ひいばあちゃんの思い出。
ヨメさんのお祖母さんが亡くなった。
99歳。大往生である。
よく覚えているのは、曾孫のあっちゃんが生まれた時、ものすごく喜んでくれたこと。
手編みの帽子をたくさん編んでくれた。
ついでに私の分もいくつか編んでくれた。
とても元気なおばあちゃんだった。
ひいばあちゃんの故郷は長野県の伊那である。
我が家族も夏になると、毎年のように行っているが、いいところである。
中央アルプスと南アルプスに挟まれており、山好きにはたまらない。
以前、たまたま二人でいた時の会話。
お菓子を食べながら、私が思いついて、
「おばあちゃん、子どもの頃、おやつってあったんですか?」
「ああ、子どもの頃はトンボを取って食べたな…」
「ええ!?トンボっておいしいんですか?」
「ははは、うめえわけ、ねえずら」
とてもお茶目でかわいいおばあちゃんだった。
だんなさんは若くして戦場で亡くなったらしい。
とても苦労してきたに違いない。しかし、そんな感じは一切見えなかった。
恐らく、苦労を苦労に思わなかったのではないだろうか。
非常に強く、たくましい人だったと思う。
ひいばあちゃん、どうか安らかに。
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