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2015年11月の20件の記事

2015年11月30日 (月)

納山会・技術講習会~蓬莱峡 15年11/29

28日、某岩場でフリークライミングの後は、蓬莱峡へ場所を移して(大)宴会。
この日は山岳会の納山会。大盛り上がり。すごく楽しかった。
料理も大奮発のカニ鍋。おでんも雑炊もおいしかった。
旨すぎて食べ過ぎ、未だに体重落ちない。

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はっしゃん、何気にガッツポーズ?

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月と星がキレイだった。

こういった宴会も、来年はないかなぁ…
みんなも、そういうことを意識しているのか、ハイテンション気味だった。

翌29日は、技術講習会。レスキュー編。

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背負い懸垂。腰に爆弾を持つ私は止めておく。

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吊り下げからの登り返し。

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マスターして欲しい者には、なかなかマスターできないという矛盾。

そういえば、合間に大屏風の左端(凹角右)のルートを登ってみた。
が、最上部でA0…
んー、前ん時はアルパイン用のガバガバシューズでも登れたのにな…ちょっと残念。

2015年11月29日 (日)

某岩場 15年11/28

T市の某岩場に行ってきた。
メンバーは、秀さん、イサミン、いなやん、N川さん、S橋さん、DくんにSちゃん。総勢8人。

天気はよかったが、寒かった。
岩が冷たくて、指がかじかむ。アップを済ませても、ビレイをしたら元に戻る感じだった。

それでも、みんなよく登った。
この岩場、ちょっとグレードがアレ(?)なこともあるけれど、OS、RP連発だった。

まず、いなやんが“レオ11b”をOSで口火を切る。
ちなみにこのルートは、さらに上部に2ピッチ目があり、私とつるべで登った。
2ピッチ目はオマケみたいなもんなのだが、登ってみると、すごく景色が良く、気持ちよかった。
もし、いなやんが「行きましょう」と誘ってくれなかったら、一生登ることはなかったと思う。
登ってみてよかった。いなやん、ありがとう。

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某岩場、最上部より。

“水平思考11bc”では、イサミンと秀さんがRP。
彼らの実力からして当然。

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水平思考、秀さんとイサミン。

“パッショネイト10c”では、N川さんがメガネを大破させながらもOS。
初心者のDくん、Sちゃんも続いた。
彼ら二人はヤル気もセンスもあるし、すごく伸びると思う。

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パッショネイト、Dくん、Sちゃん。

“五八寸11b”、秀さん、OS(RP?)。私も再登した。
いなやんは、惜しくもRPならず。

昼過ぎからは、寒さも和らぎ、なんだかんだと日没直前まで登ってました。

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水平思考、オレ。ムーブ思い出すのに、だいぶかかった…

2015年11月27日 (金)

宿題の“11bc”~グラビティなんば 15年11/26

いよいよ、ず~っとやり残してきた課題に取り組む時が来た。
当に“宿題”。
凹角の11bc緑。

たぶん、グラビティなんばがオープンした時から、ずっとある課題だと思う。
しかし、取り付く人を見かけることは稀で、完登した人は見たことがない。
今まで、4回ほど、チャレンジしてきた。
1回やってみては、全然ダメ、半年後、またやってみては、まだまだダメ、また半年後…てな具合。

しかし、正面壁の11台を全てRP、新しくできた垂壁の11台も終わってしまった。
もう、逃げるワケにはいかない。
残った11は、この課題だけである。

久しぶりに取り付いてみたが、相変わらずのキツさ。
しかし、前回(はいつだったっけ?)よりも保持できてる。
今まで最後まで抜けられなかったが、今回はなんとか抜けられた。
後は繋ぐだけ。気合を入れて2便目。

核心までは順調、あ、クリップ…うぅ、キツい…フォール。
(そうか、さっきはクリップを先にしてムーブ解いてたから、クリップのこと考えてなかった…)
ムーブはなんとかできるが、2ヶ所クリップがキツい。んー、まだ時間かかりそう。

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薄いカチをレイバックで繋いでいく課題。ジムでは珍しいのでは。
フォールすると、結構右に振られる。ビレイヤーもちょっと怖い思う。

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今日登れた、垂壁に新しくできた、2つの11b。
左はOS、右はバランスを崩してOSならず。休憩入れず、すぐに登ってRP。

やっぱりカンタンな気がする…

2015年11月25日 (水)

グラビティなんば 15年11/24

ふう。先週苦戦した、女子課題オレンジの11c、なんとか落とせた。
今日も4便、計10便程かかってしまった。

その後、リニューアルした垂壁を触ってみた。
11aと11b。どちらもなんなくOS。
んー、なんか随分カンタン…なような?
特に11bは、先週やっとRPした正面壁右、水色の11bと同じグレードとは思えない。
まあでも、OSできたからいいか。

今日は一緒に登った、たにやんとO村さんも成果あり。
たにやんは苦労していた正面壁左の10bをRP。
O村さんは先週惜しかった、垂壁オレンジ色の10cをRP。
二人とも強くなった。私も嬉しい。

2015年11月23日 (月)

小豆島拇岳・“赤いクラック”ルート 15年 11/22

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山岳会の合宿で、小豆島に行ってきた。
小豆島には過去2度行ったことがあったが、いずれも吉田の岩場でのシングルピッチのみ、今回の拇岳マルチピッチは念願だった。

今回選んだルートは、定番、俗に“赤いクラック”と呼ばれているルート。
一般ルート(5P 5.9/A0)170mである。ロクスノの67号を参考にした。

メンバーは、イサミン-いなやん、N川さん-チョリオの4人、2パーティ。
今回は私が全てのピッチでトップを受け持つことになった。
イサミンがハーネスをテン場に忘れるというアクシデントがあったが、問題なくスタート。

1P目。少々バランスが悪いルート。いつものことだが、出だしは体が硬く、感覚が鈍い。
が、無難に終了。パートナーのN川さん、すでにしんどそう。大丈夫?

2P目。出だし、前パーティが苦戦していたので、ちょっとビビっていたが、問題なくクリア。
N川さん、抜けられず、早くもテンション。

3P目。凹角を登って左トラバース。このピッチも、そこそこ難しかった。
N川さん、呼吸が尋常ではなかった。かなり苦しそう。

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N川さん。しんどそう…

4P目。いよいよ核心ピッチ。
少し登ってカンテを左に乗っ越すところが悪い。越えた後のフェイスも悪い。
おまけに支点もあまり信用できない上、ビレイヤーからは見えにくいので、精神的にもキツい。

実は、出発前、N川さんに、「私、A0するなら落ちますんでヨロシク」と言っていた。
フリーのルートかと思っていたが、8割方アルパインな感じのルートで、しっかりした支点はあまりなかった。
(しまった…あんなコト、言うんやなかった)

(これは落ちられない)アカンかったらソッコーA0しようと決めたが、幸いフリーで抜けることができた。(ふぅ、アブネ…)
N川さんは、すでにA0でも難しく、後ろからイサミンに押してもらっていた。
勿論、私も渾身の力でロープを引っ張った。

5P目。最終ピッチ。
このピッチが一番簡単、という噂だったので、N川さんにトップを、と思っていたのだが、丁重に断られた。
せめて少しでも快適に登ってもらおうと、ザックを交換した。

噂通り、簡単で重いザックを背負っても快適に登れた。
拇岳の頂上に着いた。
いい気分。最高!

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イサミン、満面の笑顔。

N川さんも、このピッチは大丈夫だったみたい。
イサミン-いなやんパーティも上がってきて、全員で記念撮影。
いやあ、楽しかった。

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いなやんお疲れ。

2015年11月19日 (木)

グラビティなんば 15年11/19

一昨日苦戦した11bは1便目で登れた。
これは予定通り。
でも、右側のホールドを2つ使わず、核心のムーブがかなり無理やり。
きっと、その使っていないホールドを使って、もっと楽に登るのだろう。
今は解らないが、ま、それはまた後日。

次にオレンジの11c。
結果、4便出して登れず…うぅ…
1便目でムーブは解決したものの、繋げられなかった。

かなりしんどい。
もっと楽なムーブがあるのかも。

核心手前、バランス悪く、結構ヨレる。
核心、天井の大ホールドをピンチ持ちして、ダイナミックムーブ。
落ちたら振られるので怖い。
その後、薄いカチを4手耐える。クリップがキツいし、かなりヨレる。

むう。これで11cか。手強い…RPまで、もう少しかかりそう。

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本日ビレイしてくれたのは、谷やん。
結構ランナウトしたんで怖かったと思う。ご苦労さん。
10bRPチャレンジは惜しかった。

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N川さん。センスもガッツもある。が、体重がちょっと…

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登れた11b。

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登れなかった11c。
女子課題は、リーチを生かしてとばせれば楽になるが、そうでないと窮屈で苦しい。
体硬いから腰も痛いし…

2015年11月18日 (水)

年をとったのだなあ。

職場の同僚と話をしていた時。

その同僚は、私より若く、4歳の子供がいるとのこと。
「子どもに手がかかって大変ですよ」と、彼。
「そうやろなぁ、でもすぐ大きくなるで」と、私。

その時私は、自分も年をとったのだな、と感じた。

「子どもは、あっという間に大きくなるで」
「今は大変やけど、すぐに大きくなるよ」
ムスコが小さい頃(今でも十分小さいが)、母親をはじめ、多くの年配の方々から聞いた言葉。

そおかぁ、自分の口から、その台詞が出るようになったんだなあ。

グラビティなんば 15年11/17

11bが登れなかった…
4便も出したのに。

正面壁で、まだ登れていない11台は、2本ある。
右の方にある、水色の11bと、オレンジ色の11c。

壁がリニューアルされた時、11cまでの課題を端から触っていき、だいたいOSか2~3便でRPできた。
ただ、上記の2本は、最初から、??な感じだった。

こちらを解決する前に、12台を触り始めたため、なかなか再チャレンジできずにいた。
12台はそろそろ、ちょっとやそっとでは登れそうにない課題ばかりになってきたので、いい機会と思い、今日、やり残した11を触ったのである。

当初、11bは1便か2便で終わらせて、次の11c、それもできれば今日中にRP、と目論んでいた。
が、結果は最初に書いた通り。

はあ、苦手なムーブはとことん苦手やな…当たり前やけど…

今日はO村さんと、たにやんとで登った。
二人とも、10cチャレンジ。どちらも惜しかった。
週2回、来るようになって、半年くらい?
ずいぶん強くなった。このまま続けていけば、年明けには11aとか触ってそうやな。

2015年11月16日 (月)

グラビティなんば 15年11/16

今日も12cが登れなかった…

https://youtu.be/iFPl87X-_KU

失敗動画が増えるばかり…

ムーブは、ほぼ、覚えていた。
が、登れていた時と比べて、体が壁から離れている。
もっと、くっつければ、もっと楽になるはずなのだが、解っていても、できない。なんでだろ?

ルーフの11abが2本続けて登れたんで、良しとするか。

2015年11月15日 (日)

思い出の“11c”~グラビティなんば 15年11/15

グラビティの垂壁がリニューアルするらしい。
10台の課題ばかりなので、最近はほとんど触ってない。

ふと、見ると、垂壁唯一の11cもなくなるらしい。
とても愛着のあるルートなので、ゆっくり、丁寧に登った。
あれほど苦労した、最後の2手、そして終了ホールド(ジムの最後のホールドは大ガバがほとんどだが、コイツは結構悪い)も普通に保持できた。

成長が実感できて嬉しい反面、ちょっと寂しい。
というのも、垂壁には高グレード課題がほとんどない。
こういう、パワーではなく、バランス重視の課題は貴重なのである。

私がこの課題に愛着があるのは、そういう理由もあるが、なんといっても、初めてRPした11cだからなのである。
RP時、落ちたら思い切り振られるルートなのに、ビレイヤーはH本くんだった。
ちなみにH本くんは“グランドフォール請負人”の異名を持つ、私の知る限り、最もビレイのヘタクソなヤツである。
あまりに恐ろしいため、現在はビレイを自粛してもらっている。

核心は、最初と最後。最初の核心は、地面から手が届くので、ロープを結ばなくても練習できる。
毎日、散々練習した。最後の核心は、さっきも書いた、最後2つのホールドと終了ホールド。
当時は、その2つのホールドが全然保持できず、保持できないまま、無理やり終了ホールド(さっきも書いたが、コイツも安心できない)にランジ、すぐさまクリップ、だった。
本当にギリギリのRPだった。
RPした後も何度もやったが、成功率は10回に1回くらいだったと思う。

そういえば、11c、というグレードにも、ちょっとした思い入れがあった。
3年半ほど前。初めてグラビティに訪れた日。
ビレイ検定を終えて、いよいよクライミング開始。

その時の相方は先のH本くん(思えばこの時からの腐れ縁やな)だった。
私は、以前少しジムに行ったことがあったが、H本くんは初ジムだった。
「はっしゃん、どれでもええから、登れそうなトコ登ってみいや」
と声をかけると、彼はあろうことか“11c”を指差した。

(なにぃッッ…!?実はコイツ、かなりデキるのか??)
当時はあまり面識がなく、お互いよく分っていない。

しかし、彼は登れそうどころか、スタートを切ることもできなかった。
彼は書いてあるグレードの意味も、分っていなかったのである。

私もその11cを触ってみた。
スタートはできたが、2~3手進むのが精一杯だった。
その時、私は(こういうのはきっと、筋骨隆々なヒトが登るヤツやな)と思ったのを覚えている。一生かけても、登ることができないだろう、と。

しかしそれから2年。
筋骨隆々になることはなかったが、11cを落とすことができた。
いろんな意味で、すごく嬉しかったことを覚えている。

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右下からスタート。途中だいぶ左に行くが、クリップはずっと右端。けっこう怖い。

グラビティなんば 15年11/14

今日は夕方からグラビティ。I田さんと。
コンペが行われていて、すごい混みようだった。

前回、いままで登れた12台がことごとく登れず(前回、というより、ここ最近ずっと)、
今回は11dに落としてチャレンジ。結果、…登れず…うう…

負け惜しみになるが、私は“d”の課題があまり好きじゃない。
10dの時も、なんだかコムズカシくて、11aの方がすっきり登れた。
グレードも11aの方が、やはり登れた時うれしい。
11dもジムに3つあるが(あ、こないだ4つになったっけ)、どれも一筋縄では行けない、なんだかスッキリ登れないのである。

登れなかったのは悔しいが、それが自分の実力。
ちょっと当分、11dが楽に登れるように頑張ってみるか。

と、いいつつ、12bcとかに入れ込んでしまいそうだが。

2015年11月13日 (金)

クライミングのこと。2

こないだまで、半年位無職だったことは、以前に書いた。
失業保険を使い切るまでブラブラしてやろうか、とも考えていたが、
家族や世間の冷たい目に耐え切れず、先日、そそくさと就職してしまった。
まあ、そんなことはどうでもよろしい。

前の仕事を辞めるに当たって、私は目標をひとつ、決めた。
“クライミング、強くなること”である。

辞めた当初、私は、ジムで1つだけ、5.12aがRPできたばかりだった。
内外含めて、初めての12台だったので、すごく嬉しく、よく覚えている。
グラビティ正面壁の右、桃色テープの課題だった。
初めて触ってからRPまで40日程、たぶん30便近くかかった。

それで、目標をとりあえず
「リードで5.12aを3本、5.12bを1本登る」「ボルダリングで3級登る」「外岩で5.12台を登る」にした。

幸運だったのは山仲間の、なかちゃんの存在。
ちょうど、なかちゃんも、フリークライミングをしてみたい、という。
なかちゃんの都合のいい日は一緒に仏岩に行った。
ちなみになかちゃんは、平日も結構都合のつく、便利な存在。なんの仕事してんかな?

そうして、私のクライミング漬け生活が始まった。
月・水・金は仏岩、火・木はグラビティ。
たまには仏岩の後にグラビティの“ダブルヘッダー”もやった。

しかし、2~3週間やってみても、強くならなかった。
いや、慢性疲労(特に指)のため、強くなったかどうか分からないのである。
以前ボルダリングをやりすぎて、腱鞘炎になった経験があり、指の痛みには気をつけていたので、致命傷には至っていない。
が、このままではイカン。

考えてみると、火曜と木曜のグラビティでは、必ず5.12のトライをする。
これは指を酷使する。そうすると、月・水・金はあまり指を使いたくない。
幸い、その頃には仏岩のルートはほぼ登りきっており(マニアックスラブを除く)、そんなに無理しなくなった。
月・水・金で仏岩に行けず、ジムの日は、指をあまり使わない持久力のトレーニングをした。

私が思うに、グレードを上げる方法は、2つ。
ムーブ力を上げるか、持久力を上げるか。
ちょっと極端やけど。

ムーブの幅を広げ、ルートを見る目を養い、少ない力で登る。
間違えて多少無理な姿勢でも耐え、気合と根性で登る。

どちらがスマートでカッコイイかは、言わずもがな。
ただし、どちらも必要なので、できれば、バランスよくどちらも同時に上げていくのがいいと思う。

私はカッコ悪い方の、持久力を上げることにした。
目標の一つ、「ボルダリングで3級登る」は捨てた。
118手のトラバースルートをひたすらやった。
全然、楽しくなかったし、ジムに行くのが億劫にもなったが、それこそ「仕事」のつもりで通った。

何が正しい方法なのかは分からない。
ただ、これは私の場合だけかもしれないが、趣味や道楽でも、本気で上手くなりたいのなら、好きなこと、楽しいことだけやっていてもダメだと思う。
ジムでも、気持ちのいいルートばかり登らずに、時にはつまらない、気持ち悪いルートにも登る。
気持ち悪い、と感じるのは、きっと、そのルートに苦手なムーブがでてくるから。
楽しい趣味のハズのクライミングで、楽しくない持久力トレーニングをするのは、なんだか本末転倒のような気もするが、それによって、もっと先の世界が見られるのなら、耐えられる。
(私の場合)それに耐えなければ、12や13の世界は見られないと思う。
苦しいトレーニングを楽しくできれば、もっと良かったんだろうけど。

先日の就職までに、ジムで5.12a・2本、5.12b・1本、5.12c・1本、登れた。
外岩では、2本の12aが登れた。
目標は果たせたと思う。クライミングに関しては、“オレ、がんばった”と思える。

しかし、12が何本か登れたからといって、俗に言う「トゥエルブクライマー」になったとは全然思わない。
ジムでも、登れない12aは、とことん、登れない。1つのムーブができないから。
登れるのは、自分の得意のムーブしか出てこない課題。苦手なムーブが1つでも出てくれば、登れない。

外岩で12aが登れたのは、もっと“たまたま”である。
しかし、駒形岩でサイレントティアーズ、フィギュアヘッド、プロミネンスの11台が、あまりムーブが固まっていない状態でも完登できるようになり、成長を実感できた。
“もうかりまっか”や“おじいちゃんのどたどた落ち”の11aをOS、RPできたのも、11台に対する自信になった。

仕事も決まり、毎日クライミングとはおさらばした。
2週間でクライミング6回、“全然やりたりない”“持久力落ちた?”と感じる。
でも、すぐに週2~3回という以前通りの生活に慣れるだろう。

振り返ってみると、貴重な半年だった。
この年になって、いいオッサンが、まとまって時間を取れるなんて、普通はありえないだろう。
私にクライミングがあって、良かった。おかげで有意義に過ごすことができた。

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先月行った、備中長屋坂。
“Morisama 5.12ab”は、あと2日あったらなんとかできそうやけど…甘いか?

消えた“12b”~グラビティなんば 15年11/12

なんとも??なカンジ。

今日も張り切ってジムに行ってきた。
狙うは、Keiさんの12b。今まで10便位出している。
アップを済ませて、さあ、RPチャレンジ!

あれ?なくなってる?
いや、あるけど、11d?
2ランク格下げになっていた…

ちょっとガッカリ、でも気を取り直して登ってみると、あっさりRP。

なんなんだ?
たぶん“12b”だと、気負い過ぎていたんだと思う。
“11d”だと気楽に取りつける。
たぶん、そうなんだと思う。

やっぱ、クライミングはメンタルでかいな。

その後は、今まで登れた12を復習。
12c黄、1テン。12b緑、1テン。12a緑、2テン。12a青、登れず。

最後の12a青は、壁がリニューアルして最初に登れた12。ので、一番忘れていた。
しかし、一番登りやすい12だったはず。
最後だったんで、ヨレていたんだろうけど、ヨレていても、これくらいは登れるようになりたいなぁ。

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格下げになってちょっとがっかり。でも登れたからええか。

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O村さん。

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たにやんは10dが登れたらしい。

2015年11月11日 (水)

風変わりなジム 15年11/10

ちょっと変わったジムに行ってきた。
知り合いの知り合い、Iさんが通っていたというジム。
先日の駒形岩の帰り、Iさんの「ホールドに本物の石とか、貝とか使ってるんですよ~」
という話に興味深々、早速行ってみよう、ということになった次第。

案内人のIさん、イサミン、K本ちゃん、りょうさん、Fさん、私の6人。
ジムを覗いてみると、狭いし、暗い。グラビティ慣れしている私にとって、すごく不思議な空間だった。
そして噂通り、ありました。

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生石のホールド。

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サンゴ。

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貝(ホタテ?)

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くりぬいたポケットホールドもあった。

(むう…ステキだ…)ちょっと怪しいカンジにすっかり惹かれ、早速登ってみた。

(難…)テープの貼ってある課題を登ってみたけど、やはり、石は普通のホールドに比べて滑る。
当に外岩感覚。いや、“内岩”である。

ジムの怪しい雰囲気とは裏腹に、気さくで爽やかなオーナーの兄さんが、ヘタレの我々のために課題を作ってくれた。

最初の2つ3つは行けたけど、カブリから垂壁へ抜ける課題でフォール。
続くピンチ持ちからカチへ繋ぐ課題もダメだった。

2時間ほど遊んで終了。もうちょっと遊びたいけど、ちょっと遠いなぁ。
ちなみに料金は1000円、良心価格。近くにあったら、通ってみたいジムだった。

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K本ちゃん。

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Fさん。

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りょうさん。

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どっカブリ中、イサミン。

2015年11月 8日 (日)

グラビティなんば 15年11/8

今日は山岳会の例会。
本来なら、外岩で登攀訓練の予定だったが、あいにくの雨。
グラビティでの練習となった。まあ、予想はしてたけど、すごい混みよう…

ジムが初めての方が5名いて、簡単に登り方やビレイの練習。
アルパインクライミングの会なので、ビレイは普段からやっているけど、
やっぱりフリーでは、かなり勝手が違い、なかなか…いや、まあ、ぶっちゃけ、全然…
落ちるヒトを実際止めるのも初めての経験だろうし、仕方ない。
ビレイ訓練とかもあるけど、タイヤ止めるだけやし。年1回しかないし。

それでも、何度かやっているうちになんとかサマになってきて、ビレイ検定にも全員合格。
後は各自自由に、簡単な課題にチャレンジ。登りの方も、なかなか…いや、まあ、全然…
そらまあ、初めてやったら、すぐパンプするわな。仕方ない。

でも、後輩達のビレイを見て、自分のビレイをもう一度見直すきっかけになった。
ずっと続けてると、当たり前のように、漫然としてしまう。やっぱりビレイの時は気を引き締めないと。

でも、たぶん、私も、一緒にジムに通いだした二人も、最初はこんなんやったんやろな。
よう怪我せんかったな、思うわ。ホンマに。

2015年11月 7日 (土)

駒形岩 15年11/7

今日も駒形岩。
秀さん、イサミン、N川さん、たにやん、M西くん、K本ちゃん。
今週から仕事で、毎日クライミングは卒業。
水~金曜の三日間登らなかっただけで、なんか調子悪いように感じる。殆ど中毒やな…

アップを済ませて、M西くん、サイレントティアーズRPチャレンジの前に、私がマスターで。
下部、全然登れない…A0で上へ。上部でもテンション、さっぱり。
私のヘタレな登りを見たせいか、M西くんのRPチャレンジは残念なことに。

今度は秀さん、プロミネンス挑戦の前に、私、ヌンチャク掛け。
核心下部でテンション。どんなやったっけ?核心は抜けるも、その上のカチ続きでもフォール。はぁ…

イサミン、フィギュアヘッドをRP!
さすがに精神力が強い。まさかのZクリップとかしてたけどな。
ヌンチャクを残してもらい、私も挑戦。

3連敗は避けたい。
下部、私はいつも皆が使うカチを使わないで、直接上のガバを取るのだが、今日はなぜかあんまり体が伸びない。
グーっと伸ばして右手で探ってると、背中で「ぽきっ」って音がした。
(ヤバイ!)慌ててカチを取り、皆がやってるように、左手でガバ。(ふぅ…)
その後は無難にこなして、本日ようやく1勝。
そういえば、となりで丁度秀さんが、気合十分でサイレントティアーズを登っていた。
今日の秀さんは、やたらハイテンション。声出まくりで、こちらは逆に吹き出してしまって力が抜けた。

私もサイレントティアーズ、2回目。
なんか危なっかしかったけど、なんとか再登。(今度やったら、また忘れてそう…)

フィギュアヘッド、サイレントティアーズが登れたので、プロミネンスにも再挑戦。
K本ちゃん、イサミン、秀さんの後、最後に登る。

順調に核心を越え、あとはカチの数手。
しかし、2手目の斜めカチが、なんかヌルヌル。(イサミンか?イサミンのせいなんか?)
無理やり突っ込んでフォール…あーあ。
丁寧に体重移動したら、普通に登れた。無理やりとか、一か八か、とかも時には必要や思うけど、まだ余裕があったんやから丁寧に登ればよかった。

結局本日は2勝3敗。まあでも、サイレントとフィギュア登れたから良しとするか。

今日はOSとかRPとか関係なし。のんびりゆったりクライミング。
こんなのも、たまにはええもんや。

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イサミン、フィギュアヘッドRPおめでとう!

2015年11月 4日 (水)

クライミングのこと。

クライミングジムに初めて行ったのは4年半前。
2010年の3月。PUMP大阪に、当時所属していた山岳会の方に連れられて行った。
帰りのメシ屋でハシが持てなくなったことを覚えている。
箸はまだ良かったが、翌日の仕事でバイクのブレーキが握られなかったのには参った。かなり危なかった。

面白かったので、翌月からボルダリングジムの月会員になる。
天王寺のTOBITO。楽しかったが、2ヶ月で腱鞘炎になり(ヤリ過ぎ)四十肩も重なり、クライミングから遠ざかった。

再開したのは、今の山岳会に入って2年目。
2012年の春頃から、グラビティなんばに行くようになった。
同じ会の、秀さん、イサミンが通うようになったからであるが、最初私はそれほどやる気があったわけではなかった。

クライミングは楽しかったが、以前、怪我をしたこともあって、なんだか(あまり本気にならない方がいい)と思っていたのである。
そんなワケで最初は回数券で週1回程度だった。

しかし、やっているうちにのめり込み、秀さん、イサミンも頑張るので、負けちゃおられん、とライバル心を燃やしたりもした。
そして1年経った2013年4月、初めて5.11a(O村さんがパチもん言うたルートやが)をOSできたのを機に、本格的にやろうと6ヶ月券を買った。

私にとって、かなりの大金だった。
自分の中でなにか見返りが欲しく、この半年間で、ジム内の11aを全部登ってやろう、と目標を立てた。
しかし、1ヶ月後にキツいぎっくり腰になり、登れなくなった。

クライミングができないのは辛かった。
登れないけど、ジムに顔を出した。
秀さんやイサミンがどんどん上手くなるのを見ると、正直悔しかった。

この時、初めて、私はクライミングの本を買った。
ずっと好き勝手、本能の赴くまま登っていたが、この頃ムーブの勉強(?)をしたのである。
早く腰が治って試してみたかったのを覚えている。

腰が治って、以前のように登れるようになった時には、9月になっていた。
11aはまだ2~3本しか登れておらず、目標は諦めかけていた。
しかし、勉強した通り体を使ってみると、以前よりすごく楽に登れるようになっていた。

10月、ジム内の全ての11a11本(+トップロープ1本)が登れたのは、半年券の切れる一週間前だった。

この頃から外岩にも行くようになった。
外岩での初イレブンは、烏帽子岩の“ジャスティス5.11a”。
2014年、7月。このルートが初イレブンの人はかなり多いのでは?

ジャスティスRPの3日後、ジムで初めて11cが登れた。
しかし11cより上のグレードはなかなか登れなかった。
それを突破できたのは、今年2015年の4月。12aがRPできた。(実は11dRPの方が後)
外岩の初トゥエルブは、先々月の9月。
T市某岩場の“ウィルキンソン炭酸水5.12a”ほぼ無名の岩場で、しかも「お買い得」なんだろうけど、すごく嬉しかった。

クライミングを通して、いろんな友人知人ができた。
しかし中でも、秀さんとイサミンの存在は特別である。
同じように切磋琢磨しあって、上達してきた、という連帯感がある。

秀さんは私より10才以上年上のハズだが、年齢を感じさせないガッツと、諦めない精神の持ち主である。
実は私の目標でもある。(しかし10年後、私は今の秀さんほど元気でいる自信がない…)

イサミンは私と同じ年。パワフルな登りに加え、最近はムーブも洗練されてきた。
彼は気さくで、誰にでも好かれるし、気軽にロープを結び合える。

今、ちょうどジムに通い始めて間もない方が、何人かいる。
当然みんな実力は、どんぐりの背比べで、5.10台の課題をチャレンジしている。
彼らが10cのルートなんかを四苦八苦しながら登っているのを、ビレイしながら見ていると、
ちょうど我々3人が、あーだこーだ言い合って登っていた頃を思い出す。
(懐かしいなぁ)と思って、改めて書いてみると、だいたい3年前か。あら、意外と、そんなに経ってねーな…

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駒形・烏帽子岩 15年11/3

「あの、明日、祝日ですけど、出勤なんですね?」
確かに上司は「ああ、9時にココや」と言った。

昨日初出社で、帰り際でのやりとり。
(確かに募集要項には、土日祝休み、とあるけど…)

はたして、今日、出社したが、カギがかかっていた。
上司に電話すると「今日、祝日やで」と。

まあ。相手はジイさんやしな。

すぐに帰宅して、駒形岩に行った。
秀さん、I阪さん、K本ちゃんはすでに何本か登った後。
私はアップで“あきまへんわ5.9”と“チンケなボルト5.10b”を登った。

秀さんは“フィギュアヘッド5.11b”RPトライ。
慎重に、慎重に。下から見ている分には全く危なげなく、完登。おめでとうございます。

私は先日登った“見返り美人5.10c”が面白かったので、再チャレンジ。
OS時は力技で抜けた箇所を、楽に登れるように色々ムーブを試してみたけど…フォール。
んー、ダメだ…降りしなにまた北斗の拳の練習。
動画撮ってもらったけど、こちらも全然アカン…

https://www.youtube.com/watch?v=hu9RHUbjSDQ

見返り美人から枝分かれする“天井桟敷5.10b”も登ってみた。
なんかイマイチ…私的には見返り美人の方が好き。

この後、烏帽子に移動。
“おじいちゃんのドタドタ落ち5.11a”にチャレンジ。
ずいぶん前にOSし損ねて、全くさわっていなかった。
ので、OS気分で取り付くも、下部でソッコーフォール…
“OSじゃないのにOS気分”(ややこしいな…)もなくなり、普通に登ったら、普通に登れた。
ただし、二度ほど無理やり。きっと、楽なムーブがあるんやろな。

ついでに隣のタフもやってみる。
こちらも久しぶり。OS気分。こちらはすっかり登れなくなってた。
もう、無理やり登る気力もなし。

帰り大北商店で反省会(ではないな?)して、グラビティへ。
ちょっと顔出して帰るつもりが、いなちゃん繋がりのサークル(?)反省会に参加させてもらい、大いに楽しませてもらった。

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秀さん、フィギュアヘッドRP、おめでとうございます!

2015年11月 2日 (月)

初出勤

今日は新しい会社に初出勤。
新しいこと、知らないことだらけ、緊張しっぱなしでした。
疲れた…

ブログを復活して、ほぼ毎日更新。
私を知らない方は
「このヒト、毎日クライミングばっかしてるな??」
と不思議に思ったことでしょう。(たぶん、そんなに見てるヒトはいない)

実は、前の会社を6月に辞め、4ヶ月間、無職でした。
その間、ジムに外岩に、よく行きました。
プータローの間も、何かをしている“充実感”が欲しかった。
いつの間にか、義務のようになってたような。

仲間からは「クライミングが仕事」「職業クライマー」と言われました。
勿論、クライミングで食っていける程、上手くならなかったけど、
自分でちょっと満足できるくらいに強くなったと思います。
まあ、アホでも、40半ばのオッサンでも、半年くらいガムシャラにやれば、
それなりに結果はでるんやなぁ、と実感できました。

ジムでは5.11cが最高グレードだったのが、5.12台も登れるようになった。
便数はたくさんかかるし、全く歯が立たないルートもあるけど。

外岩では、2本、5.12aがRPできた。
どちらも間違いなく“お買い得”だろうけど。

これからは、毎日クライミングなんてできないし、下手になるかなあ。
いやいや、まだまだ上手くなって、どんどん登れるようになりたい!

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駒形岩プロミネンス完登直後。

2015年11月 1日 (日)

駒形岩 15年11/1

 昨日に続いて駒形岩。
メンバーはイサミン、I阪さん、谷やん、そしてムスコのあっちゃん。
アップを済ませて、イサミンはRP狙いのサイレントティアーズ。
しかし、動きが硬くテンション。ムーブを再確認して降りてきた。

私は“もうかりまっか5.11a”に挑戦。
核心部ちょっと危なかったけど、無事登れた。MOS。

イサミン、満を持してサイレントティアーズへ。
何度か危なっかしかったが、持ち前の粘りで無事RP。
さすがに気持ちが強い。
私が1便目を見ていた限りでは、核心の成功率が低く、あと2~3回かかるな、思っていた。
しかし、たぶん彼は「ここぞ」という時に力を出せるのだろう。
【クライミングはメンタル8割】と言うだけのことはある。

私、新ルートの“見返り美人5.10c”。MOS。
長くて楽しいルートだった。
降りしなに北斗の拳のランジをやってみる。
トップロープ状態だとやはり気持ちが楽。「よっ」って感じで取れた。

昼休みの後、イサミンが早速次の課題、フィギュアヘッドをやると言うので、そのヌンチャク掛けに。
無事に登れたけど、まだまだ力をかなり使っていて、楽に登るまでには程遠い。
降りしなに、ヒコーキムーブを試してみたけど、やっぱり思い出せなかった。

イサミン、フィギュアヘッド、オンサイトチャレンジ。
しかし下部核心でテンション。その後、下部と上部の核心を確認して降りてきた。
「おれ、手汗で滑るからヒコーキムーブは無理かも」
と言うので触らせてもらうと、どこで手を洗ってきたんやってくらい濡れていた。

最後に“フキのトウ5.10b”を登って終了。あ、これもMOS。

初級者のI阪さんと谷やんは“イグジット”や“ひまわり”に手こずっていたもよう。
でも、クライミングの楽しさはグレードではないと思う。
背伸びして、ようやく届く辺りの課題を、苦労して、考えて、やっと登れたら、すごく嬉しい。
それでいい。

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フィギュアヘッド、下部核心。届いてゴメン…(以下3枚、I阪さん撮影)

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上部核心。私独自のムーブ。

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降りしなに“つっぱりムーブ”を試してみるが、さっぱり思い出せない。

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ずっと寝っぱなしだったあっちゃん。

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イサミン、サイレントティアーズRP。

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