スカルパ“インスティンクト” 16年3/14
ずっと軟らかいシューズを履いていた。
でも別に、軟らかいシューズが好き、ということではない。
クライミングを始めた頃、ジムでよく足を滑らせていた。
そんな折に、ジムで、ファイブテンシューズ試し履きできる機会があり、
その時“Jet7”のフリクションの良さに驚いた。
Jet7のソールは当時最高と言われていた“ステルスHF”。
ステルスソールでないと…と思い込んでいる私は、多少(だいぶ)作りが悪くても、ファイブテンのシューズ、つまり柔らかいシューズを履いていたのである。
硬いシューズを初めて履いたのは、去年の年末。
駒形岩に行った時、クライミングシューズを忘れ、秀さんの“ミウラー”を借りて登った。
大きめサイズだったにも関わらず、すごく登り易く、足が楽だった。
別にステルスソールじゃなくてもええんちゃうん?
それどころか、硬いソールの方が乗り込みが楽かも?
そんなワケで、皆が絶賛する名シューズ、“ミウラー”を入手。
オークションで3千いくらか、という格安だったが、サイズ選びに失敗…
届いたシューズは、だいぶブカブカだった。
試し履きもしてたんやが、けっこう伸びるんやな…
“ミウラー”のような硬いシューズに未練はあるけれど、そんなにいろいろ買うほど、お金に余裕はない。
酷使した“ドラゴン”をリソールに出した際、新しく買ったシューズも、また“ドラゴン”。
なんだかんだ言っても、不動岩で11台をRPできたのは、この靴のおかげだと思っている。
ちなみに、最初にも書いたが、私が“ドラゴン”を選ぶのは、ステルスHFソールだからである。
この靴の、本当の活かし所は強傾斜。らしいが、私はジムでも殆どやらない。
性能を活かしてやれなくてスマン、“ドラゴン”。
そして先日、スカルパのシューズがお買い得値になっているのを知った。
ドラゴンを買ったばかりなのに、(ちょっとだけ)と、いろいろ試し履きをしてみた。
やはり、さすがは靴メーカーの老舗、スカルパ。
アメリカの雑なメーカーとは違う。(世話になってんねんけどな)
しっくりくる履き心地、しっかりした硬めのソール。
(欲しい…!)
おしゃれには無頓着で、服や靴など、安けりゃ何でもええ、という考えの私だが、
その赤い靴、インスティンクトには(カッチョエエ)一目惚れしてしまった。
衝動買い。
珍しい。この私が。前の衝動買いが、一体いつだったのか思い出せない。
高い買い物には慎重なのだが。
早速、ジムで履いてみた。
結構、滑る。(ありゃぁ)
早くも衝動買いを後悔していた。
後悔していてもしょうがない。
買ってしまったものは使わないと。
土日の不動岩は、ずっとこのインスティンクトで登った。
つーか、今外で使える靴は、コレしかない。(新しく買ったドラゴンは取り寄せ中)
結果は昨日・一昨日書いた通り。
“外岩で絶大の信頼感”“高いエッジング性能”
といった、硬いクライミングシューズのレビューでよく見る言葉を、そのまま実感できた気がする。
(なるほど、エッジングってのはこういうことか)と、おぼろげに納得できた。
今まではスラブ、例えば“ワンマンショー”の下部の、小さなフットホールドに乗り込む時、足の指でギュッと掴むように、何と言うか…押さえ付けるようにしていた。
が、インスティンクトだったら、そのままグッと乗り込める。楽チン。
と言っても、まだ2日しか使っていないので、期待し過ぎはよくないな。
長く、大事に使っていこう。
左“ミウラー”、右“インスティンクト”
“ミウラー”だいぶデカい…
右、ジムでの主力“パイソン”
サイズ感は大体同じだが、インスティンクト39.5に対してパイソン38。
左“ミウラー”39、右“ブラックウィング”44.5。
サイズ感、大体同じ。どうなってんねん?
クライミングシューズはやっぱり履いてから買わんとな。
« “3勝2敗”不動シアター 例会 16年3/13 | トップページ | ファイブテン“ドラゴン” 16年3/15 »
「クライミングのこと。」カテゴリの記事
- 肘痛再発(2023.11.20)
- 膝の手術から2ヶ月経過(2023.09.11)
- 膝の手術から1ヶ月経過(2023.08.11)
コメント