比良縦走 北小松〜釈迦岳〜八雲ヶ原〜南比良峠〜打見山〜志賀 2010年1月10日〜11日
昨年よりお世話になっているアルパイン友の会での冬山入門講座が行われた。実技Ⅵ、 比良山縦走(テント泊)である。リーダーのH郎さん、あやさん、O氏、うずみんさん、ままりんさん、野猿さん、トリコローマさん、チョッパーさん、一休さん、ぱんださん、チョリオの11名の参加である。
JR北小松駅を9時半出発、最初のトップはぱんださん。若い。早い。ちょ、ほんま早いって…10時過ぎに滝見台で早くも休憩、息が上がってしまった…
最初は雪もまばら。
涼峠から私、チョリオとトップ交代。あやさんが「ゆっくり歩くんやで」と声を掛けてきた。「アネさん、分かってますって」
雪が多くなってきた。
ヤケ山を過ぎる。雪が深い。昼食を摂り、ヤケオ山へ。この間のトップはO氏だったか。この区間が一番キツかった。
深雪に見事にハマる一休さん。
ヤケオ山から釈迦岳へ。
釈迦岳直下の雪庇。
釈迦岳を過ぎてすぐに大きな建物が見えた。そこでワカンを装着。別に着けなくてもいいくらいの雪だが、せっかく持ってきているし、こういう時に練習しておいた方がいい。
ワカンを着けてもハマる時はハマる。
八雲ヶ原手前より琵琶湖が見えた。
八雲ヶ原は目の前。
幕営地の八雲ヶ原に到着。15時40分。整地を行い、テントを3張。夕食後、雑談、20時前には就寝した。寝る前に空を見上げると星が出ていた。明日はいい天気になりそうだ。
八雲ヶ原で幕営。
小さな焚き火を起こした。火はやっぱりいい…
翌朝5時半に目を覚ます。まだ暗いが外に出てみる。まだ誰も起きていないようだ。焚き火を起こしなおし、暖を取る。6時を過ぎてちらほら他のメンバーが起き出した。朝食の後、テントを片づけ、8時40分、出発。
金糞峠を過ぎた後、予定では堂満岳のピークに登るはずだったが、結局トラバース。10時半、南比良峠に到着。さらに荒川峠まで進んで休憩。私はワカンからアイゼンに履き替えた。別にワカンのままでも構わないが、せっかく持ってきているし。
杉の大木を縫って進む。
金糞峠より朝の余韻が残る琵琶湖を望む。
烏谷山を過ぎてしばらく進んだ所で、しんがりのリーダーH郎さんから「方角がおかしい」と声が上がった。私は慌てて地図とコンパスを出す。なるほど、南西に進むはずが、北に向かっている。一旦烏谷山まで戻り、そこで昼食。改めて地図とコンパスで道を確かめる。やはり間違えていた。なんてこともない、初歩的な間違い。ちゃんと確認していれば間違うはずもない。気持ちが弛緩し、油断していて、その確認を怠ったのが、悔しくてならない。
それにしてもいい天気。
野猿さんの額にプチ霧氷。
烏谷山を後にして葛川越、比良岳を越える。しばらく行くとあからさまに怪しげなツェルトが。そして青い垂れ幕に「カフェ アル友 営業中」の文字。今回体調不良で参加できなかったSina講師の臨時喫茶だった。温かいコーヒーとケーキが用意されており、甘党の私は大喜び。
元気になった所で一息に木戸峠へ。着いたぁ。ここからリーダーの提案でリフトに乗る。H郎さんは朝から足の具合が良くないようだ。しかしリフトに乗ると思いきや、チョッパーさんから声が掛かった。「チョリオさん、登るやろ?」「え?リフト乗らないんスか?」「まだ元気やろ。登ろうや。」「…へい」もちろん、まだ元気だったが、気持ちがリフトにいっていたのでえらく疲れた。打見山山頂。オレ、へとへと。
スキーヤーを尻目に登る。
アイゼンをはずし、レストランに入る。あったけー。ここからはゴンドラを使って下りる。緊張が緩んでくつろいでいると、チョッパーさんからまた、お声が。「歩いて下りるけど、チョリオさんも来るやろ?」「は?」ちょっと、待って。トイレへ行って顔を洗い、気持ちを引き締める。よし!もうひとふんばり!戻って、「さあ、行きましょう!」「いや、時間がないから、やっぱり止めとこう」なんだそりゃ…
気持ちのスイッチをオフにしたりオンにしたりと忙しかったが、結局ゴンドラに乗って下りてきた。志賀駅まで歩き、そこで解散。この後行われた京都での反省会(?)にも、もちろん参加した。
« ムスコと金剛山 10年1月7日 | トップページ | 厳冬期の八経ヶ岳・日帰り/単独 10年2月3日 »
「登山」カテゴリの記事
- ムスコとアカアシクワガタ採集&氷ノ山登山 21年8/22(2021.08.24)
- ムスコと八経ヶ岳に登る。21年8/10(2021.08.13)
- ムスコと常念岳へ。20年8/13〜15(2020.08.16)
- 釣り沢 9/22〜23(2018.09.29)
- 赤井谷 17年8/26~27(2017.09.01)
コメント