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2011年9月の2件の記事

2011年9月 4日 (日)

夏休み最後の虫捕り。 2011年8月25日・30日

この夏はちょいと山登りを我慢してムスコといっぱい過ごそうと考えた。

もちろん、彼が山登りに行きたい!と言ってくれないか、と少し期待したのだけれど。

しかし、あっちゃんは夏休みの初めに行った虫取りがずいぶん気に入ったようで、

ことあるごとに、「とうちゃん、つぎはいつカブトとり行く?」と訊いてくる。

夏休みももう終わり。カブトムシの時期ももう終わり。

「最後にもう一回、行っとくか」「うん!」

 

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夕暮れの「芋畑」ポイント。

 

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そしていつも我々親子に付き合ってくれるnakamura君。

 

8月25日、夕方。まず、なかちゃんと合流。私とムスコは翌日休みなのだが(だからこの日を選んだ)なかちゃんは当然仕事。

いつもカブト捕りは、ついつい熱中してしまい、気づいたら夜中ということがしばしばである。

しかも、今回は最後ということもあり、今まで行ったことのあるポイントを全て回ってみよう!という意気込みである。

なかちゃんには悪いけど、付き合ってもらおう。

 

オスのカブトムシはいなかった。

メスカブトやクワガタ、カナブンはいるのだが。

我が家は今、カブトムシだらけである。捕まえてもすぐに逃がそうと考えていた。

だから別に要らないのだが、見かけないのはやはり寂しい。

 

いくつめかのポイントで、ようやくカブトムシのオスを見つけた。

やっぱりカッコイイ。

3人とも目を輝かせて、「やっぱコイツが主役やなぁ」なんて言い合った。

 

カブトムシのオスは結局2匹だけ見つけた。

メスは10匹以上。コクワガタも何匹が捕まえた。

夏も終わりやなあ、と思わせる。

メスは産卵という仕事があるので、オスよりも多少長生きするのだろう。

クワガタをよく見かけたのも、最強のオスカブトが少なくなって、

おずおずと出てきたのではないだろうか?

 

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クヌギの木に登ってコクワガタをゲット!

 

ポイントを全部周り、最初に行った「芋畑」ポイントにもう一度行ってみた。

ここのクヌギの洞には大きなヒラタクワガタ(?)がいるのである。

「おった!」

やはり、まだいた。

しかしライトに照らされ、洞の奥へと逃げてしまった。

こうなると、捕まえるのは無理だ。

また逃げられた。悔しい思いはあるが、たまには虫に人が一本取られる、ってのもいいと思う。

 

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カブトムシ置き場は屋外。3ケースともカブトだらけ…

 

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コクワガタのオスは7匹になった。大きさの順に並べてみる。

 

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一番大きいのと小さいのを並べてみた。

大きいのは今回、小さいのは先月、一番最初に行った時に捕まえた。

一番のチビはメスにいじめられ、前足を齧られて2本ともなくなってしまった。

 

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コクワガタでも大きなものは、なかなかの迫力。

 

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クワガタ置き場は下駄箱の上。なんか業者みたい…

 

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8月31日が休みになった。

じゃあ、あっちゃん「もういっぺん、いっとく?」「ウン!!」

30日の夕方。今回は親子二人で。

 

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いきなりコクワのオス、二匹ゲット!

 

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カミキリムシの蛹を見つけた。

 

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今回もカブトオスはほとんど見なかった。

 

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棒を持っているのは、クワガタをほじくり出すため。

 

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ヒラタクワガタ(貴重)捕まえた!

 

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おお!クワガタの宴会や!と思ったら全部ゴミムシやった…(写真は3匹だけだが、10匹近くおった。)

 

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クヌギを真剣に探すあっちゃん。

 

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「おった!」

 

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今までで一番大きいコクワガタ!

 

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カミキリムシの幼虫(でかっ…)

 

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藪こぎもへっちゃら!

 

夜遅く、平地のポイントを引き上げて、山道を登っていく。

翌朝、山の峠のポイントを周るため、その近くで車中泊。

 

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朝。

 

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ナナフシ捕まえた。

 

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・・・

 

ここは以前、ミヤマクワガタを見つけたところで、今回も期待したのだが、さっぱりだった。

代わりにクヌギの木でコクワガタを見つけた。(ん?でもなんかちょっと違う?)

「メスがおったじょ!」あっちゃんが木の下でメスを捕まえた。

ちなみに木の上は私、根元はムスコが探す。

メスを見ると、上羽にスジがある。これはスジクワガタ?

オスを見直すと、大あごがコクワガタとは違う。スジクワガタのオスだった。

 

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スジクワガタ。初めて見た。

 

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あっちゃんの木登り。「とーちゃん、すごい!?」

(実はこの写真にはウラがあります。判りました?)

 

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オオムラサキ。前回見たのと同じかな?ちょっと羽がヘタれてる。

 

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シャクトリムシ。

 

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でっかいカマキリ!

 

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ジャノメチョウ。

 

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今回はまたコクワガタがいっぱい捕れた。

 

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こんなかんじ…キバがなければゴ○ブリと大差ないな…

アレ…?真ん中の上のやつ…

 

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コイツ、ヒラタクワガタだった。ちっさ…

 

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計ってみると26mm。私の持っている図鑑には、ヒラタクワガタ♂29mm~81mmとあるが?

 

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他のも計ってみた。我が家で一番大きなヒラタ、42mm。

 

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ノコギリクワガタ、33mm。

 

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最小コクワ、23mm。

 

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つーか、なんか新しく本とか買ってるし…

 

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我が家のヒラタ3兄弟。

 

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今回取れた大きなコクワガタ。

 

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カブト置き場。奥に卵&幼虫多数。

 

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クワガタのケースはさらに増え、もはや業者だ…

 

2011年9月 3日 (土)

家族で伊那へ。 2011年8月19日~21日

もう、10年以上前から、毎年夏には長野県の伊那に訪れる。

そう、伊那は嫁さんの田舎である。

中央アルプスと南アルプスに挟まれた、天竜川の流れに沿ったこの細長い街は、私も大好きである。

それは単に私が山登りが好きだから、というわけだけではない。

 

前日の未明に大阪を出発し、19日の朝8時頃に伊那に到着した。

(さ・寒い…)

しとしとと雨が降っており、肌寒い。

いつもは避暑としてちょうどいい気温なのだが、今回は涼しいを通り越して寒かった。

「昨日までは天気も良くて暑いくらいだったんだが…」

いつもお世話になっている親戚である「渡場のおいちゃん」が言った。

またしても「雨男」本領発揮である。

もう前もって言っておくが、今回もスキアラバまたどこぞの山に登ろうかと企んで、

地図や靴を持ってきていたのだが、滞在中はずっと雨だった。

 

到着して少し眠り、起きるとムスコが待ち構えていた。

「とうちゃん、虫とり、行こう」

「ん?ああ、行くか」

この夏、ムスコはすっかりカブトムシやクワガタムシにハマってしまっていた。

そしてそれはムスコだけではない。

 

昼前のこの時間、夜行性のカブトムシは捕れないだろうが、明るいうちにポイントを見つけておかなければならない。

この辺りは土地勘も全然ないし、明るいうちに樹液の出ている木を何本か見つけておいて、夜に捕るのである。

しかし、なかなか目当ての木は見つからなかった。

ようやく、一本、見事なクヌギを見つけた。

「あっ!」

カブトムシのメスがいたのである。

 

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あっちゃんとメスのカブトムシ。

 

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夜は花火。

 

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翌朝、4時に起きて虫捕りに。

まず、ネットで調べておいた場所に行ってみる。

そこは橋で、その外灯に虫が寄って来るそうなのである。

 

しかし、それにしても寒い。

しかも、しとしと小雨が降ったり止んだり。

秋雨前線の影響で気温は9月下旬から10月上旬並みだそうな。

(こら、アカンやろ…)

カブトムシは寒さに弱い。見込みはかなり薄いだろう。

 

しかしカブトムシはいた。しかも立派なツノを持った大きなオスだった。

雨雫を滴らせながら、じっと佇んでいる、このカブトムシを見ながら、

今更ながらにこの地の自然の深さを想った。

 

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カブトムシのオスとミヤマクワガタのメス。

 

他にも小さいながらも、もう一匹オスのカブトムシ(見つけた時メスと見間違えた程小さい)とミヤマクワガタのメスを捕まえた。

 

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もう一匹のオスは本当に小さい。

 

夕方、相変わらずの雨の中、再び虫捕りへ。

道に迷ってウロウロしていたら、樹液の出ているクヌギを見つけた。

 

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樹液が出ているのはすぐ分かった。なぜなら恐ろしいスズメバチを目にしたから…

 

この木ではコクワガタのオスとアオカナブンを捕まえることができた。

 

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普通のカナブンはよく見かけるが、アオカナブンを見つけたのは小学生の頃以降2度目。

美しい緑色で、動く宝石のよう。

 

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裏側もキレイ。

 

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コクワガタ。

 

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ちっこいカブトムシ。

 

翌日、21日。もう大阪へ帰る日だ。ほんと、あっという間。

 

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カブトムシは逃がしてやる。

 

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おいちゃんの畑。いつも帰る時、スイカやカボチャを持たせてくれる。

 

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この花は…?

 

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オクラだった。

 

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この花は…?

 

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トウガラシだった。

 

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帰る間際、ちょこっと散歩。

 

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おいちゃん家。お屋敷である。

 

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ほんとなら向こう側に中央アルプスが見えるんだがなあ…

 

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最後に、最初に見つけた大きなクヌギに寄ってみた。

本当に大きな樹である。伊那を見下ろせる高台にあって、この樹はずっとこの街を見守っているのであろう。

 

 

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