“幻の?11a” 5年前。
以前、このブログで、ジムで初めて“5.11a”が登れたのは、3年前、2013年4月、と書いた。
しかし今日、PCを整理している内、実は更に遡ること2年、2011年6月に既に“11a”を登っていることが分かった。
…というより、思い出した…
実はmixiというのをやっていて、もう5年ほったらかしなのだが、今日本っ当に久しぶりに開いてみた。
5年前に自分の書いた文章を読んでいて、その“11a”の記事を見つけたのである。
今となっては別にどーでもえーことやねんけど。
面白かったので、そのまま全文載せます。
今日は岩トレの予定だったが、悪天のため、またもやジムに変更になった。
ナンバの新しいクライミングジム、アビリティいうたか?なんか違うような?
そこへ会のメンバー10人以上でぞろぞろと。
その中に、私の苦手なWさんもいた。
すごく知識があって岩に真剣に取り組んではって、仲良くなりたいのだが、
ぶっきらぼうでコワもてなので、どうも取っつきにくい。
そのWさんが、いきなり3本立て続けに登ってはった。
それを見て「なるほど」と思った。
屋内ジムはフリークライミングだが、
我々が目指すのはアルパインクライミング。
そないに難しいムーブなどを駆使して登るより(駆使できないが)
易しいルートを立て続けに登ることの方がアルパインの練習になる(と思う)
最初に3本ほどウォーミングアップで登り、
(ビレイ検定受ける方が多かったので…)
私もそれを実践してみよう、と思った。
(でも…)
先週来た時に登れなかった5.10dのルート、
これだけ、一度挑戦してから…
Shigeoさんにビレイを頼んで登ってみる。
…なんとか登れた!嬉しい!
もう今日はこれで満足!あとは修行を…
と思っていたら、以前吹田のジムに行っていた時に
いろいろ教えて頂いたS野さんに会った。
久しぶりにお会いして少しお話しする。
「チョリオさん、あそこの5.11a登りました?」
「いえいえ、イレブンなんて私にはとても…」
「イヤ、あそこのルートはイレブンもないよ。5.10aくらい思いましたもん」
(なんと…)
まあ、S野さんが5.10a言うてもレベルが違いすぎて全然説得力がないのだが、
かなりの“お買い得”であることは間違いなさそうだ。
目の前を1mのコイが腹を減らしてウロウロ泳いでいるようなもんか?
(分かりにくい例えですが…コイ釣り師にとっては
メーターオーバーを釣り上げるのは1つのステータスなんです)
「ホラ、あそこの茶色のルート」
(茶色?そういえば…前回お会いした助役さんも
そんなことを言うてはったような?)
(やってみるか…)
実は今まで5.11は登るどころかトライしたことすらない。
以前少し通っていた平野のジムで虎視眈々と狙っていた5.11aがあったけど、
結局トライする前に肩を痛めてしまった。
ビレイを頼もうと、会のメンバーが集まっている所に行くが、
みんなそれぞれ練習している。
一人、手持ち無沙汰にしているのがいたが、彼のビレイはまだちょっとコワい。
うまい具合にマイミクの、はんていさんがヒマそうにしていたので、
ビレイをお願いした。(知り合いに会ってばかりである)
深呼吸をして、登り始める。
腕のスタミナに自信がないので、どんどん登り、どんどんクリップ。
ホールドはすごく持ちやすい。(なるほど、ウワサ通り)
途中すごくかぶっている箇所があるけど、
そこも無事クリア、最後まで登れた!
やったー!!登れたー!!
やっぱり嬉しい!
お買い得でも、飢餓状態のメーター鯉でも、やっぱり嬉しい。
でも“ちゃんと”5.11登る人にとってはこんなルート、メーワクなんやろな…
メンバーの所に戻り、
相変わらず、手持ち無沙汰の彼に話しかける。
「どんどん自分から入って行かないと、
いつまでも登れないし、上手くならないよ」
しゃあない、今気分もええし、オッサンが付き合ってやろう。
彼のビレイで簡単なルート3本連続。
ちょっと寄り道したけど、本来やりたかったことを実践。
これが…キツい…もっと腕に負担をかけずに登れるはずなんやろうけどなぁ…
彼との特訓(?)を終える頃、
ちょうど他のメンバーも終了。そのまま“反省会”へ。
反省会ではコワもてのWさんは、ずいぶん気さくだった。
笑顔がとても魅力的。
今日の一番の収穫は、Wさんとの距離が縮まったコトです。
Chikaさん、写真お借りしました。
…以上が5年前mixiに書いた文章。
いやあ、懐かしい。
“グラビティ”のこと“アビリティ”書いてるし。
何人か懐かしい方も出ている。
「手持ち無沙汰の彼」とは、きっとはっしゃんのコトやな。
この時のことは勿論覚えていて、“11a”が登れたことが嬉しかった覚えもある。
しかしやはり“超お買い得11a”だったのだろう、自分で“11a”を登ったという印象が薄く、今日思い出すまで忘れていた。
まあ、自慢ではないが(自慢)、初めて行ったジム(パンプ)で5.10cが登れていたのだから、これくらいはできたのだろう。(イヤミやな)
しかし、この時はまだフリークライミングには興味がなく、ジムにはたま~に行く程度。
本腰入れて通いだすのは2年ほど後のことだ。
最後に。
この記事に書き込みしてくれた方への返事のコメント。
いえいえ、あのルートはホントに登りやすかったんです。
私が確実に登れるのはせいぜい10aまでですので
10aクライマー(そんな呼び方ある?)です。
私の課題は登ることより、むしろ支点構築やレスキューのシステムです。
あ、いや、登りもまだまだですけど。
なんせ頭悪いし、要領悪いし…
特に「会長さん」などに見られていたりした日には、思い通りにいきません…
…自分で書いていることが実に初々しい。
そういえばロープワークもまだまだ不安だらけだったっけ…
今回自分の書いたものを改めて読んでみて“初心”を思い出した。
ちょっとくらい上手くなったからって油断大敵。
むしろ今の自分の方が危ない。判ってるか?オレ。
5年前のオレ。見るからに下手そうだ。
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