小豆島拇岳・“赤いクラック”ルート 15年 11/22
山岳会の合宿で、小豆島に行ってきた。
小豆島には過去2度行ったことがあったが、いずれも吉田の岩場でのシングルピッチのみ、今回の拇岳マルチピッチは念願だった。
今回選んだルートは、定番、俗に“赤いクラック”と呼ばれているルート。
一般ルート(5P 5.9/A0)170mである。ロクスノの67号を参考にした。
メンバーは、イサミン-いなやん、N川さん-チョリオの4人、2パーティ。
今回は私が全てのピッチでトップを受け持つことになった。
イサミンがハーネスをテン場に忘れるというアクシデントがあったが、問題なくスタート。
1P目。少々バランスが悪いルート。いつものことだが、出だしは体が硬く、感覚が鈍い。
が、無難に終了。パートナーのN川さん、すでにしんどそう。大丈夫?
2P目。出だし、前パーティが苦戦していたので、ちょっとビビっていたが、問題なくクリア。
N川さん、抜けられず、早くもテンション。
3P目。凹角を登って左トラバース。このピッチも、そこそこ難しかった。
N川さん、呼吸が尋常ではなかった。かなり苦しそう。
N川さん。しんどそう…
4P目。いよいよ核心ピッチ。
少し登ってカンテを左に乗っ越すところが悪い。越えた後のフェイスも悪い。
おまけに支点もあまり信用できない上、ビレイヤーからは見えにくいので、精神的にもキツい。
実は、出発前、N川さんに、「私、A0するなら落ちますんでヨロシク」と言っていた。
フリーのルートかと思っていたが、8割方アルパインな感じのルートで、しっかりした支点はあまりなかった。
(しまった…あんなコト、言うんやなかった)
(これは落ちられない)アカンかったらソッコーA0しようと決めたが、幸いフリーで抜けることができた。(ふぅ、アブネ…)
N川さんは、すでにA0でも難しく、後ろからイサミンに押してもらっていた。
勿論、私も渾身の力でロープを引っ張った。
5P目。最終ピッチ。
このピッチが一番簡単、という噂だったので、N川さんにトップを、と思っていたのだが、丁重に断られた。
せめて少しでも快適に登ってもらおうと、ザックを交換した。
噂通り、簡単で重いザックを背負っても快適に登れた。
拇岳の頂上に着いた。
いい気分。最高!
イサミン、満面の笑顔。
N川さんも、このピッチは大丈夫だったみたい。
イサミン-いなやんパーティも上がってきて、全員で記念撮影。
いやあ、楽しかった。
いなやんお疲れ。
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