弥山川遡行 2011年5月7日

気になるヤツと出会った。
nakamura君である。
はっきり言って、ハンドルネームになっていない。

風貌は、第一の義弟、ユンオとなんとなく似ている。
性格は、第二の義弟、サクライとなんとなく似ている。
名前は、第三の義弟、…とおんなじだ。

ちょっとコイツと二人で山に行ってみたいと思った。
のだが、なかなか日程が合わず、先送りになり、ちょうど山岳会の合宿の翌々日になってしまった。
行き先は大峰、弥山川の遡行。過去４度、行ったことのあるコースだが、結構しんどい。
しかも今回は初めての日帰りコースである。
「せっかくチョリオさんと二人やし、少しハードな弥山川にしましょ！」
という彼の案に安易に乗ってしまったことが、少し悔やまれた。

まあ悔やんでいても仕方ない。
合宿でくたびれた体で翌日仕事をし、その夜、出発。
「nakamura君、言うとくけど、オレ、疲れてるから」
と最初にジャブを打ち、運転開始。彼は助手席で勝手に宴会を開いていた。

そして夜中、熊渡に着いてから、本格的に宴会。

２時頃？車の中で寝て、５時半起き。６時19分、熊渡出発。

出発の図。

マムシグサ。

６時53分、林道終点。
「すんません、チョリオさん、紙忘れてきました…持ってます？」
「そら持ってるけど。ほれ」
nakamura君、早くも最初のキジ打ちへ。

その間に私は花の撮影。

石がゴロゴロの白川八丁に出た。この辺りは伏流になっている。
ちょうど新緑が見頃だった。

ヤマザクラも。

大きなカツラの木。

白川八丁を歩くnakamura君。まだ肌寒いというのに半ズボンだ。

７時30分、釜滝。水量はかなり少ないみたい。

山に入ると、いきなり花のオンパレード。

少し進んでは撮影。

その度にnakamura君に待ってもらう。

それにしても、花の名前、全然覚えてへん…

橋を渡り…

鎖を伝って進む。

苔のきれいな所に出た。

nakamura君も見とれる。

スミレ。いっぱい咲いていた。

へつり。

一ノ滝に到着。９時。

ホワイトバランスを変えて撮影。

半時間ほど休憩して、９時25分、出発。

ギンリョウソウ。

ハシゴ連発。

どんどん登る。

仙人グラ前のテラスに到着。10時30分。

双門滝と記念撮影、失敗。新しいカメラはまだ不慣れ…

また半時間休憩、11時出発。

ショウジョウバカマ。

急登を登りきると、視界が開ける所に出る。11時22分。またまた休憩。

金剛山・葛城山が見える。11時44分出発。

またしばらく鎖とハシゴの連発。今度は下り。

川まで下りきり、12時42分、河原小屋に到着。
もちろん休憩、昼食を摂る。
河原小屋ノートというのがあり、見てみると、前回来た時に私が書いたのが残っていた。

書いたのは全然覚えてない。

nakamura君は何度目かのキジ打ちへ…

私は花撮りへ…

さあ、ぼちぼち行こや…

はい。13時48分出発。

水キレイ…

マンサクがまだ咲いていた。

フキノトウも。この辺はまだ春先のようだ。

雪も残っている。

見覚えのある鉄ハシゴ。

オオミネコザクラ発見！

しかしよりによってこんなところに咲かなくても…撮影はちょっと怖かった。

その空中回廊（というのだっけ？）で遊ぶnakamura君。

渡渉も何度かあった。

吊り橋を渡ると…

今回の目的地、狼平に到着！15時34分。

冗談で「ほんだら弥山登ろか」と言うと
「ええ〜いいですよ〜」と答えやがった。
いや、冗談やし。明日もムスコと遊びに行かなあかんし。また今度な。
15時56分出発。

高崎横手出合まで登り、頂仙岳を巻いてナベの耳、
ナメリ坂を下りて行ってカナビキ尾根を下りる。実はここを通るのは初めて。

頂仙岳の巻き道から西方。

カナビキ尾根道は目印がいっぱいあって分かり易い。でもあまり尾根っぽくなかった。

最後に長いつづら折れを下って金引橋に18時34分。
ここからは林道、ぎりぎりヘッドライトの世話にはならなかった。

19時12分、熊渡に帰ってきた。

彼とは一日でずいぶんたくさん話しをした。楽しい一日だった。
いつの間にか彼は私のことを“兄さん”と呼んでいるし、どうやらまた一人、義弟が増えたようだ。

反省会付き。どんだけ飲んでるねん。