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2011年4月20日 (水)

雪彦山 2011年4月17日

先日、兵庫の雪彦山に登ってきた。
雪彦山は2度目。前回登ったのは2001年の11月。
もう10年も経っているが、それでも(面白い山だった)という記憶は残っている。

今回のメンバーは、はんていさん、nakamuraさん、チョリオのオッサン3人。
そもそも今回は、フツーのハイキング行きましょう、ということで、
nakamuraさんが「じゃ、雪彦山行きません?」と提案したのが始まり。
しかし集合した時に、はんていさんが「50mロープ持ってきた」という所から、なんだか雲行きが怪しくなる。

「こんなこともあろうかと」と私も負けずにヘルメットとハーネスをザックに詰める。
これらの装備は結局、ほとんどただのお荷物だったのだが、
なんとなく気分的に“ハイキング”から“岩遊び”への色が濃くなったのは確かである。

そんなこんなで登山口に駐車、登山届けを出して、9時出発。
のっけから急坂である。nakamuraさんは“酒抜坂”と呼んでいる。
前日の酒を抜くのにちょうどいい、ということらしい。

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登山口にて。

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nakamuraさん。酒、抜けました?

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急登が続く。

20分ほど登ると尾根に出た。
そこが展望岩で、正面に大天井岳、不行岳、地蔵岳が大迫力で出迎えてくれた。

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地形図とは別に、一般的にはこれらの岩峰群が雪彦山と呼ばれているらしい。

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岩峰をバックにはんていさん。

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でかいトカゲ、捕まえた。

展望岩からしばらく歩くと出雲岩に到着。
nakamuraさんが「この辺り、クライミングのゲレンデですよ」と教えてくれる。
なるほど、たくさんハーケンが打たれているのが見える。が…
いきなりハングばかり…(これはアカンで…)
と思いつつ、はんていさんがビレイしてくれるというので、少しだけ登ってみた。

今回はクライミングではなく、あくまで“岩遊び”。
「チョリオくん、そこの岩棚までやで」とはんていさん。高さは4mほど?
「わかってますって」(って、たぶんムリやで…)
と思った通り、岩棚どころか、ほとんど登ることなく終了。

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出雲岩。アカンやろ、コレは…

この出雲岩で思いのほか時間を取ってしまったが、再び出発。
やたら狭い岩の間を通り、また展望のよい覗き岩に到着。

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狭い岩の間を抜ける。

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大柄なnakamuraさん、辛そう。

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覗き岩にて。

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覗き岩より下を覗く。

この後、いくつか鎖場を越える。
なぜかみんな鎖を使わない。暗黙のルールのようだ。
馬の背を越えて、いや、となりにトラバースルートがあるのに、
文字通り馬の背を越えて、大天井岳に到着。11時30分。
ここで昼食。日曜日の好天とあって、今日は登山者が多い。
バッジを売っているおじさんが印象的だった。昔の私なら買っていたに違いない。

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鎖やロープは、なるべく使わない、が今回のルール(?)

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大天井岳を辞し、しばらく進んで天狗岩。
この天狗岩が“岩遊び”にぴったりで、ザックをおろし、みんなで勝手なルートで登ったり下りたりして楽しんだ。

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天狗岩から先程までいた大天井岳を見る。

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上の写真を撮っているところ。

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天狗岩での“岩遊び”

天狗岩から先はなだらかな道で、しかも植林帯。
さして面白味もないが、とりあえずピークを踏もう、と進む。
12時51分、雪彦山頂上に到着。ここでも大休止。

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スミレ。

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コブシが咲いていた。

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アップで。

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さっきまでの岩場とは一転、金剛山地の趣き。

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雪彦山山頂。

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お、日輪。天気下り坂かな?

山頂から来た道を引き返し、天狗岩辺りの分岐で虹ガ滝へ下る道を行く。
この道は鎖場が多く、nakamuraさんオススメのルートである。

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ここでもやはり、鎖は使わない。

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あ…使ってしまったね…

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けっこう長いルート。

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あ…

この鎖場でちょっと変わった女性と出会った。
一人で我々と同じように、鎖を使わずに岩を登ったり下りたりしている。
少し話しをすると、堰を切ったかのように自分のことを話し始めた。
「…その娘がね、ワルイオトコと結婚しそうになってハラたったから雪山に行くんです!剱岳!だから練習してるんです!」
「そ、そうですか…」オッサン3人はのっけから食われ気味。
「これから下山ですか?ご一緒させてもらってもいいでしょうか?」
「え、ええ…」主導権は完全に彼女に移っていた。

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いつの間にかメンバー1人増えてるし。

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「これ、登れそうですか?」「う〜ん」「とりあえず登ってみましょ」

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地蔵岳到着。14時36分。

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岩壁をバックにオッサン3人。

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この花なんだったっけ?毎年忘れてる…

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これは憶えていた。ミヤマカタバミ。

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クライミングのゲレンデまで行ってみよう、とルートを探る。

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ゲレンデより岩壁を見上げる。ほんまにこんなん登れんのか?

下山路は知り合った女性が「バリルートで下りませんか」と提案、もちろん賛成のオッサントリオ。
そのバリルートを下っていると、途中で「さらにバリルートがありますが、行ってみます?」とのこと。
是非もなし。完全にこのお姉さん(と言っておこう)主導である。
バリのバリやからバリバリルートやな。
しかしお姉さんも、あまりよく憶えていなかったらしく、
「こっちかな?間違ってたらどうしよう?ま、いいか、二度と会うことないし。はは。」
えー、独り言が思い切り聞こえてますけど…

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カツラの木。

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佇むnakamuraさん。

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ミツマタの花。

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雪彦岩峰群を眺め、旅の最後を締めくくる。

16時52分、登山口に戻ってきた。
お姉さんと別れ、我々は一路大阪へ。
後部座席では、はんていさんとnakamuraさんが早くも酒宴を開いていた。

のんびりハイキングのはずが、メニュー盛りだくさんのガッツリ登山になってしまったが、
本当に楽しい一日だった。お付き合いいただいた、はんていさん・nakamuraさん、
と、謎のお姉さん、どうもありがとうございました。

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山帰りの居酒屋にて反省会。

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コメント

居酒屋で反省会??
前向きな話しかしてなかった記憶が・・・(笑)
色々お世話になりました、有難うございます

楽しかったなー・・・

反省会… いつものように反省のない反省会でしたよね。(笑)

ほんま楽しかったっすね。
謎のお姉さん… このブログ見つけられるかなぁ~?

nakamuraさん、コメントありがとうございます!

>前向きな話しかしてなかった記憶が・・・(笑)

nakamuraさんはいつものように泥酔なさっていたので、
良い記憶しか残っていないのでしょう。ちゃんと反省しましたよ(ウソ)

>楽しかったなー・・・

ほんま、楽しかったですよね〜。また、今度よろしく!

はんていさん、まいどです!

>謎のお姉さん… このブログ見つけられるかなぁ~?

たぶんアカンでしょ。あの方、たぶんもう我々のことも忘れてはるんちゃいます?

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