地蔵岳正面壁“上昇気流 5p 5.11b”
この日挑むルートだ。

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秀さん-ひじりん、F原さん-みゆさんも、同じく正面壁の右カンテを登るので、一緒に取り付きまで行く。

1ピッチ目、5.10b 28m。
先陣を切って、まず私が登る。
前回ビショ濡れでも登れたのだから楽勝だろう、と思っていたが、案外登りにくい。
それに風が強く、ちょっと、いや、だいぶ寒い。
無事終了点へ、再RP。
たにやんもノーテンションで登ってきた。

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上昇気流1ピッチ目を登る私。(みゆさん写)

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フォローのたにやん。(みゆさん写)

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1P目終了点より。

2ピッチ目、5.10b 22m。
たにやんのリード。前回はフォローでA0だったらしいが、今回はフリーで登れ、RP。
私も続いてフォローで登る。
それにしても寒い。指がかじかむ。体がこわばる。
ぎっくり腰になったらどうしよう、とイヤな考えが頭をよぎる。

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右カンテ登攀のひじりん。

3ピッチ目、5.11b 25m。
いよいよ核心ピッチ。寒いとか言ってられない。
気合を入れて挑む。
1ピン、2ピン、3ピン、までは順調。
しかしここで詰まった。
上に良さそうなカチが見えるが、届かない。
登ったり降りたり、左へ行ったり右へ行ったりを繰り返す。
腕がだいぶパンプしてきた。
右側、腰の辺りに良さそうなスタンスがある。これに右足を乗せればカチに届きそう。
右手左手、向きの悪いホールド、左足スメア。
いざ、声をあげ、突っ込む!

…フォール。
スメアの左足が切れてしまった。
しばらく白い空を見上げてボーっとする。
悔しい…。
しかし、なにか清々しい気分でもあった。

逃げることはしなかった。
恐れずに挑むことができた。
パンプしていく中で、ムーブを考え、思い切り試し、そして潔く墜ちた。

深呼吸を2度入れて、もう一度やってみる。
またフォール。ぶらさがって壁を見ると、右側に指1本が入るポケットがあった。
(あ、これがあれば…)
もちろん、指1本で引付けとかはできないけど、これでバランスを取ると、右足をスタンスに上げることができた。
(このポケット、早く見つけられたらなぁ…)
再び悔しさがよみがえる。
しかし、ホールドを見つけるのも実力。
まだまだ実力不足、ということだ。

その上も結構いやらしかったが、なんとか登り切り、終了点。
たにやんは、一度トライして無理だと思ったらしく、ゴボウに変更。
しかしそのゴボウ登りの早いこと。
恐らく私に難しいルートに付き合わされているうちに身に付いたのだろう。
ますます頼もしい。

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右カンテルートの秀さん。

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同じく、みゆさん。

4ピッチ目、5.10a 15m。
3ピッチ目の終了点から頂上までは40mと少し。
1ピッチで登れるのだが、前回それをしたらロープがえらく屈曲して非常に登りにくかったので、今回はピッチを切ることにした。
たにやんリード、チョリオフォロー。問題なし。

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4ピッチ目を登るたにやん。

5ピッチ目、5.9 28m。
チョリオリード。左へ大きくトラバース。下を見ると高度感たっぷり。
ただし、脆い岩が多く、それほど快適ではない。
最後は地蔵岳の頂上へ直登して終了。
たにやんも、もちろんテンションを掛けずに登り、12時10分、登攀終了。

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無事、登攀終了。

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秀さん-ひじりんパーティ。

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F原さん-みゆさんパーティ。

地蔵岳頂上で全員再会。健闘を称えあう。
東屋への下山途中、地蔵岳がよく見える場所があった。
たにやんと、あそこが1ピッチ目の終了点、3ピッチ目の核心はあの辺、と言い合う。
そして心の中で(ありがとう)と言った。

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地蔵岳正面壁。

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それを見上げる。(みゆさん写)

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東屋に戻って記念撮影。

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今回登った2本は、とてもいいルートだった。
整備していただいた方々には本当に感謝である。
また、一緒に登ってくれたたにやんには、今回車とテントでも世話になった。

それにしてもやはり、5.11bのオンサイトは難しい。
友人登路も上昇気流も、核心ピッチはオンサイトできなかった。
実力をつけて、またきっと、挑戦したい。

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コメント

2日間、楽しかったですね~、ありがとうございました。
自分でも成長がほんの少しですが感じられたので、いいクライミングでした。

友人登路、RPおめでとうございます!

自分はまず、もう少し外岩にも慣れないとあきません。
もう少し強くなったら上昇気流、また一緒にチャレンジさせてください!

taniyan、コメントありがとう!
付き合ってくれてありがとね!taniyanと登れて、ホントよかった。楽しかった!
上昇気流、リベンジはならなかったけれど、もっと強くなってまた挑みたい。
その時は、また一緒に登ろうな!

マムートシスターズも頑張りました〜!Fセンパイの頼もしかったこと‼︎
でも私にとってはほろ苦デビュー。右カンテ、1ピッチ目、スメアが切れて思わずヌンチャクを掴んでしまった…
『ホールドを探すのも実力』耳が痛い。同じ足が悪いなら、ええい、どこでも乗せちゃえ〜‼︎っていっちゃったんですよね。もっと落ち着いて探せば良かった。
チョリオさんの入念な下準備、そして登攀にかける想い。やっぱり遠い先輩の背中。改めて学ぶところがいっぱい…
私も清々しい登攀出来るように、また戻ってきたいです。
それにしてもフリー化されたルートとはいえ(もうちゃんと理解しました笑)アルパインも楽しいですね♪

miyuさん、コメントありがと!
10bのオンサイト、難しいよね。残念だったけど、次に行った時にはきっと成長が感じられると思うよ。

でももし私だったら。
登れなかったことよりも、ヌンチャクを掴んでしまったことを悔やむやろな。
1P目はフリー化されてるしね。
もちろん、フリー化されていないところでそんなことはしないけどね。

おめでとう!借りを返せて本当によかったですね。
友人登路+弓型クラックで、3年前の4月つれ合いと登りましたが、その年の
ベスト1だったように思います。

今度は三峰「ニッチモ」+不行「サッチモ」はいかがですか?
今年四月、私と夫は登攀七時間、歩行二時間半の九時間を超えてしまい
ましたが、他の山の会(たしかアルデ?)は六時間半ほどだったし、
チョリオさんたちも若いので、早いかもしれませんね。

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