夏の終わり、piccoloさん&ケルトさん主催のテント泊登山に参加した。
麦谷林道から木ノ実ヤ塚、薊岳を通り、明神平へ。詳しい幕営場所はヒ・ミ・ツです。
メンバーは主催者のお二人、どんかっちょ!さん、ままりんさん、emuさん、チョリオの6人。

夏の終わり…

秋色を求めて…

さあ、出発!
9時50分、麦谷林道登山口を出発、15分ほどで二階岳に到着。さらに登って10時50分、木ノ実ヤ塚に到着。登り始めにトンビマイタケの群落を発見するも、時期が遅く、食べられないとのこと。その後piccoloさんにキノコの探し方を教えてもらうが、なかなか見つからない。

まだまだ夏山。

これはフィルムカメラで撮影。

薊岳頂上。11時18分到着。ええ天気です。

コースを確認中のpiccoloさんとケルトさん。

せっかく展望もいいので大休止。

トンボがいっぱい飛んでました。

大普賢岳方面。
薊岳山頂を辞し、しばらく歩いた所で昼食。

私の昼飯はおむすび二つと梨一つ。

明神平。
明神平から先は登山道ではないところを歩いていく。ままりんさんに読図訓練を兼ねて先頭を歩いてもらうことに。

piccoloさんに即席読図講習を受けるままりんさん。

この辺りの森は本当に素晴らしい。

思えば最近、普通の登山ってしてなかった。夏の間は沢登りと岩登りばっかりだったような…久しぶりに重いザック(と言っても恐らくメンバーで一番軽い)を担いでのロングコース、結構堪えるけど、なんだか気持ちいい。

キノコ発見!「piccoloさん、食べられますか?」「…アカンやろ」

快晴!

桧塚奥峰をバックに。

木陰で小休止。
道なき道を歩くのは楽しい。わくわくする。ヤブ漕ぎもなく、なだらかな地形なので歩きやすい。深い森の空気をいっぱいに吸い込みながら歩くこと約1時間半、幕営地に到着した。テン場に着いて早速、各々テントを張る。その後は別れて水を汲みに行ったり、薪を拾ったり、夕食の準備をしたり。

ようやく西日になった頃…

テント場に到着。

水を汲みに行った際、白いトリカブトを見つけた。

木漏れ日のテン場。すごくいい所だった。

みんなで夕食準備。

ニンニクの皮を剥いていると、皿の上にカエルが。

一心に仏像を彫る、ではなく、大根の皮を剥くどんかっちょ!さん。すごく真剣な表情でした。


夕食は天ぷら!山で天ぷら!なんて素敵!!

今回の天ぷらは大葉、舞茸、アスパラ、いんげん、ししとう、サツマイモ、玉ねぎ、レンコン、なすび、ちくわ、ヤングコーン。ニンニクの素揚げのおまけ付き。
実はさらに炊き込みご飯をする予定だったそうな。しかし忘れ物があってできず終い。でも豪勢な天ぷら三昧で全員満腹、ご飯がなくてちょうどよかったくらい。piccoloさんの特製炊き込みご飯はとても美味しいとのこと、これで次回の楽しみが増えました。

夕食後は焚き火を囲んでの宴。杏仁豆腐のデザート付き。私も久しぶりに、ちょこっとお酒をいただきました。

piccoloさんがずっと火の世話をしてくれました。
宴も深まり、皆さん眠たそう。お開きとなって各々テントへ。寝付きの悪い私はもうしばらく焚き火を愉しむ。ふと思って、尾根まで登ってみるがあいにく曇り空で星は見えず。それでも風が心地よい。タバコを一本吸い、ようやくテントにもぐり込んだ。今回も寝袋を持ってこなかったが、寒くもなく暑くもなく、快適に眠れた。
翌朝4時30分、アラームで目を覚ます。アラームが鳴っているということは寝過ごしたということだ。実は2時か3時に一度起きて星を見に行こうと考えていたのだが、ぐっすり眠り込んでしまった。以前なら(2時に起きよう)と思って眠ると起きれたんだが…
まだ暗い中、全員起き出したところで桧塚奥峰へ。到着した時には東の空がほの明るくなっていた。




きれいな日の出でした。



撮影に熱中している間にケルトさん達がコーヒーを淹れて下さった。やっぱり日の出の後はコーヒーとタバコやなあ。これは止められそうもない。

御来光を拝んだ後はテン場に戻って朝食。昨夜残ったマイタケを焼いていただく。

私のラーメンにもマイタケ。
朝食後はゆっくりまったりしながら片づけや撤収準備。なんだか名残惜しいなあ、と思いながらも8時半頃、出発。時間があるので、笹ヶ峰辺りを散策することに。





本当に座れそうなくらい大きなサルノコシカケ。

木のあちらこちらにヒグラシの抜け殻が。でもその鳴き声はもう聞こえてこない。

マスタケ発見。食用。

ザックデポ地点でトンビマイタケ発見!キノコ図鑑で確かめるケルトさん。

こんなん採れました〜!!


重いザックを置いて、身軽に散策。



キノコオンパレード。



しかし食用に適したものは見つからず…

極小キノコを顕微鏡で観察するpiccoloさん。

この日もいい天気。

最高の登山日和でした。

明神平に戻ってきた。

明神平から大又へ。斜面を駆け下りるpiccoloさん。今回もお世話になりました。


大又の駐車場では色違いのツリフネソウが出迎えてくれました。

やはた温泉にて汗を流す。

収穫したトンビマイタケを人数分けするpiccoloさん。ちょっと怪しげな商人に見えなくもない。

温泉の後は、隣接の食堂へ。廃校をそのまま利用したシックな造り。
サルスベリが満開、下界ではまだまだ夏は去らぬ、といったところか。
