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2010年8月 3日 (火)

三俣蓮華岳〜鷲羽岳〜水晶岳・単独(2)10年7月17日〜19日

 みなさま、ブログを途中まで書いて長らく放っておいてしまい、すいませんでした。家族で岩手へ旅行に行っておりました。すごく楽しかったです。わはは。
…ごめんなさい、では続きです。

 さ、寒っ!目が覚めてしまった。ここは三俣蓮華岳山頂。そこでテントを張り、寝ていたのだった。午後10時頃だったと思う。今回寝袋は持ってきていない。銀マットはあるが、整地していないのでかなりデコボコで寝にくい。テントの中でしばしぼおっとしていると、妙な音が聞こえてくるのに気付いた。タム、タム、タム、という、サッカーボールをリフティングしているような音。規則的に鳴っているようで、そうでもなく、少しズレたりする。フライシートが風であおられている音かと思ったが違う。もっと遠くで鳴っている。(こら何の音や?)ボケていた頭が少しずつ覚醒してくる。(マラドーナかな?外に出てマラドーナがおったらどうしよう?)えいっ!と外に出た。音はしていない。風の音だけが聞こえる。テントを調べたが、やはりそんな音はなっていない。?。見上げてみると、(おお…!)星空が広がっていた。煙草に火を点ける。月が明るいが、それでもかなりの数だ。(明朝は日の出が見られそうだ)期待してテントに戻った。するとまた、遠くでタム、タム…。??。

 3時過ぎ起床。テントをたたみ、日の出を待つ。結構寒いが、オレはこの時間が好きだ。辺りが明るくなり始め、オレはにわかに忙しくなる。色んな方角にレンズを向けてシャッターを押す。

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鷲羽岳と朝焼け雲。クリックすると拡大されます。

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槍ヶ岳のシルエット。クリックすると拡大されます。

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どっしりとした薬師岳。クリックすると拡大されます。

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穂高に朝日が差す。

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クリックすると拡大されます。

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4時50分、日の出。忙しさはピークに。山々の表情が一層豊かになる。

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朝陽を浴びる薬師岳。

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きれいな空。アクセントに登山者を入れてみた。

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この日の朝は、雲がいい感じ。

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鷲羽岳とダイナミックな雲。

名残惜しいが撮影を終え、下山開始。まず三俣山荘に行ってテントを張り、荷物を放り込む。休憩の後、軽装で鷲羽岳を目指した。

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三俣山荘から鷲羽岳を望む。

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鷲羽岳の登りより三俣山荘を振り返る。後に三俣蓮華岳と双六岳。

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イワウメ。

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鷲羽岳山頂到着。9時。

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鷲羽池と槍ヶ岳。ベタですいません…

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後立山連峰も見える。

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水晶岳と縦走路。

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バンダナショット未公開写真。

 山頂で半時間ほど過ごし、次は水晶岳を目指す。もったいないくらいの好天だが、前日の疲れが残っているのか足が重い。それでも北へ延びる稜線はいかにも気持ちよさそうだった。これは是非いっとかなければ!

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イワツメクサ。

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祖父岳と黒部五郎岳。

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ワリモ北分岐より水晶岳と薬師岳。

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 鷲羽岳と水晶岳をつなぐ稜線は花盛りであった。花達がそこかしこで競い合うかのように咲き誇っていた。

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イワベンケイ。

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ミヤマオダマキ。オダマキの花を見るといつも美川憲一の「おだまり!」を思い出す。

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リンドウ。

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水晶岳山頂到着。12時25分。

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イワカガミ。

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タカネスミレ。

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クラシックスタイルの登山者と出会った。

 帰りはワリモ北分岐で岩苔乗越に下り、黒部源流経由の巻き道を行く。

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黒部源流辺りから見た鷲羽岳。

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バイケイソウ。

 16時20分、三俣山荘に戻ってきた。テントをきちんと張り直し、中に入ってくつろぐ。かなり疲れていた。体を横たえ、目を閉じる。休んだ後、夕景の撮影に三俣蓮華岳に登ろうかな、なんて考えていたが、近くで騒ぐ声が聞こえてきた。宴会が始まったらしい。しばらく騒ぐ声を聞いていたが、オレは急に起き出し、テントを畳み、荷物をまとめた。別に宴会の人達に怒っているわけではない。ただオレは静かに過ごしたいだけだった。17時半、オレは三俣山荘を後にした。

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三俣山荘と鷲羽岳を振り返る。

〜すいません、つづきます…〜

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コメント

素晴らしい朝焼けの写真に綺麗な花たちと眺望で何時見ても感動します\(^o^)/ありがとう

越路さん、こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。
今回は雨男の私には珍しく、好天続きでいい景色が見られました。

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