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2024年8月13日 (火)

息子と“イキヒラタ”採集 24年8/9-11

息子と壱岐島へクワガタ採集へ行ってきた。

壱岐島へは4年前の2021年に初めて訪れて以来、毎年行っている。


http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-104db6.html

↑初めての壱岐島遠征


クワガタ好きなら誰でも知っている、壱岐島は当に“クワガタパラダイス”なのである。

今回5度目の遠征なのだか、8月に行くのは初めてである。そして今年は全然雨が降っていなくて恐らくカラカラ、かなりの苦戦が予想された。

まあそれでも、行ってみないと分からない。我々は壱岐島へと向かった。


8月9日の昼前に島に到着、レンタカーを借りて出発。暑い!ものすごく暑い。大阪も暑いけど壱岐島も相当な暑さだ。

息子のナビに従ってポイントへ向かう。最初のアキニレ。やはりカラカラで樹液が涸れていた。やはり苦戦しそう…

2、3箇所回って空振り続き。暑さもあって少しテンションが落ちてきた頃。

「お父さん!」

息子の呼ぶ声。アキニレの根元でクワガタを発見。格闘の末、70mm程のイキヒラタクワガタをゲットした。

今回は(もう7センチ超えの大物は取れないかも)と考えてたので嬉しかったし、なにかホッとしたのだった。


私も息子もこの日が“勝負”と考えていた。というのも8月9日は金曜日の平日で他の採集者が少ないはずなのである。

今回は3日間の日程だが10日11日は土日でライバルが増えると予想される。なのでこの日に知っているポイントは全部回ってしまおう、と話し合っていた。


幸先よく70mmのイキヒラタが取れたけど、やはりヒラタクワガタの数は少ない。その代わりにノコギリクワガタが多く見られた。そしてカブトムシも多く、やはりヒラタクワガタは追いやられている印象だ。

各ポイントともなかなか大物がいなくてほとんどが60mmくらいの中サイズ。もっとも地元なら60mmなら十分大物なのだが。

日が沈んで少しは気温も下がったが蒸し暑く、少し歩くだけで汗が吹き出した。それでもろくに食事もせずにクワガタを追い求めた。


他の採集者のブログを見るとよく美味しそうな食事のことや観光のことも書かれていたりする。(せっかく◯◯に行ったのだから◯◯を食べないと!)とかいう風に。

ところが我々は観光どころか食事もまともに食べないことが多い。

我々が変わっていて、他の人がが普通なんだと思う。そもそも我ら親子は食に対してのこだわりがほとんどないし、お腹が減ってもまあまあ平気という性質。親子で良く似ていると思う

そんなわけでコンビニで買い出しと宿のチェックイン以外はずっとクワガタ採集。

その甲斐あって?“平田家ポイント”で73mmの大物が取れた。これは嬉しかった。よくぞいてくれた!、って感じ。


採集を終えて宿に帰ったのが2時。夕食のカップヌードルを食べて寝た。

翌日、サラリーマンの悲しさで7時に目が覚める。息子が目を覚ますまでほとんど眠れず、シャワーを浴びたり昨日捕まえたクワガタの写真を撮ったりして過ごした。

12時に息子起床。昼なので食堂で海鮮丼を食べた。ちなみにこれが今回唯一のまともな食事。この日は明るい内に新規ポイント探し。

暗くなって昨日見たポイントももう一度行ってみる。ほとんどのポイントで新たにヒラタクワガタが入っていたがサイズは小さくなっていた。

この日の夜は前日と比べて涼しく心地よい夜だった。また星が綺麗で、クワガタの成果が振るわなくとも息子と二人、真っ暗な大自然の中を歩いているだけで私は気分が良かった。


9時頃だったか。街灯下に2人の大人と1人の子どもの姿が見えた。

街灯に向かって捕虫網を振っている。(あ、ライバル…)と私は思いやり過ごそうとしたのだが、人見知りの息子が珍しく「声掛けよう」と言ってきた。

車をUターンさせて駐車、車を降りてその方々に話しかけた。

どうやら親子と虫取りガイドの人の3人組らしい。

子どもが取れたクワガタを見せてくれたので(おお!スゴイね!)と驚いてみせた。

ただ小さなタッパーに10匹くらいヒラタやノコギリ、オスもメスもまとめて入れてるのでかなりかわいそう。一番大きなヒラタクワガタが58mmくらいだった。

虫取りのガイドをしていると言うおじさんが我々を見て「あんたらも虫取り?そんな格好じゃ採集は無理」と注意してくださった。

7センチクラスのヒラタが10匹収まったケースを見せてマウント取ってやろうかとも考えたけど向こうは子どももいるし「はあ、気を付けます、ありがとうございます」とだけ答えて引き下がった。


2時。かなり眠い。体力も限界に近い。

息子が、昼間に見つけたポイントを訪れた。私は車で休んでいたのだが、そのポイントで息子は8センチ程のクワガタの死骸を見つけたそうだ。

別々になってクワガタを探していると、

「お父さん!」

また息子の呼ぶ声。慌てて行ってみると根元にデカいイキヒラタがいた。今回7センチ級のヒラタは何匹か見たけどそれらよりひと回り、いやふたまわりは大きい。

計ってみるとなんと76mmだった(後ほど息子が計り直して77mmだったらしい)。

思わぬ大物に2人で大喜び。身体は疲れ切っていたけど気持ちは昂ぶっていた。

宿に戻ったのが4時。どん兵衛を食べて寝た。


翌朝も7時に起床。シャワーをした後に二度寝。

11時に宿を出て新規ポイント探し。息子はまた新たにクヌギを見つけてはヒラタを捕まえていた。

最後に景勝地の猿岩を訪れる。壱岐島5度目にして初めての観光。

15時に港に戻り、壱岐島を後にした。

今回はカラカラの8月とあって大苦戦を予想。たしかに苦戦だったが終わってみれば77mmのイキヒラタを筆頭に7センチオーバーが8匹ほど。ノコギリの7センチも取れたし満足の成果。とても楽しい遠征だった。また来年も来れるかな?

2024年7月20日 (土)

奄美大島クワガタ採集 24年7/12-14

ムスコと奄美大島へクワガタ採集へ行ってきた。

本当はここ何年か毎年行っている“クワガタパラダイス”の壱岐島にいく予定だったが、天気予報が最悪だったので奄美大島に変更したのである。

はじめにムスコから「奄美大島どう?」と言われた時、実は私はあんまり乗り気ではなかった。

2月に沖縄に行ったし、私の中では(奄美大島は沖縄の劣化版)みたいなイメージだったのだ。

で、ちょっとネットで調べてみると…

アマミヒラタやアマミノコギリ、スジブトヒラタというカッコいいクワガタが“普通種”で、採集も比較的簡単とのこと。

更にはコクワガタ、ミヤマクワガタも亜種、更に更にシカクワガタ、マルバネクワガタ、ルイスツノヒョウタンクワガタといったレアキャラにも運が良ければ?会えるかも、とある。


まあ、初めて行くんやし、あんまり数の少ないクワガタは難しいやろうけど、アマミヒラタ・アマミノコギリ・スジブトヒラタの3種類は捕まえてみたい。

最初は見れるだけで満足、とか思ってたけど、いろいろ調べているうちに(こんくらいのん取れへんかな…)とか欲がでてくる。

そこでムスコと話をしてざっくり目標を決めた。

スジブトヒラタ=60mm

アマミヒラタ=65mm

アマミノコギリ=70mm

右も左も分からんのになかなか高望みやな、思う。

しかも2泊3日だけど滞在時間はたった46時間しかないのである。


それでも初めての奄美大島、親子とも期待に胸を膨らませて、いざ出発!

13時、奄美空港に着いたら何やら黒い雲。天気予報は晴れだったが、ここにきて私の“雨男”が発動したのか。

レンタカーを借りてすぐに土砂降りになった。14時。

…なんてこった…

雨が降って木が濡れると樹液が流されてしまう。クワガタもいなくなってしまうのである。

雨はスコールですぐに止んだがかなり濡れてしまった。

雨降りの弊害として、木を揺すってクワガタを落とす方法があるのだが、それが濡れた木だと水音だか落ちた虫の音だかが分からなくなる。そもそも本人がビショ濡れになってしまうのである。

そんなわけで、車窓から見る南国の雰囲気に我慢できない親子は「ちょっとあのタブ、見てみよう」とか言っては木を揺すってみてビショ濡れになって車に戻る、なんてことを繰り返していた。


いろんな景色や動植物に目移りしながらも最初の予定通りに進める。

そういえばいきなり“リュウキュウアカショウビン”を見ることができた。

低い柵の上に止まっていなのだが、あまりに派手な赤で、人工の置物と見間違えた。


https://youtube.com/shorts/-JsNr1tB0xY?si=kH8K8FbxiHLRPc3n


また、何か黒い小動物が急な斜面を上がって行くのを見たけど、あれは恐らくレアキャラの“アマミノクロウサギ”やったんちゃうかな。


さて。気持ちは昂ぶっているけれど、まだクワガタを見ていない。

奄美大島では珍しいのだが、ミカン畑でクワガタが取れるらしい。だからミカン農家さんに声を掛けて(畑に入らせてください)とお願いするのである。

明るいうちにいっぱい畑を回ってポイントを増やしておこう、というのが我々の作戦である。


ミカン農家の方々はみなさん親切だった。

(入っていいけどココにはいないよ〜)とか

(ああ、ハブに気をつけなよ〜)とか優しく話してくださった。


何件か回ったが、クワガタは取れなかった。

少し焦ってきた。日が長いとはいえ、もう少ししたら農家の方々は帰ってしまう。

これは!というポイントを抑えておきたい。


17時、しかしついにその時はきた。

1本のミカンの木、私の目に、デカいクワガタの姿が飛び込んできた。

見た瞬間、一気に興奮したが、とりあえず逃げられる洞とかもないし、捕まえずに置いておいて、ありったけの大声でムスコの名前を呼んだ。

叫びながらクワガタを見る。アマミヒラタだ。60mmは絶対越えてる。か、カッコいい〜!!

遠くでクワガタを探していたムスコが息を切らせてやってきた。

私の指差す方を向き(おお…)と漏らした後に私を見る。

我々は抱き合って「やった〜!!」と叫んでいた。嬉し過ぎて泣きそうなった。あんまり情を露わにしないムスコもかなり興奮している様子だった。無理もない。このクワガタはカッコ良すぎた。


改めて計ってみると65mmだった。いきなりアマミヒラタの目標達成である。

ちなみに言うと、“65mm”というサイズは特別大きなサイズではない。

“長さ”で言うと今回行きそびれた壱岐島のイキヒラタはもう70mm以上が当たり前で65mmだとムスコも既に興味を示さないくらい。

同じヒラタクワガタでもこのイキヒラタは細長く、アゴも長く、シュッとしていてカッコいい。反面、ちょっと弱々しいイメージもある。実際挟まれてもあまり痛くない。

我々が一番馴染みのある“本土ヒラタ”は65mmはかなり大物である。アゴが短く、身体が太く、ずんぐりむっくり。“野武士”のようなイメージ。挟む力は強力で挟まれたら涙が出るくらい痛い。

そして今回の“アマミヒラタ”。65mmは多分ちょっと大きめくらいのサイズだと思う。しかしその見た目は非常に凶暴な感じ。アゴが太くて下に湾曲している。内歯がアゴの真ん中くらいまで上がっていてそのアゴを大きく開いて威嚇している。

もう自分から「オレ、喧嘩強いで」言うてる感じである。

多分見慣れたらやっぱり本土ヒラタが一番カッコいいな、思うんやろうけど、こんな異国感たっぷりのクワガタを自分達の手で捕まえられたのが本当に嬉しかった。

畑の主はまだいらっしゃったので、お礼と夜も入らせていただく約束をしておく。


もうすぐ夜がやってくる。

我々親子の、長い長い夜だ。


20時。真っ暗ではないがもうほとんど暗い。

ミカン畑採集も少しは慣れてきた。

またアマミヒラタの60mmを捕まえ、念願のスジブトヒラタも捕まえることができた。


https://youtube.com/shorts/vx3PAKuxg0w?si=-V-B_iw4unlWZk7H


“スジブトヒラタ”は名前の通り背中に特徴的な筋があるクワガタである。

オスもメスもその模様がとてもカッコいい。

10年ほど前、クワガタ採集をムスコと始めた頃、飼育にも少しハマっていた。

幼少の頃の夢を大人になって果たす、というよくあることだが、海外のカブトムシやクワガタを通販で買っては愛でていた。

その時にたしかスジブトヒラタも買って育てた覚えがある。

鎧をまとったような外見とは裏腹に、性格は温厚で大人しく、樹液場ではアマミヒラタによくやられているらしい。


21時。アマミシリケンイモリ、なんかデカいカエル、デカいナナフシ、サソリモドキ。

そしてついにアノ生物、ハブと対面した。

ミカンの木の上でとぐろを巻いているのをムスコが見つけた。

ムスコは「2匹おるで」といっていたが、とぐろが2つに分かれているだけで、1匹のハブだった。

ゆうに2メートルは越えてるように見えた。かなり大きい。あんなんに噛まれたら、と思うと本当に恐ろしい。本土のマムシなんて比べもんにならない。


https://youtube.com/shorts/tb4XAoeVzzE?si=C85rZeMRc4J-JLJt


10時頃、ようやくアマミノコギリを捕まえた。ただしかなりちっこくてカワイイやつ。もっとカッコいいやつを捕まえたい。

ムスコがアマミシカクワガタを見つけた。

こいつは捕まえてはダメなやつで見るだけ。

見た感じコクワかスジクワみたい、ムスコは喜んでいたが、私はあんまり感動しなかった。


https://youtube.com/shorts/aa3SsoKSy-E?si=y9fN429tLPTGzlqW


2時、念願である大きいスジブトヒラタを捕まえた。58mm。いやあ、シブい。目標サイズには少し足りないけれど、それでもとてもカッコいい。

この後も頑張って採集を続ける。かなり眠いし、頭もぼ〜っとしてきた。運転の時はかなり意識して集中した。

しかし5時、ついにダウン。なにかの展望公園で車中泊、着いてすぐに寝た。


翌朝、8時に目が覚める。まだまだ寝たりないがすでに炎天下で、車がホカホカになってる。

この日は島の南の方へ移動してまたポイント探し。

お昼過ぎにはムスコも目を覚まし、ポイントを探す。

死骸がいっぱい落ちている木もあったり、なかなか期待できる。また、アマミノコギリの大きな死骸もあった。

アマミノコギリだけ、まだ大物を見ていない。


私はかなりの寝不足で途中で何度か仮眠をさせてもらった。

夕刻から夜へ。

しかし期待とは裏腹にクワガタは全然いなかった。

この日は雨も降らなかったし、すごく蒸し暑くて、いかにもクワガタが出てきそうな感じだったのに。

期待していた2箇所目も空振り、いっぱい死骸の落ちていた3箇所目もやっぱりダメだった。

ここで私の気持ちが切れてしまった。

もう朝方までゆっくり寝てからにしよう、そうムスコに提案した。

というのも、死骸がいっぱい落ちていたミカン畑のおじさんか、(クワガタは朝方が一番取れるよ、朝にまたおいで)と言っていたのが私の頭にずっと引っかかっていたのだった。


私はかなり眠いので適当な所で車を停めてそのまま眠った。

ムスコは、すぐには眠れなかったようだが夜中には寝ただろう。

朝の5時、目が覚める。助手席でムスコは眠っている。ちょっと声を掛けたけど全然起きない。

とりあえず一人でポイントに行ってみる。

やっぱり全然いない。次もダメ。そしてあの死骸いっぱいポイント。

おばさんはすでに起きて水をやっていた。挨拶をして畑に入らせていただく。やっぱり…いない…なんで?

おばさんは「いなかった?ごめんね」と別に悪くないのに申し訳なさそうされていた。いや、こちらこそなんかすいません。


しばらくしてムスコも起きる。早朝のポイント巡り。クワガタは全然いなかった。2人でがっかりしたけど、ま、仕方ない。


https://youtube.com/shorts/HY-RYCnH4rk?si=t49OCENcEA8z-KTe


島の北の方に戻る。ムスコに最後くらいなんか名物を食べようか、と提案。奄美大島は“鶏飯”というのが名物らしい。

ムスコが“みなとや”という店を見つけて行ってみた。開店30分前に着いたけど、すでに一組待っていて2番目。

けっこう待ってようやく入店。鶏飯はめっちゃ美味かった。というか奄美大島に来て初めてまともなご飯。

多分何食べても美味しかった思う。食後、レンタカーを返して空港へ。13時45分発の飛行機で大阪へと帰った。


3時過ぎに関空に着き、天王寺に着くのが5時頃になるので、ムスコに(お腹空いてる?夕食も一緒に食べよか)と提案。

天王寺で奮発してうな重を食べに行った。私が外食でうなぎを食べるのは初めて。でもなんか滋養に良さそうやったので。

そしてムスコにちょっと悪いことしたな、というのもあった。

別に謝ることでもないんやけど、今回私は自分の体力を過信していた。

気合と根性で二晩くらい半徹夜くらいイケルやろ、と考えていたけど全然ダメやった。

たしかに1日目はかなり頑張ったし成果もあった。あの後にもっと寝ておくべきやった。2日目は疲れ過ぎて夜もすぐに寝てしまった。3日目は早起きしたけど、もう帰る日なのでそんなに採集はできない。

できれば頑張って2日目の晩に北の方にに戻って、1日目に取れたポイントをまた巡ってみたら良かったのでは…

もう過ぎたことで無理なのだが、それをしていれば2日目も成果を挙げられたかもしれない。ま、しゃあないんやけど。


ムスコは元々無口であんまり話をしてくれない。

うなぎを食べながら、「奄美大島、楽しかったな」「うん」くらいのやり取りしかしない。

「またいつか行きたいな」「うん」

「今度はアマミノコギリの大歯、取りたいな」「あのアマミヒラタはカッコ良かったな」「ハブ、めっちゃ怖かったな」

今回は本当にかけ足で巡ったけれど、次はもうちょっとゆとりと計画性をもって来たい。

初めての奄美大島、かけ足やったけど濃密ですごく楽しかった。そしてまたムスコとの思い出がひとつ増えた。


2022年5月13日 (金)

ムスコとクワガタ採集 22年4/26・5/10

ムスコとクワガタ採りに行ってきた。

ムスコが“夢の国”と呼んでいるポイント。まあまあ遠いけど、この時期に成果を出すのは地元ではキビしい。ちょっと奮発して出発!


4/26。

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夜中に到着、早速採集。

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肌寒いけど、ムスコは半袖短パン。

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いい型のヒラタが捕れた。

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夜が明けても続行。

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朝方にダウン。雨が降ってきた。

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雨がマシになって再び採集。

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歴戦のツワモノ。

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全部で18匹のヒラタが捕れた。

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最大は惜しくも60mmに届かず。

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それでもこの時期にしては出来すぎ。大満足!


5/10。

まだ少し肌寒いが前回より温かい。期待が膨らむ。

ムスコに今回の目標を訊いてみると、62mmと意外にも控えめ。父は65mm採れるんちゃう?とちょっと欲張り。

今回は手前のポイントから。時間が限られてるのであんまり期待できないとこはとばしたいのだが、ムスコ曰く「いそう」とのこと。

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はたして…

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いた!

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なかなかの良型だが、惜しくも60mmに届かず。前回の最大サイズと同じ大きさ。

この他にも2匹のヒラタがいて、一本の木に3匹。ムスコのカン、冴えてる。

この後、一番良さそうなポイント、“死骸ゴロゴロポイント”へ。

ムスコが乗り込みライトを照らす。「おった!」。

私は動画を撮ろうとしたが、「お父さん、手伝って!」と慌てた声。

ケータイを置いておいて加勢、おお、大きいヒラタが挟まってる!

二人で10分?以上突き回してついに捕れた!

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堂々の66mm!この季節では驚異の大きさ!

動画も写真も撮れなかったけど、二人で協力して捕まえたクワガタなので愛着もひとしお。

結局この個体が今回の最大、ムスコはお持ち帰りしていた。

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この後も採集を続け、深夜に車中で仮眠。

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翌朝は6時半頃起床。眠い…

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ムスコ、ドヤ顔。

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ガンガン攻める。

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“秘技・挟まれ捕り”も健在。

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64mmの大物、今回2番目の大きさ。

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去年の夏の名残。

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昼以降はちょっとペースダウン。眠いし疲れてるしな。

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4時に終了。55mm以上の良型が7匹。全部で20匹以上のヒラタが採れた。

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今回ももちろん大満足!

2022年4月 1日 (金)

ムスコと沖縄へ。22年3/26〜28

ムスコと沖縄に行ってきた。

ホエールウォッチングをしてみたくて、過去二度行ったがいずれも天候不良で中止。今回は三度目の正直である。

前もって言ってしまうと、今回も天候は最悪。3日間でホエールウォッチングが可能な日はなかった。

到着してレンタカーを借りる。いきなり豪雨である。

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それでも辺戸岬の岩場へ行ってみた。もちろん、ビショ濡れ。でも行ってみてなんだかスッキリした。

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ついでにヤンバルクイナ展望台へ。

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宿泊は瀬底島の「もすらのたまご」さん。過去二度もココ。

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なんか落ち着く。

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スタッフさんが撮ってくれた。

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今回はお揃いでTシャツを購入。


翌日。朝から海へ。

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デカいカニを捕まえた。

https://youtube.com/shorts/gKE9CrxwuUY?feature=share

その動画。

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おなじみ?のボルダリング写真。

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ちっこいヤドカリ。

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午後からはパラセーリング。

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初体験。やや緊張…

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思った以上に楽しかった!これはまたやってみたい。

https://youtube.com/shorts/Twk80et63NI?feature=share


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夕食。

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お疲れさん。


3日目。

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なんかちょっとシンドイ。

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マングローブへ行ってみた。寒いからか生き物は少ない。トビハゼが少し。

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那覇で買い物。

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あっという間の3日間。

天気は悪かったけど、それでも楽しかったな!


2021年12月 9日 (木)

〜あっちゃんとお父さんの長い長い夏〜

今年のムスコとのクワガタ採集の記録を残しておこうと思う。

ムスコ、あっちゃん(もう“ちゃん付け”で呼ぶ年でもないが)とのクワガタ採りは10年程前に親子2人してすごく熱中した時期があったが、最近はほとんど行っていなかった。

近頃、私はクライミングに夢中だったが、今年はコロナ自粛でなかなかクライミングに行けなかった。

家族との外出はそれほど規制されてなかったので、ムスコを連れてクライミングにも出かけたが、どうもあっちゃんはなかなかクライミングに乗り気になってくれない。

「あっちゃん、何がしたい?」と訊くと「…くわとり(クワガタ採り)」との答え。


それで、山登りと旅行を兼ねて、4月3〜4日に妙見山とA島に行った。そのA島で小さなヒラタクワガタを捕まえたのが始まり。まだかなり寒かったので、まさか採れるとは思わなかった。かなり驚き。

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妙見山でポイント探し。

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桜満開、まだまだ寒い。

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A島で捕まえたマメヒラタ。

私は久しぶりのクワガタ採りだったが、ムスコのあっちゃんは以前から一人でポイント探しに出かけていたそうな。


次は1ヶ月経った5月3日。そろそろ温かくなってきたのでクワガタも動き出すかな、と思ってポイントを周るもほとんど採れず、かろうじてコクワガタが何匹か見かける程度。

しかし最後のヅカポで60mmオーバーのヒラタをゲット!

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-f49d8c.html

かなり嬉しかった。久しぶりにクワ採り熱が再燃したのはこの時だと思う。

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秘技“挟まれ採り”でヒラタゲット。

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挟まれてなお笑っているあっちゃん。


そして次回、5月14日の採集は私の中では一番印象に残っている。

K山ポイントにて76.8mmというバケモノヒラタを捕まえたのである。

https://youtu.be/5-9smPGvoXk

あんまりにも規格外のデカさで、親子共々興奮しまくっている。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-213908.html

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バケモノヒラタも挟まれ採り。

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この規格外のヒラタクワガタについては、野生のものではなく、放虫もしくは放虫された子孫という意見があると思う。

私だって実際ムスコが捕まえるのを見ていなかったら放虫だと疑うだろう。

これまで長い間この辺りのヒラタクワガタを相手にしていて、最大サイズは66mm。次が64mmで、62mmまでは結構採れるし、60mmオーバーなら100匹くらい採っているが、62mmを超える個体はなかなか出会えない。

それがいきなり70mm、それどころか75mmを超える大きなクワガタなんて…

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あっちゃんはこのクワガタに“ギネス”と名付け、今も大事に飼っている。

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左が76.8mmの「ギネス」。右のヒラタも60mmオーバーの大物だが、子供のように見える。


しかし、ムスコが捕まえたクワガタは紛れもなく“野生”のクワガタだった。大アゴも摩耗し、少なくとも半年以上、恐らく前年から越冬した個体である。

今まで放虫のクワガタは何匹か捕まえたことがあるが、それらは本当にあっさり捕まえられる。しかしこの個体は、ウロに巧みに隠れ、見つかっても踏ん張ってその姿もなかなか見られなかった。紛れもなく、素晴らしい“好敵手”だった。

あっちゃんとの闘いは1時間続き、ようやく採れたのだった。苦労したからこそ、その獲物を見て驚き、2人共言葉が出てこないのは動画を見ての通りである。


翌週もクワ採り。5/22〜23。この頃になるとかなり暖かく、クワガタもだいぶ活発に動き出す。

大きめのヒラタを何匹か捕まえたが、1本クヌギ裏ポイントにて、あっちゃんと2人で協力し、1時間程かかってようやくほじくり出せたのがすごく嬉しかった。62mmのヒラタクワガタだった。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-3b7697.html

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6/5〜6はA島へ。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-3512ac.html

4月にかなり期待できるポイントを見つけておいたので、大漁かと思いきやマサカのボウズ…

しかしその後、全く新規のポイントで60mmオーバーをゲット。

かなり取り難い上に指を血まみれにしながらも、なんとかほじくり出したムスコの執念が凄かった。

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格闘直後のムスコの指。

https://youtu.be/Zoz1ZnggGkM

その後も大物が何匹か、最大で66mmの超大物も採れた。

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そして興奮し過ぎ、ハッスルし過ぎた2人は、2日目ヌケガラのようになってしまった。


6/12は河川敷での採集に挑戦。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-68c8a1.html

これまでとは違う方法に戸惑ったが、結果的には良型のヒラタを何匹か採集できた。

https://youtube.com/shorts/uKuuV_HbprE?feature=share

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6/25〜26。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-805f2c.html

この日は夜から夜中、朝方までかけてずっと採集。私は疲れて車で寝ていると、あっちゃんから「オオクワガタ採れた!」と電話があった。

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オオクワガタのペアをゲット!

翌日も採集、ノコギリクワガタを狙って採りに行く。

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ノコギリクワガタ、佃煮できるくらい採れた。

https://youtu.be/YximXyTUbg4


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でもやはり、あっちゃんはヒラタを見たいというので最後にポイントに寄る。そしてきっちり60mmオーバーのヒラタクワガタを捕まえるムスコは本当に凄いと思う。



7/2〜4、初めて壱岐島へ。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-104db6.html

壱岐島には“イキヒラタ”という大きなヒラタクワガタがうじゃうじゃいる、という夢のような噂がある。

期待に胸を膨らませて行ったものの、全然採れず…そんなウマイ話、ないよな〜なんて思い始めた頃。

一本のタブノキでようやく65mmのイキヒラタをゲット!

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イキヒラタとしては普通のサイズだが、とても嬉しく、そしてなんかホッとした。

https://youtube.com/shorts/rAmP3kh1Q_8?feature=share

一匹採れて、なんとなくクワガタのいそうなポイントも分かり始める。

何匹か採れて、その後74mmという大物もゲットできた。

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イキヒラタはアゴの長いのが特徴。

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大物も何匹か採れた。

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https://youtu.be/cRntfgxwru0


7/17は妙見山へミヤマクワガタを狙って採りに行った。

ミヤマクワガタは、もちろん捕まえたことはあったが、狙っての採集は初めて。

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これも最初はなかなか採れなかったが、やってるうちに要領を得てきた。

まずまず大物も採れ、数も15匹程。帰りに大声を上げて泣いている兄弟がいたので、一匹ずつあげた。

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木を蹴り過ぎて足が痛かった。


翌週7/24もミヤマクワガタ採集。よく歩いた。

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7駅分歩いた。


7/31〜8/1、再び壱岐島へ。

前回よりポイントも分かっているし、要領も得ているのでバンバン採集する。

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60mmオーバーだけでも何匹も採れた。

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しかし最大は70mm止まり。前回を越えられなかった。


8/10、ヒメオオクワガタを求めて八経ヶ岳に登った。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-5f3da4.html


https://youtube.com/shorts/rrbGbJ-7PvI?feature=share

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しかしヒメオオには出会えなかった。


8/22、初のアカアシクワガタ採集。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-a15236.html

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行く途中に寄ったダムの外灯でアカアシゲット!

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最初はなかなか難しい。

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要領を得ると少しずつ採れはじめる。

https://youtube.com/shorts/teesExzHLhk?feature=share

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大きいのも採れた。

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51mmのアカアシクワガタはなかなかの大物らしい。

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この後、ヒメオオクワガタを求めて氷ノ山に登るも、採集できず。

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山小屋でこんな写真撮った。


9/4〜5、西方ポイントへ。

本当ならまた高山種狙いに行く予定だったが、天気が悪そうなので西方のポイントへ変更。

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-152e81.html

http://cholio.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-314535.html

このポイントは、別に行ったこともなかったし、クワガタがよく採れるといった噂も聞かない。ただ、なんとなく、行ってみたのである。

この前の週にもクワガタ採集に行っているが、うすら寒くマメヒラタが2匹しか採れなかった。

もう秋だし、あまり期待もせず、ダメなら観光して帰ろう、と考えていた。

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しかしあっちゃんの嗅覚は素晴らしい。ポイントを見つけて大物ヒラタをゲット。

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64mm!まさか9月になってこんな大物が採れるとは。

https://youtube.com/shorts/xkB7Fvm1Ho0?feature=share

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コクワガタの50mmも採れた。

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2日目はなんとさらなる大物が!!

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驚愕の70mm!!


https://youtu.be/8jnOQ4ICYKE

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2日間で60mmオーバーが8匹、採れ過ぎ!

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大満足の採集旅行だった。


9/11、三度、ヒメオオを求めて。ようやくメスが一匹だけ採れた。

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9/18、再び西方ポイントへ。

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https://youtube.com/shorts/K_k2mrrspbk?feature=share

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夕方からA島へ。

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今回も大漁。


9/25、ヒメオオを求めて。なんとかオスを一匹、採りたかったけど、

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結局捕まえられなかった。

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また来年、やな。


そして10月からは自粛も明け、私はクライミングを再開。あっちゃんは寒くなっても時折、採集やポイント探しに出かけているようだ。

今年はコロナ自粛のせいで大好きなクライミングになかなか行けなくなった。しかし、そのおかげでムスコとのクワガタ採集を再燃することができた。

あっちゃんとの採集は、本当に夢のように楽しかった。そう思うと、私にとってコロナも悪くはなかったのかもしれない。

2021年9月 5日 (日)

ムスコとクワガタ採集西方遠征② 21年9/4〜5

翌朝、私は7時に目が覚めた。

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ムスコは動く気配なし。寝かせておく。

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ヒマなので昨日捕まえたクワガタで撮影会。

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ノコギリクワガタ。かっこいい。

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ヒラタクワガタもかっこいい。


9時を過ぎてようやく起きたムスコ。まだ眠そう。


ちなみに我ら親子のジンクスその②。前日ハッスルしてかなりいい結果を得ると翌日はヌケガラになってグダグダになる。というもの。

今回も目星をつけていたダム湖の湖畔に、ウロのあるアベマキを見つけて中型のヒラタを採ったり…

林道沿いの細クヌギでまたヒラタを捕まえたり…

するのだが、全然ノッてこない。


今度こそ観光に変更しようか?と滝を見に行ったりして観光っぽく。

・・・といった感じのグダグダした空気を一気に吹き飛ばす“事件”がこの後に起きる。

民家そばに生えていた2本のアキニレ。左のアキニレでそこそこの型のヒラタが4匹、ウロウロ散歩していた。

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ヒラタのくせにウロに入らずに堂々と歩き回っているとは…壱岐島ではよく見られた光景だが…新成虫の出る初夏ならひょっとしたら…それくらいの衝撃。もちろん、グダグダ感は吹き飛び、興奮して声が上ずる。

さて、次は右のアキニレ。蔦が覆っていて、コクワばかり、と油断してたらいきなりバカでかいヒラタをムスコから渡された。

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あまりのデカさに私はうろたえてしまったが、ムスコは「もう一匹おんねん」と、冷静にヒラタを狩っていた。

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もう一匹も採れた。

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70mm!!でかい!!

2人で大歓喜!

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記念撮影。

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2本のアキニレ。


海沿いまで下りてきた。オニヤンマ捕まえた。

暑かったのでムスコに泳ぐか?と訊いたけど採集をしたい、とのこと。

しばらく車を走らせ、アキニレがあればのぞいていく。

ムスコを先に降ろし、車を駐車していると、ムスコから電話。

「当たりや!お父さん、リュック持ってきて!」

だいぶ興奮している。道具の入ったリュックを持って行ってなかったらしい。息を切らせてムスコのそばに行ってみると、イイ感じのアキニレ。

ウロがいくつもあって樹液も出ている。ムスコは慣れた手付きで次々と良型のヒラタをほじくり出していく。

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お久しぶりのネブトクワガタも2匹いた。

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隣のアキニレもいい感じ。下のウロで大型!67mmをゲット!

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この後も海沿いのアキニレで。

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鳥にやられた?ノコギリクワガタ。

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身体が痛くなりそうな姿勢…残念ながらここのポイントはムスコの根負け、ヒラタの勝ち。

この後、コナラで60mmオーバーのヒラタを苦労してゲット。


あんまり人の来てなさそうな展望台に寄ってみる。

つかの間の観光気分。


この後、急いで残りのポイントを回るが時間切れ。


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最後に元のポイントに寄ってクワガタを逃してやる。

60mmオーバーのヒラタが7匹!

最大は70mm!2番目が67mm。コクワも50mm。

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もうこれ以上ない、楽しい、充実した採集だった!

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帰りに寄った、70ヒラタのいたアキニレ。


思えば元々岐阜の山へ高山種を採りに行く予定やった。それが急な予定変更。当に災い転じて福となす、でした。

2021年9月 4日 (土)

ムスコとクワガタ採集西方遠征① 21年9/4〜5

ホントはヒメオオクワガタ、高山種を採りに行く予定だった。が、天気予報は雨続き。

行先を西の方にして、ヒラタクワガタ狙いに変更。

その場所は、別にクワガタがよく採れるという噂はない。なんとなく、前から(いいかもしれない)と思っていただけである。

今回は観光かなあ、と内心思っていた。季節は9月、まだ暑いとはいえ、先週和歌山では既に時折薄ら寒く、クワガタもマメマメヒラタが2匹とシブ過ぎる成果だった。

コクワガタはいっぱい、カブトムシの死骸もいっぱい。虫の音もいつの間にか賑やかに、なんだか一気に秋の感じを強く感じた。

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ほんとにかわいいマメマメヒラタ(♂)


レンタカーを借り前夜に出発、手前のSAにて車中泊。目を閉じると雨の音…が、どんどん強くなる…そのうち雷も鳴り出し、ケータイが注意喚起のアラームを鳴らす。車の屋根を叩く雨音がすごい。にぎやかでなかなか寝られない。


それでもいつの間にか眠り、起きたら雨は止んでいた。だいぶ寝坊したけど出発。


最初のポイント。クヌギを見つけるもビシャビシャ。アキニレも見て回るがクワガタの気配がない。

やはりもう終わってるのでは?観光に切り替えるか?

しかし、さすがのムスコ、いい感じのクヌギ林で63mmのデカヒラタをゲット!

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60mmオーバーなんて1匹でも採れたら上出来、と思っていたから私は一気に有頂天に。

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…しかしこの大きなヒラタも、ほんの序章に過ぎなかった。


我ら親子には、あるジンクスがある。それは、しょっぱなに大物が採れたらそれ以降はショボい結果になる、というものだ。

今回もそんな話をしながら、ポイントを探して回る。全然ダメ。コクワばかり。既に昼を過ぎ、西日が差し始めている。コリャ明日は観光かな?

また移動。ムスコが車を停めてと言う。アキニレが生えてた。気がつかなかった。何の変哲もないアキニレ。しかしムスコは何かを感じたという。

そしてそのアキニレから63mmと55mmのヒラタを採集、スゲー!

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63mmと55mm、嬉しかったので記念撮影。

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この後、アキニレが並んでいる林を見つける。

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“当たり”のアキニレが多く、また63mmのヒラタをゲット。

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調子づいたムスコは止まらない。その後もどんどんヒラタをほじくり出していた。

バカでかいヒラタの死骸がいくつか落ちているアキニレもあった。6月に来ていれば…?

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最近は挟まれても平気?

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こんな感じのセミの死骸、いっぱい見た。

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一日目の採集、終了。


予約した宿へ移動。

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宿で夕食。近くのスーパーで買ってきた。

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夕食後は捕まえたクワガタを計測。

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何気にかなりレアな50mmのコクワガタ。

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ヒラタクワガタは63mmを3匹、50mmUPは10匹以上採れた。大きめのノコギリクワガタも採れた。

思いの外たくさん採れたが、さすがに9月、符節が取れたり大アゴが欠けたり磨耗している個体が多かった。


二人とも疲れている上、前夜は寝不足だったので、早めに眠りについた。

〜つづく〜


2021年8月24日 (火)

ムスコとアカアシクワガタ採集&氷ノ山登山 21年8/22

アカアシクワガタを、私は見たことがなかった。ムスコは以前、メスを捕まえたことがあるらしい。

標高1000m辺りの涼しいところに棲んでいて、大阪人にとってはちょっと珍しい種である。

憧れもあって、ムスコと採集に出かけたのが前回の八経ヶ岳。ボウズだった。もう一度下調べをし、どうも氷ノ山辺りがいいらしいことが分かった。

秋雨前線の影響で天気予報はかなり悪い。小雨の降る中、土曜日の夜に出発。

兵庫県をどんどん北上、途中のダムに立ち寄る。灯火に集まるクワガタを採るためだが、この雨ではきっとアカンやろう…

「アカアシおった〜!」とムスコ。

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おお!ホンマに赤い!初めて見た!幸先良し。テンション上がる!

氷ノ山近くの林道に入ったが、あまりの酷い道で予定していた場所へは辿りつけず。

途中で車中泊する。雨が結構降っている。明日は採集無理かなぁ…


翌朝、6時頃に目が覚めた。ムスコは先に起きていて辺りを散策している。

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ヤナギの木は見つけたが、クワガタはいなかったらしい。

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来た道を引き返しながら、ヤナギを見つけてはクワガタ探し。

私が車でゆっくりしていると、コーフンしたムスコが「アカアシや!当たりの木や!」満面の笑顔で伝えてくれた。

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その木は背の低いヤナギだったが、数匹のアカアシクワガタ、大きめのノコギリクワガタのペアがいた。二人で大喜び!

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アカアシクワガタ。腹と脚の付け根が赤い。

この後も車からヤナギを見つけては停めてクワガタ探し。

そのうち、ムスコが蹴った一本のヤナギから大きめのアカアシクワガタが。

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計ってみると51mm。

私は(へえ、大きいな)くらいの感想だったが(まだ数匹しか見てないし)ムスコ曰く100匹に1匹くらいの珍しさらしい。

ムスコも知っていたわけではなく、SNSで知り合った方からの情報らしい。

「ヤフオクで5000円くらいで売れるらしいで」と嬉しそうに話していた。


さて、アカアシの方はまずまずの結果を得た。次はヒメオオ狙いで山登りすることにした。

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氷ノ山登山口。

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今にも雨が降りそう。

登って行くと杉林からブナ林に変わり、とてもいい雰囲気。ヒメオオを探すもほとんど手掛かりもなく、空振りばかり。

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もうすぐ山頂。

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なんとか雨に降られる前に登頂。

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山頂から。

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こんな写真も撮ってみた。

下山中もクワガタ探し。しかし目当てのヒメオオクワガタは見つけられず。

ミヤマのメス2匹とスジクワのメス2匹という渋すぎる結果。


下山してからもクワガタ探し。雨は降ったり止んだり。

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ナナフシ。

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アカアシペアを追加。

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アカアシクワガタは10匹程採れた。満足!

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ムスコ、帰りはダウン。大活躍やったな、お疲れさま。

2021年8月13日 (金)

ムスコと八経ヶ岳に登る。21年8/10

ムスコと久しぶりに八経ヶ岳に登ってきた。

調べてみると、前回は2009年、12年前だった。

ムスコは5歳、とてもかわいかった。私は40歳程、今から考えるととても元気でテントや二人分の食料・水、そしてムスコが動けなくなるとソレもザックに放りこんで平気で歩いていた。


https://plaza.rakuten.co.jp/yunchol/diary/200907150000/


ちなみに今では、自分の飲み水もムスコに持ってもらう体たらくぶりである。

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行く途中の灯火でノコギリクワガタゲット。


登山口で仮眠。出発しようとしたら雨が降ってきて、さらに仮眠。この日は台風一過で風も強かった。

雨も止みようやく出発。3時頃。

暗い中、急登1時間で縦走路出合へ。

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出合。まだまっ暗。

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少し明るくなってきた。

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懐かしい天理大WVの看板。今は道がしっかりして立札も多いけど、以前はこの看板しかなかった。

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聖宝ノ宿跡。ムスコ曰く「おっちゃんとこ」。

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かわいい小鳥、つかまえた。

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弥山へは長い階段。

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弥山到着。6時半。

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12年前はこんなん。

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さらに半時間歩いて7時、八経ヶ岳山頂!

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まっ白で景色は見えず。

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12年前はこんなん。

帰りはヒメオオクワガタやアカアシクワガタを探しながら下山。残念ながら見つけられなかった。

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トリカブト。

11時頃下山。


この後、林道でクワガタを探す予定だったが、二人共寝てしまい、起きたら夕方。

結局クワガタ探しもあまりできずに帰宅。

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帰りのローソンでノコギリクワガタゲット。

今回は“ノコに始まりノコに終わる”。

2021年7月 4日 (日)

ムスコと“イキヒラタ”を採りに行く 21年7/2〜4

壱岐島にはデカいヒラタクワガタが棲んでいる。ということは聞いたことがあった。

しかもその大物が、カンタンに大量に採れる、らしい。

かなり眉唾ものだが、せっかく休みが取れたので、ムスコと行ってみることにした。

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天気予報はかなり悪くて、ほとんどずっと雨。ただ、到着した金曜日は降っておらず、早速レンタカーで採集へ!

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しかし、ほとんど何の情報もなしでの採集はかなり困難。我々がいつも相手にしているクヌギはほとんど見当たらず。

YouTubeの情報によれば“アキニレ”と“タブノキ”がいいらしい。とは言うものの、どちらの木も不慣れだ。アキニレはまだ何となく判るのだが、タブノキが分からない。動画等を参考にするが、やはり実践の経験がないので、かなり難しい。

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アキニレの林でようやくコクワ一匹…

この時点で既に昼過ぎ。かなり焦る…

(やはりヒラタうじゃうじゃなんてウソやろう…)

(樹木が違うのか?時期が悪いのか?まだ寒いのかも…?)

未経験なので、いろんな悪い予感が頭を巡る。

車を走らせ、アキニレを見つけたら降りてチェック。

このアキニレもダメだった…が、隣の木でムスコがクワガタを発見した。

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その木がタブノキだった。

https://youtube.com/shorts/rAmP3kh1Q_8?feature=share

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ムスコとクワガタとの格闘は10分ほど続いたが、無事にイキヒラタをゲット!

初のイキヒラタ、65mm程のビッグサイズ!だが、ここではこのサイズは普通らしい。

ちなみに、このタブノキは我らからこの後3日間“神のタブ”と呼ばれ、この後もこの木で何匹もヒラタをゲットさせてもらった。タブで採集できたのはこの木だけで、他のタブでの採集はできなかった。

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ようやく調子がでてきた。

民家より若干近めなアキニレでは樹液が出ていて、ここでも多くのイキヒラタが採れた。

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今回のレコードサイズ、74mmを捕まえたのもこのポイント。

一度宿に行って一休み。捕まえたクワガタ達を愛でる。

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しばらく休んで、夜の採集へ。

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ちっこいのも…

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デカいのも採れた。

宿に帰ったのは0時前。かなりフラフラ。


翌朝、ムスコに叩き起こされる。

早朝から新しいポイント探し。

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しかし見つかったのは1か所だけ。

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なかなかいいサイズ。

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そうこうしていると、懸念していた雨が降ってきた。

ポイントを2箇所ほどのぞいて、スーパーへ行き、昼食、仮眠。

15時を待ってようやく宿へチェックイン。

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いい感じの宿だった。

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100均で買ったノギスでサイズを計る。74mm!デカい!

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デカヒラタをモデルに写真撮影。

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いい感じ。

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ムスコもすっかりくつろぎモード。


18時、夕食を食べに出る。そのまま採集へ。

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今まで見つけたポイントを巡る。

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また新たにヒラタが採れる。

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“普通サイズ”と言っても、我々からすれば“年に数匹”のサイズ。

翌朝は手短にポイントを巡る。ムスコは持ち帰り以外のクワガタを逃してやっていた。

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お疲れのムスコ。帰りの船にて。

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